セカンド・チャンス (1983年の映画)
セカンド・チャンス | |
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Two of a Kind | |
監督 | ジョン・ハーツフェルド |
脚本 | ジョン・ハーツフェルド |
製作 | ロジャー・M・ロススタイン ジョー・ワイザン |
出演者 | ジョン・トラボルタ オリビア・ニュートン=ジョン |
音楽 | パトリック・ウィリアムズ |
撮影 | フレッド・コーネカンプ |
編集 | ジャック・ホフストラ |
配給 | 20世紀フォックス |
公開 | ![]() ![]() |
上映時間 | 88分 |
製作国 | ![]() |
言語 | 英語 |
興行収入 | $23,646,952[1] |
『セカンド・チャンス』(Two of a Kind)は1983年に制作されたアメリカ合衆国のロマンティック・コメディ映画である。
概要[編集]
主演はジョン・トラボルタ、オリビア・ニュートン=ジョン、音楽はパトリック・ウィリアムズがつとめた。ポップ歌手、ニュートン=ジョン出演映画の3作目にあたり、大ヒット作『グリース』(1978年)と同じ顔合わせだったことから対比に挙げられることも多い。
製作費には莫大な額が投じられ、結果としてニュートン=ジョンが前回に出演した『ザナドゥ』よりさらに大きな穴を空けるに至った。この失敗はトラボルタのキャリアにも影を落とし、のちの『パルプ・フィクション』(1994年)で再浮上を果たすまで約10年の歳月を要している。
しかしながらその一方で、サウンドトラックは上々の成果を残しており、100万枚を超える売り上げを記録した。さらに、サウンドトラック収録曲の中でもニュートン=ジョンのシングル"Twist of Fate" はアメリカのビルボードチャート第5位、オーストラリアのARIAシングルチャート第4位、日本のオリコンシングルチャート第73位を記録した。
あらすじ[編集]
天国でゴルフをする4人の天使、チャーリー、アール、ゴンザレス、ラス。彼らはここ25年の間、天国の管理を預かっていた。そこへ地球に義憤を覚えた様子の神が戻ってきて、ゴルフは中断させられる。そして神は、地球の歴史をノアの大洪水から全てをやり直すと言い出した。それを聞いた天使たちは再考するよう求め、もし典型的な地球人の男が改心するようなら、人類にも可能性があると証明されるだろうと説得する。ひとまず神はその考えを応諾し、天使たちは典型的な地球人の男にザック・メロンを選んだ。
当のザックは売れない発明家。ヤミ金に追われており、銀行強盗に入ることを決断する。いざ強盗に入ったザックは出納係のデビー・ワイルダーに銃を突きつけるが、彼女は表向きだけ金を渡していた。そのときザックはそれに気付かず、あとになってデビーがくすねていたことを知る。ザックは「盗まれた」金を取り戻すべくデビーの身元を突き止めるのだが、2人は自然と恋に落ちる。
キャスト[編集]
- ジョン・トラボルタ - ザック・メロン (大塚芳忠)
- オリビア・ニュートン=ジョン - デビー・ワイルダー (佐々木優子)
- チャールズ・ダーニング - チャーリー (吉水慶)
- オリヴァー・リード - ビアズリー(秋元羊介)
- ベアトリス・ストレイト - ラス
- スキャットマン・クローザース - アール(江原正士)
- リチャード・ブライト - スチュワート
- トニー・カレム - テリー
- アーニー・ハドソン - スカッグス
- ジーン・ハックマン(アンクレジット) - 神
受賞[編集]
いずれもノミネートのみ
- 第4回ゴールデンラズベリー賞
- 作品賞
- 主演男優賞 - ジョン・トラボルタ
- 主演女優賞 - オリビア・ニュートン=ジョン
- 監督賞 - ジョン・ハーツフェルド
- 脚本賞 - ジョン・ハーツフェルド
参考文献[編集]
- ^ “Two of a Kind”. Box Office Mojo. Amazon.com. 2012年11月19日閲覧。