スズキ・フロンテ
フロンテ (Fronte) は、鈴木自動車工業(現・スズキ)が生産していた軽自動車である。なお、本項目ではフロンテシリーズの基本形となるセダンを中心に記述し、フロンテハッチを含む商用モデル(ライトバン)についても記述する。
| 販売期間 | 1962年-1989年 |
|---|---|
| 製造国 | |
| ボディタイプ | 2/4ドアセダン 3/5ドアハッチバック |
| 駆動方式 | FF/RR |
| 別名 | スズキ・スズライトフロンテ(初代) スズキ・フロンテ360(2代目) スズキ・フロンテ71/72(3代目) スズキ・フロンテ7-S(4代目) スズキ・アルト(5代目以降) |
車名の由来[編集]
「フロンティア精神」の「フロンティア」(業界の先駆者)から[1]。初代モデルが採用した駆動方式のFFにも通ずる車名だが、それとは裏腹に2代目から4代目にかけてはRR(リアエンジン・リアドライブ)を採用。
概要[編集]
1979年に派生車アルトが登場し大ヒットとなるまでは、長年にわたりスズキを代表する軽乗用車だった。フロンテが乗用モデル(5ナンバー)であったのに対し(後記のフロンテバン・フロンテハッチを除く)、当初のアルトはフロンテとプラットフォームを共用した商用モデル(4ナンバー)として発売された。
1989年にフロンテはアルトに統合され、かつてのフロンテに相当する乗用車仕様は5ナンバーの「アルト(セダン)」、商用車仕様は4ナンバーの「アルトバン」となっている。
東京モーターショー2005では、フロンテ360をモデルにしたスズキLCが出品された[2]。
歴史[編集]
初代 TLA/FEA/FEA-II型(1962年 - 1967年)[編集]
| スズキ・スズライト・フロンテ(初代) TLA/FEA型 |
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|---|---|
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スズキ スズライトフロンテ
FEA-II型 1967年 |
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| 販売期間 | 1962年3月 - 1967年4月 |
| 乗車定員 | 4人 |
| ボディタイプ | 2ドアノッチレスセダン |
| エンジン | 0.360L 空冷2サイクル 直列2気筒横置き 燃料供給:キャブレター |
| 駆動方式 | FF |
| 最高出力 | 21ps/5,500rpm |
| 最大トルク | 3.2kgm/3,700rpm |
| サスペンション | 前/後:ウィッシュボーン +横置半楕円リーフスプリング |
| 全長 | 2,995mm |
| 全幅 | 1,295mm |
| 全高 | 1,380mm |
| ホイールベース | 2,050mm |
| 車両重量 | 500kg |
| データモデル | 3速MT 1962年式 |
| -自動車のスペック表- | |
- 1962年3月 - スズライトバンTL型(1959年9月登場)の乗用車版『スズライト・フロンテ』として登場。駆動方式はFF。エンジンは空冷2ストローク直列2気筒360cc。
- 1963年3月 - FEA型になる。ガソリン・エンジンオイル自動混合方式「セルミックス」を採用。
- 1965年10月 - FEA-II型になる。エンジンオイル直接噴射方式「CCI (Cylinder Crank Injection) 」を採用。
2代目 LC10型(1967年 - 1970年)[編集]
| スズキ・フロンテ360(2代目) LC10型 |
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|---|---|
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フロンテ360 SS
フロンテ360 スーパーデラックス
アウトストラーダ走行テスト車両
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| 製造国 | |
| 販売期間 | 1967年4月 - 1970年11月 |
| 乗車定員 | 4人 |
| ボディタイプ | 2ドアノッチバックセダン |
| エンジン | 0.356L 空冷2サイクル直列3気筒横置き 燃料供給:キャブレター |
| 駆動方式 | RR |
| 最高出力 | 25ps/5,000rpm |
| 最大トルク | 3.7kgm/4,000rpm |
| サスペンション | 前:ダブルウィッシュボーン +コイルスプリング 後:セミトレーリングアーム +コイルスプリング |
| 全長 | 2,995mm |
| 全幅 | 1,295mm |
