スペース・サタン

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スペース・サタン
Saturn 3
監督 スタンリー・ドーネン
脚本 マーティン・エイミス
製作 スタンリー・ドーネン
製作総指揮 マーティン・スターガー
出演者 カーク・ダグラス
ファラ・フォーセット
ハーヴェイ・カイテル
音楽 エルマー・バーンスタイン
撮影 ビリー・ウィリアムズ
編集 リチャード・マーデン
配給 アメリカ合衆国の旗 AFD
日本の旗 東宝東和
公開 アメリカ合衆国の旗 1980年2月15日
日本の旗 1980年10月10日
上映時間 89分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
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スペース・サタン』(原題: Saturn 3)は、1980年に制作されたアメリカ合衆国SF映画

概要[編集]

宇宙基地に持ち込まれたロボットの恐怖を描く。

本作は元々ジョン・バリーによる企画だったが、バリーは主演のカーク・ダグラスと金銭面で揉めた末に降板となった。脚本はアカデミー受賞者のマーティン・エイミス

映画では、同じく宇宙モノの『スター・ウォーズ』、あるいは『エイリアン』が作り上げた世界観を明らかに後追いでなぞった描写が見てとれる。SFXのレベルは前述2作には遠く及ばず、メインの3人とロボットのヘクター以外にはほとんど登場人物さえいない「密室劇」的な内容もあって、独創性がなく平凡なうえ緊張感のかけらもないという評価が広くされており、大いに酷評された映画である。[要検証 ]

惨殺シーンや、わずかなファラ・フォーセットのヌードシーンが含まれていたため、アメリカではR指定を受けた。 そんな映画だが、日本のドラマ「熱中時代.教師編」では、水谷豊が生徒たちを連れて見に行く場面がある。

あらすじ[編集]

土星衛星上に建設された、ほどの大きさを持つ巨大な宇宙基地サターン3。基地にはアダム少佐(カーク・ダグラス)と、その相棒であり恋人でもあるアレックス(ファラ・フォーセット)が、地球での人口爆発に伴う食糧不足を解決するため、月における水耕栽培を研究する任務に就いており、さらに3機のロボットが補助のために配備されていた。

サターン3で暮らすアダムとアレックス、そしてペットのサリーは孤立しながらもエデンの園のような生活を楽しみ、基地に来てからすでに3年が経とうとしていた。そこに・・・

キャスト[編集]

役名 俳優 日本語吹き替え
LD版 フジテレビ版
アダム カーク・ダグラス 宮部昭夫
アレックス ファラ・フォーセット 中村晃子 田島令子
ベンソン ハーヴェイ・カイテル 坂口芳貞 小川真司
ジェームズ ダグラス・ランバート 小島敏彦 秋元羊介

賞歴[編集]

いずれもノミネートのみ

映像ソフト[編集]

音楽ソフト[編集]

  • 2006年9月、アメリカのIntradaより“Intrada Special Collection Volume 36”として、オリジナル・サウンドトラック盤がCDで発売された(2,500枚限定盤)。

その他[編集]

本作に登場し事件の中心となるロボットのヘクターは、その独特なデザインと機械的な動作、それに反する人間的な思考が特徴である。頭部と両腕には、当時としては精巧な本物のロボットアームが用いられており、二足歩行についてはスーツアクターに頼らざるを得なかったものの、アンドロイドとも完全な機械ともつかない奇抜な姿を実現。生体の使用により日に日に思考や行動が人間に近づく様が演出されている。『ターミネーター』を監督したジェームズ・キャメロンは、ターミネーター(T-800)のデザインを発注するにあたって、「わたしはC-3POではなく、スペース・サタンに登場するヘクターのような、中に人間の入っていないことが一目で分かるデザインのロボットが欲しいのだ」と語ったという[1]

ガジェットや特撮を含めた実制作面では、『サンダーバード』で知られるITC Entertainmentが受け持っており、日本以外ではイギリス映画とされている。資金面と制作面のどちらで国籍を決定するかの違いと見られ、日本国内で東北新社から発売されたVHS版でも、アメリカ映画という記載ながら、配給元および版権はITC Entertainmentとなっている。

脚注[編集]

  1. ^ 『ターミネーターの秘密』 HOLLYWOOD見聞会 データハウス 1993年 ISBN 4887181833

外部リンク[編集]