スマートフォン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
スマホアプリから転送)
移動先: 案内検索
さまざまなメーカーのスマートフォン

スマートフォン: smartphone)は、先進的な携帯機器用オペレーティングシステムを備えた携帯電話の一種。スマホスマフォ携帯とも称される[1]タブレットと同様にスマートデバイスの一種である[2]

従来の携帯電話(フィーチャーフォン)や、パーソナルコンピュータの機能を取り込んでいる携帯端末とされるが[3]、一義的に明確な定義は無いとする立場もある。[4][5]

機能[編集]

  • 緊急速報の受信(緊急地震速報アンバーアラートなど)
  • コミュニケーション(電話メール
  • コンテンツ閲覧
    • ウェブの閲覧(フルブラウザ
    • ニュースの閲覧(Androidの「Googleニュースと天気」や「Google Play ニューススタンド」など)
    • ドキュメントファイル(PDFWordExcelなど)の閲覧/編集(AndroidのQuickoffice、シャープ製スマートフォンなどにプリインストールされているDocuments To Goなど)
    • スライドショーの閲覧/編集(AndroidのQuickoffice、シャープ製スマートフォンなどにプリインストールされているDocuments To Goなど)
    • 電子書籍(iOSのiBooks、AndroidのGoogle Booksアプリなど)
    • 音楽再生
      • イコライザー(AndroidのGoogle Play Music、Cyanogen OSのAudioFXなど)
      • ハイレゾ音源の再生(Xperiaなど)
      • 外部スピーカー接続
      • オーディオアンプ (USB-DAC) の接続(Android 5.0以降[8]など)
      • 音楽配信サービスの利用(iOSのApple Music、AndroidのGoogle Play Musicなど)
    • 静止画、動画の閲覧
      • 外部モニターの接続
      • AVアンプの接続
      • 動画配信サービスの利用(AndroidのGoogle Play ムービー&TVなど)
      • 動画共有サイトの利用(AndroidのYoutubeアプリなど)
        • ゲーム実況の閲覧(AndroidのYouTube Gamingアプリなど)
      • フォトストレージおよび共有サービスの利用(iOSのiCloud Photo Library、AndroidのGoogle Photosなど)
      • テレビ(ワンセグ及びフルセグ)の視聴(日本や韓国、ブラジル向けのAndroidスマートフォンなど)
      • FMラジオの聴取
  • 情報の作成・記録
    • メモ(AndroidのGoogle Keepアプリなど)
      • メモ共有(iOS 10以降のNotes collaborationなど)
    • 文章作成
    • ペイント
    • デジタルカメラ
      • 高速度撮影[9]
      • タイムラプス撮影(iOS 8以降など)
      • RAW撮影(Android 5.0以降、iOS 10以降[10]など)
      • オートブラケット撮影(京セラのDIGNO R[11]など)
      • スマートウォッチからのリモート撮影(AndroidのGoogleカメラ 2.3.017以降など)
      • RAW現像(AndroidのSnapseed[12]、iOS 10以降[10]など)
      • 写真加工
      • 美顔カメラ(サムスンのカメラアプリのBeauty Faceモード[13]など)
      • 顔認識・物体認識による写真のグループ化(iOS 10以降のPhotosアプリのMemories機能[14]、Google Photosなど)
    • ムービーカメラ
      • 動画編集(iOSのiMovie、AndroidのMovie Studioなど)
    • サウンドレコーダー
      • 360度録音(Lenovo Phab 2搭載のDolby Audio Capture 5.1など)
    • 音楽演奏/作成
      • 低レイテンシなオーディオI/O(iOSのAudio Unit[15]、AndroidのOpenSL ES(毎回改善されているものの未だiOSに劣る[16])、Samsung Professional Audio SDK(バックエンドにJACKを使用)など)
      • USB経由でのMIDIデバイスの接続(Android 6.0以降[17]など)
      • Bluetooth LE経由でのMIDIデバイスの接続(iOS8以降[18]、Android 6.0以降[17]など)
      • メトロノーム (Google検索[19]など)
      • ミュージカルキーボード(Samsung SoundcampのKeyboard[20]など)
      • 仮想ドラムセット(Samsung SoundcampのDrum[20]など)
      • 仮想ギター/仮想バスギター(Samsung Soundcamp v6.3.1以降のGuitars及びBass guitarsなど)
      • ミュージックシーケンサー(Samsung SoundcampのLooper[20]やMidi Editorなど)
      • XY Pad(Samsung SoundcampのLooper[20]など)
      • サンプラー(Samsung SoundcampのSampler[20]など)
      • ミキサー(Samsung SoundcampのMixerビュー[20]など)
  • 個人情報管理機能
    • スケジュール(予定)管理/カレンダー(AndroidのGoogleカレンダーアプリなど)
    • ToDo(予約)管理
    • 住所録
    • 名刺管理(サムスンのScanBizCardsなど)
  • 懐中電灯(iOS7以降[21]、Android 5.0以降[22]など)
  • 時計
  • 電卓
    • 関数電卓
  • ヘルスケア
    • 健康情報の一元管理(iOSのヘルスケアアプリ、AndroidのGoogle Fitなど)
    • 万歩計(iOS8以降[23]Google Fitなど)
    • 心拍数モニタ(Samsung Galaxy S5[24]など)
    • 緊急情報の登録(Android Nougat以降など)
    • 睡眠支援 (iOS 10以降の時計アプリのベッドタイム機能[25]など)
  • 地図・交通
  • 調べる
    • 電子辞書
    • Web検索
      • ニュース検索
      • 画像検索
      • 動画検索
    • 歌詞検索[28]
    • 地図検索
    • 電子書籍の全文検索
    • リアルタイム翻訳、音声入力、画像テキスト抽出、撮影映像への拡張現実的表示[29]など(Fire OSのFIREFLY機能、AndroidのGoogle翻訳アプリ(日本語対応[30])など)
    • 音楽/鼻歌からの曲名検索(iOS 8以降のSiri[31]、AndroidのSound Search for Google Playなど)
  • タグ読み取り
    • 二次元コード読み取り(NTTドコモの「ICタグ・バーコードリーダー」アプリなど)
    • ICタグ読み取り(NTTドコモの「ICタグ・バーコードリーダー」アプリなど)
    • 非接触ICカード読み取り(一部の日本のスマートフォンにプリインストールされている「楽天Edy」アプリのEdyカード残高確認機能など)
    • バーコード検索(Fire OSのFIREFLY機能など)
  • 機械翻訳
  • 学習(iOS 9.3以降の「Education」、NTTドコモのドコモゼミなど)
  • ゲーム
    • ARゲーム(GoogleのProject Tangoなど)
  • インテリジェントパーソナルアシスタント(iOSのSiri、AndroidのGoogle Now/Google Assistant、Windows PhoneのCortana、NTTドコモの「しゃべってコンシェル」など)
  • アクセシビリティ
    • スクリーンキーボード(Androidの「Googleキーボード」アプリなど)
    • 手書き入力(Androidの「Google手書き入力」アプリなど)
    • 物理キーボード(標準搭載するものもあれば、Bluetooth接続で使えるものもある)
    • テキスト読み上げ(Androidの「Googleテキスト読み上げ」アプリ、Google TalkBackなど)
    • 音声入力(Androidの「音声検索」アプリなど)
    • ブルーライト削減(iOS 9.3以降の「Night Shift」、Google Play ブックスの「Night Light」など)
  • 金融
    • 電子マネー決済(アップルの「Apple Pay」や「Wallet」、Googleの「Android Pay」や「Google Wallet」、サムスン電子の「Samsung Pay」、LG電子の「LG Pay」、NTTドコモによって開発された「おサイフケータイ」や「iDアプリ」など)
    • オンラインバンク(auのAndroidスマートフォンに搭載のじぶん銀行アプリなど)
    • 個人間送金(iOS 10以降のiMessageなど)
    • 単位換算/通貨換算(Google検索、iOSのSiriやSpotlight検索[32]など)
    • 株価表示(AndroidのGoogle Financeアプリなど)
  • 測定/計測
  • 他デバイスとの連携
    • モバイルWi-Fiルーターとしての利用(テザリング
    • PCとの連携(iOSとMacの連携機能[36][37]、サムスンのSideSyncなど)
    • 家電の操作
      • 赤外線リモコンとしての使用(Android 4.4以降など)
      • ホームオートメーションのコントローラ(iOS 8.1以降のHomeKitなど)
    • 車のダッシュボードとの連携(iOS 7以降のCarPlay、AndroidのAndroid Autoアプリ、auのカーナビデータ通信設定など)
    • クラウド印刷(Androidの「Google クラウド プリント」など)
    • 外部ディスプレイへの投影
      • 外部ディスプレイへの有線接続
      • 外部ディスプレイへの無線接続(Android 4.2以降、Windows Phone 8.1以降などがMiracastに、Androidの複数のGoogle製アプリなどがChromecastに対応している。)
      • PCとしての使用(Windows 10 MobileのContinuum、Ubuntu Touchのデスクトップモード、Maru OSなど)
  • 通信
    • 複数SIMの使用(Android 5.1以降など)
    • 通信量の節約(Android Nougat以降のデータセーバーなど)
  • 省電力モード(Android 6.0以降のDozeモードなど)
  • セキュリティ管理
    • 盗難対策システム英語版(アップルのFind My iPhoneサービス、GoogleのAndroidデバイスマネージャー、Android 5.1以降の「Device Protection」など)
    • エンタープライズモビリティ管理 (EMM) への対応(iOS 7以降のManaged App Config、AndroidのAndroid for Workなど)
    • データ保護
      • パスコード
      • 生体認証
        • 顔認証(Androidのフェイスアンロック、Windows 10 MobileのWindows Helloなど)
        • 指紋認証(iOSのTouch ID、Android 6.0以降、Windows 10 MobileのWindows Helloなど)
        • 虹彩認証(Windows 10 MobileのWindows Helloなど)
        • 声紋認証[注釈 2][38]
  • データ管理
    • オンラインストレージの利用[注釈 3](iOSのiCloud Driveアプリ、AndroidのGoogle Driveアプリ、Windows PhoneのOne Driveアプリなど)
    • クラウドへのバックアップ[注釈 4][39][40]
    • 他OSからの移行(Android用のアップル製「Move to iOS」アプリなど)
  • テーマの変更[注釈 5]
  • サードパーティーによって開発されたソフトウェアの追加

