スルホニルウレア

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スルホニルウレア構造(赤部分)

スルホニルウレア (sulfonylurea) は、パラフェニル基スルホニル基ウレア結合からなるスルホニルウレア構造(S‐フェニルスルホニルウレア構造)を持つ化合物の総称である。スルホニル尿素SU剤SU薬

除草剤や、経口血糖降下薬に使われる。

経口血糖降下薬[編集]

経口血糖降下薬としては、膵臓β細胞にあるSU受容体結合しATP依存性Kチャネルを遮断し、細胞膜に脱分極を起こして膜電位依存性Caチャネルを開口させ、細胞内Ca濃度を上昇させてインスリン分泌を促進させる[1]。適応は2型糖尿病である。重大な副作用として重篤かつ遷延性の低血糖症、無顆粒球症などがある[2]

スルホンアミド系の抗生物質を研究していた際に、実験動物が低血糖を示した事で発見された[3]

第一世代
第二世代
第三世代

除草剤[編集]

除草剤としては、アセト乳酸合成 (ALS) を阻害する。

  1. ^ 薬学ゼミナール 『薬剤師国家試験対策参考書<<青本>> 5 薬理 [改訂第5版]』 薬学ゼミナール、2015年、566頁。ISBN 978-4907368-26-5
  2. ^ オイグルコン錠 添付文書 (PDF) (独立行政法人 医薬品医療機器総合機構
  3. ^ Patlak M (2002). "New weapons to combat an ancient disease: treating diabetes". FASEB J. 16 (14): 1853. doi:10.1096/fj.02-0974bkt. PMID 12468446.