ストライダー飛竜

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ストライダー飛竜
ジャンル アクションゲーム
対応機種 アーケード[AC]
メガドライブ[MD]
X68000[X68]
PCエンジン[PCE]
プレイステーション[PS]
開発元 [AC]カプコン
[MD]セガ
[X68]カプコン
[PCE]ダイスクリエイティブ
[PS]カプコン
発売元 [AC]カプコン
[MD]セガ
[X68]カプコン
[PCE]NECアベニュー
[PS]カプコン
人数 [AC][MD][X68][PCE][PS]1人
メディア [AC]アーケードゲーム基板
発売日 [AC]1989年3月7日
[MD]1990年9月29日
[X68]1992年
[PCE]1994年9月22日
[PS]2000年2月24日
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ストライダー飛竜』(ストライダーひりゅう、海外名:Strider)は、1989年3月7日に稼動開始した、カプコンアーケード用のサイドビューの2Dアクションゲーム

概要[編集]

近未来(西暦2048年)を舞台に、軍事力で世界を支配する悪の帝王にたった一人で挑む暗殺者、という世界観・ストーリーが特徴。メインイラストは本作の企画を担当した四井浩一によるもの。

急斜面を高速で駆け下ったり、空中で反重力装置に振り回されながら戦ったりといった斬新かつ大胆なアクション、ステージ間デモでの独特の言い回しを持つ無国籍な掛け合い、1面あたりに5〜6曲ほどの楽曲が用意され場面ごとにめまぐるしく変化するBGMなど、演出面にも様々な趣向が凝らされている。

デモ画面での会話は、字幕の言語は統一されているが、同時に流れる音声では日本語(飛竜)・英語(グランドマスターなど)・中国語(東風3姉妹)・さらは独自の原住民の言葉(アマゾネス)が入り乱れて繰り広げられる。日本版では攻撃をした場合「はぁー!」というかけ声があるが、海外版ではカットされている。

アーケード版で多く出回ったバージョンではBGMにバグがあり、3面と5面の曲などが全て1面冒頭の曲になっている。後期に出回ったバージョン、メガドライブ、X68000などで発売された家庭用版では本来のBGMに修正されている。

システム[編集]