沿革[編集]

1998年まで[編集]

1993年にアップルが米国内でNewtonを発売した際、このデバイスはPDA(携帯情報端末)と称された。この言葉・概念が一般化したのは1996年にPalmが発売したPalmPilotのヒット以降である。この時点では端末に通信機能は付与されていなかった。

1994年にIBMが開発したIBM Simonは、携帯電話PDAを統合した端末で、操作は主にタッチスクリーンで行い、内部メモリにサードパーティ製のアプリケーションをダウンロードし動作させることも可能という現代のスマートフォンに近い端末であった。

1996年にノキアが発表したNokia 9000は、閉じた状態では縦長ストレート型携帯電話だが、クラムシェル(折りたたみ型筐体)を開けば640×200ピクセル画面及びQWERTYキーボードが現れる構成であった。

これらの携帯電話とPDAを統合したビジネス向け情報端末がスマートフォンの嚆矢であるとされる。しかし当時は『Smartphone』という言葉はまだ存在せず『電話ができるPDA』や『電話回線を利用して通信できるPDA』などと呼ばれていた。なおIBMやノキアではPDAではなく『Communicator』と称していた。

1999年[編集]

BlackBerry 8501999年発売・初代モデル

スマートフォンの創成期における重要な年が1999年である。この年、日本ではNTTドコモによりiモードがサービスインしている。

そして同年カナダでは、リサーチ・イン・モーション (RIM) が「BlackBerry(ブラックベリー)」を発売した。これは、発売当初は電子メールの使えるキーボード付きポケットベルとでもいうべきもので、現在ではPIM機能のグループウェアとのセキュアなリモート連携・プッシュ型電子メール・音声通話機能や、インターネット上のウェブサイトの閲覧、さらに機種によってはマイクロソフトのOfficeアプリケーションファイルやPDFの閲覧・編集機能も備えたスマートフォンに変貌を遂げている。ブラックベリーは主に法人向けであり、2004年ごろから、米国のビジネスマンを中心に普及し、スマートフォンの米国でのトップシェアを誇っている。2006年にはNTTドコモが専用サーバ (BlackBerry Enterprise Server) とのセットでBlackBerry8707hを法人向けに国内販売を開始した。2008年にはPOPIMAPメールやGmailWebメールのプッシュ型電子メールに対応した、個人向けサービスBlackBerry Internet Serviceを開始し、2010年にはiモードメールのメールアドレスにも対応させるべくBlackBerry用のspモードが提供されている。

2015年[編集]

2011年に、Googleモトローラ・モビリティを買収し、モジュラー携帯電話に関連する特許を取得した。これによってモジュール組み立て式スマートフォン(コードネーム:Project Ara)の開発が始まった。Project Araはディスプレイと金属フレームのベースパーツに、ユーザー好みのモジュールを組み合わせて、スマートフォンを自作できるプラットフォームである。これによってセルラー通信モジュールを無くした最小構成の場合は、50ドルからと安価な値段を実現している。これらは2015年に市場への投入を予定している[41]

