スレイヤーズすぺしゃる・すまっしゅ。の登場人物

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スレイヤーズすぺしゃる・すまっしゅ。の登場人物(スレイヤーズすぺしゃる・すまっしゅのとうじょうじんぶつ)では、神坂一ライトノベルスレイヤーズ』の外伝・短編集『スレイヤーズ すぺしゃる』および『スレイヤーズ すまっしゅ。』に登場するキャラクターについて記述する。

魔道士[編集]

千の偽名(サウザンド)
声 - 郷里大輔
牡羊の頭蓋骨を頭に被る魔道士(その外見故に、リナからは後述の妻について「まさかと思いますけどドクロの首飾りをして水着みたいな恰好をした髪の長い人じゃありませんよね」などと質問されていた)。自らを千の偽名を持つ魔道士と称し名乗りを上げる際、必ず直前に使ったものとは異なる偽名(ゼロスやゼルディガスなどと名乗ったこともある)を使う癖があり、本名は不明。攻撃呪文は苦手であるが、死霊魔術を中心とする召喚・使役系の術者としては一級の力量の持ち主である。最初は殺人事件の犯人と思われていたが、実際は通りすがりの彼に暴行を加えた酔漢を自分の身を守ろうとしてうっかり殺してしまっただけで正当防衛であった。事情を知らないリナに退治されるも一命は取り留め、復讐のため犯罪組織に雇われ戦うが、再度敗北する。最後はリナの素性を知って和解した。
本人曰く既婚者で、妻のミリエーヌはリナ=インバースのファンらしい。
ラジオドラマでは、リナから「竜破斬(ドラグ・スレイブ)」をお見舞いされるという割りに合わなすぎる結末を迎えた。
リィナ=サンバース
自覚なし偽リナ。紛らわしい名前、流れの女魔道士、という条件が重なった上、リナの悪名が轟きだすのと同時期に「盗賊団を1人で潰す」ということをしていたため、リナ=インバースの伝説は「自分の名前がなまって広まったもの」と勘違いしている女性。ナーガ曰く「にせブランド商品みたいな名前」。本物のリナとは違い正義の人で、どちらかというとアメリアに近いスタンスで盗賊団を潰している。リナとは対照的に身長もナーガと並んでもそれほど低くなく、プロポーションもそこそこでエルフを思わせる白い肌と銀髪の美人。呪文を丸暗記ではなく意味を理解してアレンジするだけの知識は持っており、リナの見立てでは魔道士としても優れた部類に入るとのこと。
トミイ大塚による漫画版『すぺしゃる』の外伝にも登場し、アメリアとも面識があるとされている。SFC版ゲームにも登場するなど、他メディアへの出演も多い。
ゴール
マクガレルに雇われた魔道士。ゼクターと共にレイミアを暗殺しようとした。数十体の動く鎧(リビング・メイル)と人形を操り、鎧の中とはいえ完全に気配を消すなど、なかなかの力量の持ち主。自分の身代わり人形を操り鎧の中に隠れて動く鎧(リビング・メイル)のふりをして相手の目を欺いて戦うが、策を見破ったリナの放った「振動弾(ダム・ブラス)」により絶命。
グレナス
「漆黒の破壊者」を自称する魔道士。ミハエルの竪琴を借金のかたとして取り立てようとする。風系列の呪文を得意とし、枯れ葉を風で操り目くらましと刃物による攻撃を使っていたが、リナの「火の矢(フレア・アロー)」の炎が枯れ葉に引火して、全身火傷を負って倒れた。
ケルン
声 - 石井康嗣
レミーの父グルザムを殺して研究成果を奪った魔道士。下級魔族を憑依させたブラス・デーモンを使ってリナ達3人と闘うが、リナとナーガが「振動弾(ダム・ブラス)」で崩した天井の破片に直撃されデーモン共々倒れた。
ハンニバル
マレネイド・シティの近くにある塔に住んでいる魔道士。クレーネと共にレイリーを誘拐する。しかし、彼女を助けにきたリナとナーガに追い詰められ、爆薬を手にするがナーガ達と共に逃げたリナがレグルス盤を通して出した大声に驚いて、爆薬を落としクレーネと共に爆発に巻き込まれた。
マーシャ
薬物調合に長けた魔道士。怖いことがあるとテーブルの下に隠れる習性があり、携帯用のテーブルを持ち歩いている。4年程前に恋人が自分を捨てて胸のあるバカ女に乗り換えたため、胸の大きくなる薬を開発。リナに材料調達の協力を依頼する。しかし、出来たのは薬の毒素で肌が腫れる薬であり、そのことを知ったリナに蹴りを食らわされた。
メリル
ウランバール賢者連盟に属する魔道士。長い銀髪をした、おっとりとした感じの愛らしい美人で間延びした話し方をする。1年程前に旅の途中で自分を襲った盗賊団を返り討ちにした際、彼らに自分達の親分になるよう頼まれ了承したが、性格が災いし盗賊らしいことは全くしていなかった。騙して罠にはめたリナとナーガによって部下共々役所に突き出されるが、役人が彼女が盗賊の親分だと信じなかったため無罪放免となり今でもウランバールで賢者をやっている。
ルオ=グラオン
人生の全てを治療用などに使う白魔術の研究に捧げた現代の五大賢者の一人に数えられる老魔導士。ストレスなどで体調が悪かったのを死期が近いと勘違いして死を暗示するような置き手紙を残して、愚痴などを書いた雑記帳を持って失踪するが、引越し先の空気があったのか未だに元気に暮らしている。彼の持っていた雑記帳は意味深な置き手紙や彼自身の名声が誤解と憶測を生み、『ルオ=グラオンの書』と呼ばれ伝説になっている。
ガードナー
声 - 結城比呂
エレミーの恋人の魔道士。黒い長髪の美男子。知恵と魔道士としての実力はリナも一目おくほどだが、筋金入りの根性なしで始終他人の顔色をうかがい、雑用を押しつけられ文句も言えず、あとで一人で泣いている。エレミーの家で住み込みの家庭教師をやっていたが自分を変えるために家を出て悪の道に入ろうとする。
しかし、結局犯罪はすべて未遂で終わり、見知らぬ他人に媚びるより愛する人にへこへこ生きるほうが幸せだと悟りエレミーのもとに戻ってきた。その後、クローブによりエレミーがコードウェル家に預けられ、リナに奪回を依頼。コードゥェル家後継ぎのバリスと決闘となるが、バリスも同様に根性なしだったため、決闘は流れエレミーと帰っていった。
ウィニー
声 - 西原久美子
代々死霊術士(ネクロマンサー)をやっている家系に生まれた死霊術士。長い銀髪の女性。ゾンビスケルトンが生理的にダメで、アンデッドへの耐性をつけるために旅に出た。リナとナーガに相談し、肝試しを実行することになるが、余計に苦手になってしまい僧侶になって浄化呪文を研究する。その後、ルフィニアの陰謀でアンデッドによる騒動の犯人にされそうになる。アンデッドが浄化呪文で消されるのを見て、事件解決後アンデッドと人間が仲良く暮らす世界を作ることを誓う。
アッサム
ハッブルの息子。父親の反対を押し切り、魔道士になりたいと言って何年か前に家を飛び出した。コッフェルが孫のイリーズを呼び寄せることを聞きつけ、彼女を亡きものにしその罪を父親になすりつけコッフェルの財産を独り占めしようとした。リナに捕まった後、コッフェルを人質に取るが、イリーズによって倒され、ハッブルの手で役人につきだされた。
ローザ=ライマン
元ライゼール帝国宮廷魔道士。長い銀髪の美人。2年前に元老院のメンバーが変わってソリが合わず国を出奔したとのことだが、あまりに無茶苦茶な行動からリナからは単にクビになっただけではと思われている。人権擁護団体を名乗る盗賊に騙されリナを狙うが、威勢よく宣戦布告したと思えば怖くなって暗殺者を雇うなど行き当たりばったりな行動をとる。宿に呪文を撃ち込んだり、無関係の村人を人質にとったり、あまりにやり過ぎたため、リナとナーガにどつき倒され盗賊と共に役人に突き出される。
ミシェール
カルミドーン・シティの郊外の森に住んでいる呪術士。先祖が国王に貢献して森を貰い、広大な土地を保有している。呪術士だった母親から呪術士らしい行動を仕込まれ、呪術を依頼してくる人間としか接しなかったため世間とかなり感覚がズレており、常に灰色のマントを身につけフードで顔を隠し、時折「くくく」と含み笑いをするなど非常に怪しい行動をとる。近くの町で起こった家畜焼殺事件の犯人ではないかと疑われ、偶然出会ったリナに真相解明と普通の女の子になるためのアドバイスを依頼する。フードで隠れているので普段わからないのだが、金髪に白い肌、しなやかな四肢をした掛け値なしの美少女で、その姿をみた街の人の態度が豹変したほど。疑いが晴れ後にリナが聞いた噂によると、言い寄ってくる無数の男への対応に困っているらしい。
ラガスタイン
非常に怪しい外見をした詐欺師。セイルーンの元神官と称してテシーモの村の人を騙し、アドバイザー料を騙し取り豊穣の祭りと偽りラギアソーン信仰の儀式を行わせ、彼らをラギアソーンに帰依させて、同志としようとしていた。子供騙しの嘘をついたり、骨董屋に騙されがらくたを買わされるなど、詐欺師としては三流だが魔道士としては超一級に分類できるほどの使い手で、召喚系列の呪文を使うほか、純魔族のラギアソーンと契約しているなど、強大な力をもっているが活用方法が分からず小悪党をやっている。ラギアソーンがペットの魔王竜(デイモス・ドラゴン)ジョンと再会してカタートに帰ってしまい、目を覚ましたクレヴィルに鉄の兜で昏倒させられた。
グリムワルド
魔法の道具を研究する研究畑の魔道士。金髪の中年男性。領主の息子アリアスから出資を受け、魔法の道具を開発していた。しかし、完成したのが「煙が出ない焼き網」だったため、プロカル・シティに実物を届ける道中、アリアスが放ったエージェントに狙われることになった。なぜか本人は「煙が出ない焼き網」を世界を一変させる素晴らしい発明だと信じて疑わず、襲撃を受けたのは研究成果を盗むためと思い偶然出会ったリナに護衛を依頼する。こんなもので褒美がもらえるわけはなく、城からつまみ出されリナに依頼料前払い分を渡していた為、帰り道の路銀にも事欠く破目になる。
レナード=ファンタズマ
ウランバール賢者連盟に属する魔道士。青い目と銀色の髪をしたハンサムな青年で、賢者を自称しているが、頭はあまり良くない。アニムジアの花見場所を巡ってリナと対決する。プルーリーの実を使ってリナを眠らせるが、リナが最後の力で花見場所をゴーレム化し、その対抗として、領主の城の地面をゴーレム化したため、町を追放になってしまった。そのあとリナを恨んで場所取り勝負をたびたび挑んできたが、不用意な発言が原因でマリアから不測の攻撃を受けて倒れる。
マリア=フローレンス
レナードの助手。金持ち貴族の一人息子で、操縦しやすいからという理由でレナードを好いていたが、彼がプロポーションのいい大人の女性が好き、と言ったことから彼と別れる。その後、新たに見つけた金持ちのカイラムの傍にナーガがいたため、リナに彼女の排除を依頼する。しかし、彼がアンダーグラウンド・ファイトの司会だと知るやいなや、リナたちと一緒に組織ごと叩きつぶす。先端に刃のついた細い鎖を魔法で自在に操り、戦いの駆け引きにも長けている。
ソリス
呪術士。銀髪で整った細面の若い男。ジオラントが前領主ハイゼズの悪行を国王に告発しハイゼズが領主を罷免されたため、領主と癒着して利益を得ていた父親の商売が破たんし家族も離散した。そのことでジオラントを逆恨みし、呪いをかけるために弟のシェザールに近づく。
シャザード=ルガンディ
伝説の魔道士。研究タイプの魔道士であり、主な活動時期はリナ達が生きている時代の約400年程前であるが、リナの時代になっても運用されているマジックアイテムの半数近くが彼の基本設計によるものであるほど、大きな影響を残している。
伝説の魔道士の中でも経歴は特に謎に包まれており、異界黙示録の著者である[1]、300年以上生き抜いて光の剣を光の剣の勇者に与えたなど、真偽不明のエピソードが数多くある。

