スズキ・アルト (8代目)

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スズキ・アルト
HA36S/HA36V型
X(2トーンバックドア仕様)
Suzuki ALTO X 2-tone backdoor (HA36S) front.JPG
S リア
Suzuki ALTO S (HA36S) rear.JPG
X 室内
OSAKA AUTO MESSE 2015 (20) - Suzuki ALTO X (HA36S) with optional parts.JPG
製造国 日本の旗 日本
販売期間 2014年 -
乗車定員 4人
ボディタイプ 5ドアハッチバック
エンジン R06A型 660cc 直3 NA
R06A型 660cc 直3 ターボ
駆動方式 FF/4WD
最高出力 CVT/5AGS車
38kW (52PS) /6,500rpm
MT車/バン
36kW (49PS) /6,500rpm
ターボRS/ワークス
47kW (64PS) /6,000rpm
最大トルク CVT/5AGS車
63N·m (6.4kgf·m) /4,000rpm
MT車/バン
58N·m (5.9kgf·m) /4,000rpm
ターボRS
98N·m (10.0kgf·m) /3,000rpm
ワークス
100N·m (10.2kgf·m) /3,000rpm
変速機 CVT/5速AGS/5速MT
サスペンション 前: ストラット式
後: トーションビーム式 (FF)
後: I.T.L./ライブアクスル (4WD)
全長 3,395mm
全幅 1,475mm
全高 1,475 - 1,500mm
ホイールベース 2,460mm
車両重量 610 - 740kg
最大積載量 200kg(バン)
先代 7代目アルト
-自動車のスペック表-

HA36型アルトALTO HA36)は、2014年よりスズキが製造・販売するハッチバック軽自動車アルトの8代目に当たるモデルで、セダンHA36S型、バンHA36V型となる。

マツダ向けにOEM供給も行われており、同社では7代目キャロルとして販売されている。

概要[編集]

2014年12月22日にアルトの8代目モデルとして発売された。このモデルは「原点回帰」という考えのもと、初代アルトの商品力が強く意識されている。初代アルトは47万円という低価格戦略によりヒットしたが、8代目アルトでは650kgという軽い車重や市販車トップの37.0km/Lという数字の達成[1]、またかつてのアルトのようなシンプルさ[2]を目標に開発された。

先代である7代目モデルにはダイハツ・ミライースに対抗するため、低燃費に特化したモデルとして「アルトエコ」が設定されていた。アルトエコの最終モデルの燃費は35.0km/Lであったが、8代目モデルではアルトエコの最終モデルを更に2.0km/L上回る37.0km/Lの燃費性能を達成したため、燃費性能特化モデルのアルトエコはアルトへ吸収する形で廃止された。

また、2015年3月11日にはターボエンジン搭載[注釈 1]ホットハッチモデル「ターボRS」も追加されている。このモデルには2代目の途中から5代目・前期型まで設定されていた「ワークス」の名称は付いていないが、これは「ターボRS」が「ワークス」よりもより多くの顧客に向けたモデルだからであり、よりスパルタンな位置づけのモデルが出るとしたら「ワークス」の名称が使われるとも示唆されている[1]。その後、同年12月24日に「ワークス」が公式発表・発売され、約15年ぶりに復活した。

製造は静岡県湖西市の湖西工場にて行われる[3]

メカニズム[編集]

パワートレイン[編集]

燃費性能はFF・CVT車で市販車トップの37.0km/L(JC08モード、燃費不正計測問題を受けて国土交通省が行った調査では38.3km/Lであった)を達成している。この燃費性能は8代目モデルの企画当初より目標とされていたが、アルトという低価格を売りにする商品の性格上、マイルドハイブリッドシステム「S-エネチャージ」の採用は見送られた[1]。8代目モデルに搭載されるのは従来型同様直列3気筒 R06A型だが、軽量化・小型化・高効率化が図られている[4]。組み合わせられるトランスミッションは、グレードにより、CVT、5速MT、そしてスズキの乗用車としては初めて採用される5速AGS(ロボタイズドMT)が設定される。この5速AGSアルトは燃費性能(JC08モード)と購入者が路上走行する実燃費(e燃費)がほぼ一致する。

搭載されるR06A型自然吸気エンジンは型式こそ従来モデルと変わらないものの、シリンダーヘッドエキゾーストマニホールドとの一体型に刷新されており、それ以外にも熱効率の向上のために圧縮比の向上(11.2から11.5へ)や外部EGRの採用などが行われている。これにより、出力・トルクの値は変わらないものの、燃費性能が向上し、同時に低中域トルクが向上している。また、5速MT車およびバンモデルではコスト上の理由のために吸排気VVTが省略されており、出力・トルクの数字は小さくなっている[4]