影響し合うサブジャンル[編集]

現在スマートフォンと呼べるもの、または自称しているものは、商品展開において影響をお互いに与えていることが少なくない。

それまで独自の手描き入力「グラフィティ」をキーワードにしてきたHandspringは2002年1月に通話機能標準装備のPDAとして、初めてTreoシリーズを発売したが、初代となるTreo180(無印)には小型QWERTYキーボードを搭載した。これは前述のBlackBerryの影響である。ちなみにグラフィティ仕様のTreo180gも発売したが、後に終息した。

そのBlackBerryは、同年末以降に音声通話に対応した。これは、Treoシリーズあるいはその前身であるVisorシリーズの通話オプションアタッチメントハード「VisorPhone」や、2001年12月に「HipTop」という名前で発表され2002年10月に「SideKick」として発売された通話可能製品の影響がある。

Sidekick (HipTop)」は2002年1月の見本市・International CESでは「音声通信ができるBlackBerry」という捉えられ方で歓迎された。しかし、US200ドルを下回る低価格製品であり、カメラ機能はDDIポケットが自社PHS用に発売していた「トレバ」というオプションハードとそっくりの外付けオプションだった。日本国内においては既に1999年9月に携帯電話 (PHS) VP-210が内蔵カメラを搭載しており、その後各社・各キャリアが追随していったため、その目で見ると「スマートフォンなるもの」としては見劣りする。

イメージング機能[編集]

イメージング機能をスマートフォンの要素と考えるなら、2002年に欧州のボーダフォンへ対してノキアが「Nokia 7650イメージング・フォン」を出荷した時期が、現代的なスマートフォンのスタートだと捉えることも可能だろう。

同じ2002年の12月には、「Sanyo SCP-5300」が米国内では初めてとなるカメラ内蔵型携帯電話として発売されている。

そしてこれらの状況を受けて、米国で好調だったTreoシリーズが2003年、Treo 600でカメラ機能を初めて内蔵し、VGA撮影可能なカメラと通話およびメッセージングが可能な携帯電話、そしてQWERTYキーボード搭載のPDA機能を集約したデバイスとして登場している。

品種[編集]

Android[編集]

Android 搭載 Samsung Galaxy

AndroidはGoogleのAndroidオープンソースプロジェクト(AOSP)を中心として開発されたプラットフォームである。サードパーティでは、Open Handset Alliance(オープン・ハンドセット・アライアンス) (OHA) を中心として開発が進められている。OHAにはKDDIや NTTドコモ、クアルコム、インテル、モトローラ、HTCといった携帯電話関連の企業が名をつらねている。

Googleが中心となっているため、Googleのアプリケーションが中心のスマートフォンOSでGmail、GoogleカレンダーYouTube等のGoogleのサービスが利用可能である。またAndroid Studioを使ってWindowsでもMacでも簡単にアプリケーションの開発ができ、APK(アプリケーションファイル)を読み込んでAndroidスマートフォンへのアプリケーションのインストールが可能である。またGoogle Play(旧称 Android Market)といわれる、アプリケーションのポータルも立ち上がっている。

Androidを搭載した端末は、Google Nexusをはじめとして、さまざまなメーカーから発売している。 2008年には米国でAndroid OSを搭載したT-Mobile G1が発売され、2009年7月10日には日本でもNTTドコモからHT-03AというAndroid搭載スマートフォンが発売され、注目を集めた。 2010年4月にNTTドコモからSO-01Bが発売され、その後ドコモからはSH-10B、ソフトバンクモバイルからはSoftBank X06HT、auからはIS01などが順次リリースされた。

2010年代前半にシェアを伸ばし、スマートフォン市場の過半数を占めるまでに成長。市場はAndroidとiOSの2強による寡占状態となった。

Firefox OS[編集]

iPhone[編集]

2007年、アップルが米国で「iPhone(アイフォーン)」を発売した。Mac OS Xから派生したiPhone OS(現iOS)を搭載し、マルチタスク非対応(OS4.x以降は制限付きで対応)、アプリケーションのインストールは公式サイトのApp Store経由のみなどの制限が課され、従来のスマートフォンとは一線を画した、日本の高機能携帯電話に近い仕様が特徴である。

2008年7月には第三世代携帯電話に対応した「iPhone 3G」が発売された。発売3日間で、全世界で100万台の売り上げ、800本以上のソフトウェアの公開、1000万本のiPhone用ソフトウェアのダウンロードを達成するなど[42]、発売当初から注目を集めた。

Windows Mobile[編集]

その2002年、SideKickの発売元であるT-Mobile USA (VoiceStream Wireless) は、OSとしてPocket PC Phone Editionを搭載した携帯電話をUS549.99ドルで発売している。2002年時点では米国市場の受け取りかたはまだ、「PDAであるPocketPCに通話機能が付いた」というものだった(現代でもスマートフォンとはいえないという見方もあり定義もない)。しかし、その流れを汲むWindows MobileベースのW-ZERO3などは、ユーザーインターフェースとファイルシステムにおいて、PCとの親和性から2007年から現在まで、一つの大きな製品群となっている。Palmデバイスを先祖に持つTreoも、今ではWindows Mobileのデバイスである。またPalmデバイスの製造を請け負っていた台湾のメーカーHTCも、スマートフォン、Pocket PCのメーカーとして躍進著しい。

2009年、Windows Mobile 6.5を発表、端末がリリースされた。これまであまり変化のなかった、待ち受け画面であるToday画面が刷新され、Titaniumという慣性スクロール、大型アイコン、透明コントロールを用いた斬新なものになった。これはランチャーとしての機能と、ガジェットの機能を組み合わせたもので他のプラットフォームには見られない特徴があったが、一般的にはこの変化は付け焼刃的な改良という受け取り方をされていた。その他、ハニカム構造のスタートメニュー、大型化された標準メニューコントロールなど、フィンガーフレンドリーにしようという意図が見られ、静電容量タイプのタッチパネルにも対応し、端末も発売された。

Windows Phone[編集]

2010年に入り、米マイクロソフトからWindows Phone 7が発表され、同年9月にリリースされた。これまでのWindows Mobileとは異なり、アプリケーションのインストールはMarketplaceからに限られる。

Windows Phoneを搭載した主力シリーズは、Microsoft Lumia(旧:Nokia Lumia)である。

また、Windows Phone 7は、マイクロソフトの3スクリーン(PC、TV、モバイル)戦略の一環で重要な位置を占めており、新しい開発環境では、PC、Xbox、Windows Phoneで共通のプログラムが動く。これも他陣営には見られない特徴である。