騎士・戦士など[編集]

エレナ
長い髪の女剣士。リナは「故郷(くに)の姉ちゃんに面影の似た」などと評している。暗殺者2人の剣を座ったまま捌くなどかなりの実力者。成り行きで盗賊団「ダーク・ウルフ」の頭になった幼馴染のティスと決着を付ける為、リナに盗賊団ダーク・ウルフの壊滅を依頼した。リナの活躍で盗賊団は壊滅、ティスと共に暮らせるようになる。リナを「〜ちゃん」付けで呼んだ数少ない女性。
ラウル
細身で左目に眼帯をした戦士。元は町一番の戦士だったが、今では何でもないかすり傷でうめく、勇んで前に出た敵の前で腰を抜かすなど見る影もなくなっている。かつて夏祭りの際に騙されて買って捨てたヒドラが、成長して町の家畜を襲うようになったため、ヒドラ退治を依頼されたリナとナーガと共にヒドラに立ち向かう。自分がヒドラを倒したいと我侭を言いリナに氷漬けにされてヒドラにぶつけられることで倒したが、解凍の際に全身火傷を負う。ヒドラを倒したのはラウルということでリナ達は依頼料を貰えず、庇おうとしなかったので、近くの村でリナとナーガが腹いせに彼がヒドラを捨てたことを話し、完治する前に町を追い出された。
レミー=マーティン
声 - 島津冴子
刃物マニアの女剣士。さまざまな刀剣を集めており、常に二十近い刃物を身に帯びて、それら全てに名前がついている。常に何かを斬りたがり、しばらく斬らないと怒りっぽくなるという性格をしている。父グルザムの仇であるケルンを探しており、リナとナーガの協力を頼むが、ブラス・デーモンが放った火の矢の炎に巻かれ気絶している間にケルンはリナたちによって倒されていた。ロッドの妹であり、現在はロッドを探している。リナに会う以前にアメリアと関わったこともある。
話の肝心な場面では活躍できなかったものの、後に描かれた外伝ではアメリアと互角に戦い、スーパーファミコン版ゲームではガウリイに匹敵するほどの白兵能力を備えている。
クレビュー
ラグド王国の将軍。大臣が反乱を起こした際には国王についていた。首都での戦闘中に現れたリナとナーガに援護を頼むが、ナーガに呪文で吹き飛ばされ、二人を大臣側の人間と思う。そのことを国王に報告したためリナとナーガは国王から報酬を貰えなかった。
ウォーレン
ナーガを師匠と崇める剣士。細面で黒髪の男。サミーに騙され勇者を自称して無実の魔道士を悪の魔道士と勘違いして強盗を働いていた。合成獣(キメラ)の一撃を腕一本で受け止めるなど、戦闘力は高いが自信過剰で、人の言うことを何も考えずに真に受ける。
ゴルディアス=メイルスター
声 - 柴田秀勝
ジョセフィーヌの夫。ガルダ以上の剣の使い手で、オーガや動く鎧(リビング・メイル)を操り「四霊封陣(ヴァルマシード)」の力のある鎧を造り「魔風(ディム・ウィン)」をアレンジしたりと魔術の腕も一流の凄腕の魔法剣士。婿養子で立場は低く、あまりにも弱いジェフリーと人間離れしてくるジョセフィーヌのために溜まったストレスを解消しようと黒騎士隊を組織して、あちこちを荒らして回っていた。黒騎士退治にきたジェフリーの後をつけていたジョセフィーヌに見つかり倒された。
ガルダ
声 - 大友龍三郎
黒騎士(ダーク・ナイト)の一人。ゴルディアスを除けば黒騎士で最強の実力者。興味があるのは戦いと強さのみで、戦いと強さを求め目的も知らずにゴルディアスに従っていた。オーガもあっさり倒す剣の腕に「四霊封陣(ヴァルマシード)」の力のある鎧を纏い、魔法も使う凄腕の魔法戦士。リナ達との戦いの最中ジェフリーを貶したためジョセフィーヌに倒され、ジョセフィーヌの弟子になりたいと言い出す。そしてジェフリーの部下にされてしまった。
ルーシー
双子の剣士の姉。ゾンビ退治の依頼を受けるが、リナがゾンビの洞窟を吹き飛ばしたため、仕事を横取りしたとケチをつけて依頼料の賠償を求めリナとナーガに挑むがあっさり返り討ちにあう。その後、リナ達に罠だらけの遺跡に隠された宝珠をどちらが先に取るか競争を持ちかけリナたちを先行させて罠やモンスターを排除させようと考えていたが、目論見はリナにあっさり見破られ宝珠を奪われる。
エイシス
双子の剣士の弟。単純な性格でルーシーにいいように使われている。ナーガを抱き込んで宝珠を奪おうとするもリナの用意したガラス玉をホンモノと勘違いさせられ、割ってしまいナーガに吹っ飛ばされルーシーに踏みつけられる。
ガルバート=ハーマー
ルナに勝負を挑んだ剣士。ルナから「妹に勝てば考えてもいい」とすげなく言われ、リナに挑戦するが、出会い頭に「爆裂陣(メガ・ブランド)」で吹っ飛ばされてしまい、剣での勝負を回避、とっさに料理勝負に切り替え、さらに料理が苦手なことに気づいて理屈をこねてマズイ料理勝負に切り替えた。ナーガや店の人間を巻き込みリナと死闘を繰り広げるが、食材が枯渇、剣の勝負への切り替えを宣言した際、最初は剣で戦うつもりだったことを話してしまいブチ切れたリナとナーガの麺打ち棒とすりこぎによって殴られ倒される。
ミランダ=マックスター
かけだしの傭兵。黒髪の若い女性だが、性別を偽ってマックと名乗っていた。ゼルガディスとランガスに出会った後は傭兵稼業から足を洗って宿屋を経営している。

宗教関係[編集]

ミーナ
僧侶の少女。僧侶らしからぬ高飛車で自分勝手な性格の持ち主。ロール・シティまでのお使いを頼まれるが、護衛のリナが道中で組織とトラブルを起こしたためにガルスの人質にされるが、リナにガルスごと呪文で吹き飛ばされる。ストレスをイラスト入りの日記にぶつけ、毎夜寝る前に朗読して憂さを晴らしている他、怒ると相手の襟元を掴んで前後に激しく揺さぶる癖があり、リナを2度もK.O.している。その後、好奇心と日記のネタのため、デュオス・コネクション本部まで同行している。最後はリナとナーガが放った「水竜破(シーブラスト)」に巻き込まれ溺れる。
マイルズ
火竜王を信仰する神殿の神官。がっちりとした体格でスキンヘッドの大男。かなり頑丈で「爆裂陣(メガ・ブランド)」が直撃しても平然としていた。神官長に昇進する儀式の旅の際に襲撃を受けたため、リナに護衛を依頼する。道理をわきまえてはいるが「戦いは肉弾戦に限る」等と主張するなど過激な性格をしている。道中、刺客を撃退する際一般人をかなり巻き込んでしまったため、昇進の話は無くなった。
ルドルフ
火竜王を信仰する神殿の神官。マイルズと同じ体格をした黒い髪の男で同じ地方の出身。「自分は神に選ばれた人間で、神に選ばれた人間は何をしてもいい」などという危険な性格で教えで禁止されている呪文で人を傷つけることを平気でやる。神官長に昇進するマイルズを暗殺するために刺客を雇うが、尽く返り討ちになったため、マイルズと戦う。しかし、リナの「影縛り(シャドウ・スナップ)」で動きを封じられ、マイルズによって人間サンドバッグと化した。
ファラ=ラミラージュ
地竜王を信仰する協会の神官。透けるような金髪を伸ばした女性。どんな状況でも自分には神の加護があるから大丈夫だと言い都合の悪いことは神の試練だという。信者の信仰心を高めるためルオ=グラオンの書を手に入れようとしてリナに協力を依頼する。結局ルオ=グラオンが生きていることを知って帰っていった。
ミレナ
水竜王を信仰する協会の神官。黒髪を肩まで伸ばした少女。ルオ=グラオンの書をめぐってファラの協会と敵対しており、ナーガを雇ってルオ=グラオンの書を探す。結局ルオ=グラオンが生きていることを知って帰っていった。
ルフィニア
ウィニーが勤める神殿の神官。巻毛金髪の美人。さまざまな浄化呪文を操る才女だがそれを鼻にかけて高慢な態度をとっている。「ウィニーがなんとなく気に入らなかったから……」という理由で彼女の周りでアンデッドを出現させ騒動を起し迫害していた。口を滑らして自分が犯人であることをばらしてしまい逃走してゾンビを呼び出して抵抗する。ウィニーの「冥王幻朧呪(ラグナ・ドライブ)」で呼び出したゾンビに乱暴しないで止める方法としてディープ・キスをされて気絶する。
サプラス
ウィニーが務める神殿の副神官長。黒髪の若い男。ルフィニアに好意を持たれており、勝手に彼女の結婚相手に指名されていた。独自にアンデッド騒動を調査しており、犯人をおびき出すためリナに襲撃しやすい離れをあてがうなどかなりの食わせもの。
ウィレーネ
声 - 天野由梨
リナ=インバース神教の教祖。長い銀髪の美人。元は赤の竜神(スィーフィード)を信仰する教会の巫女だったのだが、教義に矛盾を感じ巫女を辞め独自に宗派を設立しようとする。見境なく破壊するなら矛盾はないと考え、矛盾しない完全な教えとして破壊神信仰を思いつき見境なく破壊することで有名なリナを崇めるリナ=インバース神教を開いた。イメージと違うリナに破壊神になることを強要するが、拒絶され破壊神にするためサクラに雇った信者達にリナの名を語らせ破壊活動をさせる。ナーガが呼び出した魔王竜(デイモス・ドラゴン)を始末するため、リナに町から引っ張り出す囮にされて魔王竜(デイモス・ドラゴン)ごと「竜破斬(ドラグ・スレイブ)」で吹き飛ばされた。その後、魔王竜出現事件の犯人に仕立て上げられて役人に引き渡された。

