スティーブ・ピアース

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スティーブ・ピアース
Steve Pearce
ボルチモア・オリオールズ #28
Kim Hyun-Soo and Steve Pearce.jpg
写真右がピアース
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 フロリダ州ポーク郡レイクランド
生年月日 1983年4月13日(33歳)
身長
体重
5' 11" =約180.3 cm
210 lb =約95.3 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 一塁手外野手二塁手
プロ入り 2005年 MLBドラフト8巡目(全体241位)でピッツバーグ・パイレーツから指名
初出場 2007年9月1日
年俸 $700,000(2013年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国代表

スティーブン・ウェイン・ピアースSteven Wayne Pearce, 1983年4月13日 - )は、アメリカ合衆国フロリダ州ポーク郡レイクランド出身のプロ野球選手一塁手外野手二塁手)。右投右打。MLBボルチモア・オリオールズ所属。

経歴[編集]

プロ入り前[編集]

2003年MLBドラフト45巡目(全体1341位)でミネソタ・ツインズから指名を受けるが、これを拒否。契約には至らず。

2004年、全米大学選手権のオールトーナメント・チーム(一塁手)に選出され、MVPも受賞するなど注目を集める。同年6月7日に行われたMLBドラフト10巡目(全体305位)でボストン・レッドソックスから指名を受けるが、これも再び拒否。

2005年、前年以上の好成績を挙げ、全米大学2ndチームの一塁手に選出されるなど更なる成長を遂げる。

パイレーツ時代[編集]

2005年6月7日に行われたMLBドラフト8巡目(全体241位)で、ピッツバーグ・パイレーツからで指名を受け、6月11日に三度目にして契約成立。この年からプロデビューし、傘下のA-級ウィリアムズポート・クロスカッターズ英語版で72試合・打率.301・出塁率.381・OPS.855をマーク。8月23日ニューヨーク・ペン・リーグのオールスターに出場[2]

2006年はA級ヒッコリー・クロウダッズとA+級リンチバーグ・ヒルキャッツにステップアップ。2球団合計で131試合に出場の上、26本塁打を放ち、98打点を挙げるなど着実にキャリアを積み重ねる。

2007年は、A+級リンチバーグ・AA級アルトゥーナ・カーブ・AAA級インディアナポリス・インディアンスの3球団合計で134試合打率.333・31本塁打・113打点出塁率.394・OPS 1.016・14盗塁打棒爆発。7月8日にはオールスター・フューチャーズゲームに、11日にはイースタン・リーグのオールスターに出場した他、ベースボール・アメリカ誌のマイナーリーグ・オールスターにも選ばれ、MiLB.comのオフェンシブ・プレーヤー・オブ・ザ・イヤーとTopps(トップス)社のプレーヤー・オブ・ザ・イヤーをダブル受賞している[2]。同年9月1日、メジャー初昇格。即日ミルウォーキー・ブルワーズ戦において六番打者右翼手としてスタメン起用され、自身の船出をマルチヒット(4打数2安打)で飾った。23試合の出場に留まったが、打率.294・出塁率.342と結果を残し、来期に望みを繋いだ。また、シーズン終了後チーム内の有望株リストで3位にランクされ、ベストヒッター・フォー・アベレージとベスト・パワーヒッター、並びにベスト・ストライクゾーン・ディシプリンの三部門に挙げられた[3]

2008年3月10日、1年間の契約延長が成立。パイレーツには2011年まで在籍したが、毎年のようにメジャーとマイナーを往復していた。

ヤンキース傘下時代[編集]

2011年12月15日にツインズとマイナー契約を結ぶも、2012年3月27日に解雇された。3月29日ニューヨーク・ヤンキースとマイナー契約を結んだ[4]

オリオールズ時代[編集]

2012年6月2日ボルチモア・オリオールズへ移籍[5]7月21日DFAとなった。

アストロズ時代[編集]

2012年7月28日ヒューストン・アストロズウェーバーで移籍した[6]

ヤンキース時代[編集]

2012年8月27日にウェーバーを経て再びヤンキースへ移籍した[7]9月25日にDFAとなった。

オリオールズ復帰[編集]

2012年9月29日に再びオリオールズへウェーバーで移籍した[8]。結局、同年はのべ3球団でプレーした。オフの11月30日にオリオールズと1年契約に合意したが、12月21日40人枠を外れ、AAA級ノーフォーク・タイズへ降格した。

2013年3月31日にオリオールズとメジャー契約を結んだ。この年は44試合に出場し、打率.261・4本塁打・13打点・1盗塁だった。オフの12月2日にオリオールズと1年契約に合意した。

2014年は開幕ロースター入りしたが、4月22日にDFAとなった[9]4月27日に放出されたが、29日にオリオールズと再びメジャー契約を結んだ[10]。その後は、飛躍しキャリアハイの成績を収めた。また、9月途中からは薬物使用で出場停止となったクリス・デービスにかわって、正一塁手を務めた。レギュラーの座を手中に収めた後はバットが火を噴き、打率.293・21本塁打・49打点・OPS0.930という好成績をマークした。また打撃のみならず、守備でも高い力を発揮。一塁を守った51試合で、リーグの一塁手では最多となるDRS + 9[11]左翼手でも35試合でDRS + 7という好成績をマークした。