2012年に発表されたWindows Phone 8は、同年の年末商戦で北米などの主要市場(日本を除く)で本格的に売り出され、ノキアのLumia 920などは一定の成功を収めた。しかしプラットフォームのシェアではAndroidやiOSに大きく差をつけられ[43]、Windows Mobile時代よりも減少している。

その他[編集]

Android 搭載 Samsung Galaxy
Fire OSを搭載した AmazonFire Phone

AndroidをベースとしたカスタムROMが、あらゆるサードパーティから多数でている。中にはそのカスタムROMを標準OSとして搭載し、出荷される端末もある。以下はその一部である。

市場[編集]

スマートフォンOS別販売台数推移[44]
スマートフォンOS別販売シェア推移[44]

シェアは、世界的に見るとAndroidが圧倒的に大きい。[45]

メーカー別 世界のスマートフォンシェア
2014年4月〜6月 資料:Strategy Analytics.[46]
順位 国籍 企業名 シェア
1位 大韓民国の旗 大韓民国 サムスン電子 25.2%
2位 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 アップル 11.9%
3位 中華人民共和国の旗 中華人民共和国 ファーウェイ 6.8%
4位 中華人民共和国の旗 中華人民共和国 レノボ 5.4%
5位 中華人民共和国の旗 中華人民共和国 シャオミ 5.1%
6位 大韓民国の旗 大韓民国 LGエレクトロニクス 4.9%

グローバル市場では、HTCやRIM、パームやノキア、かつてはサムスン電子などが多数機種が一定の市場を形成していた。Symbian OSやWindows Mobile for SmartPhoneなど専用のOSも作られていたこともあり、他にもPalm OSやWindows Mobile for Pocket PCなどPDA用OSを一部改良し搭載された機種も存在した。さらにスマートフォン向けに作られたアプリケーションソフトも多数提供されていた。PDA用OSを搭載した場合、それまでに作られたアプリケーションソフトが利用できるという利点があったためでもある。

2013年11月現在、米調査会社Strategy Analyticsによる2013年第3四半期の世界のスマートフォンの企業別シェアはサムスン35.2% (32.9%)、アップル13.4% (15.6%)、ファーウェイ5.1% (4.4%)、LGエレクトロニクス4.8% (4.1%)、レノボ4.3% (3.7%)であり、OS別出荷シェアはAndroid81.3% (75.0%)、iOS13.4%(15.6)、マイクロソフト4.1% (2.1%),Blackberry0.2% (4.3%)(()内の数値は前年第3四半期の数値)、となっておりOS別では81.3%とAndroidの寡占状態となっており、また端末別シェアではサムスンの独走状態になっている。

BlackBerry、Symbian OS、Windows Phone などAndroidとiOS以外のプラットフォームは、2011年第4四半期にはスマートフォン市場の25.1%を占めていたが、2012年Q4にはたったの7.9%にまで落ち込み、AndroidとiOS(iPhone)による複占状態になったものの、2013年第2四半期にシェア3位浮上したWindows Phoneが前年比175%増と数字を伸ばしつつある。 その反面、iOSやBrackberryなどはシェアを減少させ続けるなど、現在でもiPhoneが好調な国内とは大きく異なってる。

IDCによる2013年第3四半期のAndroid端末の出荷台数に占めるサムスン製端末の割合は39.9%でほかのメーカーのシェアはいずれも1桁台であったりと、シェア及び台数ではサムスンが独走してるが、 米市場調査会社SAがまとめた2013年第3四半期の携帯電話市場に営業利益を、アップルが四半期ぶりに1位になるなど、アップルがサムスンの独走に「待った」をかけている場面もある。 同社の出した内訳は1位:アップル50.7%(60億4200万ドル)、2位:サムスン47.2%(56億2700万ドル)、3位:ソニーモバイル0.3%(3800万ドル)、4位:TCL0.2%(2900万ドル)、5位:ファーウェイ0.2%(2600万ドル)と、サムスンとアップルの占める割合はシェア面では50%ほどだが、利益面では2社が95%以上を独占しており、3位のソニーモバイルですら1%に満たない。 アップルのシェア率が営業利益率の割に低いのは海外では高額商品のため台数を稼ぎにくいためである。スマートフォンの増加に伴い低価格帯の商品も増えたため、2010〜2012年をピークにアップルのシェアは減少傾向にあるものの、営業利益では市場に存在感を見せている。 このように世界全体の数値では台数やシェアではサムスンの一強、利益ではサムスンとアップル二強という状況だが、英調査機関Kantar Worldpanel ComTechによる2013年6〜8月のレポートにある様に地域差も大きい。

AndroidやサムスンのAndroid端末が優勢なのは変わらないが、2013年3〜5月の3か月間に欧州で販売されたスマートフォン端末のおよそ半数をサムスンが占める、Androidのシェアは欧州5カ国で70.1%、中国で72.4%、米国では55.1%、とりわけスペインでは90.8%と地域や国によって異なる。欧州ではWindows Phoneが好調でシェア10%を超え(同社)、イタリアではWindows Phoneのシェアがアップルのそれを超えるなど(同社)、北米や日本とは対照的である。また多くの市場で好調なサムスンと北米等特定の市場で数字を稼ぐアップルと、同じ「二強」のカラーも大きく違う。

米Googleは、2015年前半にも世界初となるモジュール型スマートフォンProject Araを発売予定である。これは、タイル型のデザインで各部がモジュール化されている。最小構成の場合で価格は50ドルを目指すとしている。

新興メーカーの台頭も盛んである。インドMicromaxインドネシアMitomobileフィリピンCherry Mobileアフリカ市場におけるMi-Foneなどのメーカーが出てきた[47]。 特にMicromaxは巨大市場であるインドにおいて、2013年第2四半期のシェアを22%に伸ばすなど (IDC)、首位はサムスン (26%) ではあるものの数値を落とし、MicromaxとKarbonn (13%) の勢力拡大が目立つ。同社の調べによると、同期のインドでのスマートフォンシェア率順位は、1位サムスン2位Micromax3位Karbonn4位ノキア5位ソニーモバイルと地元メーカーが強い。

各国の状況[編集]

日本[編集]

日本では1990年代以前に東芝GENIO」や京セラDataScope」「DataScope for DoCoMo」、パナソニック「ピノキオ」といった、PDA的要素を付加した携帯電話/PHSはいくつか発売されたが普及は進まず、むしろ一般の携帯電話(フィーチャー・フォン)の高機能化を受け入れるユーザー層の増加が目立った。しかし、3G(第三世代携帯電話)の普及にともなって、日本国外で生まれたカテゴリーであるスマートフォンを日本語化して発売することが可能になり、2004年にはボーダフォン日本法人(現ソフトバンクモバイル)からノキア「Vodafone 702NK」が、2005年にはNTTドコモからモトローラFOMA M1000」が発売された。また同じく2005年に、シャープウィルコムWindows Mobile 5.0 for PocketPCを搭載した日本独自開発の「W-ZERO3」シリーズを出すなどの動きがあり、このころ日本でも本格的なスマートフォンが普及するきざしが出始めた。日本国外製の3G対応のスマートフォンを個人輸入するユーザーもいた。