領主関係[編集]

エルシア
ラントゥス城を居城とする領主。サイズの合わない大きな冠を被った気の荒い中年男性。アンデッドを率いて城を占拠した魔道士の討伐をリナとナーガに依頼したが、リナが「竜破斬(ドラグ・スレイブ)」で城を吹き飛ばして魔道士を討伐したため、彼女達に代わりの城を探させる。その後2人の活躍で、怪しい人体実験で国を追われた魔道士の住んでいた黒い城を手に入れたが、城を手に入れる際に2人が攻撃呪文であちこち大穴をあけたため、城は倒壊する。
レイミア=ウル=トゥラーディア
タイレルの公女。セイルーンに留学し二年間の学寮生活を終えた後、実家に戻るが、ナーガが放った石竜によって破壊された町の再建のため財力がつき家はすっかり貧乏になる。造花つくりのバイトをしながら親戚のマクガネル公に借金の申し込みに行く途中リナと会い護衛を依頼する。食い逃げをしたり、出された料理をポケットに詰め込んだり、金貨の音を聞き分けたりと貧乏にもめげずにかなり逞しく生きている。マクガネル公に暗殺されそうになり、リナの助けで命は助かるものの、借金が駄目になり貧乏を続けることになる。フラオンに好意を持っていたため、ゼクターの正体がフラオンだとはリナの配慮で伏せられた。リナが報酬を断ろうとした数少ない人物[2]
クランベ
トゥラーディアに長年仕えている老人。レイミアのお供で「爺」と呼ばれる。財力がつき給料の払えなくなったトゥラーディアに一人残るが、わざとやっているとしか思えないほど失言が多く、忠誠心もあまり感じられない。リナからは、単に再就職先がないから城に残っているのではと思われている。レイミアも内心腹を立てているのか、ピンチのときに香典の話をした。ゼクターに捕まり人質にされるがリナに助け出される。口を滑らしそうなのでゼクターの正体がフラオンだとはリナの配慮で伏せられた。
フラオン
レイミアの従兄弟。レイミア以外で次期領主の継承権を持つ唯一の人間だったが、反乱を企てた大臣が傀儡にしようとしたため[3]周囲に後ろ指を差され、いたたまれなくなって継承権を放棄し出奔。次第に復讐心が芽生え、クロツに獣化の力を与えられ黒豹の獣人ゼクターとなり、タイレル領を手に入れようと目論んでいたマクガレル公をそそのかしレイミアを暗殺しようとする。計画が失敗しマクガレル公を斬殺して逃走するが、正体に気づいたリナに倒される。
マクガレル
フィガロ・シティ領主。タイレル・シティのトゥラーディア家とは遠縁にあたる。トゥラーディアへの復讐をしようとするフラオンと組んでレイミアを暗殺してタイレル・シティの相続権を獲得しようと企むがリナによって事が露見した上、フラオンに口封じに斬られ死亡。
バーレル
マクガレル配下の衛兵隊長。性格が悪く、かたりだと勘違いしたレイミア一行を小銭で追い返そうとした。その後、マグガレルの命令で兜で素顔を隠し部下と共にレイミア達の道中に現れレイミア達を襲うが、あっさり倒され素顔をさらすこととなる。
カイラス
デミダス・シティの領主。魔道畑の人間で、魔道の別途応用の研究をしている。国王の前で「火炎球(ファイアー・ボール)」を使った大砲の実験を行った際、偶然砲弾が国王の部屋を直撃。反逆を疑われ、逃げ戻った城に討伐軍を派遣され周囲を包囲されるが、魔道士協会の依頼を受けたリナとナーガによって城の兵士共々逃亡に成功する。
ザイエン
プライアム・シティ領主。ダイアナの麻薬密売に加担していたが、フィリオネルが地方視察の旅に出たことを知り、ダイアナを始末して証拠を消そうとする。とことん部下に恵まれない人物で、通りかかったアメリアがダイアナにそそのかされて成敗しに来た際、ボケた老文官のせいで麻薬密売の話を聞かれ、しかも部下が先走って斬りかかり言い逃れのできぬ状況になり逃げ出すが、念のために雇っていたレミーがアメリアの言葉であっさり裏切り捕まる。
カシミオン
カルミドーン・シティ領主。恰幅のいい髭を生やした中年男性。リナの見当はずれの推理によって、家畜焼殺事件の犯人にされそうになるが、ミシェールの証言によって親衛隊長であるランシールが犯人だとわかりランシールを更迭した。
ランシール=アルゾ=プロット
カシミオン配下の親衛隊長。口癖は「全く困ったもんです」。ミシェールの店の常連で毎回将軍やロードの愚痴をこぼして軽い呪いを依頼してきていた。ミシェールに言い寄って振られた腹いせに、配下の魔道士に命じて家畜を焼殺し、ロードに事件の犯人がミシェールだという噂がある、とデタラメを言って噂を広め、濡れ衣を着せようとした。しかし全てが明るみに出て、ロードの許可済でリナの呪文で吹っ飛ばされ捕えられた。
ローリィ=ソロンホーン
地方領主の娘。長い銀髪の少女。キルギス・シティに住む親類に世継ぎが生れ、祝賀訪問の為病気療養中の父に代わってキルギス・シティへと向かう。道中謎の暗殺者から襲撃を受け、偶然助けに入ったリナに道中の護衛を依頼する。何かにつけて大きな悲鳴を上げる。外見の似た従姉妹がおり、彼女に間違えられたため襲撃を受けたことが明かされた。
フェルドランド
ローリィの父親配下の騎士。眼光の鋭い中肉中背の男。ローリィの護衛として彼女と旅を共にする。ローリィの父親が治める領地では1番の使い手で腕も確かだが、騎士団1の問題児でもあり、護衛の責務を果たさず敵に出会うと何かと理由を付けて逃げる。
クライヴェル
プロカル・シティ領主。息子のアリアスが「煙が出ない焼き網」に出資していたのを知り、エシオスを後継者に推す。
アリアス
クラヴェルの息子でエシオスの兄。次期領主になるべく、点数稼ぎのためグリムワルドに出資し、魔法の道具を開発させるが、完成したものが「煙が出ない焼き網」だった為、発覚を防ごうとエージェントを放つ。しかし失敗して父に後継者の資格を取り消される。
エシオス
クラヴェルの息子でアリアスの弟。兄のアリアスが「煙が出ない焼き網」に対して大金を出資していたため、それを知った父に次期領主に推される
ベリーウッズ
ウィンボウ・シティ領主。1人娘を大臣にさらわれた為、リナに救出を依頼する。
セルゲイ=アンドレアス
ベリーウッズに使えていた大臣。実年齢より若く見え他人から大臣らしくないと言われるのに悩み、大臣らしいことをしようと考え、領主の娘を誘拐して領主の地位を要求という暴挙に出た。
ユーリィ
ベリーウッズ配下の騎士団に属する騎士。童顔の青年。戦士としての腕は一流だが、女のことしか頭になく妄想で鼻血を出している。「騎士団恒例コンテスト・今のうちに逮捕しておきたい男ベストテン」で常に上位キープらしい。リュスティーナ救出のためリナに同行するが、自らの妄想を実現するためにリュスティーナを連れ去る。しかし、妄想男の心理を読んだセルゲイによって居場所を突き止められリナに倒され捕まる。
ラインツ
ベリーウッズ配下の騎士団に属する騎士。白髪の老人。壁を剣で斬ってその中に逃げ込むなど剣の腕は確かだが、悲観主義者で思い込みが激しい。「いっそこの手で…」と言ってすぐにリュスティーナを手にかける方向に発想が向かい、剣を持って含み笑いをしながら「姫を楽にする」と言ったり、リナの屋敷を吹っ飛ばして瓦礫から姫を探すアイディアに同意したりと姫を殺したいようにしか見えない言動をする。リュスティーナ救出のためリナと同行するが、大臣と一緒にいたリナを内通者だと思い込み、襲い掛かるが入った部屋に「火炎球(ファイアー・ボール)」を叩き込まれ捕まる。
リュスティーナ
ベリーウッズの1人娘。4歳になったばかりの幼女でセルゲイに誘拐されるが、本人にその自覚はなかった。
ジオラント
ベルミックの町の領主。呪術士ソリスの呪いで病に倒れ床につく。
マディック
ジオラント配下の親衛隊長。彫の深い顔立ちをした男。毎夜響く高笑いを魔族の呪詛だと思いリナに協力を依頼する。
シェザール
ジオラントの弟。町であった呪術士の口車に乗って兄に呪いをかけることを依頼する。根性なしでリナが偏見で黒幕だと決め付けてカマをかけるとあっさり全て話す。

商人関係[編集]