| 全高 | 1,330mm |
| ホイールベース | 1,960mm |
| 車両重量 | 425kg |
| データモデル | デラックス 4速MT 1967年式 |
| -自動車のスペック表- | |
- 1967年4月 - 発売。車名が「フロンテ360」となり、駆動方式をRRに、コラムシフトからフロアシフトに変更[3]。コークボトルラインと言われる丸みを帯びたスタイルの採用と共に、エンジンを「レーシングカー譲りの2ストローク3気筒」と銘打った直列3気筒へ変更した。この形式は、理論上4ストロークの直列6気筒に匹敵する優れた回転バランスを持つ。また、ホンダ・N360に対抗すべく、31馬力のハイチューンエンジンも設定された。
- 1968年11月 - 高性能バージョン「フロンテSS(ストリート・スポーツ)」を追加。レーシングドライバーのスターリング・モスと2輪レーシングライダーの伊藤光夫がイタリアの高速道路、「アウトストラーダ・デル・ソーレ」で長時間高速走行テストを行ったことで知られる。スズキでの「SS」グレードは本代のフロンテ以降途絶えていたが、35年ぶりの2003年に「アルトラパン」に採用された。
- 1970年4月 - 「スーパーデラックス」を発売。本モデル以降のテールランプを従来の赤一色に橙色の点滅ランプを追加してコンビネーションタイプに変更。後に「フロンテSSS(スーパー・スポーツ・セダン)」を追加。
3代目 LC10 II型(1970年 - 1976年)[編集]
| スズキ・フロンテ71/72(3代目) LC10 II型 |
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|---|---|
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フロンテ GL/W
フロンテ71W GT/W
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| 販売期間 | 1970年11月 - 1973年7月(セダン) 1971年9月-1976年6月(クーペ) |
| 乗車定員 | 4人 |
| ボディタイプ | 2ドアファストバックセダン/クーペ |
| エンジン | 0.356L 水冷2サイクル直列3気筒横置き 燃料供給:キャブレターx3 |
| 駆動方式 | RR |
| 最高出力 | 34ps/6,000rpm |
| 最大トルク | 4.2kgm/4,500rpm |
| サスペンション | 前:ダブルウィッシュボーン +コイルスプリング 後:セミトレーリングアーム +コイルスプリング |
| 全長 | 2,995mm |
| 全幅 | 1,295mm |
| 全高 | 1,295mm |
| ホイールベース | 2,010mm |
| 車両重量 | 475kg |
| データモデル | GL-W 4速MT 1971年式 |
| -自動車のスペック表- | |
- 1970年11月 - 3代目フロンテ(フロンテ71)発売。形式名はLC10-II型。グレード構成は、スタンダード、デラックス、ハイデラックス、スーパーデラックス、ハイスーパー、S、SSS、SSS-R。SSS-Rの「R」は、ラジアルタイヤ(135SR10サイズ)標準装備の意味。エンジンは基本的には従来の空冷3気筒2サイクルエンジンを使用。カタログのキャッチコピーでは「2サイクル3気筒は4サイクル6気筒に匹敵する」としていた[4]。スタンダード、デラックス、スーパーデラックスは31馬力。ハイスーパー、Sは34馬力。SSS系は36馬力。ボディスタイルは全く新しいものとされ、直線基調の2ボックス(ショートファストバック)スタイルとされた。車高は1260mm(スポーツ系)とかなり低く設定され、フロントのトランクは拡大された。通称「スティングレイ・ルック」と呼ばれた。また、軽自動車としては初めて吊り下げ式クーラーが設定された。
- 1971年5月 - フロンテ71W追加発売(空冷車と併売)。フロンテ71のボディはそのままに、新しい水冷エンジンを搭載したモデル。形式名はLC10W型。グレードは当初GL-W、GT-W、GT-RWの3機種。「W」は水冷(Water cooled)、「R」はラジアルタイヤ(135SR10サイズ)標準装備を表す。エンジンは新開発の水冷2ストローク3気筒を搭載。冷却には独自の「デュアル・ラジエター方式」を採用。GL-Wは34馬力、GT-W系は37馬力となる。
- 1971年7月 - 水冷GS-W、GO-Wを追加。GS-WはGT-W同様のシャシに34馬力エンジンを搭載したムード・スポーツ。GO-WはGL-Wから装備を簡略化した廉価モデル。
- 1971年9月 - 3代目フロンテをベースにした、軽自動車枠のスポーツカー、「フロンテ・クーペ」発売。セダン系とは別に、独自の車種構成を展開していく(詳細はフロンテ・クーペを参照)。