方向レバーと2ボタンで操作。

ライフ制 + 残機制 + 時間制
残機制に、ライフ制と時間制を併用したシステムであり、ライフが0になるか、表示されている時間が0になるか、自分自身が画面の外に出てしまう状況になるとミスとなって残機が減り、残機がなくなるとゲームオーバーである。
ミス後はエリアの進行状況に応じて特定の場所まで戻される。この際、パワーアップは全て消滅する。残機数は設定によって3〜5まで設定が可能。
ライフの初期値は3で(設定により変えられる)、ステージ中の「竜」の文字のアイテムを取る事で最大値を5まで増やすことができる。回復アイテムは、「飛」の文字で1回復、「飛竜」の文字で全回復する。アイテムは決まったポイントに設置されている。ダメージを受けた後は一定時間無敵状態となる。
時間はエリア内の特定のポイントを通過すると一定量増加する。大抵の場合、BGMが変わる場所が、そのポイントである。
自分自身が画面外に出てしまうケースには、主に地面のない場所への落下、自動スクロールに追従しない乗り物に乗った場合が挙げられる。また、例外的にスクロールしない画面外に自身で移動した場合もミスになり、ジャングル面や最終面でとあるバグ技を使うと発生する。
移植作によって、裏技で回数制限ありのコンティニューが可能なものと、裏技を使用しなくてもコンティニュー可能で回数制限もないものがある。
移動操作
一般的な歩行・ジャンプの他にスライディング、そして本作の大きな特徴である「壁張り付き」「天井張り付き」がある。
歩行は地形の傾斜によってスピードが変化し、特に下り坂では数倍のスピードまで加速する。
ジャンプの飛距離と高度は調整できない。ジャンプ中も攻撃が可能で、地上と変わらず連打できる。ジャンプ着地時、飛竜の足に小さな攻撃判定があり、敵を踏み倒す事が可能。
壁に向かってジャンプすると、壁に張り付くことができる。この状態でレバーを壁の逆に入れると、壁を掴んだまま逆側に攻撃ができる。レバーを逆に入れたままジャンプすれば、壁からさらに高い位置にジャンプできる。ジャンプボタンを押したまま壁に着く前に逆側に入れると、壁をキックしてジャンプできる。このテクニックを利用し、壁に挟まれた狭い空間を連続して駆け上がっていく操作を使わなければクリアできない場所が数多くある。また、天井に張り付くこともできる。斜めジャンプ中に天井を通過するか、垂直ジャンプにより張り付ける。天井に張り付いた状態でレバーを左右に入れると、そのまま天井を伝って移動可能。レバーを下に入れるか、ジャンプボタンを押すか、敵からダメージを受けるまで天井から離れることはない。天井に張り付いている間も攻撃は可能だが、地上にいる時に比べると連射速度が下がる。
攻撃
プラズマ光剣 「サイファー」を振る。サイファーは連打や歩きながら振ることも可能。低位置にいる敵に対してはしゃがんで振らなければ攻撃が当たらない。剣の形のアイテムで射程がパワーアップし、それをとるとさらに射程が長くなるが、有効回数に制限がある。
サイファーとは、非常に長い射程と異常な連射速度を誇る、飛竜のメインウェポン。光剣であるが、いわゆるビームサーベルではなく、実体の剣身を持っており、それがプラズマを纏うことで光剣となる。
アイテム
上述のライフに関連する「竜」「飛」「飛竜」のマークおよびサイファーの射程を伸ばす剣のアイテムの他、攻撃を支援する3体のメカを入手できる。
キノコ型ロボット(オプションA)
最大2体までつけることができる支援機。通常は飛竜の周りを周回し、リング状のビームを飛竜の向いている方向に発射する。丸いドットで表される通常弾は弾いて防御することができる。ただし、2体付けていても間を抜けてくる弾がある。画面内に敵が現れると自動でつきまとい、ダメージを与え続ける。
サーベルタイガー型ロボット(オプションB)
自律行動型サポートロボット。オプションAを2体つけた状態で、規定場所のカプセルを破壊することで登場する。登場時にオプションAはどこかへ消えてしまうが、ダメージを1発でも受けるとオプションBが消える代わりに、オプションAが2体戻ってくる。
全自動で敵につきまとい、ダメージを与え続ける。プレイヤーからの指示は出せない。ステージの地形によっては飛竜についてこられず置いてけぼりになってしまう事がある。
タカ型ロボット(オプションC)
一定時間飛竜の上空を旋回し、上方の敵を撃破する。追尾はしない。

移植[編集]

  • メガドライブ版(1990年9月29日発売)- セガ(後のセガゲームス)より発売。当時としては完成度の高い移植である。容量の関係でデモのボイスがカットされているほか、細かいアレンジあり。
  • セガ・マスターシステム版(1991年発売)- 国内未発売。サイファーを振っても主人公がアニメーションしないなど、移植度は低い。
  • X68000版(1992年発売)- カプコンより発売。アーケード版をほぼ忠実に移植している。
  • PCエンジンアーケードカード版(1994年9月22日発売)- NECアベニューより発売。開発はダイスクリエイティブ[1]。ストーリーや設定の一部変更に伴い新たなデモが追加されている他、PCエンジン版オリジナルのステージやBGMが追加されており、オプションで任意にプレーすることができる。デモのボイスが全て日本語化されている他、BGMはCD-DAによりアレンジされたものが収録されている。いくつかの曲がカットされている。
  • プレイステーション版『ストライダー飛竜1&2』(本作と続編『ストライダー飛竜2』のカップリング移植、2000年2月24日発売)- カプコンより発売。2014年8月27日よりゲームアーカイブスにて配信開始。
  • 2010年2月1日にはNTTドコモの携帯電話iモードで配信された。
  • 2011年11月15日にはWiiバーチャルコンソールでメガドライブ版が配信された。
  • その他、海外で製作・発売された、ホビーPC(DOS)向けの移植作も存在。BGMやボイスがなく効果音のみとなっている。

続編・関連作品[編集]