カール=ブライアン
マレネイド・シティ一の大商人。太った白い髪の男。誘拐された娘の救助をリナとナーガに依頼する。
レイリー=ブライアン
カールの娘。銀髪のかわいい女の子。高飛車で口が悪いが、商人としての心意気は一丁前で誘拐された際に金目のものを持ち帰ろうとした。
クレーネ
カールの経営する店の会計士。店の金を横領したため、ハンニバルと共にレイリーを誘拐する。
ローデン
領主お抱えの大商人。恰幅のいい中年男性。盗みが頻発している倉庫の警備をリナに依頼する。店の金を横領しており、クロードが盗みを働いているのを利用して帳尻を合わせようとするが、偶然盗みの現場に遭遇したリナに勘違いしてすべて話してしまい、襲い掛かるが敗れ、クロード共々牢屋にぶち込まれた。
クロード
ローデンの甥。コネで倉庫警備の主任になっているが、怪談が苦手で怖いからという理由で夜間警備を行わない等、無能である。実際は彼が盗みを働いており、現場を押さえたリナに捕まる。
シレーネ=フィッツマイヤー
声 - 渡辺久美子
沿岸諸国周辺では名の知れた商人、ジェリオ=フィッツマイヤーの娘。金髪の美人で派手な服装を好む。非常に我が儘、高飛車、浪費家で毎日服を買い替えて一度着た服は汚いからと言って捨ててしまう。別荘までの道中の護衛にリナが雇われるが、わがままに腹を立てお灸をすえようと偽装誘拐を試みるが手違いで、本当に誘拐されてしまう。リナとナーガが助けに来るが、野盗のリーダーがマゾだったため、野盗を指揮下に置きリナ達を倒そうとするが、ナーガによってファッションを論破され彼女の放った蹴りで倒される。その後ナーガを師匠と崇める。
コッフェル
メルカドの町で商売に成功した老人。笑えない性質の悪い冗談を放つ癖がある。恋人と駆け落ちした娘が死亡したことを知りイリーズを引き取ろうとする。イリーズとぎくしゃくしていたが、イリーズがアッサムから彼を助けた後和解した。
イリーズ
コッフェルの孫。猫を思わせる釣り上がり気味のくりっとした目をした少女。両親が馬車の事故で死亡したため、祖父に引き取られることになり、リナとナーガによってメルカドの町に向かう。母親から「はむかう相手には地獄を見せろ」「礼は半分、恨み倍返し」など過激なことを教わって育てられたらしく寝ているナーガを縛りリナから金品を奪う、1人でゴロツキを倒すなど、ある意味しっかりした性格の持ち主。コッフェルとぎくしゃくしていたが、後に和解する。
ハッブル
コッフェルの甥。不健康な顔色と鋭い眼をした中年男性。アッサムの父親で魔道士を嫌っている。
カールソン
商人。小太りの中年男性。弟のフランクと共同で商売をしている。暗殺者から殺害予告が届いたためリナ達を雇うが、実際は彼が事件の黒幕であり、自分と間違われてフランクが殺されたことにして商会と財産を独り占めにしようとたくらんでいた。リナによって事実が発覚した際逃げようとするが、フランクに壺で殴られ役人に突き出された。
フランク
カールソンの弟。仕切りたがりやで、警備の配置に口を出していた。カールソンに雇われた暗殺者に命を狙われるがリナの活躍で助かる。しかし、リナを雇ったのは兄ということで地元の特産品であるモルモルウサギの肝臓の干物を渡して依頼料は払わなかった。
マーシャル=ブラント
地方豪商のブラント家の当主。どこか抜けた性格をしており、家が盗賊団の隠れ蓑になっている事にまったく気づかない他、デイジーの行動を「おしゃまさん」で済ましていた。事業に何度も失敗しており、盗賊団が運営資金を保管している倉庫にかくした盗品を気づかずに補填に使っていた。
デイジー=ブラント
マーシャルの娘。長い銀髪の少女。町の食堂で無銭飲食をした上に高笑いをしていたナーガのことを気に入ったり、ナーガにコークスクリュー・パンチをしているリナを見て恋に落ちたり、恋した相手をしびれ薬などを使って強引に自分のものにしようとしたり、父親が盗賊団の頭領かもと聞いて心をときめかせたりと、かなりの変態ぶりで、しかもそれを自覚した上で開き直っている。
ダイアナ=クレイン
プライアム・シティの商人。長い赤毛の美人。領主のザイエンにお金と色気で取り入り麻薬密売を黙認させていた。ザイエンに裏切られ刺客を向けられていたところをアメリアに助けられて、彼女を焚き付けてザイエンを成敗させようとする。勝った方と後に戦うのは予想しており、部屋に麻薬を焚き込めて混乱したところを倒そうとしたが、元々超ハイテンションなアメリアとレミーにそんなものが効果があるはずもなく、彼女達によって成敗された。
フラニガン=ハンニバル
エイプリルの叔父。温和な顔をした中年男性。商売に成功してセルリアン・シティ郊外にある池付きの広大な貴族の屋敷を購入。エイプリルが依頼料を払えなかった埋め合わせに招待したリナをもてなす。過去に何かやらかしたエイプリルに対しところどころにトゲのある発言をする。
メリッサ
フラニガンの妻。金髪の女性。夫のほめ言葉に同意しない相手を何人も病院送りにしているらしい。エイプリルが連行された際、一生捕まえていてくれたらいいと言う。
マーク
フラニガンの息子。ブラウンの髪をした青年。事件解決後、友人のロバートが犯人だったことより連行されたエイプリルがシャバにでることを気に病んでいた。
レイチェル
マークのガールフレンド。金髪の女性。エイプリルが過去にやらかしたことを知っているらしくエイプリルの友人と紹介されたリナがちゃんとした人であることに驚いていた。
ロバート
マークの友人。黒髪の男性。釣り好き。フラニガンの元にあったオリハルコン製の竜神像を盗むが、リナの推理で捕まる。盗みに及んだ理由や、ややこしい出生や悲しい過去、色々な事情を話す前に連行された。

盗賊・犯罪組織[編集]

