セクサロイド (漫画)

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セクサロイド』は、松本零士による日本漫画作品。セクサロイド(人間同様の性的能力を有するアンドロイド)のユキをヒロインとするSFスパイ漫画である。

初出は、1968年から1970年にかけて『漫画ゴラク dokuhon』にて全46回にわたって連載された。また、その後もシリーズの単発作品が2作発表されている。

また、2003年 - 2007年に発表されたアニメ『銀河鉄道物語』においても、セクサロイドのユキが登場する。ただし、医療用アンドロイドという設定であり、漫画の『セクサロイド』のユキとはキャラクターがまったく異なる。

あらすじ[編集]

2222年、メガロポリス東京。政府機関G局に所属するシマユキは、政府が秘密裏に進める「計画」を様々な国や組織による妨害工作から守るために働く。

カミヨ計画編
恒星間宇宙船を大量に建造し、日本人を丸ごと宇宙に移住させる計画。これに伴い、日本人脱出後の国土を各国に割譲する密約が交わされている。
ヤヨイ計画編
莫大なエネルギーを秘めた鉱石コスモナイトを外宇宙で発見した日本が独占的に使用を開始する。
第III計画編
地球を真っ二つに切断し、敵対する者同士を別々の半球に住まわせることで、あらゆる紛争を無くそうという計画であったが、やがて人間とロボットを分けることに決定され、シマとユキの別れが近付く。

主な登場人物[編集]

シマ
主人公。G局の局員で、3号というナンバーを与えられている。略してG3と呼ばれることが多い。長身で細身の青年だが、ガニ股。縞のパンツを愛用している。
タイムトラベルに度々巻き込まれており、アドルフ・ヒトラーアル・カポネと顔見知りである。
ユキ
公私にわたるシマのパートナー。G局では7号というナンバーを与えられているが、単にユキと呼ばれることが多い。オキ博士によって作られたセクサロイドであり、人格のベースは不慮の死を遂げたオキ博士の恋人である。作中に多数登場する、外見は人間そっくりだが中身は機械というアンドロイド達とは一線を画しており、細胞レベルで人間そっくりに作られている。
局長
シマ達の上司。眼鏡を掛けた小太りの中年オヤジ。ベッドで寝ているシマへ「G3!」とモニター越しに怒鳴るシーンが多い。任務に必要な情報が開示されておらず、不満を述べるシマへ「わしも計画から見たら、お前と同じ歯車に過ぎんよ」とシニカルに返す場面も見られた。妻帯者で恐妻家らしいが、妻は登場しない。
スターシステムとして、別作品『ミステリー・イヴ』にも人類防衛司令部本部長としても出演している(しかし、その正体はヘド族だったが)。
九州ロボット
九州弁を喋る2体のロボット。シマの家の家事ロボットらしいが、ごくまれにシマの仕事を手伝うこともある。

シリーズ作品[編集]

セクサロイド
1968年 - 1970年、日本文芸社漫画ゴラク dokuhon」に連載された。
オリジナル。後に朝日ソノラマサンコミックスで単行本化された。全3巻。
セクサロイド in THE DINOSAUR ZONE
1972年、「SFマガジン」1972年9月臨時増刊号に掲載された。
タイトルとは違い、主なテーマは恐竜時代へのタイムトラベルが主題の時間SF短編。どちらかと言えば『ダイナソア・ゾーン大恐竜帯』のリメイク版で、セクサロイド(ユキではない)は申し訳程度に登場するのみ。
新セクサロイド
1979年、「カスタムコミック」1979年5月号に掲載された。
オリジナルの正統続編。ただし主人公は別人で、舞台もオリジナルよりかなり下った時代のメガロポリストーキョー。ユキと九州ロボットが亡くなったシマを懐かしがる場面がある。