- 1971年11月 - マイナーチェンジで72(セブンティ・ツー)フロンテに名称変更。フロントグリルのデザイン変更、ダッシュボードやシート等、内装の変更が施される。スポーツ系のホイールキャップデザイン変更。空冷エンジン車のスポーツ系は廃止。空冷車は「ビジネス・シリーズ」、水冷車は「ゴージャス・シリーズ」、水冷スポーツ車は「スポーツ・シリーズ」と称される。
- 1972年3月 - 水冷シングルキャブ31馬力のGD-WとGU-Wが追加。GD-Wはデラックス、GU-Wはスタンダードに相当。
- 1972年10月 - マイナーチェンジで73年型としてニューフロンテシリーズを発売。外観はバンパーからフロントグリル、ボンネットに至る大変更を受ける。ヘッドランプは角型2灯式から丸型2灯式に変更。上級グレードはリアコンビランプ横にガーニッシュ(化粧板)を装備。三角窓廃止。空冷車はスタンダードとオートクラッチのみとなる。タンデムブレーキマスターシリンダーとフロントディスクブレーキ装備のGT-TYPE IIを新設定。
4代目 LC20/SS10/SS20型(1973年 - 1979年)[編集]
| スズキ・フロンテ スズキ・フロンテ7-S(4代目) LC20 / SS10/20型 |
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|---|---|
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フロンテ7-S スーパーデラックス
フロント リア
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| 販売期間 | 1973年7月 - 1979年5月 |
| 乗車定員 | 4人 |
| ボディタイプ | 2ドア/4ドアファストバックセダン (+リアガラスハッチ) |
| エンジン | 0.356L 水冷2サイクル直列3気筒横置き 燃料供給:キャブレターx3 |
| 駆動方式 | RR |
| 最高出力 | 34ps/6,000rpm |
| 最大トルク | 4.2kgm/4,500rpm |
| サスペンション | 前:ダブルウィッシュボーン +コイルスプリング 後:セミトレーリングアーム +コイルスプリング |
| 全長 | 2,995mm |
| 全幅 | 1,295mm |
| 全高 | 1,300mm |
| ホイールベース | 2,030mm |
| 車両重量 | 545kg |
| データモデル | 4ドアFC 4速MT 1973年式 |
| -自動車のスペック表- | |
- 1973年7月 - 発売。先代の「スティング・レイ・ルック」のデザインから、「オーバル・シェル」の丸みあるスタイルへと変化した。空冷エンジンは消え、水冷エンジンのみのラインナップとなる。4ドアモデルを設定してファミリーユーズに対応すると共に、実用性の更なる拡大を図り、リアウィンドゥを閉開式のガラス・ハッチにしてエンジンルーム上部にラゲッジスペースを設けた。これによりフロントとリア両方にトランクを持つこととなる。従来のスポーツシリーズに相当するグレードは2ドア/4ドアセダンシリーズとは別にツーリスモシリーズとして設定。
- 1974年 - 一部改良。黄色ナンバープレートの対応化とグレード名称の変更、エンジンのパワーダウン(37ps車は35ps、34ps車は32ps)の実施。従来のツーリスモシリーズはGTtypeIIのみとなり、2ドアセダンに統合。
- 1976年5月 - マイナーチェンジ。前年に運輸省告示により軽自動車の規格が改定されたことを受け、全長を195mm、全幅を100mm拡大し、排気量を443cc(T4A)にアップし、内外装も変更を行っている。型式もSS10となり、これ以降の4代目モデルは「フロンテ7-S(セブン・エス)」と呼ばれていた。GTtypeIIが廃止され、全車全輪ドラムブレーキに戻る。
- 1977年6月 - 一部改良。2サイクルエンジンの昭和53年排出ガス規制適合と同時に、ダイハツ製550cc直列2気筒4サイクルSOHCエンジン(AB型エンジン)を一部のグレードに搭載[5]。このダイハツ製エンジンはあくまでも「つなぎ」で、4代目の4サイクル仕様は1978年の改良で正式に自社製のF5A型に完全移行している。
- 1977年10月 - マイナーチェンジ。2サイクル車のエンジンを539ccのT5Aに変更。型式もSS20となる。
-
2ドアセダン(SS10、チリ)
5代目 SS30/40型(1979年 - 1984年)[編集]
| スズキ・フロンテ(5代目) SS30/40型 |
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|---|---|
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前期型
