スリー・ブラインド・マイス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

スリー・ブラインド・マイス (Three Blind Mice, TBM) は、藤井武、佐賀和光(建築家、故人)、魚津佳也の三人により、日本の新進気鋭の演奏者たちを世に出すことを目指して1970年6月に設立された日本ジャズ専門レーベルである。以降、およそ130枚のアルバムを制作リリースした。社長である藤井武がプロデューサーを務め、ジャケットデザインは西沢勉、録音は神成芳彦がほぼ担当し、オーディオ愛好家好みの高品質なサウンドでも知られた。TBMの作品群はスィングジャーナル社主催のジャズディスク大賞を5回受賞している。新作のリリースは1970年代に集中しており、1974年、1975年、1976年には紀尾井町の都市センターホールで"5 Days In Jazz"を開催しており、その模様はいくつかの実況録音盤で聴ける。TBMの作品群は日本のジャズの発展期の躍動感を捉えており記録としても貴重なものである。鈴木勲山本剛中本マリ福村博土岐英史植松孝夫中村照夫大友義雄水橋孝らが、それぞれの初リーダー作をこのTBMで録音している。このほかにも、ジョージ川口日野皓正今田勝などがこのレーベルからレコードを出しており、宮間利之とニュー・ハード高橋達也と東京ユニオンといったビッグバンドの作品も制作した。LPからCDにメディアが変わりつつあった1980年以降は新作のリリースは散発的となる。2014年12月24日、TBMレコードは東京地裁において破産手続きの開始決定を受けた。

2006年から2007年にかけて23作品がSONY MUSICから再発売され、2013年から2014年にかけてディスクユニオンのTHINK! RECORDSから10回に分けて69作品が再発売されている。


Discography[編集]

出典・脚注[編集]

参考文献[編集]

  • Minor, William. Jazz Journeys to Japan. University of Michigan Press, 2004.
  • Gerard, Charley. Jazz in Black and White. University of Michigan Press 1998.

外部リンク[編集]