セット・オン・ユー

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セット・オン・ユー
ジョージ・ハリスンシングル
初出アルバム『クラウド・ナイン
B面 レイ・ヒズ・ヘッド
リリース
録音 1987年
オックスフォード、Friar Park Studios
ジャンル ロック
時間
レーベル ワーナー・パイオニア/ダーク・ホース
作詞・作曲 ルディ・クラーク
プロデュース ジョージ・ハリスン
ジェフ・リン
チャート最高順位
ジョージ・ハリスン シングル 年表
アイ・ドント・ウォント・トゥ・ドゥ・イット
(1985年)
セット・オン・ユー
(1987年)
FAB
(1988年)
ミュージックビデオ
「Got My Mind Set on You」 - YouTube
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セット・オン・ユー」(Got My Mind Set on You)は、ルディ・クラーク (Rudy Clark)によって書かれ、もとは1962年ジェイムス・レイ (James Ray) が録音した曲である。(原題は「I've Got My Mind Set on You」である。)1987年にジョージ・ハリスンが原曲に大幅なアレンジを加えてカバーした。

概要[編集]

ビートルズのメンバー、ジョージ・ハリスンによるアルバム『クラウド・ナイン』からのカバーがBillboard Hot 100において大規模なプロモーションの効果もあり、1988年1月に1位を達成した[1]。ビルボード誌1988年年間ランキングでは第5位。イギリスでも4週連続2位を記録した[2]。ジョージ・ハリスンとエレクトリック・ライト・オーケストラのメンバー、ジェフ・リンがプロデュースしたこの曲はハリスンにとって3曲目にして最後のアメリカにおけるソロでのナンバーワン・ヒットとなった(1970年の「マイ・スウィート・ロード」、1973年の「ギヴ・ミー・ラヴ」に続く3曲目)。曲はまた、現在に至るまで、ソロになったビートルズのメンバーがアメリカにおいて取った最後のナンバーワン・ヒットとなっている。United World Chartでは2位で、トップの座はジョージ・マイケルの「Faith」に取られてしまった。

B面曲「レイ・ヒズ・ヘッド」はハリスンの作曲で、元は1981年のアルバム『想いは果てなく〜母なるイングランド』に収録される予定だったが、ワーナーの意向で没となり、本シングルで日の目を見た。シングルの12インチ版には「セット・オン・ユー」の延長版が入っている。本シングルは日本のみでCD化されていた。(7”同様2曲入り)

前作は商業的に大失敗したことや、引退をほのめかす発言をしていたことから、今回のヒットにより、音楽史上最大のカムバックと称された。

原曲は、黒人歌手によるマイナーな曲ではあったが、ゲイリー・ライトがこの曲を知っていたことによって録音され、息子のダーニ・ハリスンが気に入ったことでシングルカットされるなど、偶然が重なって発売されたシングルだといえる。

ミュージック・ビデオ[編集]

この楽曲には、2種類のミュージック・ビデオが存在する。

一つは、若き日のアレクシス・デニソフが主演のもの。ゲームセンターを舞台に、若い男性が意中の女性のためにUFOキャッチャーの景品であるバレリーナの人形を取ろうとトライするというもの[4]。なお、この映像の中に登場する映写機の中で、ジョージやバンドメンバーの演奏シーンが映し出されている。

もう一つは、研究室の中でジョージが椅子に座ってギターを弾きながら歌うというもの[5]。曲が進むにつれて、研究室の中の家具が動いたり、ジョージがバク転をしたり(スタントによるもの)、踊ったりする。

収録曲[編集]

7インチシングル

  1. セット・オン・ユーGot My Mind Set on You)[3:51]
  2. レイ・ヒズ・ヘッドLay His Head)[3:51]

12インチシングル

  1. セット・オン・ユー (エクステンディッド・ヴァージョン)Got My Mind Set on You (Extended Version))[5:17]
  2. レイ・ヒズ・ヘッドLay His Head)[3:51]
  3. セット・オン・ユーGot My Mind Set on You)[3:51]

カヴァーとその他パロディ[編集]

ハリスン版の曲はアル・ヤンコビックのアルバム『FAT -Even Worse-』において「(This Song's Just) Six Words Long」としてパロディにされた。

カナダのティーンドラマ「Degrassi: The Next Generation」(80年代のヒット曲をエピソードの題名にすることで有名である)において、この曲はエピソードの題名に使われた。

この曲は1990年の映画『リトル・ダイナマイツ ベイビー・トークTOO』(Look Who's Talking Too)に使用された。

2006年、Robbie Wyckoffという歌手によって歌われたカバーが日本の会社アサヒビールのテレビコマーシャルに使われた。

2012年、Damien Leithによるカバーが発表された。

チャートの成績 (ジョージ・ハリスン版)[編集]

チャート (1988年) 最高順位
Billboard Hot 100 1[1]
オーストラリア・Kent Music Report 1
イギリス・シングルチャート 2[2]
ドイツ・シングルチャート 7
オーストリア・シングルチャート 8[6]
スウェーデン・シングルチャート 10[6]
ノルウェー・シングルチャート 10[6]
スイス・シングルチャート 11[6]
フランス・SNEP Top 100シングルチャート 19[6]
日本・オリコンシングルチャート 64[3]
United World Chart 2

脚注[編集]

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注釈[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b c George Harrison - Chart Archives on the Billboard Hot 100
  2. ^ a b c George Harrison - Chart Archives in the UK
  3. ^ a b George Harrison - Chart Archives on the Japanese Oricon Top 100
  4. ^ George Harrison - "Got My Mind Set on You [version 1: nickelodeon]"”. mvdbase.com. 2018年12月27日閲覧。
  5. ^ George Harrison - "Got my mind set on you [version 2: chair]"”. mvdbase.com. 2018年12月27日閲覧。
  6. ^ a b c d e austriancharts.com George Harrison - Got My Mind Set On You
先代:
ホイットニー・ヒューストン「やさしくエモーション(So Emotional)」
Billboard Hot 100 ナンバーワンシングル
1988年1月16日
次代:
マイケル・ジャクソンザ・ウェイ・ユー・メイク・ミー・フィール