  • Strider (NES) - アイテムの収集により行動範囲を広げていくなど、本作と比較すると探索要素が強い内容となっている。ストーリーは漫画版(後述)の設定なども反映されている。当初はファミリーコンピュータ版の発売も予定されており、雑誌に広告も掲載されたが、結果的に海外でNESのみでの発売となった。
  • ストライダー飛竜2 - 1999年にカプコンよりリリースされた続編。
  • ストライダー飛竜 (2014年のゲーム) - 2014年にカプコンよりリリースされたゲーム。設定などは本作を受け継ぎ、3DCGを駆使したゲームに生まれ変わっている。メーカーは「DNAと魂を完全継承した」と謳っている。
  • Strider 2 (DOS) - 上記のホビーPC向けの移植を行ったメーカーが、独自に製作した続編。
  • キャノンダンサー - 1996年ミッチェルが開発したアーケードゲーム。メインスタッフに本作の企画者(四井浩一=ISUKE)が名を連ねており、本作のテイストに近いゲーム内容となっている。
  • MOON DIVER - 2011年スクウェア・エニックスがリリースしたコンシューマ向け2Dアクションゲーム。プロデューサーの安藤武博が、「ストライダー飛竜みたいなゲームを」と四井浩一にプランナーを依頼して製作した[2]

詳説[編集]

ステージ[編集]

ステージ1 カザフ連邦国(ロシア語:Казахская ССР)「カザフ・ソビエト社会主義共和国
現在のカザフスタンをモチーフにして作られ、モスク周辺を「ロシア軍歩兵」などが襲い掛かる。強化人間の「ストロバヤ」、レーザーマシンの「ノボ」といった中ボスとの戦いの後、ステージボス「ウロボロス」が襲い掛かる。
ステージ2 シベリア
シベリアオオカミの猛攻が待ち受ける。ゴリラ型メカの中ボス「メカポン」を倒すと、様々な攻撃を仕掛けるサイボーグの中ボス「ソロ」が登場する。その後、無人発電所を通過し、空へと戦いの舞台を移した飛竜に「東風3姉妹」との戦いが待ち受ける。なお、移植作品によっては「ソロ」を倒さなくても進むことができるが、その場合は「中国3人娘」と同時に出現する。
ステージ3 空中戦艦バルログ
空中戦艦バルログに侵入。「バルログ海兵隊員」の攻撃、迫り来る壁などが飛竜を追い詰める。重力を武器に飛竜に襲い掛かるマシン「反重力装置」を壊し、空中戦艦バルログを墜落させると、脱出を試みる飛竜に、かつてグランドマスターに挑んだものの敗れ、グランドマスター側に寝返った「キャプテン・ひげ丸ジュニア」が立ちはだかる。
ステージ4 アマゾン
空中戦艦バルログをクリアした飛竜だったが、ブーメラン、斧攻撃をしかける「アマゾネス」の猛攻が待ち受ける。さらに「ティラノサウルス」、「プテラノドン」といった恐竜も攻撃を仕掛けてくる。怯むことなく進んだ先には恐竜型メカ「ラゴウ・メカニック」が立ちはだかる。
ステージ5 第三の月の都
アマゾンを駆け抜けた飛竜はグランドマスターの本拠地第三の月の都に降り立つ。ステージ後半は、「東風3姉妹」、「反重力装置」、「ノボ」、「ソロ」、「メカポン」、「ラゴウ・メカニック」、「ウロボロス」といったかつて飛竜が倒した中ボス、ボスが再び襲い掛かり、「ウロボロス」を倒すと、ラストボス「グランドマスター」との決戦が待ち構える。なお、「中国3人娘」は倒さなくてもクリアは可能。
PCエンジン版エクストラステージ(ステージ2) 砂漠地帯
ウロボロスを倒した飛竜に、砂漠地帯でアリジゴク型ロボットや、戦車が飛竜に襲い掛かる。
設定画面でプレイするかどうかを決定可能。プレイ可能とした場合はステージ2として挿入され、以降のステージ番号が1つずつ繰り下がる。

敵キャラクター[編集]

ザコ敵[編集]