日本では携帯機器に特化したユーザインタフェースを持ったiPhoneの登場によって、ビジネスマンやマニア層以外の一般の人々にスマートフォンが徐々に受け入れられるようになった。後発のiPhoneに追い抜かれた形となったWindows Mobile陣営は、新たにWindows Phoneプラットフォームを立ち上げ、マルチタッチを生かしたインターフェースを搭載するなど、これに追随する動きを見せている。また、Android陣営もWindows Mobile陣営と同様の動きを見せている。

日本では、2009年以前ではキャリアが提供している携帯電話向けのWebやメールのサービス(iモードやEZwebYahoo!ケータイ)との相性が悪く、キャリアから携帯電話用ドメインのメールアドレスが提供されない場合、『主な携帯電話キャリアで使われるドメイン以外から送信された電子メールをブロックしている人』に電子メールを送信する場合はブロックの除外設定をしてもらうなどの対応をしてもらう必要がある。またキャリア側が何らかの対策を行わない場合、PC等からの接続を許可していない携帯電話向けウェブサイトを閲覧できない場合も存在する。そのためマニア向けのおもちゃに留まっていた。特に携帯電話におけるプッシュ配信型のメールサービスと、既存のPC同様のPOP3やIMAPをベースとしたスマートフォンのメール機能の使い勝手の違いは大きい。これはスマートフォンが、電話付きの超小型PCであり、携帯電話とは似て非なるものであることに原因している(PCから公式サイト (携帯電話)や一部の勝手サイトにアクセスすることは出来ない)。また、ユーザーサイドでもスマートフォンを活用できずに、従来からの日本型高機能携帯電話に戻ってしまったり、ネットブックとデータ通信の組み合わせに移るユーザーもいた[48]

2010年の後半からは、spモードなどスマートフォンでのプッシュ型のキャリアメール対応や、FeliCaワンセグ赤外線緊急地震速報のように日本型高機能携帯電話の要素を取り入れたスマートフォンが日本のメーカーから次々と発表されている。このような、フィーチャーフォンの機能を持つ機種を「ガラケーのようなスマートフォン」として「ガラスマ」と呼ぶ事がある。この場合、対義語としてそのような機能を搭載していない機種をグローバルスマートフォン、「グロスマ」と呼ぶ[49]。また、操作性の向上やフィーチャーフォン利用者のスマートフォン移行促進を目的として、一部AQUOS PHONEIS11SH (CDMA SHI11)およびIS14SH (CDMA SHI14)、007SHなど)、およびINFOBAR C01 (CDMA SHX12) などのようにテンキーを備えた「ガラパゴスケータイのような形状をしたスマートフォン」(例:007SH)が登場したが、動作の不安定さやフィーチャーフォンで支持されていた電池持ちの良さが損なわれるなどして支持は伸びず短命に終わっている。

2011年上半期には携帯電話新規販売台数の約半数がスマートフォンとなり、2012年にはさらに伸びて約75%を占めるに至る。しかし2013〜2014年には2年連続で出荷台数が減少に転じ、特に14年はフィーチャーフォンが僅かながら7年ぶりの増加を見せるなど逆転現象まで生じている。これはフィーチャーフォンからスマートフォンへの移行が鈍化した事や、スマートフォン利用者の機能・性能に対する満足度が高まり買い替えの頻度が落ちた事などが原因と見られる。

多くの通信帯域を利用するスマートフォンの急速な普及により、携帯電話回線の電波帯域不足が問題となっている。各通信事業者は、当面は無線LANへのオフロード(携帯電話のデータ通信を無線LANを介して光回線に迂回させる)でしのぎ、LTEモバイルWiMAXといった、電波効率のよい次世代の通信方式への展開を急ぐ考えである。特にわが国では2010年代に入ってから、大手3社(NTTドコモauソフトバンク)に、この3社のいづれかの回線を利用し、月額基本料・通話料を大幅に値下げした、いわゆる「格安スマホ」の事業者の参入が増えている。

未成年への利用制限[編集]

スマートフォンの利用に伴って、インターネット依存症、いじめ、見知らぬ者との出会い、生活の乱れの要因ともなりやすいため、各地域によって未成年者への利用制限が進められている。2014年4月には、愛知県刈谷市の全21校の小中学校で21時以降は利用禁止にする呼びかけを行った[50]。2014年8月には福岡県春日市でも同様で、22時以降は禁止となった[51][52][53]
未成年が利用するに当たってこの問題をカバーするために、未成年が利用する事を前提としたスマートフォンもある。代表的なものは、ドコモがスマートフォン for ジュニアとして提供するSH-03FSH-05Eポラロイドによって開発されたポラスマ。玩具メーカーのメガハウスによって開発されたフェアリシアなどがある。

ビジネスモデルの問題点[編集]

2年縛り、実質0円、高額な料金システム、独自規制をかけた仕様など、日本の通信キャリアに共通する問題点は、日本における携帯電話#ビジネスモデルにおける問題点を参照。


健康への影響[編集]

スマホ症候群[編集]

スマートフォンの普及で「ストレートネック」にともなう症状(首の痛みや肩こり、ひどい場合は、めまいや吐き気)を訴える女性が増えている。正常な首の骨は、重い頭を支えるために、前方向きに彎曲しているが、「ストレートネック」は、姿勢の崩れや慢性的な疲労により、カーブは失われ、まっすぐになってしまう[54]斜視等。

テキスト・サム損傷[編集]

スマートフォンの持ち方によっては指が変形し、筋肉が癒着して指が曲がらなくなったり痛みなどの症状を引き起こす場合がある。この症例をはテキスト・サム損傷と呼ばれている。この症例に最も多いとされている持ち方は、小指で本体の下部を支える持ち方である。これは小指に重量負担が集中して、その部位だけ変形を引き起こすものと考えられている[55]

スマホ老眼[編集]

長時間使用によって、フォーカス調整の働きをもつ水晶体を動かす筋肉が固くなり、遠距離の視力が落ちる事がある。慢性的になると老眼の原因となる。他にも、長時間下を向く無理な姿勢により、肩や腰、顔など、全身のいたるところに不調が現れやすくなる[56]

睡眠への影響[編集]