「ターボRS」には、R06A型のターボエンジンが搭載されるが、従来型の同エンジンに比べて最大トルクは3N·m向上している。自然吸気エンジン同様にシリンダーヘッドは新設計となっており、またターボチャージャーも新設計されて低中速域重視のセッティングに変更され、ターボラグも20%改善している。「ターボRS」のトランスミッションには5速AGSのみが設定されるが、これはターボエンジン専用にギア比が変更されている[4]

「ワークス」も「ターボRS」同様にR06A型ターボエンジンを搭載するが、エンジン制御プログラムを採用した専用チューニングにより、最大トルクを「ターボRS」よりもさらに2N·m向上し、100N·mに強化。トランスミッションは「VP」や「F」同様に5速MTと5速AGSの2種類が用意されており、5速MTは1速から4速をクロスレシオ化し、専用設計のショートストロークシフトを採用。また、クラッチペダルストロークに対してトルク伝達がリニアに立ち上がる専用設計のクラッチ荷重特性とした。5速AGSは変速スピードを短縮するために、変速制御プログラムに専用チューニングを施した。

また、「ワークス」の5AGS車と「ターボRS」にはシフトレバーにマニュアルモードを搭載しており、レバー操作やステアリングホイールに装備したパドルシフトでシフトチェンジが可能である。

ボディ・シャシ[編集]

軽量化のため、プラットフォームは全面的に刷新されている。スズキの軽自動車用プラットフォームとしては第5世代目に当たるこのプラットフォームは今後、スズキの他モデルに採用していくもので、アルトが皮切りとなっている[1]

従来、フルモデルチェンジの際には、部分的に従来モデルの構造をキャリーオーバーするという事例が多く、そのため構造の結合部分が脆弱になっており、その補強のために車重がかさんでしまっていた。そのため、このモデルではプラットフォームを一から完全に新設計としており、軽量化を実現している。

スズキの軽自動車のリアサスペンションには、およそ30年間にわたって「アイソレーテッド・トレーリング・リンク 」(I.T.L.)と称されるリンク式リジッドアクスルが採用されてきたが、このモデルではFF車のリアサスペンションが市場における主流の方式であるトーションビーム式に変更されている(4WD車はI.T.L.を引き続き採用する)。この変更は、軽量化やコスト、スペース効率、走行性能など総合的な検討の結果行われており、またアルトより採用された新プラットフォームが軽自動車だけでなくAセグメント車への展開も想定されており、その点からもトーションビーム式が適切だと判断された[1]。さらに、「X」・「ターボRS」・「ワークス」の各2WD車にはリアスタビライザーが追加される。フロントサスペンションはマクファーソンストラット式を継承するものの、こちらも設計は刷新されており、サスペンションストロークは前15%、後26%拡大することで乗り心地の改善が図られている。「ターボRS」や「ワークス」はサスペンションに専用チューニングを施し、カヤバ工業製の専用ショックアブソーバーが採用されているほか、「ターボRS」ではブッシュ類もすべて専用設計となっている。

軽量化のため、ボディの980MPa級高張力鋼板の使用率を全体の16%まで引き上げており、これにより強度を保ちながら板厚を薄くすることで、ボディシェル重量は約15%軽量化されている。また構造も見直されたことにより、曲げ剛性や捩り剛性はそれぞれおよそ30%向上している。「ターボRS」では、ストラットタワーバーの採用や高剛性フロントメンバーの採用、スポット28点増し打ちなどにより、さらに剛性を高めている(捩り剛性は5%、ストラットアッパー部横剛性は14%向上)。また、樹脂フェンダーの採用などの軽量化策もとられており、従来比で60kgの軽量化がなされた[4]

タイヤサイズは、「X」・「ターボRS」・「ワークス」は165/55R15で、それ以外のグレードには145/80R13となる。また、13インチタイヤ装着車のうち、バン「VP」のみフルホイールキャップが装着されず、15インチタイヤ装着車にはENKEI製アルミホイールが装着される。13インチ車にはダンロップ エナセーブEC300が[5]、「X」にはブリヂストン ECOPIA EP150が[6]、「ターボRS」・「ワークス」にはブリヂストン POTENZA RE050Aが装着される[4]

リアブレーキは全車リーディング・トレーリングだが、フロントブレーキは、「ターボRS」と「ワークス」がベンチレーテッドディスクブレーキで、それ以外のグレードはソリッドディスクとなる。

また、5AGS車とCVT車はインパネシフトを採用した[注釈 2]

安全装備・その他[編集]