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| 販売期間 | 1979年5月 - 1984年9月 |
| 乗車定員 | 4人 |
| ボディタイプ | 4ドアファストバックセダン (リアガラスハッチ) |
| エンジン | F5A型 0.543L 4サイクル直列3気筒横置き T5B型 0.543L 2サイクル直列3気筒横置き |
| 駆動方式 | FF |
| 最高出力 | 31ps/6,000rpm |
| 最大トルク | 4.2kgm/4,000rpm |
| サスペンション | 前:マクファーソンストラット +コイルスプリング 後:リジッドアクスル +半楕円リーフスプリング |
| 全長 | 3,195 mm |
| 全幅 | 1,395 mm |
| 全高 | 1,335 mm |
| ホイールベース | 2,150 mm |
| 車両重量 | 570 kg |
| データモデル | 4ドアFS-G F5A型 4速MT 1979年式 |
| -自動車のスペック表- | |
- 1979年(昭和59年)5月 - 発売。駆動方式を初代と同様のFFに戻す。このときに姉妹車として商用車バージョン(軽ボンネットバン)の「アルト」が登場。アルトの簡素さと低価格でのアプローチに対し、フロンテは5ナンバーならではの後席居住空間の広さ、充実した装備、豪華さでアピールした。エンジンは、常用回転域でのトルク特性と高回転域でのパンチ(最高出力)に秀でた2ストロークエンジンのT5Bと、燃費経済性と静粛性に優れ、かつアイドリングのスムーズな4ストロークエンジンのF5Aの二種類が用意された(2ストローク車の型式はE-SS30S、4ストローク車の型式はE-SS40S)。2ストロークエンジンのT5B型はRR用だったT5AをFF用に設計変更したものであり(トランスミッションとの結合部が大きく異なるが、シリンダーブロックは基本的に共通)、排出ガス規制をクリアするため、初代セルボ同様、触媒活性化用に排気に空気を混入する2次エアポンプが追加されていた(規制基準の緩い商用車のアルト用T5Bにはない)。一方、4ストロークエンジンのF5Aはこの後、スズキの各車種に広く搭載されるようになる。グレードは2ストローク車がFX系、4ストローク車がFS系。従来の吊り下げ式クーラーに代わり、エアミックス式のエアコンが設定された。
- 1981年(昭和56年)5月 - 一部改良。2ストロークエンジン搭載車のFX系が廃止され、4ストロークエンジンのFS系に統一。
- 1982年(昭和57年)10月 - マイナーチェンジ。ヘッドランプを角型に変更し、デジタルメーターを一部グレードに採用。
- 1983年(昭和58年)12月 - エンジンをF8Aとしたマルチ・800(初代)をインドのマルチ・ウドヨグ(現・マルチ・スズキ・インディア)で生産・販売開始。
6代目 CB71/72型(1984年 - 1988年)[編集]
| スズキ・フロンテ(6代目) CB71/72型 |
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|---|---|
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前期型 FG
1984年9月 - 1986年7月 後期型 フロント
1986年7月 - 1988年10月 後期型 リア
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| 販売期間 | 1984年9月 - 1988年10月 |
| 乗車定員 | 4人 |
| ボディタイプ | 3 / 5ドアハッチバック |
| エンジン | F5A型 553cc 水冷直列3気筒 SOHC |
| 駆動方式 | FF |
| 最高出力 | 31ps/6,000rpm |
| 最大トルク | 4.4kgm/4,000rpm |
| サスペンション | 前:マクファーソンストラットコイル 後:半楕円リーフ |
| 全長 | 3,195mm |
| 全幅 | 1,395mm |
| 全高 | 1,410mm |
| ホイールベース | 2,175mm |
| 車両重量 | 590kg |
| データモデル | 5ドアFGタイプ 5速MT 1984年式 |
| -自動車のスペック表- | |
- 1984年9月 - 発売。乗用シリーズのフロンテとしてはこの代よりハッチバックボディとなると共に、最終モデルとなる7代目が半年間しか販売されなかったためこのモデルが実質的な最終モデルでもある。一部のグレードにはアルトと同様に回転ドライバーズシートを装備。最上級グレードのFGに限り、5速MTとフロントディスクブレーキを装備し、それ以外のグレードは全て4速MT、総輪ドラムブレーキとなる。