スマートフォンを含めて多くのディスプレイのには、ブルーライトと呼ばれる可視光線が含まれる。このブルーライトを長時間浴びると体内のメラトニンが抑制され、覚醒状態になりやすくなって睡眠に悪影響を及ぼす可能性がある。特にスマートフォンは、他の機器と比較してブルーライトの量が多い傾向にある[57]。なおこれらによる症状が慢性的になって重症化すると、うつ病自閉症不安障害愛着障害などの精神疾患を引き起こす引き金になる場合がある[58]

子供への影響[編集]

0歳から2歳の間には脳が3倍程の大きさに成長する為、この時期にスマートフォンを使用させる事による影響が大きいという懸念がある。スマートフォンによる脳への過剰な刺激によって、注意欠陥、認知の遅れ、学習障害などを引き起こす恐れがある[59]

また小・中・高校生が使用する場合でも、およそ3割が生活に影響が出ている傾向もある。主に、一度触りだすとゲームやインターネットに夢中になるなどして、勉強意欲が湧かなくなったり充分な睡眠がとれなくなるなどの症状が増加している[60]

記憶の外部化[編集]

理化学研究所の脳科学者によると、スマートフォンは感覚・認知の拡張において、電脳化(記憶の外部化)の役目を果たしており、人々は複雑な処理を任すことにより、記憶をしなくなったが、それにより脳内の記憶容量は増えたという[61]

その他[編集]

スマートフォンに近い端末[編集]

スマートフォンと同等の筐体や機能を備えるが厳密にスマートフォンではないものや、通話機能を備えていないデータ通信専用のPDA型や、小型ノートPCに通話機能を備えたものなどを記す。

主に、ウィルコムのW-ZERO3シリーズがヒットしたシャープ製端末に見られる。

スマートフォンに近い携帯電話端末[編集]

スマートフォンではないが、スマートフォンに近い操作性の携帯電話や、スマートフォンをベースにOSをローカライズしたもの。

SH-03B:フルブラウザ、タッチパネル、PCメール、Officeファイルの閲覧、QWERTYキーと通常のスマートフォンと同等の機能を持つ。iモード端末であり、iコンシェルのキャラクターであるひつじのしつじくんが見える。
  • docomo PRO series SH-04A - シャープ製。「docomo PROシリーズ」のひとつ。QWERTYキーボードを備える。
  • docomo PRO series SH-03B - シャープ製。SH-04Aの後継機。
  • docomo PRIME series F-04B - 富士通製。「docomo PRIMEシリーズ」のひとつ。ダイヤルキー部分を分離した状態でQWERTYキーボードを備え、スマートフォンと遜色ない操作が可能。
  • docomo PRO series N-08B - NEC製。QWERTYキーボードを備えたスマートブック型iモード端末。通話にはヘッドセットが必要。
  • docomo PRO series SH-05C - シャープ製。「docomo PROシリーズ」のひとつ。「AQUOS SHOT」。光学3倍ズーム搭載の1410万画素CCDカメラとフルタッチパネルを備える。
  • docomo PRO series SH-06C - シャープ製。「docomo PROシリーズ」のひとつ。SH-05Cをベースに530万画素CMOSカメラとプロジェクターを備える。
  • TOUCH WOOD SH-08C - シャープ製。素材に四万十ヒノキを使用し、フルタッチパネルを備える。一見スマートフォンと遜色ない。
  • SoftBank 922SH - シャープ製。通称「インターネットマシン」。QWERTYキーボードを備えた、前述のSH-04Aのコンセプトの先駆け。
  • SoftBank 930SC - サムスン電子製。Samsung Omniaの筐体をベースに、OSを日本向けに独自OSを搭載している。韓国向けのOmniaも独自OSを搭載している。
  • SoftBank 931SC - サムスン電子製。OMNIA POP。
  • SoftBank 940SC - サムスン電子製。OMNIA VISION。
  • SoftBank 941SC - サムスン電子製。Samsung WaveもしくはSamsung Galaxyの筐体をベースに[要出典]、OSを日本向けに独自OSを搭載している。
  • Sportio water beat(CDMA SHY01) - シャープ製。通称「(フル)タッチスタイル防水ケータイ」。全面タッチパネル液晶を搭載。OSにはBREWから拡張したau独自のKCP+を搭載する。
  • biblio(CDMA TSY01) - 東芝製。通称「電子ブックケータイ」。QWERTYキーボードを備え、OSには上記のSportio water beat同様KCP+を搭載する。
  • AQUOS K SHF31/SHF32/SHF33 - シャープ製のAndroid搭載フィーチャーフォン。Android4.4を搭載するが、大部分にフィーチャーフォンの独自機能が実装されており、Google PlayおよびGoogleアカウントは非対応。SHF32はSHF31をVoLTEに対応させたマイナーチェンジ機種。SHF33はデザインがSHF32と若干違う程度でスペック面は変わらないものの、防塵・耐衝撃設計となったほか、後述のKYF31に追従するようにソフトウェア面の改良が施されている。
  • GRATINA 4G KYF31 - 京セラ製のAndroid搭載フィーチャーフォン。Android5.1.1を搭載する。設計コンセプトはシャープ製のSHF31/SHF32に準じるが、SHF31/SHF32では旧来のKCP系フィーチャーフォンにあった機能の一部(待受画面へのショートカット配置、オリジナルマナーモードの作成など)が削除されてしまっていた。こうした機能を再実装し、より違和感なくKCP系フィーチャーフォンから移行できる機種として仕上げられている。

スマートフォンに近い携帯情報端末 (PDA)[編集]