ティス
盗賊団『ダーク・ウルフ』の頭。トラを連想させる物腰の男。得物は円月刀(シミター)でエレナと互角の使い手。アウトロー気取りで気ままに生きていたらいつの間にか盗賊の頭に祭り上げられ、現在の状況は本意ではない。エレナとは幼馴染で実は相思相愛の間柄。リナの放った「烈閃槍(エルメキア・ランス)」で気絶し、同じくリナが放った「竜破斬(ドラグ・スレイブ)」によって盗賊団の本拠地が土砂に埋もれた為、以降は一般人としてエレナと共に平穏に生活しているようである。
ガルス=ブレイザー
沿岸諸国犯罪結社連合に加入する犯罪組織「ヘルマスター」の首領。がっしりした体格をした赤毛の男。近隣の組織でも屈指の実力者。養父母に育てられたが、冷たい仕打ちをした彼らの財産を奪ったのを皮切りに、麻薬の密造、売春等の数々の犯罪に手を染め、犯罪組織を設立。組織の運営が軌道に乗ったところで、構成員がリナに因縁をつけようとしたため、彼女によって組織をつぶされる。
その後、連合の方針と後押しもあり組織をつぶされた恨みで、リナに復讐を企てるが復讐宣言をした際に彼女に捕まり、人質兼刺客からの盾として晒しものになる。何とか逃げることに成功するが、デュオス・コネクションを襲った、リナとナーガによってデュラン共々「水竜破(シーブラスト)」に飲み込まれた後どうなったかは不明。
デュラン=バルザーク
沿岸諸国犯罪結社連合に加入する犯罪組織「デュオス・コネクション」の支配者。リナが近々自分の勢力圏を通るため、ガルスに手を貸す。リナについて真偽混ざった数々の噂を知っている。部下が雇ったナーガに騙され、組織本部の場所を知られリナとナーガによって組織本部を襲われる羽目になる。抜け道を使って、ガルスと共に逃亡するが「水竜破(シーブラスト)」に飲み込まれる。その後何とか生還し連合の集会でリナとナーガへの復讐を呼び掛けるが、二の舞を恐れて聞く者はいなかった。
ビスタ
声 - 塩沢兼人
盗賊団「ポイズン」の首領。リナとナーガにより盗賊団は壊滅し、役人に突き出される。牢屋で出会ったディオルからリナを捕まえる妙案とリメラ計画を聞きつけ、部下の手引きによって脱獄した後彼に手を貸す。髭をそりレクターと名乗って伝説の剣、斬妖剣(ブラスト・ソード)を餌にしてリナとナーガをおびき寄せ、リナの捕獲に成功。しかし、その後はナーガを倒そうと暗殺者を雇うが失敗。ディオルに頼るがナーガのコピー・ホムンクルスがオリジナルになついてしまい、ディオルともども逃げ出した。リナとナーガに捕まった後出るはずのない斬妖剣(ブラスト・ソード)を2日間掘らされ、倒れたところを牢屋に叩き込まれた。
ウェイザック
スポンサーの希望にそった合成獣や魔法の道具を研究製作して提供している死の商人。外見は金髪碧眼のキザ男。人間が心のたかぶりで力を発揮できることに目をつけ、人格を与えた動く鎧(リビングメイル)を研究、男より女のほうが好きだという理由で少女の心を持ったナタリーが完成した。しかし、ナタリーは暴走して自分を造った魔道士たちを忘れて、研究所に居着いてしまう。研究資料の回収のため、ナタリーを狙うが、ナタリーの強力なパワーとリナによって失敗。その姿がナタリーの思い描く、王子様的な「おとうさま」に合致していたため抱擁を受けて重傷を負い捕まる。
カーシャ=シュレイカー
ブラント家のメイド頭。神経質そうな中年女性。メイド頭という立場を利用してブラント家を隠れ蓑に、盗賊団活動に励んでおり、ブラント家の使用人をほとんどメンバーで固めるなどマーシャルを見事に利用していた。しかし、盗んだ盗品をカモフラージュの為に店の運営資金の保管されている倉庫に隠したのが災いして、ブラント家の運転資金と消えてしまっていた。捜査のため、メイドを装って屋敷に潜入したリナ達の口を封じるため殺そうとするが、呪文で吹き飛ばされ、デイジーの愛の毒牙にかかった。
バズエル
暗殺結社「薄暮の幻影(トライワイト・イリュージョン)」の総帥。髑髏を模した仮面をかぶり、「魔人(ディアブロ)」と名乗っている。暗殺目標を良く確認せず、外見の似た従姉妹を間違えて襲うなど、殺し屋としては間が抜けているが、魔道士としては超一級に分類できるほどの使い手であり、自らが上級の攻撃呪文や召喚呪文を操るばかりか、使い魔を通して自在に呪文を発動させることが出来る程の実力者。
一度は奇襲でリナを倒すが、暗殺目標を間違えたことに気づいて戦意を喪失した隙に怒りの興奮で復活したリナとナーガに殴り倒される。後に使い魔を使って仕返しを企み、リナを追い詰めるが、下手な余裕を見せ止めを刺すのを伸ばしていた間に動物保護団体に本拠地に乗り込まれ活動停止に追い込まれてしまった。
テルメギド
薄暮の幻影(トライワイト・イリュージョン)に属する暗殺者。痩せた体と長い手足の男。黒い服を着て糸を使い、「毒蜘蛛」と名乗っている。頭上からローリィに襲い掛かるが、形から入るという結社の基本理念の元、ただ相手を怖がらせるだけで実技を全く習得していなかったため、助けに入ったリナの放った「火炎球(ファイアー・ボール)」を受けて吹き飛ばされる。
ランガーシャ
薄暮の幻影(トライワイト・イリュージョン)に属する暗殺者でバズエルの母親。小柄で白髪の老婆。服の下に赤黒く染まった包帯を巻いて、「死告女(バンシー)」と名乗っている。体術と鉈の使い手で異様に動きが素早く、大男のノルドを担いで逃げるなど力も強い。相手を過大評価する癖がある。テルメギドが倒されたため、ローリィをノルドと共に襲う。フェルナンドの当身で倒され、その後は痛風で寝込んでいる。
ノルド
薄暮の幻影(トライワイト・イリュージョン)に属する暗殺者。焦点のあわない目をした大男。全身を油で濡らして、「幻乱(ファントム)」と名乗っている。氷系の攻撃呪文を使って戦うが、全身を濡らしている油にリナの放った「爆煙舞(バースト・ロンド)」で火をつけられ倒される。
ルオーグル
薄暮の幻影(トライワイト・イリュージョン)に属する暗殺者。火蜥蜴(サラマンダー)を模した鎧に身を包み「火蜥蜴(サラマンダー)」と名乗っている。火炎系の攻撃呪文を使用するが二つ名を名乗ったため、リナにそれを看過され全ての呪文を「炎裂壁(バルス・ウォール)」で防がれる。術のストックが尽きた所をリナの放った「火炎球(ファイアー・ボール)」によって全身を炎に包まれ倒される。
ウォルター=ハイランド
犯罪組織「真夜中の鎮魂歌(ミッドナイト・レクイエム)」の総帥。黒髪で性格がひねくれていそうな顔をした男性。リナの近所に住んでいたことがあり、幼い頃、リナのキャンディーを奪おうとして逆に植木鉢でどつき倒され、以降リナから虐め抜かれる。その後、親の仕事の都合で引っ越し、リナに復讐する機会を失うが、復讐のために「真夜中の鎮魂歌(ミッドナイト・レクイエム)」を設立。復讐を果たすため、リナが探していた壺を割り彼女を本部のあるバリスの村へと誘き寄せる。
近所の人間に対しては当番のドブ掃除をしっかりこなすなど、葬儀屋を営むまじめな村人を演じて信用されており、リナにテロリスト容疑をかけ村人を動員して倒そうとしたが、ナーガが彼の組織の犯罪内容を知っていたため正体がバレてしまい、村人に倒された。
モルグ
真夜中の鎮魂歌(ミッドナイト・レクイエム)の構成員。小柄な男。勤めていた商家が潰れてしまい、就職先が中々見つからなかったため、魔道士を装って「あまたの知識に精通し、あらゆる魔道の術を使いこなせる」という嘘をつき、ウォルターに雇われる。問答無用でリナに蹴倒される。
ラティーナ
リナに潰された盗賊の残党。陰気な表情をした黒髪の美人。怪談を人に語るのが好きで、そのストックは100話以上あり、盗賊仲間も逃げ出したり、泣いて話の中断を頼んでいる。兄が首領を務めていた盗賊団をリナに潰され、自分も町で営んでいた盗品売買が立ち行かなくなり故郷を追われた。その後、山中にある地下室に魔道士が住んでいる屋敷を無人と思いこみ、そこに兄達と共に住み着く。道に迷い雨宿りのためにリナが訪れたため、怖い話をして部屋に留め置くが、挙動に不審を抱いたリナに正体を見破られる。リナに貯め込んだ宝を奪われた後、屋敷に住んでいた魔道士に仲間共々引き渡された。
カイラム=イリオル
アンダーグラウンドファイトを取り仕切る組織のボス。女性をスカウトしてはモンスターと戦わせていた。スカウトから司会まで幅広くこなす。リナとナーガ、マリアを大金でつってアンダーグランドファイトに参加させるが、逆に力を合わせた彼女達によって組織を壊滅させられる。
クラマッド=ネルローネ
犯罪結社「ネルローネ・ファミリー」の首領。紳士風の中年男性。マーリーンを匿っていたがカーシャの依頼で現れたリナに、本拠地の城塞を壊され部下共々「竜破斬(ドラグ・スレイブ)」で吹き飛ばされた。

人以外[編集]

リオル
声 - 山崎たくみ(ドラマCD版)
竜族一の飛翔速度を誇り菜食主義な白竜(ホワイト・ドラゴン)。縄張りの近くの村人にリナとナーガ(ドラマCD版ではアメリア)が起こした破壊現象の犯人と勘違いされ、心当たりがないため近くの青竜(ブルー・ドラゴン)が犯人ではないかと言うも、信じてもらえずリナに村人に突き出され退治されそうになる。しかしたまたま青竜が通りかかり無実を信じてもらい、リナの命令で青竜と戦わされるが知恵を使って打倒する。その後は村人達と交流を深めた。
シュタインドルフ
声 - 速水奨
古代遺跡を住処にしている吸血鬼(ヴァンパイア)。近くの村に月に一度の生け贄を要求したが、迷宮で自分は迷い、生け贄はたどり着く前に死んでゾンビになってしまい不自由している。高い魔力を持つ吸血鬼のクセに、使える呪文はニンジンのような小型で、飛行速度は歩くよりも遅く、触っても熱くない、しかも出現本数は1本だけの「炎の矢(フレア・アロー)」[4]のみ。あまりの阿呆さに激怒したリナに埋められる。
OVAではリナの放った呪文がほとんど効かないなど、ヴァンパイア相応の強さを見せるも最後は小さな蝙蝠に化けたところをリナに倒される。遺跡で迷ったり、リナに埋められる等のシーンはカットされている。
モリーン
エルフの女の子。見た目は5、6歳だがエルフのため、実年齢は19歳。呪文を使うことができる。クルトーザの町にお使いに出されていたのだが、シャーリーンがそれを忘れて行方不明と勘違い。4人の傭兵風の男達とリナ達に捜索を依頼したため、お互い誘拐犯と勘違いして奪い合い状態になってしまった。
シャーリーン
やや華奢な体つきのエルフ。見た目は20代後半だが、実年齢は150歳。娘のモリーンに人間の町へのお使いを頼むが、若ボケのため行方不明になったと勘違いし、4人の傭兵風の男達とリナ達に娘の捜索を依頼する。
ナタリー
ウェイザックたちに造られた動く鎧(リビングメイル)。人格を与えられ自我と人間に匹敵する知能があり、同時に魔道強化を施されゴーレムをも圧倒するパワー・強度と並みの精神系呪文なら楽々と耐える対魔法防御力を持っている。人間の少女をモデルとした人格を持ち、性格は大人しく小心、乙女ちっくで自称十六歳。造った組織がリナに壊滅させられたため、酒場に歌姫として就職し、観光名物となっている。その後、旅芸人を装ったウェザックの残党に騙されて連れていかれるが、リナによって助けだされる。
クレミア
水霊族(ニルファ)。住んでいる湖に取材に来たメディオ達を怪魚を使って追い返そうとするが、ナーガの呪文によって地上に流され見つかり捕まってしまう。仲間の水霊族にエメラルドの原石で雇われたリナによって助け出され湖に帰って行った。
アレクサンドル=ニコルソン 
ヴァンパイア・ハイソサイエティ・クラブの営業をしている吸血鬼(ヴァンパイア)。ヴァンパイアを人間よりも高等な種族と考え、高貴な種族に相応しい礼儀作法の習得と人間との友好を目指して活動を行っていたが、町の人に警戒されてしまう。ゴーレム作成術を応用して数日で石造りの城を作るなど高い魔力を誇るが、暴力的な行為は徹底的に嫌っている。
マリアテーゼ=ハインライン
ヴァンパイア・ハイソサエティ・クラブのインストラクターをしている吸血鬼(ヴァンパイア)。ナーガの紅茶の飲み方に感激して吸血鬼(ヴァンパイア)に勧誘した。
ロガンザ
魔道死霊(リッチ)。自分も元は人間で人間と仲良くしたいが、その姿ゆえに見果てぬ夢と思っていた矢先に、アレクサンドル達の話を聞き吸血鬼(ヴァンパイア)だけにいい思いはさせまいと邪魔するため人間の軍隊に見えるようにゾンビの軍団をつくりクラブを攻撃する。強大な魔力を持ちリナとナーガを翻弄し、さらには変身呪文で複数の呪文と印による複合混成呪文を使おうとした。しかし、リナから変身呪文使えるなら人間に変身すればいいのではと指摘されそのことに気づき和解する。その後、クラブに入会。
ジョン
竜族最強の魔王竜(デイモス・ドラゴン)。ラギアゾーンのペット。カタートはペット禁止だがゼロスのとりなしで暮らしていた。約20年前のディルス二世のカタート山脈討伐の際にラギアゾーンとはぐれてしまった。ナーガによって偶然召喚されラギアゾーンと一緒にカタートに帰っていった。その後、ペット禁止のカタート山脈を出て人里の近くの山で子犬程度の大きさに空間操作された状態で暮らしていたところ、あまりにも珍妙極まりない姿だったため、猟師のドナルドに連れ去られるがリナとナーガの協力で無事見つかる。
ガント
モンスター用達武器防具店「スカルマッシャー」の店長であるドワーフ。迷い込んできたリナと行き倒れのところを保護したナーガを口止めも兼ねて臨時店員として雇う。
アビスフレイム
モンスター用達武器防具店「パンデモニウム」のオーナーであるドワーフ。「混沌の軍団」をイメージした黒の全身鎧を愛用する怪しい男であるが、店員の相談に親身に対応するなど親切な性格。「スカルマッシャー」に大モグラで乗り込んで挑戦状を叩き付ける。
実は「スカルマッシャー」のオーナーでもあり、ガントはその部下。店同士の対立や挑戦状は常連客承知のバーゲンイベントであった。
ハンス
声 - 竹村拓
少々幼いしゃべりをする死霊騎士(デュラハン)。生前使用していた鎧に憑依している。南ラルティーグ地方デュラハン地位向上集会に参加した際に酔っ払って[5]、胴体を失い、頭を子供達に蹴って遊ばれていた時ナーガに助けられリナとナーガに胴体を探してくれるよう依頼する。
EVOLUTION-Rでは胴体ではなく、頭を紛失しており、頭にはタコの紋章が刻まれている。また、代々タコ壺職人を務めた家系に生まれたことになっている。
デューン
声 - 内海賢二
二頭の首のない黒馬にひかせたチャリオットに乗る死霊騎士(デュラハン)。精神力によって具現化しており、魔法剣を持った剣士と闘った際に受けた一撃で力を失い、チャリオットや馬を具現化できなくなりそのことを恥と感じ、ハンスの体を取り込む。しかし、その後のリナ達との戦いで無欲なハンスの言葉を聞き、自分の非を悟り以後ハンスと共にチャリオットに乗って行動している。剣の刃を伸ばしたり、自分の霊体を地面や木に伸ばし憑依して操る力を持つ。
EVOLUTION-Rでは胴体ではなく、頭を取り込んでいる。
ラハード
南ラルティーグ地方デュラハン地位向上集会の集会所の管理を行っている死霊騎士(デュラハン)。遠くへの移動の際には霧を集めた白い馬に乗っている。仲間の死霊騎士(デュラハン)に連絡をとったり霧を操る能力を持つ。

