スーパースター (デラニー&ボニーの曲)

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スーパースター
デラニー&ボニー楽曲
リリース 1969年12月
録音 1969年
ジャンル スワンプ・ロック
時間 2分55秒
レーベル アトコ・レコード
作詞者 レオン・ラッセルボニー・ブラムレット
作曲者 レオン・ラッセル、ボニー・ブラムレット
その他収録アルバム

収録曲

  • A面 - 「カミン・ホーム」
  • B面 - 「スーパースター

スーパースター」(Superstar)は、デラニー&ボニー1969年に発表した楽曲。オリジナル・ヴァージョンの正式タイトルは"Groupie (Superstar)"だが、1970年に"Superstar"と改名され、1971年にはカーペンターズによるカヴァー・ヴァージョンが世界的にヒットした。その後もルーサー・ヴァンドロス等、多くのアーティストに歌い継がれている。

解説[編集]

作詞・作曲はレオン・ラッセルボニー・ブラムレットによる。ロック・ギタリストへの恋心を募らせるグルーピーを歌った歌詞で、リード・ボーカルはボニー・ブラムレットが担当。サビの部分では、ゴスペルコール・アンド・レスポンスを取り入れている。当時デラニー&ボニー&フレンズのサポート・メンバーだったエリック・クラプトンギターを担当[1]

この曲は最初、1969年のシングル「カミン・ホーム」のB面曲として発表された。オリジナル・アルバムにはしばらく収録されなかったが、後述するカーペンターズのヴァージョンがヒットした後、デラニー&ボニー最後のアルバム『D&Bトゥゲザー』(1972年)に初収録された。同作ではオリジナル・タイトル通り"Groupie (Superstar)"と表記されているが、ソニー・ミュージックエンタテインメントからリリースされた日本盤CDでは、日本語タイトルは「スーパースター」とされている。また、オリジナル・ヴァージョンを歌ったボニー・ブラムレットは、ソロ・アルバム『I'm Still the Same』(2002年)で、この曲をセルフ・カヴァーした。

デラニー&ボニー&フレンズに参加していたリタ・クーリッジは、1970年ジョー・コッカーのアメリカ・ツアーでバック・コーラスを担当した際、自身がフィーチャーされたコーナーで、この曲を歌った。その模様は、ジョー・コッカー名義のライヴ・アルバム『マッド・ドッグス&イングリッシュメン』(1970年)に収録されたが、曲名は"Superstar"に変更されていた。同ヴァージョンは、リタ・クーリッジ名義のベスト・アルバム『The Best of Rita Coolidge: The Millennium Collection』(2000年)にも収録。

カヴァー[編集]

スーパースター
カーペンターズシングル
初出アルバム『カーペンターズ
B面 動物と子供達の詩アメリカ合衆国の旗
メリー・クリスマス・ダーリン日本の旗
ふたりの誓いイギリスの旗
リリース
ジャンル ポップス
レーベル A&Mレコード
作詞・作曲 レオン・ラッセル、ボニー・ブラムレット
プロデュース ジャック・ドーハティ
チャート最高順位
  • 2位(アメリカ)
  • 7位(日本・オリコン[2]
  • 18位(イギリス)
  • 19位(オランダ[3]
カーペンターズ シングル 年表
雨の日と月曜日は
(1971年)
スーパースター
(1971年)
動物と子供達の詩
(1971年)
ミュージックビデオ
「Superstar」 - YouTube
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スーパースター/待ちこがれて
ルーサー・ヴァンドロスシングル
初出アルバム『ビジー・ボディ』
B面 ユア・ラヴ
リリース
録音 1983年
ジャンル R&B
時間
レーベル エピック・レコード
作詞・作曲 レオン・ラッセル、ボニー・ブラムレット、モリス・ブロードナックス、クラレンス・ポール、スティーヴィー・ワンダー
プロデュース ルーサー・ヴァンドロス
チャート最高順位
  • 87位(アメリカ)
ルーサー・ヴァンドロス シングル 年表
I’ll Let You Slide
(1983年)
スーパースター / 待ちこがれて
(1984年)
Make Me a Believer
(1984年)
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スーパースター
ソニック・ユースシングル
初出アルバム『イフ・アイ・ワー・ア・カーペンター〜カーペンターズに捧ぐ
リリース
ジャンル オルタナティヴ・ロック
レーベル A&Mレコード
作詞・作曲 レオン・ラッセル、ボニー・ブラムレット
プロデュース ソニック・ユース
ソニック・ユース シングル 年表
ブル・イン・ザ・ヘザー
(1994年)
スーパースター
(1994年)
ザ・ダイアモンド・シー
(1995年)
ミュージックビデオ
「Superstar」 - YouTube
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カーペンターズ・ヴァージョン[編集]

カーペンターズは、リチャード・カーペンターがテレビ番組『トゥナイト・ショウ』を見ていた時に、ベット・ミドラーがこの曲を歌い、妹のカレンにぴったりの曲だと思ったことから取り上げられた[4]。ただし、歌詞の一部は変更されている。仮歌の時点で既に、カレンの歌唱が完璧だったため、そのテイクがそのままレコード化された[2]

サード・アルバム『カーペンターズ』からシングル・カットされると、本国アメリカでは2位に達し、カーペンターズにとって5曲目の全米トップ10シングルとなった。日本のオリコンでは7位となり、初めて日本でもトップ10入りを果たした[2]。2007年には、映画『ゴーストライダー』のサウンドトラックで使用された[5]

カーペンターズによるカヴァーのきっかけを作ったベット・ミドラーは、その後改めて「スーパースター」のカヴァーを録音し、デビュー・アルバム『The Divine Miss M』(1972年)で発表した。

ルーサー・ヴァンドロス・ヴァージョン[編集]

ソロ・アルバムとしては3作目の『ビジー・ボディ』(1983年)に、アレサ・フランクリンが1973年に大ヒットさせた「待ちこがれて(Until You Come Back to Me (That's What I'm Gonna Do))」のカヴァーとのメドレーとして収録された。翌年にシングル・カットされ、全米87位、R&Bチャートでは5位に達した。

ソニック・ユース・ヴァージョン[編集]

ソニック・ユースによるカヴァーは、1994年に発売されたトリビュート・アルバムイフ・アイ・ワー・ア・カーペンター〜カーペンターズに捧ぐ』に提供された。ノイズ・ミュージック的なアレンジがなされている。同ヴァージョンは、ベティー・サーヴァートによる「ふたりの誓い」のカヴァーをカップリング曲としたプロモーション用シングルも制作され[6]、『ビルボード』誌のモダン・ロック・チャート(後のオルタナティヴ・チャート)で26位に達した[7]。ドイツ盤CDシングルには、カーペンターズ・ヴァージョンの「スーパースター」と、マシュー・スウィートによる「あなたの影になりたい」をカップリング曲として収録[8]

2007年には、映画『JUNO/ジュノ』のサウンドトラックで使用された。

なお、リチャード・カーペンターは2009年に、ソニック・ユースによる「スーパースター」に関して「僕には良いか悪いかは言えない。ただ好きじゃないんだ」と語っている[9]

その他のカヴァー[編集]

脚注[編集]