2015年、内外野のユーティリティとして起用され、92試合に出場。打率が.210台まで大きく落ち込んだものの、2シーズン連続で15本塁打以上 (15本ちょうど) を放ち、長打力は健在だった。ディフェンス面では左翼を41試合、一塁を28試合、二塁手を21試合、右翼手を8試合守ったが、右翼以外の3ポジションでDRSはマイナスに終わり、打撃と同様に不振だった。11月2日FAとなった[12]

レイズ時代[編集]

2016年1月28日タンパベイ・レイズと1年契約を結んだ[13]

2度目のオリオールズ復帰[編集]

2016年8月1日ジョナ・ハイム英語版とのトレードで、オリオールズへ移籍した[14]

プレースタイル[編集]

コンタクト・パワー・選球眼を併せ持ち、長打を広角に打ち分ける。パイレーツ時代は当初専ら一塁手を務めていたが、メジャーには主砲アダム・ラローシュが存在するというチーム事情もあって、昇格してからは外野も守るようになった。守備力は平凡以下だが、将来的には打点製造マシンとして期待を受けている[15][16][17]

詳細情報[編集]

年度別打撃成績[編集]

















































O
P
S
2007 PIT 23 73 68 13 20 5 1 0 27 6 2 1 0 0 5 0 0 12 2 .294 .342 .397 .740
2008 37 119 109 6 27 7 0 4 46 15 2 0 0 2 5 0 3 22 1 .248 .294 .422 .716
2009 60 186 165 19 34 13 1 4 61 16 1 0 0 0 21 0 0 43 2 .206 .296 .370 .665
2010 15 38 29 4 8 2 1 0 12 5 0 0 0 2 7 0 0 6 0 .276 .395 .414 .809
2011 50 105 94 8 19 2 0 1 24 10 0 0 1 2 7 0 1 21 6 .202 .260 .255 .515
2012 BAL 28 83 71 8 18 4 0 3 31 14 0 1 2 2 8 0 0 17 1 .254 .321 .437 .758
HOU 21 75 63 2 16 4 1 0 22 8 1 1 0 2 7 1 3 16 3 .254 .347 .349 .696
NYY 12 30 25 6 4 0 0 1 7 4 0 0 0 0 5 0 0 8 0 .160 .300 .280 .580
'12計 61 188 159 16 38 8 1 4 60 26 1 2 2 4 20 1 3 41 4 .239 .328 .377 .705
2013 BAL 44 138 119 14 31 7 0 4 50 13 1 0 0 0 15 2 4 25 0 .261 .362 .420 .782
2014 102 383 338 51 99 26 0 21 188 49 5 0 0 1 40 1 4 76 4 .293 .373 .556 .930
2015 92 325 294 42 64 13 1 15 124 40 1 1 0 1 23 1 7 69 11 .218 .289 .422 .711
通算:9年 484 1555 1375 173 340 83 5 53 592 180 13 4 3 12 143 5 22 315 30 .247 .325 .431 .756
  • 2015年度シーズン終了時。

背番号[編集]

  • 18 (2007年)
  • 51 (2008年 - 2012年途中)
  • 13 (2012年途中 - 同年途中)
  • 43 (2012年途中 - 同年途中)
  • 28 (2012年途中 - )

代表歴[編集]

アメリカ合衆国代表
  • 2007 IBAFワールドカップ アメリカ合衆国代表

脚注[編集]

  1. ^ Steven Pearce Contract, Salaries, and Transactions” (英語). Spotrac.com. 2013年11月7日閲覧。
  2. ^ a b Awards/Honors:” (英語). MiLB.com. 2008年3月30日閲覧。
  3. ^ Top 10 Prospects Pittsburgh Pirates , BEST TOOLS” (英語). BaseballAmerica.com (2007年11月27日). 2008年3月30日閲覧。
  4. ^ http://www.rantsports.com/new-york-yankees/2012/03/29/yankees-sign-steve-pearce-to-minor-league-deal/
  5. ^ O's acquire Pearce from Yanks, designate Hall
  6. ^ Pearce claimed by Astros
  7. ^ Yankees bring back right-handed bat Pearce
  8. ^ Orioles claim Pearce off waivers from Yankees
  9. ^ Orioles recall LHP T.J. McFarland from Triple-A Norfolk; INF/OF Steve Pearce designated for assignment”. MLB.com Orioles Press Release (2014年4月22日). 2014年4月23日閲覧。
  10. ^ Orioles sign INF/OF Steve Pearce to a Major League contract”. MLB.com Orioles Press Release (2014年4月29日). 2014年4月30日閲覧。
  11. ^ 友成那智、村上雅則 『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2015』 廣済堂出版、2015年、36頁。ISBN 978-4-331-51921-9
  12. ^ Transactions | orioles.com” (英語). MLB.com (2015年11月2日). 2015年11月3日閲覧。
  13. ^ Adams, Steve (2016年1月28日). “Rays Sign Steve Pearce”. MLB Trade Rumors. 2016年4月6日閲覧。
  14. ^ https://twitter.com/MLBRosterMoves/status/760214933753638912
  15. ^ Scouting Report , Transactions / Injuries / Suspensions” (英語). sportsnet.ca. 2008年3月30日閲覧。
  16. ^ PECOTA , Steve Pearce” (英語). BaseballProspectus.com. 2008年3月30日閲覧。
  17. ^ 『ウェルカム・メジャーリーグ 2008』 白夜書房〈白夜ムック 315〉、201頁。ISBN 978-4861913983

関連項目[編集]

外部リンク[編集]