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ズー・ニー・ヴー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ズー・ニー・ヴー
出身地 日本の旗 日本
ジャンル グループ・サウンズ
活動期間 1968年 - 1971年
レーベル 日本コロムビア
(1968年-1970年)
キャニオン・レコード
(1971年)
メンバー 上地健一ボーカル
高橋英介ギター
山本翔(ボーカル)
田中芳行(ベース)
井関和良(キーボード)
渋谷明(ドラム)
旧メンバー 町田義人(ボーカル)
山本康生(ギター)
大竹茂ドラムス
塚谷茂樹ベース
桐谷浩史キーボード
新井容一(ドラムス)

ズー・ニー・ヴー(Zoo Nee Voo)は、日本のグループ・サウンズバンド。所属レコード会社は日本コロムビアを経てキャニオン・レコード(現:ポニーキャニオン)

1968年春に結成し、1971年解散。

メンバー

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1946年9月21日生。高知県出身。土佐高校成城大学出身。後にソロ活動。
  • 上地健一(ボーカル・パーカッション)
1946年9月8日生。長崎県出身。土佐高校→明治大学出身。町田と上地はズー・ニー・ヴー結成前の1967年、東大生の田村守と共に「キャッスル&ゲイツ」という人気フォークグループを組んでいた。
  • 山本康生(リード・ギター)
1947年9月28日生。宮崎県出身。成城大学出身。
  • 塚谷茂樹(ベース・ギター)
1948年9月8日生。長崎県出身。明治学院大学出身。
  • 大竹茂(ドラムス)
1948年2月3日生。東京都出身。成城大学出身。
  • 桐谷浩史(キーボード)
1946年3月27日生。千葉県出身。立教大学出身。

アマチュア・バンド「マックルズ」にいた山本康生が、大学の同級生大竹茂とバンド結成しメンバーを探し始める。まずR&B専門のディスコテークでベースを弾いていた塚谷茂樹が加入。次に「キャッスル&ゲイツ」にいた町田義人と上地健一が加入。そして「マックルズ」で一緒だった桐谷浩史が加入して、1968年3月活動開始。

1969年 バンド創設者の山本康生と大竹茂が脱退。かわりに高橋英介(リード・ギター)荒井容一(ドラムス)が加入。

1970年 町田義人が脱退しソロへ転向。バンドは上地と高橋を残してメンバーチェンジし、キャニオンへ移籍した。ボーカルはのちにソロデビューして「和製ミック・ジャガー」と称される山本翔

概要

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結成当時は「ZOOM BOOM 5」という名前だった。

1969年に新宿音楽祭の敢闘賞を受賞。

代表曲は2枚目のシングル「涙のオルガン」のB面収録曲だった「白いサンゴ礁」[1][注釈 1]。この曲がヒットしたため1976年に発売された同シングルの再発盤ではAB面が逆になっている[2]。ジャケットは見開き仕様だったためオリジナルデザインの片面がそのまま使用された。オリコン最高位18位、累計売上17.7万枚を記録した[3]

4枚目のシングル「ひとりの悲しみ」は、改詩改題して尾崎紀世彦が歌った「また逢う日まで」の元歌として有名。(共に阿久悠作詞、筒美京平作曲)アレンジも全く同じであるが、符割りが微妙に違う。

大学生が結成したバンドでは「硬派」としてミュージシャン仲間には知られ[4]、演奏ステージに因縁をつけたチンピラ数人の待ち伏せには、楽屋退出直後に腕伏しのメンバー中心に立ちまわりで退治、ラジオ番組に宣伝で出演にはメンバーが「よい曲ではない」と発言(レコード会社の押付け、不本意な発売を吐き捨てた言動とのこと)[5]といったエピソードが残されている。

ディスコグラフィ

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シングル

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発売日 タイトル 作詞 作曲 編曲 規格品番 備考
コロムビアレコード
1968年11月25日 A 水夫のなげき 山上路夫 村井邦彦 LL-10077-J
B 雨あがりのサンバ[注釈 2]
1969年4月1日
1976年再発(AB面逆)
A 涙のオルガン 大橋和枝 村井邦彦 LL-10090-J
LK-7
オリコン最高位18位
B 白いサンゴ礁 阿久悠
1969年9月10日 A 可愛いあなただから 阿久悠 田辺信一 川口真 LL-10104-J
B 九月の出来事
1970年2月10日 A ひとりの悲しみ 阿久悠 筒美京平 LL-10123-J
B 未成年
キャニオンレコード
1971年7月25日 A 結婚生活 山上路夫 村井邦彦 ズー・ニー・ヴー A-68
B 草原の小屋
※ キャニオン時代の2曲は、「村井邦彦 GSコレクション」(2001年7月25日、テイチクエンタテインメント、TECN-25723)にて初CD化。

