センリョウ
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センリョウ | ||||||||||||||||||
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![]() センリョウ(大阪府、2006年10月)
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分類 | ||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||
Sarcandra glabra | ||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||
センリョウ(仙蓼 / 千両) |
センリョウ(仙蓼 / 千両、Sarcandra glabra(Thunb.) Nakai)はセンリョウ科の常緑小低木。別名クササンゴ(草珊瑚)。冬に赤い果実をつけ美しいので栽培され、特に名前がめでたいのでマンリョウ(万両)などとともに正月の縁起物とされる。
特徴[編集]
高さは50~100cm。葉は対生。花は黄緑色で7~8月頃に咲き、茎の先に穂状花序をつくる。花には花被がなく、花軸に緑色の雌しべが付き、その側面に薄緑色の雄しべが直接出る変わった姿でをしている。果実は液果で10月頃から赤く熟し、翌年2月頃まで見られる。
被子植物であるにもかかわらず、維管束の木部は導管でなく、裸子植物同様の仮導管から構成されている。花の構造の特殊性と共に、この植物の原始性を表す特徴と考えられる。
分布と生育環境[編集]
東アジア~インドに分布する。日本では南関東・東海地方~九州・沖縄までの比較的暖かい常緑樹林下に自生している。