安全装備については、アルトでは初となるレーダーブレーキサポート(衝突被害軽減ブレーキ)をはじめ、誤発進抑制機能、エマージェンシーストップシグナルが導入され、「ワークス」の5AGS車及び「X」と「ターボRS」に標準装備、「L」・「S」及び「F」とバン「VP」の5AGS車に「レーダーブレーキサポート装着車」としてオプション設定した。これにより、バン「VP」の「レーダーブレーキサポート装着車」は商用車初となるASV(先進安全自動車)となった[注釈 3]そのほか、7代目まではグレード別設定(標準装備又はメーカーオプション設定)だった4輪ABS(EBD・ブレーキアシスト付)やアルトでは初採用のESPは「ターボRS」や「ワークス」を含めたセダン全車に標準装備。4輪ABSのオプション設定自体が無かったバン「VP」についても「レーダーブレーキサポート装着車」に設定された[注釈 4]。さらに、セダン全車には運転席のみだったシートベルトリマインダーを助手席にも拡大した。

そのほか、ステアリング機構には軽自動車で初となる可変ギアレシオステアリングを採用し、フロントドアには1段目の開き幅を小さくした中間2段ストッパーを採用した。

デザイン[編集]

 
アルトターボRS
 
アルトワークス
アルト X 2トーンバックドア仕様 リア

アルトは伝統的に女性の顧客が多く、特に6代目や7代目アルトのデザインは女性が強く意識されていた。しかし、競合車との差を埋めるために新規顧客の獲得が必要となり、8代目アルトは男性にも女性にも向いたデザインとなるように意識されている[1]。特に、デザイナーのスズキ四輪デザイン部企画管理課チーフデザイナー・内山一史が「我々の先輩が初代アルトをどのような気持ちで作ったのか。それをヒントにしながらこのクルマをデザインした」と語っている[7]とおり、「原点回帰」というコンセプトのもと、初代アルトにあったシンプルさを顧み、ターゲットを絞らないデザインが目標とされている。

元々のデザイン案としては、先代モデルの雰囲気を残したものなどもあったが、結局は大きくイメージの変わったデザイン案が新鮮さを評価されて採用されている。特にヘッドランプは「目力」の強さが意識されており、ヘッドランプを囲む眼鏡をモチーフとしたヘッドランプガーニッシュ「めがねガーニッシュ」も採用されている[8][注釈 5]。なお、このデザインに関して、日刊工業新聞和田智をデザイナーとして起用していると報じているが、スズキはこの件については肯定も否定もしていない[9]

パッケージングの面では、室内空間の拡大が重視され、前後リアオーバーハングを詰めることでホイールベースは先代モデルよりも60mm延長されて2,460mmとなっている。これにより、室内長が145mm延長されて2,040mmとなり、前後乗員間距離が85mm長い900mmとなっている。また、空力性能改善による燃費性能の向上のため、全高は45mm低くなっている。この点に関しては、室内空間への犠牲が憂慮されたが、エクステリアのプロポーションを考慮しても全高を下げたほうが良いと考えられ、実現している。また、乗降性を向上するため、ヘッドクリアランスを確保しつつも前席の着座位置は20mm、後席は5mmそれぞれ上昇している。

インテリアは、軽量化への貢献のため、部品点数を抑えることが重視されて設計されている。エクステリアに合わせるように、インテリアのデザインは非常にシンプルなものとなっており、スズキのモデルに多い助手席トレーを装備しないことで、シンプルさを演出するとともに、足元空間も広げられている[8]。また、フロントシートはヘッドレスト一体型(ハイバックシート)となったほか、リアシートについては一部グレードに設定されていた分割可倒式が無くなり、全グレード一体可倒式となった。

「ターボRS」や「ワークス」では、内外装のデザインが標準車と差別化されている。外装では、「ターボRS」はカラードドアミラーや「TURBO RS」ロゴ入りのボディサイドデカール、バンパーロアガーニッシュ(フロント・リア)、ルーフエンドスポイラーに赤いアクセント[注釈 6]が施される。「ワークス」はヘッドランプにブラックメッキが、バンパーロアガーニッシュにガンメタが、フロントブレーキキャリパーに赤色(レッド塗装)が、「WORKS」ロゴ入りのボディサイドデカールは黒色が施されるほか、フロントバンパーには赤字で「WORKS」のロゴが入ったカーボン調アッパーガーニッシュが追加される。内装では、セダンやバン「VP」がダークグレーとアイボリーの2トーンを採用している一方で、「ターボRS」はブラック基調になっており、部分的に赤いアクセントが追加されている[8]。「ワークス」もブラック基調で、部分的に赤いアクセントを追加しているほか、ステンレス製ペダルプレートを追加している。また、シート形状も変更されており、「ターボRS」では専用表皮となり、サイドサポートも追加。「ワークス」はフロントに専用設計のレカロシートを採用する。