その他[編集]

キャニー
声 - 松井菜桜子
兄の仇を付け狙う少女。千の偽名(サウザンド)が「リナ=インバース」と名乗ったため、リナを付け狙う。槍戦士の格好をしているが、ただの素人なのでとっても弱く最弱の戦士と称される。しかもリナは真犯人千の偽名とは似ても似つかないのに気付かなかったり、道で千の偽名とすれ違っても気付かない、兄が死んだのは酔った兄が通りすがりの千の偽名を棍棒で一方的に殴打したため、自分の身を守ろうとした反撃で殺されてしまったという事情を知っているのに自業自得であることに気が付いていないなど頭も相当悪い。リナが千の偽名を倒したため故郷に帰って行った。
SFC版ゲームでは仲間にすることも出来るが、その「弱さ」もしっかり再現されてしまっている。
パイル
レイミア暗殺に雇われた刺客。部下を率いてレイミア[6]を暗殺しようとするが、偶然彼女を助けたリナに阻まれる。その後何も知らずに雇ったナーガに裏切られ、捕まるが脱出。最後はタイレル・シティ近くの森の前で立ちはだかるがナーガの放った石竜に驚いて逃げる。
ミハエル
銀の竪琴を持った吟遊詩人。長い髪をした軽薄な感のある美形。藁人形と針を使った遅行性の呪術の使えるそうであるが実際に効果があるのかは不明。彼方此方に借金して借金取りに追われており、リナとナーガを騙し護衛に雇う。その後事実がばれて2人にぼこぼこにしばき倒され竪琴ごとガムルに引き渡された。
ガムル
いかつい体と険悪な顔をした借金取り。借金のかたとしてミハエルの竪琴を回収しようとしていた。ミハエルが無一文で約束していた依頼料が払えないことを知ったリナとナーガにミハエルを引き渡され竪琴を回収する。
ルーカス
がっしりした体格の戦士風の青年。恋人のイリーアが町を脅す黒竜(ブラック・ドラゴン)にキャベツ2玉と豚の小間切れ大皿1杯を奉げる番になったため、黒竜を倒すことを思い立ち、リナに協力を依頼する。かなりせこい性格の持ち主で、黒竜退治をリナ一人に任せないのは竜が貯めこんでる財宝目当てでイリーアが同行するといったとき真っ先に出た言葉が「分け前が減る」だった。
イリーア
ルーカスの恋人。色白の線の細い感のある美人。ルーカス同様意地汚く財宝目当てで黒竜退治に同行し、リナに儲けの八割を要求する。しかし、黒竜は町長が食費を浮かすために仕組んだもので、儲けはでなかった。
ミリー
動物を意のままに操ることのできる獣使い(ビースト・マスター)。薄い栗色の髪をショート・カットにした、ややスレンダー・ボディの美人。自身の能力に酔いしれており、一般人を見下した発言をする。動物保護協会に命を狙われたため、リナとナーガに護衛を依頼するが、クレインの町から牛を連れ出して売り払ったことがばれてしまい、護衛をやめられる。怒ってリナと闘うが、呼び出した虫を「魔風(デイム・ウィン)」で吹き返され気絶。リナによって牛泥棒として役所に突き出された。
ジョセフィーヌ
声 - 吉田理保子
赤の竜神の騎士ルナ=インバースでさえもが恐れる「自称・良家の奥様」。息子のジェフリーを才能豊かと信じて疑わず、ひたすら長い自慢話をするだけでなく、かん高い声による高周波で相手の脳をマヒさせて、自分の言い分を押し付けてくる。リナに気配も感じさせずにジェフリーの後をつけ、彼の悪口を言おうもんなら瞬間移動に近いスピードで背後に現れ強力無比な攻撃を仕掛ける。その一撃はリナやナーガ、一流の戦士であるガルダやゴルディアスさえもかわせない。夫のゴルディアスによれば昔は気立てのいい美人だったらしいが日に日に人間離れしているらしい。ジェフリーに手柄を立てさせるために盗賊団(彼女が金で雇った偽物)や黒騎士退治の協力を依頼する。
ジェフリー=メイルスター
声 - 石田彰
ジョセフィーヌの息子。背の低い不健康な感じの青年。騎士になることを夢見ているが、ゾンビと見間違うほど貧弱で、意表をつくためだけに貧弱な人間ばかりの私設騎士団「黄金の炎の騎士団(ゴールデン・フレイムナイツ)」を編成するなど頭も悪く、血を見て気絶するなどその素質は全くない。しかし、事実を本人の前で話そうとした人物は全て母親が昏倒させる為、本人にその自覚は全くなく自分は才能があると完全に思い込んでいる。盗賊退治の後リナとナーガに才能がないと言われるが、全く聞き入れず騎士を目指す。
マシュウ
レストラン「白鎧亭(ホワイト・メイル)」の経営者。髪に白いものが混じった小太りの中年男性。料理を生きる糧と考え、双子の兄弟マドックと料理に対する取り組み方を巡って対立し、互いに嫌がらせを行っており店に来たゴロツキを倒したリナを雇う。リナのセッティングした決闘で料理に対する情熱を確認し、和解した。しかし、リナが無断で二人の決闘に、見物料と掛け金を取っていたことに怒って報酬を払わなかった。鉄をも切断し、ブーメランのように戻ってくる堅焼きピザパイなど変わった料理を作ることができる。
マドック
レストラン「黒斧亭(ブラック・アックス)」の経営者。マシュウと瓜二つの双子の兄弟。料理を芸術と考え、マシュウと料理に対する取り組み方を巡って対立し、互いに嫌がらせを行っていた。料理はリナがメニューの全制覇をする程で、他に人の力で解くことの出来ないパスタ(食べることは出来る)、人を襲う活け造りなどを作ることが出来る。
サミー
剣と魔術を使う魔道戦士。金髪のやや派手な感じの美人。ウォーレンを騙して無実の魔道士を襲って金品を奪っていた。しかし、魔道士協会に雇われたリナとナーガ、事実を知ったウォーレンによって捕まり、役所に突き出された。ウォーレンと出会う前にも似たようなことをしていたらしい。
エレミー
声 - 皆口裕子
バモンド・シティの高貴な家柄の令嬢。丁重な口調ながら、根本的なところで無神経なため喧嘩を売っているとしか思えない高慢な発言をし、自分では気付かず人を怒らせている。
卑屈で根性なしな人間を男らしいと感じる独特の価値観を持ちガードナーを恋人にしているが、ガードナーがいなくなったためリナに捜索を依頼した。
その後、父親のクローブに、コードゥェル家に行儀見習いに出され、その家の息子バリスも根性なしだったため、気にいってしまいガードナーとバリス二人の間に揺れることになる。
グローブ
声 - 西村知道
エレミーの父親。自分を変えるために出て行ったはずのガードナーが帰ってきたら完全に根性の無い自分を受け入れていたのを見て娘と家を任せられないと判断し、エレミーをベルナシティのコードゥェル家に行儀見習いに出しその家の息子のバリスと結婚させようとする。
リナの口車によりガードナーが根性を見せてエレミーを取り戻せばエレミーとの仲を許すことになったが、結局コードゥェル家のバリスもガドーナーと同じくらいの根性なしだったため、ガードナーとエレミーは何も変わらず戻ってくることになる。
ガイウス=コードゥェル
ベルナ・シティに住む大金持ち。息子バリスの不甲斐無さに不満を抱いており、好奇心も手伝ってリナの提案した決闘を受ける。
バリス=コードゥェル
声 - 石井康嗣
ガイウスの息子。金髪碧眼長身の美形。エレミーを取り戻しにきたガドーナーと決闘をすることになるが、ガドーナーと同じ根性なしだったため、二人が泣き出して決闘はお流れになる。
レスター
金持ちの息子。黒髪のまずまずの美形だが気弱。自分を魔法で吹き飛ばした相手を好きになるという性癖を持つ。護衛に雇われたナーガが自分を吹き飛ばした為、好意を持ち彼女へのアプローチの仕方をリナに相談する。その後、盗賊に雇われた魔道士に吹き飛ばされ、その魔道士に好意を持った事をリナに相談するが、どつかれた。
レオーネ
町を治めている伯爵。黒髪で青白い顔をした美形。購入した自宅の地下が吸血鬼(ヴァンパイア)のねぐらになっているのに気付かないなど、抜けている所がある。リナとナーガに吸血鬼(ヴァンパイア)退治を依頼するが、ナーガの放った「霊王崩爆錠(ガルク・ルハード)」で自宅が倒壊する。
シルビィ
名もない村の住人。銀髪の少女。知り合いをそそのかして盗賊行為や窃盗行為を働かせるなど、外見に似合わずかなり腹黒。村に流行っている病の治療薬になる薬草を手に入れるため、病気の感染源になっている水だし香茶をリナに飲ませ、彼女に協力させる。実は薬草を独り占めにして村人に売ろうとしており、ジュダックに村で病が流行っていることを伝えてなかった。真実を知ったリナによってジュダックに突き出され、彼のもとで薬草の代金分働かされることになる。
ジュダック
鋭い目つきの軍人。白髪白髭の老人。軍人らしい殊勝な性格の持ち主。別荘で新兵の訓練を行っており、薬草を盗みに来たシルビィを捕まえるが「私が部下を使って本気出したら、この程度の警備なんてちょろい」と開き直ったため、挑発に乗って「警備の連中に危害を加えず、それができたら何でも持ってけ」と約束してしまう。
ラグ
フリーの拳闘士。黒い短い髪と浅黒い肌をした男。拳闘士という職柄に似合わず、悪知恵が働く。様々な相手に戦いを挑む武者修行の途中、最強の拳闘士と呼ばれたグルカに挑戦するが断られたため、戦う気を起こさせるため彼の家から金銀財宝を盗み隠す。逃亡中に自分を助けたリナを罠にはめて共犯に仕立て上げ協力させるが、リナの放った呪文でグルカは倒されてしまい、最後は窃盗容疑で役人に連行された。
グルカ
