セルジーン

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セルジーン・コーポレーション: Celgene CorporationNASDAQ: CELG)は、がんや炎症・免疫性疾患の領域における医療用医薬品の研究開発・販売を行うバイオテクノロジー企業。アメリカ合衆国ニュージャージー州Summitに本部を置き、世界30カ国以上で事業を展開している。日本法人はセルジーン株式会社

沿革[編集]

1986年、化学製品メーカーのセラニーズの研究開発チームのメンバーであったDavid StirlingSol Barerを中心に、バイオテクノロジー事業を行う企業として、同社からのスピンオフにより設立された[1]。翌年NASDAQで株式を公開、1992年ロックフェラー大学からサリドマイドの使用に関するライセンスを取得、1995年アメリカ食品医薬品局よりサリドマイドに関する拡大アクセスプログラムの承認を受け、1998年には同局より市場における使用を承認された[1]

2000年代以降は企業買収を積極的に行い、2003年、生物学的療法研究企業のAnthrogenesis Corporationを買収[2]2008年コロラド州に拠点を持ち血液がんの新薬に実績を持つPharmion Corporationを買収[3]2010年マサチューセッツ州に拠点を持つ抗がん剤メーカーのGloucester Pharmaceuticals Inc.[4]ロサンゼルスに拠点を持つバイオ医薬品メーカーのAbraxis BioScience Inc.を相次いで買収[5]2015年サンディエゴに拠点を持つバイオ医薬品メーカーのReceptos Inc.を買収[6]2018年、キナーゼ阻害剤の開発に実績を持つImpact Biomedicines[7]シアトルに拠点を持ちCAR-T細胞療法に実績を持つJuno Therapeutics Inc.を相次いで買収した[8]

2019年1月、ブリストル・マイヤーズ スクイブがセルジーンの買収を発表、2019年第3四半期に買収完了予定となっている[9]

日本法人「セルジーン株式会社」(Celgene K.K.)は、2005年に設立され、東京(JPタワー)にオフィスを持つ。

脚注[編集]

  1. ^ a b Celgene History” (英語). Celgene Corporation. 2019年6月9日閲覧。
  2. ^ Celgene completes Anthrogenesis deal” (英語). The Pharma Letter (2003年1月20日). 2019年6月9日閲覧。
  3. ^ Celgene to buy Pharmion for $2.9 billion” (英語). ロイター (2007年11月19日). 2019年6月9日閲覧。
  4. ^ Celgene to Acquire Gloucester Pharmaceuticals in Cancer-Drug Deal” (英語). ウォール・ストリート・ジャーナル (2009年12月8日). 2019年6月9日閲覧。
  5. ^ Celgene to buy Abraxis BioScience for $2.9 billion” (英語). ロイター (2010年6月30日). 2019年6月9日閲覧。
  6. ^ Celgene to buy Receptos for $7.2 billion; gains promising drug” (英語). ロイター (2015年7月15日). 2019年6月9日閲覧。
  7. ^ U.S. Biotech Firm Celgene to Buy Impact Biomedicines for up to $7 Billion” (英語). フォーチュン (2018年1月8日). 2019年6月9日閲覧。
  8. ^ Celgene Completes Acquisition of Juno Therapeutics, Inc., Advancing Global Leadership in Cellular Immunotherapy” (英語). Business Wire (2018年3月6日). 2019年6月9日閲覧。
  9. ^ 米ブリストル・マイヤーズ、セルジーン買収で合意-約8兆円規模”. ブルームバーグ (2019年1月3日). 2019年6月9日閲覧。

外部リンク[編集]