スペースX Crew-4

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スペースX Crew-4
SpaceX Crew-4 Launch (NHQ202204270012).jpg
Crew-4の乗組員を載せてISSへと打ち上げられるクルードラゴン・フリーダム
名称USCV-4
任務種別ISS乗員輸送
運用者スペースX
COSPAR ID2022-042A
任務期間180日(計画)[1][2]
155日 6時間 (進行中)
特性
宇宙機クルードラゴン・フリーダム
宇宙機種別クルードラゴン
製造者スペースX
打ち上げ時重量12,519kg
着陸時重量9,616kg
乗員
乗員数4名
乗員
任務開始
打ち上げ日2022年4月27日 07:52:55 UTC[3]
ロケットファルコン9ブロック5 B1067.4
打上げ場所ケネディ宇宙センターLC-39A
打ち上げ請負者スペースX
任務終了
着陸日2022年9月(計画)
着陸地点大西洋/メキシコ湾
軌道特性
参照座標地球周回軌道
体制低軌道
傾斜角51.60°
国際宇宙ステーションのドッキング(捕捉)
ドッキング ハーモニー・モジュール天頂側
ドッキング(捕捉)日 2022年4月27日 23:37 UTC
分離日 2022年6月後半(計画)
dock時間 90–120日(計画)
154日 14時間 (進行中)
ISS
(再配置)[注 1]のドッキング(捕捉)
ドッキング ハーモニー前方側
ドッキング(捕捉)日 2022年6月後半 (計画)
分離日 2022年9月 (計画)
SpaceX Crew 4 logo.png
スペースX Crew-4の徽章
SpaceX Crew-4 Official Portrait.jpg
左からハインズ、クリスフォレッティ、ワトキンスおよびリンドグレン
ケネディ宇宙センターLC-39AからスペースX Crew-4(ファルコン9ブロック5 B1067.4およびクルードラゴン・フリーダム)が打ち上げられる前夜にスペースXのスターリンク グループ4-14を打ち上げるファルコン9ブロック5 B1060.12(左)と、右側のLC-39BではNASAのSLS月ロケットおよびアルテミス1号のためのオリオン宇宙船が、ULAのVIFではボーイングOFT-2英語版用のアトラス V N22ロケットが組みられているために、ウェット・ドレス・リハーサル前のメンテナンスに向けてVABに戻されるのを待っている。

スペースX Crew-4クルードラゴン宇宙船でのNASA商業乗員飛行の4回目の運用であるとともに、同宇宙船の7回目の有人軌道飛行。2022年4月27日 23:37 UTCISSにドッキングするために同日07:52 UTCに打ち上げられた[4][5]。このフライトは同月初めにスペースXの機材を使用して行われた民間のミッションであるアクシアム・ミッション1英語版のすぐ後に続くものである。3名のNASAの宇宙飛行士と1名のESAの飛行士がこのミッションに搭乗した[6][7][8]

Crew-4は、「基本的人権と妨げられない人間の精神から発せられる産業と革新を称える」ために乗組員によってクルードラゴン・フリーダムと名付けられたクルードラゴン宇宙船の初飛行英語版となる[9]。 このミッションで使用された打ち上げ機は、4回目の飛行で初めての商業有人ミッションで使用されたB1067である(それ以前には2021年にスペースX Crew-3でも使用された)[10]

クルー[編集]

Crew-4のクルーとして、NASAのチェル・リンドグレン英語版ロバート・ハインズ英語版両飛行士が2021年2月12日に発表された[6][7]サマンサ・クリストフォレッティが2021年5月28日に第68次長期滞在の船長に指名された[11]ジェシカ・ワトキンス英語版が2021年11月16日にミッションスペシャリストとして指名された[12]。その後、Crew-4ミッションが短縮されたため、クリスとフォレっティは第68次長期滞在の船長を解任された[13]

地位 宇宙飛行士
宇宙船コマンダー アメリカ合衆国の旗 チェル・リンドグレン英語版, NASA
第67次長期滞在
2回目の宇宙飛行
パイロット アメリカ合衆国の旗 ロバート・ハインズ英語版, NASA
第67次長期滞在
1回目の宇宙飛行
第1ミッションスペシャリスト イタリアの旗 サマンサ・クリストフォレッティ, ESA
第67次長期滞在
2回目の宇宙飛行
第2ミッションスペシャリスト アメリカ合衆国の旗 ジェシカ・ワトキンス英語版, NASA
第67次長期滞在
1回目の宇宙飛行
地位 Crew
宇宙船コマンダー アメリカ合衆国の旗 スティーブ・ボウエン英語版, NASA
パイロット 未割り当て, NASA
第1ミッションスペシャリスト 未割り当て
第2ミッションスペシャリスト 未割り当て