かつて最強と呼ばれ、伝説にまでなっている拳闘士。がっちりした体格をした銀髪の大男。引退後は名士として、リュクーネの町に住んでいる。裏で盗品を金持ち連中に売りつけており、その盗品を盗んだラグを子飼いの拳闘士やゴロツキに追いかけさせていたが、リナの活躍によって尽く返り討ちにあったため、自ら出向きラグと対峙する。盗品の隠し場所に出向いたところをリナの放った「破弾撃(ボム・スプリッド)」によって倒され、役人に捕まった。
ギザン
声 - 堀之紀
元暗殺者の隠れ里の村おこし広報課長。元々は暗殺部隊の分隊長で「雷光のギザン」と呼ばれていた凄腕の暗殺者であるが、敵国との平和条約が成立したため村全員で暗殺者を廃業する羽目になってしまった。「雷光」の異名の通り「地霊咆雷陣(アーク・ブラス)」などの電撃系統の呪文を得意としている。彼自身は平和条約と観光業への転換を受け入れているが、長年の暗殺者としての習慣や思考が抜けていない。誠実で責任感の強い性格であるため、アドバイザーのスカウトや暗殺稼業を再開する村人の連れ戻しなど重要業務を一手に任されているが、責任を取るとなると真っ先に自爆を考える危険な男でもある。観光アドバイザーとしてリナとナーガを雇い、ナーガの提案した宝探しゲームで村おこしを図ったが、罠の加減を間違えたため観光客に怪我をさせてしまい計画は中止となった。原作者によるとその後は農業をやっているらしい。
アニス
声 - 引田有美
ギザンの妹。「天井裏が一番落ち着く」という理由で自邸内の移動も主に天井裏を通る習慣がある。彼女の狂言誘拐事件の時にギザンが犯人に激しい怒りを見せたところを見ると、兄妹仲は極めて良いらしい。実は村おこし反対派であり、村おこしの資金強奪を企み、資金強奪には成功するもリナの推理で資金の隠し場所と反対派であることがばれリナとナーガと戦うも敗北。死刑にされそうになったところをリナの助言で罪一等を減じられ、軽い処罰ですんだ。
ラゼラム
声 - 石井康嗣
元暗殺者の隠れ里の村人で村おこし反対派。ギザンと同じく元々は暗殺部隊の分隊長で金属糸を操り「死を紡ぐ糸」の二つ名を持つ。観光業への転換を受け入れられずに、隣国の王を暗殺することで再び暗殺者が必要な状況を作り出そうと考えていた。村おこしの資金強奪を企み陽動とアドバイザーの殺害のためギザンの家を襲撃するが、リナの誘導尋問に引っかかり襲撃者とばれて、ナーガの「弦操呪牙(カオス・ストリング)」で金属糸を絡めとられ、リナの「爆裂陣(メガ・ブランド)」で吹っ飛ばされる。
マルガリータ=ギザルメー
元暗殺者の隠れ里の村人。正面から戦った場合の戦闘能力はギザンに劣るものの、「幻惑」の異名を持つ奇策と奇襲の名手として村でも一目置かれていた。しかし、その実態は我侭で気まぐれなため最初の計画をあっさり変更するだけの女性であった。「お金がいっぱいもらえる」という理由だけで村から脱走して暗殺者稼業を再開したが、ギザンに捕まって便所掃除の無期刑にされてしまった。
ロバーツ=ディンボルト
デラザック・シティ乗合馬車組合の元締め。赤毛のがっしりした中年。言葉の端々にトゲが見られるが、仕事に失敗したリナに依頼料を払うなどできた人間。競争相手であるランバートから妨害を受けており、対抗してリナを雇う。ランバートの挑発に乗って馬車レースを行うが、統合された組合の組合長にレースに優勝したナーガがついたため、職を失う。その後、元職員のカイトが設立した、デラザック・シティ牛乳配達組合に雇われる。
ランバート
デラザック・シティ乗合馬車組合の元締め。口ひげを生やしたがっしりした体格の男性。客と称した魔道士にロバーツの組合に属する馬車に嫌がらせをさせる。ロバーツの雇ったリナによって馬車が撃破されると、レースで決着をつけることを提案するが雇ったナーガが組合長になってしてしまい経営破綻を起こして組合は解散、失職する。その後、牛乳配達組合に恩を売って就職するために牛乳を盗む犯人を捕まえようとするが、真犯人が判明した後牛乳泥棒にでっち上げられた。
カイト
牛乳配達組合の組合長。黒髪の物腰の柔らかそうな男。実家が牧場をやっていることから、契約をした店や家に毎朝牛乳を廉価で配達するデラザック・シティ牛乳配達組合を起こす。どちらかというと胸が小さい女性が好み。
メローネ
牛乳配達組合の組合員。カイトからプロポーズを受けていたが、パッドでごまかしていた自分の胸が小さい事を気にし、牛乳を飲んで胸を大きくするためにロバーツの馬車から牛乳を盗む。しかし、彼が胸の小さい人が好みだと知り和解する。
ファミール=レンフォード
ディラックの弟子。肩まで栗色の髪を伸ばした美人。盗賊除けのため師匠と共に魔道士の格好をしている。自然保護団体に師匠を誘拐され、リナに助けを求める。肝心のリリアン編みの腕は非常に悪い。
ディラック
ファミールのリリアン編みの師匠。ファミール以外にも弟子がおり、月謝のことでよくもめているらしい。グラシード手芸同好会の元でリリアン編みの修業を行い、やがて3大幹部の1人にまでのし上がったが、表にでない仕事に嫌気がさし、組織を抜ける。誘拐した自然保護団体助け出された後、組織の3大幹部の1人メルディナーサに見つかり、決着をつけるため偶然再会したリナ達と共に組織本部に赴く。リリアン編みの技術は非常に卓鉄しており、素早い動きで自在に動き、革製の鞭を口で擦り切る竜を編み上げる「瞬閃昇竜編み」など神業に近いものがある。
グラシード=フォン=クラブマイヤー
グラシード手芸同好会の主催者。長身で金色の髪をしたハンサムな若い男性。若いながらもファッションデザイナーと組織の運営者としては傑出しており、組織で開発した衣類・手芸品関係の技術やデザインを各国のファッションメーカーに秘密裏に売ることで年間金貨数億とも言われる莫大な利益を上げている。金属繊維で織られたじゅうたんを自由自在に操る。アジトに侵入したリナ達と戦いディラックを人質にとるが、彼の指示でファミールが披露したリリアン編みの腕があまりにも酷いので、見かねて指導した所をリナにドツキ倒された。その後、ファミールのような未熟者を野放しにはできない、という理由でディラックの脱会を認める。悪の組織のようなノリなためリナが同好会の金を巻き上げようとしたが、世間に知られないように取引をしているだけで、非合法なことは何もしていないため、未遂に終わり結局報酬として受け取ったのはディラックから渡された金貨2枚に留まった。
メルディナーサ
グラシード手芸同好会3大幹部の1人。長身で日焼けした浅黒い肌と切れ長の青い目をした金髪の女性。革製品を主に扱っており、革にリベットを打ちこんだ自作のボンデージ風の衣装を身に付けており、得物は先端が分裂する革鞭。ディラックを本部に連れ戻す為、彼の前に現れるが、ディラックが「瞬閃昇竜編み」で編み上げた竜が巻きついて頭を火に突っ込む技「糸竜火炎撃(ドラゴン・バーニング・アタック)」で炎に包まれ倒された。既婚者で子供が2人おり、夫からは「メルちゃん」と呼ばれており、その事を知らされたリナ達に散々からかわれた。
ガイゼム
グラシード手芸同好会3大幹部の1人。主に絹製品を扱っている。仕事がないのかファッションの技術開発者でありながら、警備という専門外の役職についている。各所に張り巡らせた糸でリナ達の侵入を知り、退路をクモの巣状の糸で塞ぐが糸の巣の移動速度が遅いため、全く相手にされず置き去りにされた。
リリィ=マックレーン
イルマード公国に別荘を持つ大金持ち。長い黒髪の女性。リナとナーガに密漁者が嫌がらせをしているビーチの警備を依頼する。他人と話している時、時々嫌味な言葉を口にしており、その為か地元では反感を抱いている者が多い。報酬に金貨50枚を約束していたがジャックが別荘の金を使ったため金貨10枚しか払えず腹を立てたリナがビーチに「重破斬(ギガ・スレイブ)」を放ち[7]生き物が寄り付かない大きな入江に変えられた。
ジャック
リリィのプライベート・ビーチの元の持ち主。リリィの父親にギャンブルと女遊びで作った借金2万枚のかたにビーチを取られたことを逆恨みして、セバスチャンを名乗り別荘の執事として雇われ、別荘に置いてあった金を使って人を雇い彼女に嫌がらせを行う。
ランチェッタ
バリスに住む村人。4ヶ月前に出産し、育児のことで悩んでおりノイローゼ気味。ウォルターの自宅でリナが放った攻撃呪文の音で子供が起きてしまい、抗議に来る。その後ウォルターを倒すため、村に戻ってきたリナの前に物干し竿とオムツを持って立ち塞がる。リナの「あ。赤ちゃんの泣き声」の言葉に気をとられ倒された。
タチアナ=デイワード
声 - 久川綾
リシャールの町に住むファッションデザイナー。赤い髪の美人。一瞬ですれ違った相手にひよこのアップリケを縫い付けることができる。フォーマルなデザインを尊び、デザインの方向性を巡ってマーティンと対立しており、リナに協力を依頼する。フォーマルデザインのためなら世界を焦土とするのも厭わない、と発言する過激な性格の持ち主。度々互いのアトリエを破壊し合っており、周辺の家屋にも被害を出しているが、定額以上の賠償金を家屋の持ち主に支払っているため、役人には訴えられていない。しかし、最後はあまりにも被害をだしたため、町の人間も我慢できず役人に捕まる。
マーティン=レンフォード
声 - 飯塚雅弓
