ストリートファイター (1994年の映画)

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ストリートファイター
Street Fighter
監督 スティーヴン・デ・スーザ
脚本 スティーヴン・デ・スーザ
製作 エドワード・R・プレスマン
辻本憲三
製作総指揮 ティム・ジンネマン
坂井昭夫
サシャ・ハラリ
出演者 ジャン=クロード・ヴァン・ダム
ラウル・ジュリア
ミンナ・ウェン
音楽 グレーム・レヴェル
撮影 ウィリアム・A・フレイカー
編集 アンソニー・レドマン
ロバート・シュグリュー
エドワード・アブロムス
ドン・アーロン
配給 アメリカ合衆国の旗 ユニバーサル・ピクチャーズ
日本の旗 COLTRI
公開 アメリカ合衆国の旗 1994年12月23日
日本の旗 1995年5月6日
上映時間 102分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 $35,000,000[1]
興行収入 $99,423,521[1]
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ストリートファイター』(Street Fighter)は、日本のアーケードゲームストリートファイターII』を原作とした1994年アメリカ映画

ストーリー[編集]

東南アジアの軍事国家シャドルー[2]で活動していた国連が派遣した医療団が、独裁者バイソン将軍に拉致される。バイソンは連合軍の司令官ガイル大佐へ巨額の身代金を要求し、72時間以内に金を払わない場合は人質全員を殺すと脅迫する。脅しに屈しないガイルは、戒厳令を破って逮捕された無法者のケンとリュウを使い一計を案ずる。一方、バイソンは捕らえた国連兵士を使い恐るべき人体実験を行おうとしていた…。

スタッフ[編集]

  • 監督 - スティーヴン・デ・スーザ
  • 製作 - エドワード・R・プレスマン辻本憲三
  • 製作総指揮 - ティム・ジンネマン、坂井昭夫、サシャ・ハラリ
  • 脚本 - スティーヴン・デ・スーザ
  • 撮影 - ウィリアム・フレイカー
  • 音楽 - グレーム・レヴェル
  • 美術 - ウィリアム・クレバー
  • 編集 - アンソニー・レドマン、ロバート・シュグリュー、エドワード・アブロムス、ドン・アーロン

キャスト[編集]

アメリカで制作された映画のため、登場人物の名前はアメリカ版の設定に準拠している。また、登場人物の設定がゲーム『ストリートファイターII』から大幅に変更されている。名前が変更された理由についてはストリートファイターII#登場キャラクターを参照。

連合軍[編集]

ウィリアム・F・ガイル大佐ジャン=クロード・ヴァン・ダム
多くの人質をとり多額の身代金を請求したバイソン将軍を倒すため、正義に燃える連合軍部隊のアメリカ人大佐。逮捕したケンとリュウに協力するよう持ち掛ける。サガットらをわざと逃がし、ケンに射殺されたように装ってバイソン将軍の本拠地に侵入する。
バイソン将軍を「ゴキブリ」呼ばわりする一方、格闘家としては一目おかれている。サマーソルトキック、ソニックブームを使う。
キャミィ・ホワイトカイリー・ミノーグ
ガイル大佐を補佐するイギリス人女性。軽い身のこなしで敵を倒す。フェイタルレッグツイスターを出しているシーンがある。
T. ホーク:グレッグ・レインウォーター (en:Gregg Rainwater)
ガイル大佐の補佐。ネイティブアメリカン。パワー攻撃が得意。得意技はメキシカンタイフーン。
キャプテン・サワダ:澤田謙也
ガイル大佐につく日本人。確実に指示をこなす有能者。バイソンの本拠地を攻撃する連合軍部隊を直接指揮した。
映画版のみのオリジナルキャラクター。演じた澤田謙也は、当時自ら売り込みに行ってこの役を獲得したという逸話がある。
連合軍事務次官:サイモン・キャロウ
メガネをかけた白髪の男性。安保理事会で敵と交渉することが決まり、ガイルたちの出撃を阻止しようとする。だが、ガイルに攻撃中止命令を拒否され、ガイルを解任したが他の兵士からも反発されてずぶ濡れになってしまった。
チュンリー・ザンミンナ・ウェン
GNTのテレビリポーターで、本田とバルログの上司。だが、実際には連合軍部隊の取材を隠れ蓑に、父親を殺したバイソン将軍への接近をもくろむ。
エドモンド本田:ピーター・トゥイアソソポ[3]
GNTの撮影クルー。かつては「横綱に一番近い男」と呼ばれたハワイ人力士だったが、バイソン将軍に廃業させられ恨みを持っている。ザンギエフと壮絶な力比べを行う。
バルログ:グランド・L・ブッシュ (en:Grand L. Bush)
GNTのカメラマンで、本田の相棒。ボクサーだったが、バイソン将軍に廃業させられ恨みを持っている。
サンダー・バノーカ:サンダー・バノーカ
GNTのニュースキャスター。
リュウ・ホシバイロン・マン (en:Byron Mann)[3]
日本人。悪人を騙してアジア各地を渡り歩く詐欺師。サガットを騙そうとして賭け闘技に巻き込まれ、ベガと対決するが、ガイルに逮捕された。情に深く、ピンチのガイル大佐に助太刀したり、人質となった医療ボランティアを助け出そうとする。
賭け闘技では上半身裸だったが、バイソン将軍の本拠地では白い空手着を着る。波動拳、竜巻旋風脚を使う。
ケン・マスターズ:ダミアン・チャパ (en:Damian Chapa)
アメリカ人空手家で、リュウの相棒。稼ぎが少ない為に流浪し、小ズルイ詐欺行為をしながら生計を立てている。ふとしたことから、連合軍に協力するハメになる。目先の金に弱く、情に深いリュウを見捨てようとするが、リュウとベガの一騎打ちのため、自身はサガットを引き受ける。必殺技は昇龍拳。