  • exire・exire II - NEC製。インターネット及び電子メール専用のDoPa端末。
  • ブックリーダー SH-07C - GALAPAGOSモバイルモデルをベースにし、FOMA通信機能を搭載した電子ブックリーダー。インターネットブラウジングが可能となる。
  • ドコモ スマートフォン Optimus Pad L-06C - LGエレクトロニクス製。Android OS 3.0搭載タブレット端末。Optimus Padのドコモ向け端末。ドコモ スマートフォンのラインナップには入っているものの、通話機能は備えていないが、内蔵カメラでGoogle Talkによるビデオチャットが使用できる。
  • Sony Tablet SSony Tablet P、ソニーが発売した初のandroid 3.xを搭載したタブレット端末。ソニー・コンピュータエンタテインメントの(SCE)のライセンスプログラム「PlayStation Certified」に世界で初めて対応したタブレット
  • GALAXY Tablet 10.1 LTE - サムスンエレクトロニクス製のandroid 3.2搭載のドコモ タブレットシリーズの端末で。LTEデータ通信(Xi)対応端末。
  • ARROWS Tab LTE - 富士通製のAndroid 3.2、GALAXY Tabと同様、LTE(Xi)対応タブレット端末。
  • Xperia Z2 Tablet SO-05F - ソニーモバイル製のAndroid4.4搭載のタブレット端末。通話機能を備える。
  • iPad RetinaディスプレイモデルiPad mini - Apple製。iOS搭載タブレット端末。内蔵カメラでFaceTimeによるビデオチャットが使用できる。
  • AQUOS PAD SHT21 - シャープ製。Android 4.0搭載タブレット端末。通話機能は備えていない以外はスマートフォンと同等の性能。
  • Xperia Z2 Tablet SOT21 - ソニーモバイル製。Android4.4搭載タブレット端末。ドコモ向けとは異なり通話機能を備えていない。
  • iPadiPad 2iPad (第3世代)iPad RetinaディスプレイモデルiPad mini - Apple製。iOS搭載タブレット端末。現行機種において通話機能は備えていないが、iPad 2から搭載された内蔵カメラでFaceTimeによるビデオチャットが使用できる。
  • S01SH/S01SH2 - シャープ製。PocketPC。「EM・ONE/EM・ONEα」通話機能は備えていない以外はスマートフォンと同等の性能。
  • WILLCOM NS(WS026T) - 東芝製。PocketPC。通話機能は備えていない以外はスマートフォンと同等性能。
  • WorkPad 31J - IBM製。Palm OS。通話機能は備えていない以外はスマートフォンと同等の性能。NTTドコモとの契約も可能。
  • iPod touch - アップル製。通話・データ通信・GPSを除けばiPhoneに近い機能を持つ。
  • ウォークマンZシリーズ/Fシリーズ/ZXシリーズ - ソニー製。通話・データ通信・GPSを除けばAndroidスマートフォンに準じる。
  • MEDIAS for BIGLOBE NEC-102 - NECカシオ モバイルコミュニケーションズ製。BIGLOBEの3Gデータ通信とセット販売される。通話できない以外はMEDIAS N-06Cと同等。

スマートフォンに近いモバイルPC[編集]

  • LOOX F-07C - 富士通製(富士通モバイルフォン事業本部と同PC事業部の共同開発)。Windows 7搭載UMPCとSymbian(MOAP/OPP)フィーチャー・フォンが一体化したもの。
  • WILLCOM D4 - シャープ製。Windows Vista搭載ネットブック。モバイルインターネットデバイスのような存在である。通話には付属のヘッドセットやオプションのハンドセットが必要。

周辺機器[編集]

マイクロホン端子、USB端子、Bluetooth、NFC(近距離無線通信)などにより、スマートフォンと連携できるハードウェアが販売されている。

技術[編集]

アプリケーション開発[編集]

iPhone(iOS)やAndroidなどのスマートフォンは、ソフトウェア開発キット (SDK) が公開されており、開発者が自由にアプリケーションソフト(アプリ)を開発・配布できるようになっている。

iPhoneの場合、開発者はApple Developer Connectionに加入[71]する必要があり、さらにアプリケーションの公開時にはアップルの審査を受ける必要がある。アップルの審査に通らないアプリケーションは公開できない。jailbreakにより非認可のアプリが導入可能になるが、それを行った場合は保証対象外となる。Windows Phone 7においても、ソフトウェアのインストール元はWindows Phone Marketplaceのみに制限されており、開発者はWindows Phone Marketplaceへの登録と審査を経る必要がある。

BlackBerryAndroidWindows Mobile(6.5以前)ではアプリケーションマーケット以外のアプリケーションもインストール可能だが、アプリケーションの配布を効率的に行うために、AndroidのGoogle PlayやBlackBerryのBlackBerry App WorldのようにOS提供元が中心となったアプリケーション公開用プラットフォームが存在する。

Google PlayとApp Storeは、アプリ売上げの8割がゲームとなっている[72]

ベンチマーク[編集]

スマートフォンの性能計測アプリには、Antutu BenchmarkやGeekbench、GPU向けの3DMarkなどが存在しており、計測結果の共有が行われている。

入出力レイテンシの計測には、2016年にGoogleの公開したWALT Latency Timerが存在する。

注釈[編集]

  1. ^ (AndroidのGoogle Mapsなど)
  2. ^ ZTE Axon Elite、Android 5.0以降のスマートロックなど
  3. ^ (iOSのiCloud Driveアプリ、AndroidのGoogle Driveアプリ、Windows PhoneのOne Driveアプリなど)
  4. ^ iOS、Android 6以降など
  5. ^ (Cyanogen OSなど)

出典[編集]

