セイヨウツゲ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
セイヨウツゲ
Starr 070906-8951 Buxus sempervirens.jpg
セイヨウツゲ Buxus sempervirens
保全状況評価[1]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
Status iucn3.1 LC.svg
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
: トウダイグサ目 Euphorbiales
: ツゲ科 Buxaceae
: ツゲ属 Buxus
: セイヨウツゲ B.sempervirens
学名
Buxus sempervirens L.[1]
和名
セイヨウツゲ
英名
Box[1]
セイヨウツゲ Buxus sempervirens
セイヨウツゲ Buxus sempervirens

セイヨウツゲ (Buxus sempervirens) は、ツゲ科ツゲ属の常緑性低木庭木街路樹としてよく用いられる。ボックスウッドとして知られている。

特徴[編集]

樹高は1~8mで、開花期は3~4月。耐乾性・耐火性があり、煙にはやや強い。繁殖挿木で行う。陽地、半陰地を好み、日照が強すぎると葉焼けすることがある。楕円形から倒卵形で明るい緑色をしている。単葉互生し、鋸歯はない。冬期に寒さにあうと山吹色茶色紅葉する。水捌けのよい土が適している。

害虫[編集]

ハマキムシ(ハマキガ幼虫)、ツゲノメイガ食害を受ける。

分布・生育環境[編集]

地中海沿岸(南ヨーロッパ北アフリカ)や西アジアに自生している。本州九州植栽される。高知県安芸市須藤信喜氏が北米より持ち帰り、繁殖栽培し、全国へ普及したといわれている。

利用[編集]

1970年代から利用されるようになった比較的新しい造園木。萌芽力があり、刈込みに耐えることから、生垣などに多用される。他に街路樹庭園樹公園樹花壇の縁取り、トピアリーとして利用されている。容易に移植できる。は緻密で堅く、印材などに利用される。

ボックスの語源[編集]

英語で「箱」を意味する名詞 box は、俗ラテン語の buxis、更には古代ギリシア語πυξίς (pyxis; ピュクシス)に由来する。さらにこの語は本種、セイヨウツゲを指す πύξος (pyxos; ピュクソス)から派生したものである。それは、古くから細工物に使われ、本種の材で作られた小箱を「ピュクシス」と呼んだものが、のちに小箱一般を指すようになったのである。

園芸品種[編集]

  • ‘マルギナタ’ (Buxus sempervirens cv.Marginata) - 白覆輪葉
  • ‘エレガンティシマ’ (Buxus sempervirens cv.Elegantissima) - 白覆輪葉

出典[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c Chadburn, H. & Barstow, M. 2018. Buxus sempervirens. The IUCN Red List of Threatened Species 2018: e.T202944A68067753. https://doi.org/10.2305/IUCN.UK.2018-1.RLTS.T202944A68067753.en. Downloaded on 01 January 2021.
  • 鈴木基夫 横井政人 監修 『園芸植物』 山と谷溪社 山溪カラー名鑑 1998年4月1日第1刷発行 ISBN 4635090280
  • 鈴木おさむ 相関芳郎 『生垣とカバープランツ』 グラフィック社 1997年7月25日第1刷発行 ISBN 4766109732

関連項目[編集]