軍事国家シャドルー[編集]

M・バイソン将軍ラウル・ジュリア
東南アジアの軍事国家・シャドルーを支配する独裁者。かつて麻薬売買で得た資金を基に大量の兵器を買い漁り、高いカリスマと合わせて自前の軍隊を持つまでに至る。冷酷なだけではなく格闘技にも秀でており、終盤ではガイルとの戦いにおいて人間兵器のシステムに感電し、超伝導電磁波[4]を得てサイコクラッシャーなどの技を使うようになる。
ザンギエフアンドリュー・ブリニアースキー
バイソン将軍の部下で怪力の持ち主。頭脳が劣るため、作戦が理解できない。バイソン将軍の理想演説に丸め込まれ、善人と信じ疑わなかったばかりか、自分以外のバイソン軍の兵士たちが給料をもらっていることを知らなかったようである。
連合軍が攻め込んだバイソン将軍の本拠地で、エドモント本田と重量級の対決を展開する。
ディー・ジェイ:ミゲール・ヌエズ・ジュニア (en:Miguel A. Núñez Jr.)
口は達者だが、いざというと逃げ腰になるバイソン将軍の部下。バイソン将軍の配下になったのは本人いわく「給料がいいから」であり、忠誠心からでは無い。連合軍の攻勢を前に、退職金と称して金の入ったケースを持って脱走したが、その中身はバイソン将軍が作った通貨「バイソンドル」だった。
ダルシム博士:ロシャン・セス (en:Roshan Seth)
有能な知識をもつ博士。バイソン将軍に脅され、しぶしぶ彼の実験に協力させられていたが、良心の呵責から人体改造を自ら不完全なものにしようとする。最後はブランカ中尉を改造した罪を恥じて、運命を共にする。
オリジナルと異なり、格闘シーンは無い。風貌も髪が生えており白衣で、オリジナルの半裸にスキンヘッドの姿はラストシーンで登場する。
カルロス・ブランカ:ロバート・マンモン (en:Robert Mammone)
ガイルの親友の中尉で、愛称はチャーリー(日本のゲーム版『ストII』ではナッシュ)。医療ボランティアの護衛だったが、バイソン将軍の捕虜となり、感情の無い人間兵器「モンスター・ブランカ」に改造される。だが、ダルジム博士の改造が不完全だったため、人間としての感情がわずかに残っていた。
ビクター・サガットウェス・ステュディ
シャドルーの裏の世界を牛耳る賭け闘技の主催者。戒厳令を破った罪で逮捕されるが、ガイル大佐の策略で脱走。武器の取引でバイソン将軍とも対面したが、金の支払いで対立する。
高齢だが、かつては「アイアン・クロー(鉄の拳)」の異名を持つファイターだった。リュウとベガの戦いを邪魔させまいとするケンに挑まれる。
ベガ:ジェイ・タバーレ (en:Jay Tavare)
賭け闘技のファイターでサガットの部下。醜い者を拒み、美しいのは自分だけと考えているナルシストで、賭け闘技での人気も高い。過去に対戦したリュウとバイソン軍本拠地で再会し、再戦を挑む。