  1. ^ スマートフォン以前に普及していた多機能携帯電話のことはフィーチャー・フォンを参照。
  2. ^ スマートデバイスとは
  3. ^ 英語版参照。
  4. ^ 情報通信ネットワーク産業協会 スマートフォンにおけるセキュリティの課題と背景
  5. ^ KDDI用語集
  6. ^ Google検索から、レストラン予約する機能を導入 ASCII 2016年8月8日
  7. ^ Everything You Need To Know About iOS 9’s New Content Blockers TechCrunch 2015年8月28日
  8. ^ Android 5.0アップデートでついにUSB Audio Class対応 一歩前進も、ハイレゾはネイティブ出力できない? AV Watch 2014年12月1日
  9. ^ 「iPhone 6/6 Plus」でスローモーション撮影速度を変えるには CNET Japan 2014年10月10日
  10. ^ a b iOS 10では、iPhoneとiPadでRAW写真を撮れるようになる TechCrunch 2016年6月15日
  11. ^ コンパクトが魅力の夏スマホのカメラ機能を比較する ASCII.jp 2013年8月5日
  12. ^ Google's Snapseed app can now edit RAW photos on Android The Verge 2015年10月29日
  13. ^ Beauty Face Samsung
  14. ^ Apple、iPhoneに顔認識と物体認識を導入 TechCrunch Japan 2016年6月14日
  15. ^ About Audio Unit Hosting - Audio Unit Hosting Guide for iOS Apple
  16. ^ Android Audio Latency In-Depth: It's Getting Better, Especially With The Nexus 5X And 6P Android Police 2015年11月13日
  17. ^ a b MIDI Android Open Source Project
  18. ^ Apple Bluetooth Low Energy MIDI Specification Apple
  19. ^ 個人練習が捗る Googleで「メトロノーム」と検索すればメトロノームが即使える ITmedia 2016年7月3日
  20. ^ a b c d e f Release Your Inner DJ with the Samsung Soundcamp App Samsung 2015年11月2日
  21. ^ iPhoneのLEDライト(懐中電灯)をサッと素早く消す方法――iOS 7編 アスキー 2014年1月30日
  22. ^ Android 5.0(Lollipop)の機能紹介 : カメラフラッシュを懐中電灯にする機能が標準機能になる ガジェット通信 2014年12月8日
  23. ^ iOS 8最新ベータで、Healthアプリに内蔵歩数計がついた TechCrunch Japan 2014年7月9日
  24. ^ 高速AF、心拍センサーを搭載、画面にはフッ素コート「GALAXY S5 SCL23」 ケータイWatch 2014年5月8日
  25. ^ iPhoneが睡眠分析 新OSの健康機能に驚いた 日経トレンディネット 2016年10月23日
  26. ^ a b 方角も迷わないし水平も保てる、iOS 7の「コンパス」と「水準器」の使い方 週刊アスキー 2014年3月27日
  27. ^ Google、Googleマップで公共交通機関の運行情報や遅延情報を表示 ガジェット通信 2016年7月22日
  28. ^ Google、歌詞検索の結果ページトップにて歌詞の直接表示を開始 TechCrunch Japan 2014年12月23日
  29. ^ http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1701/25/news138.html
  30. ^ 「Google翻訳」アプリ、撮影画像からの翻訳が日本語・中国語・韓国語に対応 INTERNET Watch 2012年12月10日
  31. ^ iOS 8は Siri も進化。周囲の音楽をShazamで調べて即購入、手放しでHey Siri、連続認識など Engadget 2014年6月3日
  32. ^ First look: iOS 9 public beta is the update the iPad deserves Ars Technica 2015年7月10日
  33. ^ Search Google For “Bubble Level” For A Nifty Feature Ubergizmo 2015年12月23日
  34. ^ Huawei launches mobile that doubles up as a WEIGHING SCALE: Mate S handset features Force Touch pressure pads on its display Daily Mail Online 2015年9月2日
  35. ^ 体の不調の原因かもしれない“気圧”をiPhoneでチェックするテク ASCII 2015年9月13日
  36. ^ OS X - Mac + iOSの連係 Apple
  37. ^ 連係機能を使って iPhone、iPad、iPod touch、および Mac を接続する Apple
  38. ^ 3種類の技術に対応――ZTE「Axon Elite」を生体認証でロック解除してみた ITmedia 2015年9月8日
  39. ^ iOS:iCloud: iOS デバイスを iCloud にバックアップする Apple
  40. ^ Android 6.0 has a great auto backup system that no one is using (yet) Ars Technica 2015年10月13日
  41. ^ Google、モジュール式携帯Project Araを2015年発売。最小構成50ドルからお好みで組み合わせ
  42. ^ iPhone 3Gの販売台数、発売直後の週末で100万台に
    iPhone App Storeのダウンロード数、最初の週末で1千万本を突破
  43. ^ “アップル、米国でスマートフォンメーカー別シェア首位を維持--「Android」、OS別シェアは52.3%に”. CNET Japan. (2013年3月7日). http://japan.cnet.com/news/business/35029190/ 2013年3月7日閲覧。 
  44. ^ a b Technology Research”. Gartner Inc.. 2013年3月2日閲覧。
  45. ^ [1]
  46. ^ Strategy Analytics, The world share smart phones Q2 2014.
  47. ^ “日本の携帯電話メーカーの生きる道 海外事業進出の出遅れが苦境の原因?”. (2013年7月5日). http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20130624/487336/ 2013年7月7日閲覧。 
  48. ^ iPhoneやめました
  49. ^ ガラスマとは 「ガラパゴススマートフォン」: - IT用語辞典バイナリ
  50. ^ “夜9時から家でもスマホ禁止に 愛知・刈谷の全小中学校”. MSN産経ニュース (産経新聞社). (2014年3月17日). オリジナル2014年3月17日時点によるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20140317111351/http://sankei.jp.msn.com/life/news/140317/edc14031715450001-n1.htm 
  51. ^ “中学生夜10時からスマホ禁止 福岡・春日市教委が宣言”. 朝日新聞デジタル (朝日新聞社). (2014年7月5日). オリジナル2014年7月5日時点によるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20140705113800/http://www.asahi.com/articles/ASG745G14G74TIPE01W.html 
  52. ^ “福岡県で中学生が22時以降スマホ利用禁止へ”. マイナビニュース. ママスタ☆セレクト (マイナビ). (2014年8月13日). オリジナル2014年8月19日時点によるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20140819130252/http://news.mynavi.jp/news/2014/08/13/323/ 
  53. ^ 中学生は夜10時以降のスマホ禁止、福岡県春日市が決定
  54. ^ あなたは「スマホ症候群」になっていませんか 日経ウーマン(2012年4月26日)
  55. ^ スマホ使いすぎで小指が変形した! 「怖すぎる症状」の訴え増える
  56. ^ TBSテレビ「モーニングショー」 2015年12月2日放送
  57. ^ スマホの使いすぎで指が変形!!? 恐ろしすぎる健康被害の実態
  58. ^ 10 Reasons Why Handheld Devices Should Be Banned for Children Under the Age of 12
  59. ^ 10 Reasons Why Handheld Devices Should Be Banned for Children Under the Age of 12
  60. ^ スマホ 高校生「生活に影響」3割…岡山
  61. ^ 答えはGoogle Glassか、GALAXY Gearか? 『拡張する脳』の脳科学者・藤井直敬氏とポストスマホの本命を考える
  62. ^ スマホが顕微鏡に 数百倍に拡大、ベンチャーが開発 朝日新聞 2016年8月22日
  63. ^ Xperia Z5 Compact SO-02H ソニーモバイルコミュニケーションズ
  64. ^ ヤマハ、OS X/iOS対応のワイヤレスMIDIアダプタ PC Watch 2016年1月22日
  65. ^ スマホ向けパルス・オキシメータが呼ぶ新たな議論 日経デジタルヘルス 2013年7月12日
  66. ^ スマホと連携するオムロンとパナソニックの血圧計を比べてみた【前編】 家電Watch 2013年3月21日
  67. ^ 喘息対策に利用するピークフローメーターのテック化を目指すMy Spiroo TechCrunch Japan 2014年4月7日
  68. ^ スマートフォン活用型エコー検査器 WirelessWire News 2011年10月14日
  69. ^ The gadget that scans for CALORIES: $249 Scio uses beams of light to analyse the amount of fat, carbs and proteins in food Daily Mail Online 2015年10月16日
  70. ^ スマホのイヤホンジャックに挿せば気温・体温・物の表面温度がわずか2秒で測定できる「Wishbone」を使ってみた GIGAZINE 2015年7月21日
  71. ^ Enrolling in Apple Developer Programs - Apple Developer(英語、アップル社Apple Developerの紹介ページ)
  72. ^ ソフトバンク、第2四半期の決算発表--会見の模様を随時紹介 - (page 2)(2013.10、CNET Japan)

関連項目[編集]