セールロンダーネ山地
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セールロンダーネ山地 | |
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所在地 | 南極大陸 |
位置 | 南緯72度05分 東経25度00分 / 南緯72.083度 東経25.000度座標: 南緯72度05分 東経25度00分 / 南緯72.083度 東経25.000度 |
プロジェクト 山 |
セールロンダーネ山地(英: Sør Rondane Mountains)は、南極大陸にある山地。
概要
[編集]1937年にノルウェーのLars Christensen調査隊が発見し、ノルウェーの国立公園にもなっているロンダーネ山地から命名されたもので「南のロンダーネ」を意味する。昭和基地の西方約600キロメートルの南緯72度5分、東経25度付近に位置する四国ほどの面積の山地で、標高1,000メートルから3,000メートル級の山が連なる[1]。最高峰は2,996メートル。山地は6〜5億年前にゴンドワナ大陸の衝突によって形成されたと考えられている[2]。
大陸のほとんどを氷床に覆われる南極にあって数少ない露岩地区であり、近年も日本の南極観測隊が複数回の地学調査を行なっている。
山地はその周囲を多数のクレバスに囲まれており、1989年1月13日には日本隊の隕石探査チームの雪上車がクレバスに落下する事故も発生している[3]。
国立極地研究所南極地名委員会の定める標準カナ文字表記では、中黒のつかない「セールロンダーネ」である[4]が、日本語文献では表記のぶれがあり、「セール・ロンダーネ」と中黒つきで記される場合もあり、「セロンダン山脈」と表記した例もある[5]。
領有権
[編集]南極条約によって凍結されているが、ノルウェーはセールロンダーネ山地を含むドロンニング・モード・ランドの領有権を主張している。
脚注
[編集]- ^ 国立極地研究所南極観測センター『南極観測隊のしごと 観測隊員の選考から暮らしまで』岩波書店、2014年、148頁。ISBN 978-4-425-57071-3。
- ^ 国立極地研究所:セール・ロンダーネ山地地域 地質調査計画
- ^ 「極限・隕石探査 秋田大OBの軌跡 - 魔のクレバス帯 最終目的地前に遭難 大量採集後に落とし穴」『さきがけonTheWeb』2009年10月1日。オリジナルの2012年9月15日時点におけるアーカイブ。
- ^ 国立極地研究所「南極地名委員会報告―新たに命名された地名,これまでに付与された地名,及び外国語地名の標準カナ文字表記―」『南極資料』第33巻、第1号、104頁、1989年3月。doi:10.15094/00008622。ISSN 0085-7289。
- ^ 「セロンダン山脈」『ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典』 。コトバンクより2024年10月11日閲覧。