アルバム

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発売日 アルバム 規格 規格品番
日本コロムビア
1968年10月25日 ズー・ニー・ヴーの世界 R&Bベスト・ヒット

A面

  1. ホールド・オン
  2. マンズ・マンズ・ワールド
  3. 青い影
  4. グリーン・オニオン(インストゥルメンタル)
  5. 机の上の戦争
  6. アイ・ガット・ザ・フィーリング

B面

  1. ドッグ・オブ・ザ・ベイ
  2. 僕のベイビーに何か?
  3. マイ・ガール
  4. アイヴ・ビーン・ラヴィング・ユー・トゥ・ロング
  5. ハイウェイの孤独
  6. リーチ・アウト・アイル・ビー・ゼア
LP YS-10042-J
1969年11月10日 ゴールデン・ズーニーヴー

A面

  1. ソウル・シスター
  2. ヘイ・ジュード
  3. ハード・トゥ・ハンドル
  4. ドント・レット・ミー・ダウン
  5. トライ・ア・リトル・テンダーネス

B面

  1. アンチェインド・メロディ
  2. めざめておくれ
  3. 君がいなければ
  4. アイム・ユア・パペット
  5. セキュリティ
  6. マイ・ソング
LP YS-10070-J
1993年12月1日 ズー・ニー・ヴーの世界+ゴールデン・ズー・ニー・ヴー(2 in 1)

※ 既発の2枚を1枚にまとめたもの。

CD COCA-11376
1996年11月21日 CD COCA-13945

ベストアルバム

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発売日 アルバム 規格 規格品番
1969年12月10日 ズーニーヴー・オリジナル・ヒット 可愛いあなただから

A面

  1. 可愛いあなただから
  2. 雨あがりのサンバ
  3. もう一度愛をこめて
  4. 涙のオルガン
  5. ヘイ・ジュード
  6. 二人の午後の物語

B面

  1. 白いサンゴ礁
  2. 九月の出来事
  3. 水夫のなげき
  4. ハイウェイの孤独
  5. アンチェインド・メロディ
  6. 机の上の戦争
LP YS-10073-J
1979年8月 ズー・ニー・ヴー オリジナル・ヒット エターナル・パーソナリティ・シリーズ[注釈 3] LP LZ-7024
1989年6月1日 アンコール・ベスト ズー・ニー・ヴー[注釈 3] CD CA-3490
1993年9月21日 ズー・ニー・ヴー ベスト・セレクション[注釈 3] CD COCA-11049
2009年11月24日 CD CORR-10561
2003年1月1日 コロムビア音得盤シリーズ ズー・ニー・ヴー〈限定盤〉
  1. 二人の午後の物語
  2. 雨あがりのサンバ
  3. 可愛いあなただから
  4. 涙のオルガン
  5. ひとりの悲しみ
  6. 水夫のなげき
  7. 白いサンゴ礁
CD COCA-70379
2012年2月1日 ゴールデン☆ベスト ズー・ニー・ヴー CD COCP-37167

サントラ

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  • DVD「野良猫ロック マシン・アニマル(1970年11月22日公開 映画)」 2006年12月8日発売(日活/DVN-144)
    • ズー・ニー・ヴーは「ひとりの悲しみ」を劇中で唄って出演している。(EPとは別テイク)
  • CD「野良猫ロック 日活ニューアクションの世界」 2005年7月23日発売 (ウルトラ・ヴァイヴ/CDSOL-1101)
    • 「野良猫ロックマシン」シリーズのサウンド・トラック。「ひとりの悲しみ」収録。(同上・EPとは別テイク。映画の中では曲の一部が使われているが、サントラにはフルバージョンで収録されている。)

脚注

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注釈

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  1. 1973年に町田がヤング101との共作アルバム『白いサンゴ礁』で、樋口康雄の編曲版を取り上げた。
  2. 森山良子との競作で、1978年にはやまがたすみこがカバーしている。
  3. 1 2 3 1969年発売の「ズーニーヴー・オリジナル・ヒット 可愛いあなただから」と収録曲は同じ。

出典

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  1. Discogs”. 2025年5月18日閲覧。
  2. Discogs”. 2025年5月18日閲覧。
  3. 『オリコン チャート・ブック 昭和43年-昭和62年(20年)アーティスト編 全シングル作品』オリコン、1988年9月、177頁。ISBN 4-87131-021-3
  4. 永和子log's p.33フィフィ・ザ・フリーもとメンバー吉田一夫インタビュー2003年
  5. ニッポン放送「オールナイトニッポン」火曜2部担当エド山口「グループサウンズ特集」1983年8月24日

関連項目

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外部リンク

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