- 1985年10月 - エアコンと回転ドライバーズシートを装備した特別仕様車「ウィット」を追加。
- 1986年1月 - インドで2代目マルチ・800として販売開始。ちなみに20年以上に渡りほぼモデルチェンジを実施することなく、2014年1月まで販売されていた。
- 1986年7月 - マイナーチェンジ。リアサスペンションを全車リーフリジッドからスズキ独自のアイソトレーテッド・トレーリング・リンク(I.T.L)式へ、ヘッドランプを角型(SAE規格)から異型へ、インパネなどをそれぞれ変更する。また、オートエアコンがオプション設定された。
- 1986年11月 - オートエアコンとカラードバンパーを装備した特別仕様車「ウィットカスタム」を追加。
- 1987年1月 - 一部改良。2代目アルトと共通の550cc3気筒DOHC12バルブエンジンを搭載した3ドアのスポーティー系グレードツインカム12 GRを追加。
- 1987年9月 - 一部改良。特別仕様車「ウィヴ」と5ドアに4WDと550cc3気筒DOHC12バルブエンジンを搭載したスポーティー系グレードツインカム12 FRを追加。
7代目 CN11型(1988年 - 1989年)[編集]
| スズキ・フロンテ(7代目) CN11型 |
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|---|---|
| 販売期間 | 1988年10月 - 1989年3月 |
| 乗車定員 | 4人 |
| ボディタイプ | 5ドアハッチバック |
| エンジン | F5B型 水冷直列3気筒 SOHC 12バルブ |
| 駆動方式 | FF |
| 最高出力 | 40ps/7,500rpm(ネット値) |
| 最大トルク | 4.3/6,000rpm(ネット値) |
| 変速機 | 3速AT 5速 / 4速MT |
| サスペンション | 前:マクファーソンストラットコイル 後:セミトレーリングリンクコイル |
| 全長 | 3,195mm |
| 全幅 | 1,395mm |
| 全高 | 1,385mm |
| ホイールベース | 2,335mm |
| 車両重量 | 590kg |
| データモデル | FL 5速MT 1988年式 |
| 後継 | 3代目アルトに統合 |
| -自動車のスペック表- | |
- 1988年10月 - 発売。全車に新開発の550cc・SOHC3気筒12バルブエンジン(F5B型)が搭載。外観は同時期のアルトの姉妹車そのものでグリル以外は特に変更された箇所もほとんど無く特徴的なクォーターウインドウも同様のものが付いていた。アルトと違う方向性としてカタログなどでは当時としては珍しく5ドアを中心モデルとしていた。廉価グレードを除きフロントディスクブレーキと12インチラジアルタイヤが標準装備となる。特別仕様車のウィットとウィヴは引き続き設定。
- 1989年3月 - 販売終了。 同年4月1日に物品税が廃止され、代わりに消費税が導入されたことにより軽ボンネットバンのメリットが薄れたため、アルトと統合され、フロンテの商標は7代(実質的には6代)27年の歴史に幕を下ろした。ちなみに歴代フロンテの中では、5か月と最も販売期間が短かった。
商用モデル[編集]
フロンテバン LS10[編集]
| スズキ・フロンテバン | |
|---|---|
| 販売期間 | 1969年 - 1973年 |
| 乗車定員 | 4人 |
| ボディタイプ | 3ドアハッチバック |
| エンジン | 0.356L 空冷2サイクル直列3気筒縦置き |
| 駆動方式 | FR |
| 最高出力 | 25ps/6,500rpm/105km/h |
| 最大トルク | 3.5kgm/5,000rpm |
| 変速機 | 4速シンクロメッシュ |
| サスペンション | 前:マクファーソンストラット 後:半楕円リーフ |
| 全長 | 2,995mm |
| 全幅 | 1,295mm |
| 全高 | 1,380mm |
| ホイールベース | 1,995mm |
| 車両重量 | 500kg |
| 最大積載量 | 150kg |
| -自動車のスペック表- | |
1969年1月登場。スズライトTLではセダンとバンは共通設計で、駆動方式も共に横置きFFであったが、フロンテ360がRRとなったことで、商用車(ライトバン)への流用に不都合が生じた。スバル360カスタムがリアエンジンのまま後部を荷室に変更したため積載性に難があったのに対して、スズキはフロンテの名で全く構成の異なるバンを新規に開発することで解決を図った。フロンテバンは荷室容積と登り勾配のトラクション確保が容易なFRが採用された。エンジンもフロンテ360のものをベースにしながら、縦置きに設計変更された。スタイルはコークボトルラインのフロンテ360に対して直線基調のプレーンなスタイルとされた。後にこのモデルでは後席の居住性を高めた乗用モデルのフロンテ・エステートが追加された。さらに1970年、エステートをベースにテールゲートを廃したカスタム/ハイカスタムも追加。1972年には、水冷版フロンテバンが登場した。外観はそのままであるが、エンジンは2気筒の水冷 28psと馬力も上がった。後ライトのグリルやウィンカーランプの位置やテールランプなどが変更された。1973年、フロンテハッチにモデルチェンジし、生産を終了した。