  • ロシア軍歩兵(ステージ1・2) - 銃と剣で攻撃してくる。
  • ラスカル(ステージ1) - 動きは遅いが、平地ではしゃがまないとサイファーが当たらない。
  • フライングモスクマン(ステージ1・3・4・5) - 集団で空中から近づいてくる。コンテナをぶら下げているものは倒すとアイテムを落とす。
  • モスクマン(ステージ1・5) - カニのように地面や斜面を移動し、レーザーやミサイルで攻撃する。
  • 影踏み弾兵(ステージ1・5) - マシンガンを絶え間なく連射する。弾丸は若干追尾能力がある。
  • シベリアオオカミ(ステージ2) - 飛竜を襲ってくるオオカミ。しゃがんでいるオオカミはしゃがまないとサイファーが当たらない。
  • 壁這(ステージ2) - 不審者の侵入防止用の電動ノコギリ。上下する壁這もあり、設定されている難易度が高いほど速度が上がる。
  • カエル(ステージ2・3・5) - 床を移動する大型ロボ。サイファーを8発当てると倒せる。
  • 砲台(ステージ2・3) - 上下運動し、左右に飛竜を狙ってくる砲台。
  • バルログ海兵隊員(ステージ3・5) - グレネードランチャー付きレーザー銃を使いこなす。
  • ヒットマウス(ステージ3・5) - 6体程度で登場し、弾を撃ってきたり、体当たりをする。設定がEASYの場合は出現しない。
  • ゾウサン(ステージ3・5) - ヤリと誘導ミサイルの複合攻撃を仕掛ける大型ロボ。
  • アマゾネス(ステージ4) - 斧やブーメランを投げてくる。
  • ピラニア - 湖から飛んでくる魚。触れてもダメージは受けない。
  • プテラノドン(ステージ4) - 空を飛ぶ恐竜。攻撃手段は体当たりのみ。
  • ティラノサウルス(ステージ4・5) - 地上を歩く恐竜。攻撃手段は体当たりのみ。

中ボス・ボス[編集]

ストロバヤ(ステージ1中ボス)
強化人間で、投げ技を使ってくる。連続攻撃を食らうと立ち止まり受身をとる。戦わずに迂回してもクリアは可能。
ノボ(ステージ1・5中ボス)
狭い部屋の床中央に設置される、反射レーザーを撃つ砲台。本体にゲージが表示されており、ダメージを与えると減っていく。
ウロボロス(ステージ1ボス / ステージ5中ボス)
24人の候王が合体した生物。鎌、ハンマー、3連装砲で攻撃してくる。ステージ5で出てくるウロボロスは途中で落とされるとミスになる。
メカポン(ステージ2・5中ボス)
ゴリラ型メカ。パンチ攻撃などを仕掛ける。ステージ5ではティラノサウルスと共に登場する。
ソロ(ステージ2・5中ボス)
フリーの殺し屋であり、賞金稼ぎ。レーザー、追撃ミサイル、火炎放射器など多彩な攻撃を仕掛ける。動きも素早い。移植版によって倒さなければならない場合と倒さなくてもいい場合がある。
東風(とんぷう)三姉妹(ステージ2ボス / ステージ5中ボス)
賞金稼ぎ。サイファーと同じ能力を持つキック、ジャンプなどで攻めてくる。ステージ5の東風三姉妹は倒さなくてもクリアは可能。
反重力装置(ステージ3ボス / ステージ5中ボス)
重力制御の球形コンピューター。近づくと重力で数秒間回転させられ、地面に叩き付けられてダメージを受ける。
キャプテン・ひげ丸ジュニア(ステージ3中ボス)
かつては連合軍司令長官だったが、グランドマスターとの戦いに敗れて左手・左足を失い、以来グランドマスターの手下となる。ムチで攻撃する。
ラゴウ・メカニック(ステージ4ボス / ステージ5中ボス)
恐竜型ロボット。鋭い爪と火炎放射で攻撃してくる。
グランドマスター(ステージ5ボス)
ラストボス。電撃やシベリアオオカミ、ピラミアなどを召還して攻撃してくる。

漫画作品[編集]

角川書店コミックコンプ1988年5月号(創刊号)から同年10月号まで連載。作画は和田たつみ。時系列はアーケード版の数年後、飛竜がストライダーズを引退した後の物語となっている。飛竜以外のストライダーが多数登場するなど、ストライダーズのディティールが明らかとなった。

その他のゲームへの出演[編集]

この他、開発中止になった『カプコンファイティングオールスターズ』にも登場する予定だった[3]

脚注[編集]

  1. ^ Dice Creative Inc. COMPANY HISTORY 会社沿革
  2. ^ 4Gamer.netインタビュー記事
  3. ^ 以下の外部リンク先を参照。GAME Watch『JAMMAショーに先がけて公開!「CAPCOM新作対戦格闘(仮称)」』

外部リンク[編集]