[14]

ミッション[編集]

予定されていたミッション期間は約6ヶ月である[2]。 このミッションの欧州担当分ローマ神話の知の女神[15]にちなんで「ミネルヴァ」と呼ばれ[16]、欧州のクリストフォレッティ飛行士にとってISSへの2回目のミッションとなった。

2022年4月19日、フロリダ州のケネディ宇宙センターで、2022年4月27日のクルー4打ち上げに向けてカウントダウンのドレスリハーサルに参加するNASAのスペースX Crew-4の宇宙飛行士たち。
スペースX Crew-4の告知ポスター
どちらも商業有人宇宙船であるクルードラゴンとスターライナーが同時にハーモニー・モジュールのポートにドッキングしていた
商業乗員輸送計画宇宙船のクルードラゴンとスターライナー

関連項目[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ この再配置は、モバイルサービスシステムないしカナダアーム2が前方ポートにドッキングしたドラゴン宇宙船に届かず、貨物を取り出すことができないことからスペースX CRS-25英語版が天頂側ポートにドッキングする必要があるためである。

出典[編集]

  1. ^ Sheetz, Michael (2022年4月27日). “SpaceX launches Crew-4 mission for NASA, has now sent 26 astronauts to space in under two years”. CNBC. https://www.cnbc.com/2022/04/27/elon-musks-spacex-launches-nasa-crew-4-astronaut-mission.html 2022年4月27日閲覧。 
  2. ^ a b NASA (2022年). “Crew-4 Mission Overview”. NASA. p. 1. 2022年4月27日閲覧。 “Crew-4 is scheduled for a long duration stay of up to six months aboard station conducting science and maintenance before returning to Earth in the fall of 2022.”
  3. ^ SpaceX Crew-4 Launches to Join Station Crew Tonight”. NASA. 2022年4月28日閲覧。
  4. ^ スペースX、ISSに向け宇宙船打ち上げ」『Reuters』、2022年4月27日。2022年4月28日閲覧。
  5. ^ Amanda Griffin (2022年4月22日). “NASA and SpaceX Adjust Agency’s Crew-4 Launch Date”. NASA. 2022年4月23日閲覧。
  6. ^ a b NASA Assigns Astronauts to Agency's SpaceX Crew-4 Mission to Space Station”. nasa.gov. NASA (2021年2月12日). 2021年2月12日閲覧。  この記述には、アメリカ合衆国内でパブリックドメインとなっている記述を含む。
  7. ^ a b Howell, Elizabeth (2021年2月23日). “These 2 NASA astronauts will fly on SpaceX's Crew-4 mission to the International Space Station in 2022”. Space.com. 2021年2月23日閲覧。
  8. ^ NASA, SpaceX Adjust Target Launch Date for Crew-4 Mission”. nasa.gov. NASA (2022年3月18日). 2022年3月18日閲覧。
  9. ^ Forum - Crew-4”. NASASpaceFlight.com. p. 2 (2021年10月6日). 2021年10月30日閲覧。
  10. ^ @jeff_foust (2022年1月19日). "Steve Stich says the Crew-4 flight will be the first commercial crew mission using a booster on its fourth flight" (ツイート). Twitterより2022年1月19日閲覧
  11. ^ Commanding role for ESA astronaut Samantha Cristoforetti”. ESA (2021年5月28日). 2021年5月28日閲覧。
  12. ^ NASA Assigns Astronaut Jessica Watkins to NASA's SpaceX Crew-4 Mission”. NASA (2021年11月16日). 2021年11月16日閲覧。  この記述には、アメリカ合衆国内でパブリックドメインとなっている記述を含む。
  13. ^ Revised flight plan brings change for Samantha”. ESA (2021年3月2日). 2021年4月6日閲覧。
  14. ^ Stephen G. Bowen (Captain, USN, Ret.) NASA Astronaut”. NASA (2021年4月26日). 2021年5月28日閲覧。  この記述には、アメリカ合衆国内でパブリックドメインとなっている記述を含む。
  15. ^ European Space Agency (2022年3月3日). “Minerva patch explained”. European Space Agency. 2022年4月28日閲覧。 “Inspired by the Roman goddess of wisdom, the handicrafts and the arts, the name Minerva is a homage to the competence and sophisticated craftmanship of the men and women all over the world who make human spaceflight possible.”
  16. ^ Minerva: ESA astronaut Samantha Cristoforetti's second mission to the International Space Station”. esa.int. ESA. 2022年3月18日閲覧。