フロンテハッチ LS30[編集]
- 1973年登場。名称が「フロンテ・ハッチ」となる。フロンテエステートなどの乗用モデルが廃止され、商用モデルのみとなった。当時のブームを反映して、レジャーユーズを強く訴求しており、リアのラゲッジスペースはハッチ・ルームと名付けられた。
- 1976年、1975年9月の道路運送車両法の改正を受け、新規格に合わせて、排気量(360ccから550ccへ)と車体寸法を拡大(全長+200mm、全幅+100mm)した「ハッチ55」(ハッチゴーゴー)となる。
- 1979年、アルトにモデルチェンジし生産を終了した。
脚注[編集]
- ^ スズキ四輪車 車名の由来 - スズキ公式サイト内 ちなみに同サイト内では「造語」扱いである。
- ^ 【東京モーターショー05】スズキ LC は軽より小さくてピッタリ - Response.(2005年09月30日(金) 07時23分版 / 2015年7月8日閲覧)
- ^ 360cc軽自動車のすべて―'50ー'70年代の軽自動車総集編!. 三栄書房. (2013). pp. 67. ISBN 9784779618963.
- ^ 360cc軽自動車のすべて―'50ー'70年代の軽自動車総集編!. 三栄書房. (2013). pp. 91. ISBN 9784779618963.
- ^ 昭和53年排出ガス規制に対応しておらず、昭和51年排出ガス規制適合車として発売された。
派生車[編集]
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- GAZOO.com スズキ・スズライトフロンテ(初代)
- GAZOO.com スズキ・フロンテ360(2代目)
- GAZOO.com スズキ・フロンテ71(3代目)
- GAZOO.com スズキ・フロンテ(4代目)
- GAZOO.com スズキ・フロンテ(5代目)
- GAZOO.com スズキ・フロンテ(6代目)
- GAZOO.com スズキ・フロンテ(7代目)
| スズキ車種年表 1955年〜1989年 1990年代以降 -> | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 種類 | 1950年代 | 1960年代 | 1970年代 | 1980年代 | |||||||||||||||||||||||||||||||
| 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | |
| 軽セダン | スズライトSS | スズライト・フロンテ360 | フロンテ360 | フロンテ71 | フロンテ | フロンテ | フロンテ | フロンテ | |||||||||||||||||||||||||||
| コンパクト | フロンテ800 | カルタス | カルタス | ||||||||||||||||||||||||||||||||
| スポーツ | アルトワークス | アルトワークス | |||||||||||||||||||||||||||||||||
| スペシャルティカー | フロンテクーペ | セルボ | セルボ | セルボ | |||||||||||||||||||||||||||||||
| SUV | ジムニー | ジムニー | |||||||||||||||||||||||||||||||||
| ジムニー8 | ジムニー1000/1300 | エスクード | |||||||||||||||||||||||||||||||||
| 商用車 | スズライトSL/SD | スズライトTL | フロンテバン | フロンテハッチ | アルト | アルト | アルト | ||||||||||||||||||||||||||||
| スズライトSP | スズライトキャリイ | スズライトキャリイ | マイティボーイ | ||||||||||||||||||||||||||||||||
| キャリイ | キャリイ | キャリイ | キャリイ | キャリイ/エブリイ | キャリイ/エブリイ | ||||||||||||||||||||||||||||||
| 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | |
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