リシャールの町に住むファッションデザイナー。淡い金髪をした女性。一瞬で普通の革ベルトを、リベットやチェーンのついたベルトに改造できる腕の持ち主。斬新なデザインを尊び対立しているタチアナを倒すため、ナーガを雇う。ナーガがゴーレム生成術を応用して造った動くアトリエ、重機動工房「マーティンⅨ」でタチアナを追い詰めるが、リナが造った空中要塞工房「クチュール」を頭上から落とされ敗北した。
ザラカス
セルリアン・シティ第7警備隊隊長。フラニガンから竜神像が盗まれたという一報を聞き、部下の警備兵を引き連れ現場に駆け付ける。庭石に変形する特技を持つ。
ユジーン=バイオレッタ
旅の吟遊詩人。長い銀髪にごつい体格の中年男性。偶然出会ったリナを讃える詩をつくると言って悪口にしか聞こえない詩を謳い上げる。その後もリナにしつこくついて回り、リナが魔道士協会から、領主が借りたまま返却しない魔法の道具の奪還を依頼され、クォーランド・シティの城に忍び込んだ際に出来心からお宝の一部を盗んでしまう。その後、問題を終息させるため、リナは盗賊を犯人にでっち上げて捕えさせようとするが、前回忍び込んだ際にユジーンは顔を見られていたため、でっち上げがばれてしまい犯人として逮捕された。
ブルード=クレッシェンド
ロード・アランタイズに仕えるレンジャー。白いものが混じった髭と髪、引き締まった体をした壮年の男性。カミーラとテリウスの父親でレンジャーとしての腕は一流。しかし、公金横領が発覚してがばれて解雇される。その後、解雇された腹いせに子供たちと共に領内に出没し密猟などを働いていた。
カミーラ=クレッシェンド
ブルードの娘。赤い髪に気の強そうな顔立ちをした女性。レンジャーとしての腕は確かだが怠けたがり屋で仕事はサボってもバレない上に収入も良いレンジャーになるため、弟の料理に毒キノコを盛るなど、性格がひねている。ブルードから五日の間に百のゴブリンを狩れれば後継ぎに認めるとの約束を取り付け、リナを騙して協力させるが、テリウスの登場であっさり嘘がバレる。そこでナーガを騙して味方につけるがブルードが公金横領でクビになったためになったため無駄に終わる。
テリウス
ブルードの息子でカミーラの弟。黒髪に筋骨隆々の男性。性格は姉とは異なり生真面目で騙されやすい。リナやジョッシュが気づかなかったブルードの気配に気づくなどレンジャーとしての技量はそれなりだが本番に弱く実力を発揮できない。不純な動機で後継ぎを狙うカミーラを止めるためリナに助力を依頼する。その後、騙されて、家族と一緒に山々で食糧を取って荒らしていたが、リナの説得によって捕縛の協力に同意した。
ジョッシュ=リンドバーグ
ロード・アランタイズに仕えるレンジャー。茶色い髪と髭をはやした男。出世して他人を見下す願望があり、他人に対し優越感を持つことを至上の喜びにしている。領内を荒らすブルード達を捕え、出世するため偶然出会ったリナとナーガに協力を依頼する。
クレヴィル
テシーモの村の祭りの実行委員長。ラガスタインに騙されて邪神信仰の儀式を豊穣の儀式だと思い込んで執り行っていた。騙されやすいタイプで元セイルーンの神官を名乗るランガスタインをあっさり信用して明らかに怪しい格好や儀式をやらされているにも係わらず言葉に従う。呪文で祭りを台無しにしたリナに文句を言うが、騙されていると言われ、リナとラガスタインのどちらが正しいのか見極めるためリナと共にラガスタインのところに赴く。ナーガの呪文に巻き込まれて気絶して、目を覚まして不意打ちでラガスタインを倒すが、溜め込んだお宝を物色するために、リナに昏倒させられる。
モーゼル
ニブス村に住む黒髪の青年。父親がランプ職人で、町の剣術道場で筋がいいと言われた為、村長の家に伝わる予言にある、光掲げるものとしてジェイコブ退治を引き受けたリナに同行させられる。根性もなくジェイコブを前に震えてばかりで、剣の腕も素人以下。
ジェイコブ=ラタード
ニブス村の乱暴者。黒髭を生やした中年男性。力が強いことを笠にきて様々な悪さをしていたが、村人からの嫌がらせに屈し出帆。その後「明かり(ライティング)」と「炎の矢(フレア・アロー)」を身に着けナーガと共に村に舞い戻り、村の西にある炭焼き小屋に陣取り再び悪さを働いていた。その為村長によって、魔王になる心を闇に堕ちた力ある者、とされ村長がリナに討伐を依頼する。
ルロウグ
縁切り業界に属するエキスパート。「運命を破る者」の二つ名を名乗る。顔を布で覆ったショートカットの美人。マーカスとレイチェルがいちゃつくことによって、町の風紀が乱れることを危惧したプロキアム・シティ商工会長に依頼され、彼らの仲を裂くためにテルメギドと共に現れる。ギルメジアとは夫婦で縁切り業界にもかかわらず、職場結婚とのこと。
ギルメジア
縁切り業界に属するエキスパート。「絆を嘲笑う者」の二つ名を名乗る。顔を包帯のようなもので覆った大柄な体格をした男性。妻のルロウグとはルーちゃん、ギルぴょんと呼び合っている。
ドナルド
フロネーズに住む猟師。山でラギアソーンの空間操作によって奇妙な姿になったペットの魔王竜(デイモス・ドラゴン)ジョンを珍獣と勘違いし、生け捕りにしてロードに献上しようとする。
カーシャ=ライドパーク
小さな果樹園を経営しているおばちゃん。リナの郷里の姉ちゃん、ルナ=インバースと似た雰囲気と性格をしており、のんびりした丁寧な口調でエグい言動をする。子供のころに犯罪組織を壊滅させ、かつては「ラルティーグのハイエナ」と呼ばれていたらしい。娘のマーリーンに眼力だけでヒグマを退散させる特訓などを施し、耐えられずに家出しネルローネファミリーに匿ってもらっていたマーリーンとの対話の機会を作ってくれるようリナに依頼する。リナの提案でマーリーンが一人前かどうかテストすることにして、マーリーンの意見でリナを三日間カーシャから守りきれるかどうかをテスト内容にして、リナが了承してくれたと思いリナの命を狙う。結局リナが了承していないことを知ってマーリーンを連れて帰った。
マーリーン=ライドパーク
カーシャの娘。母の厳しい修行に耐えきれず彼女の元を逃げ出して犯罪組織に匿ってもらうが、カーシャから依頼を受けたリナによって犯罪組織が壊滅してしまう。その後、リナの提案で彼女が1人前かどうか判断するテストをすることになるが、カーシャに脅えて逃げたリナを強引に巻き込むためリナをマーシャから3日間守り抜くというものを指定して、リナと共にカーシャから逃げ回ることとなる。
ミリエラ
セレニアス王国の諜報員。金髪に整った顔立ちをした女性。子供の頃から諜報員に憧れており、大人になってから近所にある将軍の家に相談にいった末、飼い犬に門の外から泣きながら身の上相談をするという行動を1ヶ月続け、諜報員になる。ただし、諜報員には全く向いておらず町で評判のうっかり屋で得意分野も特にない。リハード王国の首都にいたリナを仲間の諜報員と勘違いしてしまい、彼女に機密文書を見せてしまったため、共にセレニアス王国へ逃亡することとなる。
トレマー
ゲリラの一員。黒ひげの中年男性。表向きは行商人を名乗っており雨のために渡し船が出ず、宿に足止めを食っていると説明している。
アディス
ゲリラの一員。金髪の男。表向きは雨のため渡し船が出ず、宿で足止めを食っていると説明している。
トッシュ
ゲリラの一員。赤髪の青年。表向きは父親に頼まれた品物を届けた帰りに雨に降られ、渡し船が出ないため、宿に足止めを食っていると説明している。
ジョージ=グッドラック
ケーキショップの店主。素材にこだわって山を買って自ら材料を育てるなどケーキに対して強いこだわりを持っている。父親が魔道士で子どもの頃から魔道士教会に通っており、その知識を利用して素材に品種改良を行っている。味と香りのみを追求した結果、叫ぶスイートポテトや肥料を求めて動き出す目玉のような栗など異様な形をしているが味はリナが原材料への嫌悪感をなくし感謝までするほど。戦闘は素人だが独力でオリジナルの呪文を作るなど魔道士としてはかなりの腕前を持つ。
レオナルド=キングスレー
フィライの町に住む金髪の青年。結婚するため、町の伝統に従いアラニアの花を手に入れるために旅に出る。フィライ七奥様の操るゴブリンに襲われた所を助けたリナに道中の護衛を依頼する。
ラビィ=ルクソール
レオナルドの結婚相手。薄い金髪の女性。試練が困難なほどあればあるほど人は大きくなるが持論で、レオに過酷な試練を与えるため、儀式の妨害に長けたフィライ七奥様と共に彼の前に立ち塞がる。しかし、試練を与えることに夢中になったため、儀式に使うアラニアの花を全て台無しにしてしまい、レオナルドと共にどこかに逃亡する。

脚注[編集]

  1. ^ 異界黙示録は異世界に飛ばされた水竜王の知識なので確実にデマ。
  2. ^ あまりの貧乏っぷりに内職をリナに手伝わせてまでなんとか報酬を払おうとしたため。
  3. ^ 彼自身は全く関知していなかった。
  4. ^ アニメではシルフィールが同様のものを使った。後にこれはリナの不完全版「重破斬(ギガ・スレイブ)」の比喩に使われた。
  5. ^ 酒を体に浴びると生前の酔った感覚が戻ってくるからであり、実際に酒を飲むわけではない。
  6. ^ 実際は、残虐な拷問を提案するなど過激な性格をした影武者。
  7. ^ 時系列での本編1巻以前に、リナが不完全版「重破斬(ギガ・スレイブ)」を使用した唯一のケース。