日本語吹き替え[編集]

VHS・DVD版 テレビ朝日版
ガイル 大塚芳忠 田中秀幸
キャミィ 岡本麻弥
ホーク 檀臣幸 田中正彦
サワダ 澤田謙也 矢崎文也
チュンリー 深見梨加 沢海陽子
本田 安西正弘 福田信昭
バルログ 福田信昭 辻親八
リュウ 堀内賢雄 平田広明
ケン 江原正士 藤原啓治
バイソン 玄田哲章 内海賢二
ザンギエフ 宝亀克寿 大友龍三郎
ディー・ジェイ 中田和宏 水野龍司
ブランカ 仲野裕 中田和宏
サガット 麦人
ベガ 山路和弘 松本大
ダルシム 小島敏彦 納谷六朗
次官 仲野裕 稲葉実
バノーカ 伊藤和晃 石波義人
  • VHS・DVD版
その他の声の出演:喜多川拓郎伊井篤史、水野龍司、紗ゆり星野充昭成田剣金沢映子室園丈裕
演出:松川陸、翻訳:岡田壯平、調整:金谷和美、プロデュース:吉岡美惠子、担当:岩見純一、制作:ACクリエイト株式会社 
  • テレビ朝日版
初回放送:1997年12月14日(日)『日曜洋画劇場
その他の声の出演:さとうあい、宝亀克寿、大坂史子坪井智浩関口英司
演出:向山宏志、翻訳:徐賀世子、調整:兼子芳博、効果:VOX、制作:コスモプロモーション

ゲーム作品[編集]

1995年カプコンから本作の実写映像を使用した対戦型格闘ゲームが2作品発売されている。ただし、両者の内容は大きく異なる。また、映画オリジナルキャラクターであるキャプテン・サワダもプレイヤーキャラクターとして登場する。

コミカライズ作品[編集]

小学館のコミック誌『別冊コロコロコミックスペシャル』64号(1993年)にて坂井孝行作画で読み切りとして掲載。話の流れは多少のアレンジもあるが、映画原作に忠実に描かれ、登場人物は読者にもわかりやすくゲームのキャラクターを使用している。ムック『熱血!!コロコロ伝説』Vol.9で再録。

サントラ[編集]

  1. STREET FIGHTER / ICE CUBE
  2. COME WIDDIT / AHMAD/ RAS KASS/ SAAFIR
  3. ONE ON ONE / NAS
  4. PANDEMONIUM / THE PHARCYDE
  5. STREET SOLDIER / PARIS
  6. SOMETHING KINDA FUNKT / RALLY RAL
  7. IT'S A STREET FIGHT / THE B.U.M.S
  8. LIFE AS.... / LL COOL J
  9. DO YOU HAVE WHAT IT TAKES? / CRAIG MACK
  10. STRAIGHT TO MY FEET / HAMMER/DEION SANDERS
  11. RUMBO N DA JUNGO / PUBLIC ENEMY(CHUCK D)INTRODUCING THE WRECK LEAGUE
  12. RAP COMMANDO / ANOTHA LEVEL
  13. WORTH FIGHTING FOR / ANGELIQUE KIDJO
  14. SOMETHING THERE / CHAGE&ASKA

脚注[編集]

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  1. ^ a b Street Fighter (1994)” (英語). Box Office Mojo. 2010年11月14日閲覧。
  2. ^ 媒体によっては「シャダルー」とも表記される。
  3. ^ a b 当初の配役は日本人が予定されていた。
  4. ^ バイソン将軍によると、日本ではこの技術でリニア新幹線を浮かしているそうである。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]