スペースコンボイ

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スペースコンボイ (SPACE CONVOY) は、アリイ(有井製作所、現・マイクロエース)が1978年[1]に発売していたSFキャラクター/ロボットプラモデルのシリーズである。

概要[編集]

1977年に公開され日本でも大ヒットとなった映画『スターウォーズ』の人気に便乗し、1975年頃から販売していた「合体ロボシリーズ」や「UFO基地軍団」といったロボットプラモデルの頭部パーツのみをスターウォーズのキャラクター風に変更したパーツに差し替え(パーツ変更は一部の商品のみ)、パッケージをそれらしいものに変更するなどして販売された[2]

宇宙スーパーコンボイ」や「宇宙ブラックロボ」といったグループごとに、4種類のプラモデルを1セットにして販売する手法が取られていた[3]

1980年代に入るとガンダムブーム/ガンプラブームに便乗した商品シリーズ『太陽系戦隊 ガルダン』の販売が始まり、スペースコンボイシリーズとして販売されていたプラモデルも再度パッケージを変更し、ガルダンシリーズの商品として販売された[3]

ラインナップ[編集]

宇宙スーパーコンボイ[編集]

  • 宇宙防衛隊 - ハーロック
  • 宇宙防衛隊 - スーパーアポロン
  • 宇宙防衛隊 - スコーピオン
  • 宇宙防衛隊 - ジュピターP3

ジュピターP3はスターウォーズに登場する「C-3PO」を、スーパーアポロンは日本製SF映画『宇宙からのメッセージ』に登場する「ベバ2号」参考にしたと思われるデザインである[1]

宇宙ブラックロボ[編集]

  • ガルマイヤー軍団 - ガルマイヤー総督
  • ガルマイヤー軍団 - デスターコマンド
  • ガルマイヤー軍団 - ゴンザリオ
  • ガルマイヤー軍団 - ドロ・アーミーX

ガルマイヤー総督はスターウォーズに登場する「ダースベイダー」を、デスターコマンドは「ストームトルーパー」を、ゴンザリオは「タスケン・レイダー」を、ドロ・アーミーXはビス種族英語版の「フィグリン・ダン英語版」を、それぞれ参考にしたと思われるデザインである。

宇宙コンピューターロボ[編集]

  • 宇宙防衛隊 - R-1
  • 宇宙防衛隊 - R-2
  • 宇宙防衛隊 - R-3
  • 宇宙防衛隊 - R-4

宇宙コンピューターロボは全てスターウォーズに登場する「R2-D2」を参考にしたと思われるデザインで、従来のロボットプラモデルシリーズからの流用ではなく新規に製作されたものであり、「UFO基地軍団」でラインナップされていた「コンピューターロボ」とは異なるものである。

宇宙ロボ[編集]

  • 宇宙防衛軍 - マグナムMN-2
  • 宇宙防衛軍 - ラリヤードRY-3
  • 宇宙防衛軍 - ランダムRD-4
  • 宇宙防衛軍 - アンドロメーダAM-5

宇宙ロボシリーズはいずれも合体ロボシリーズからの流用で、後に太陽系戦隊 ガルダンの主役ロボとしても販売された。

宇宙スピードマシン[編集]

スペースシャトル[編集]

脚注・出典[編集]

関連項目[編集]