セット・オン・ユー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
セット・オン・ユー
ジェイムス・レイ英語版 with ハッチ・デイヴィ・オーケストラ・アンド・コーラスシングル
B面 オールウェイズ
リリース
規格 7インチシングル
録音 1962年
ジャンル ロック
時間
レーベル ダイナミック・サウンド
作詞・作曲 ルディ・クラーク英語版
プロデュース ハッチ・デイヴィ英語版
テンプレートを表示
セット・オン・ユー
ジョージ・ハリスンシングル
初出アルバム『クラウド・ナイン
B面 レイ・ヒズ・ヘッド
リリース
規格 7インチシングル
録音
  • 1987年
  • オックスフォード、Friar Park Studios
ジャンル ロック
時間
レーベル ワーナー・パイオニア/ダーク・ホース
作詞・作曲 ルディ・クラーク
プロデュース
チャート最高順位
ジョージ・ハリスン シングル 年表
  • セット・オン・ユー
  • (1987年)
  • FAB
  • (1988年)
テンプレートを表示

セット・オン・ユー」(英語: Got My Mind Set on You)は、ルディ・クラーク英語版によって書かれた楽曲。1962年にジェイムス・レイ英語版によって録音された音源が、「I've Got My Mind Set on You」というタイトルで発売された。この音源にはハッチ・デイヴィ・オーケストラ・アンド・コーラスが参加している。

1987年にジョージ・ハリスンが原曲に大幅なアレンジを加えてカバーした。

ジョージ・ハリスンによるカバー[編集]

ビートルズのメンバー、ジョージ・ハリスンによるアルバム『クラウド・ナイン』からのカバーがBillboard Hot 100において大規模なプロモーションの効果もあり、1988年1月に1位を達成した[1]。ビルボード誌1988年年間ランキングでは第5位。イギリスでも4週連続2位を記録した[2]。ジョージ・ハリスンとエレクトリック・ライト・オーケストラのメンバー、ジェフ・リンがプロデュースしたこの曲はハリスンにとって3曲目にして最後のアメリカにおけるソロでのナンバーワン・ヒットとなった(1970年の「マイ・スウィート・ロード」、1973年の「ギヴ・ミー・ラヴ」に続く3曲目)。曲はまた、現在に至るまで、ソロになったビートルズのメンバーがアメリカにおいて取った最後のナンバーワン・ヒットとなっている。United World Chartでは2位で、トップの座はジョージ・マイケルの「Faith」に取られてしまった。

B面曲「レイ・ヒズ・ヘッド」はハリスンの作曲で、元は1981年のアルバム『想いは果てなく〜母なるイングランド』に収録される予定だったが、ワーナーの意向で没となり、本シングルで日の目を見た。シングルの12インチ版には「セット・オン・ユー」の延長版が入っている。本シングルは日本のみでCD化されていた。(7”同様2曲入り)

前作は商業的に大失敗したことや、引退をほのめかす発言をしていたことから、今回のヒットにより、音楽史上最大のカムバックと称された。

原曲は、黒人歌手によるマイナーな曲ではあったが、ゲイリー・ライトがこの曲を知っていたことによって録音され、息子のダーニ・ハリスンが気に入ったことでシングルカットされるなど、偶然が重なって発売されたシングルだといえる。

ミュージック・ビデオ[編集]

この楽曲には、2種類のミュージック・ビデオが存在する。

一つは、若き日のアレクシス・デニソフが主演のもの。ゲームセンターを舞台に、若い男性が意中の女性のためにUFOキャッチャーの景品であるバレリーナの人形を取ろうとトライするというもの[4]。なお、この映像の中に登場する映写機の中で、ジョージやバンドメンバーの演奏シーンが映し出されている。

もう一つは、研究室の中でジョージが椅子に座ってギターを弾きながら歌うというもの[5]。曲が進むにつれて、研究室の中の家具が動いたり、ジョージがバク転をしたり(スタントによるもの)、踊ったりする。

収録曲[編集]

7インチシングル

  1. セット・オン・ユーGot My Mind Set on You)[3:51]
  2. レイ・ヒズ・ヘッドLay His Head)[3:51]

12インチシングル

  1. セット・オン・ユー (エクステンディッド・ヴァージョン)Got My Mind Set on You (Extended Version))[5:17]
  2. レイ・ヒズ・ヘッドLay His Head)[3:51]
  3. セット・オン・ユーGot My Mind Set on You)[3:51]

カヴァーとその他パロディ[編集]

ハリスン版の曲はアル・ヤンコビックのアルバム『FAT -Even Worse-』において「(This Song's Just) Six Words Long」としてパロディにされた。

カナダのティーンドラマ「Degrassi: The Next Generation」(80年代のヒット曲をエピソードの題名にすることで有名である)において、この曲はエピソードの題名に使われた。

この曲は1990年の映画『リトル・ダイナマイツ ベイビー・トークTOO』(Look Who's Talking Too)に使用された。

2006年、Robbie Wyckoffという歌手によって歌われたカバーが日本の会社アサヒビールのテレビコマーシャルに使われた。

2012年、Damien Leithによるカバーが発表された。

チャートの成績 (ジョージ・ハリスン版)[編集]

チャート (1988年) 最高順位
Billboard Hot 100 1[1]
オーストラリア・Kent Music Report 1
イギリス・シングルチャート 2[2]
ドイツ・シングルチャート 7
オーストリア・シングルチャート 8[6]
スウェーデン・シングルチャート 10[6]
ノルウェー・シングルチャート 10[6]
スイス・シングルチャート 11[6]
フランス・SNEP Top 100シングルチャート 19[6]
日本・オリコンシングルチャート 64[3]
United World Chart 2

脚注[編集]

[脚注の使い方]

注釈[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b c George Harrison - Chart Archives on the Billboard Hot 100
  2. ^ a b c George Harrison - Chart Archives in the UK
  3. ^ a b George Harrison - Chart Archives on the Japanese Oricon Top 100
  4. ^ George Harrison - "Got My Mind Set on You [version 1: nickelodeon]"”. mvdbase.com. 2018年12月27日閲覧。
  5. ^ George Harrison - "Got my mind set on you [version 2: chair]"”. mvdbase.com. 2018年12月27日閲覧。
  6. ^ a b c d e austriancharts.com George Harrison - Got My Mind Set On You
先代:
ホイットニー・ヒューストン
「やさしくエモーション(So Emotional)」
Billboard Hot 100 ナンバーワンシングル
1988年1月16日
次代:
マイケル・ジャクソン
ザ・ウェイ・ユー・メイク・ミー・フィール