なお、「F」・「L」・「S」及びバン「VP」に装備されているフェンダーサイドターンランプのレンズが歴代では4代目以来、現在の軽自動車規格のアルトでは初となるアンバー色となった。

ボディカラーは、7代目から継続設定される4色[注釈 7]に、他のスズキ車に採用されている「フィズブルーパールメタリック」や「パールホワイト[注釈 8](オプションカラー)」、新規色である「ピュアレッド[注釈 9]」や「シフォンアイボリーメタリック[注釈 10]」を加えた8色が用意される。白系色はグレードにより異なり、「F」・「L」・「S」は「スペリアホワイト」、「X」・「ターボRS」・「ワークス」は「パールホワイト[注釈 8]」となり、バンモデルは「S」以下のグレードと同じ「スペリアホワイト」1色のみの展開となる。ホットハッチモデルである「ターボRS」は「パールホワイト」・「ピュアレッド」・「ブルーイッシュブラックパール3」の3色、「ワークス」は「ターボRS」と同一のカラーバリエーションに専用色の「スチールシルバーメタリック(オプションカラー)」を加えた4色をそれぞれ設定する。

2016年12月に初代モデルからの国内累計販売台数(アルトラパンを除く)がスズキ車初の500万台達成を記念し、3代目アルトラパン設定色である「フレンチミントパールメタリック[注釈 11]」、「コフレピンクパールメタリック」、「フォーンベージュメタリック」の3色が「L」・「S」専用の特別設定色として追加された(なお、これらのボディカラーは2017年5月の仕様変更に伴い販売終了)。

さらに、「X」は一部のボディカラー[注釈 12]に限り、バックドアをミディアムグレーに変更した2トーンカラー仕様「2トーンバックドア仕様」もオプションで設定されている。

ラインアップ[編集]

 
アルトバン VP

グレード構成としては、4ナンバー登録となるバンモデルの「VP」、そして乗用車モデルとしては下から「F」、「L」、「S」、「X」、そして、ターボエンジンを搭載するスポーティーモデルの「ターボRS」と「ワークス」の全7グレードが設定される。全グレードでFF車と4WD車のいずれも選択でき、トランスミッションは、「VP」・「F」・「ワークス」には5速MTおよび5速AGSが(ただし「VP」の4WD車にはMTは設定されない)、「ターボRS」には5速AGSのみが設定され、それ以外のグレードは全車CVTとなる。

バンモデルの「VP」のみ樹脂バンパー(材料着色)で、それ以外はカラードバンパー(塗装)が装着される。また、「L」以上のグレードではカラードドアハンドルが、「S」以上のグレードではカラードドアミラーが装着され、「X」・「ターボRS」・「ワークス」ではドアミラーがLEDサイドターンランプ内蔵・リモート格納付となる。ホイールは「X」・「ターボRS」・「ワークス」が15インチアルミホイール[注釈 13]で、「S」以下のグレードは13インチのスチールホイールとなる。

バン「VP」は手動式ウインドー、AM/FMラジオ(スピーカー付)、スペアタイヤ、センターキャップなどを装備。「F」ではフロント2スピーカー、フロントパワーウインドー[注釈 14]、ラゲッジアンダーボックスなどが追加され、オーディオはCDプレーヤー(AM/FMラジオ付)となる。「L」ではエコクール、リアパワーウインドー[注釈 15]、エネチャージ[注釈 16]アイドリングストップシステムなどを追加、「S」では電動格納式リモコンドアミラー[注釈 17]、運転席・助手席バニティミラー(チケットホルダー付)、運転席シートリフター、リアシートヘッドレスト、スモークガラス(リアドア・バックドア)[注釈 18]などを追加、「X」ではキーレスプッシュスタートシステム、チルトステアリング、イモビライザーなどが追加され、エアコンがフルオートタイプに、アンテナがルーフタイプにそれぞれ変更される。「ターボRS」・「ワークス」では前述のとおりそれぞれの専用の各種内外装パーツが追加されるほか、ディスチャージヘッドランプ(ハイ/ロービーム、オートレベリング機構付)、マルチリフレクターハロゲンフォグランプ、オートライトシステム、タコメーター、パドルシフトなどが装備され、オーディオレス仕様[注釈 19]となる。さらに、「ターボRS」は助手席シートバックポケットが、「ワークス」はメーター内にターボ過給圧が高くなった時に白から赤に変化するブーストインジケーターがそれぞれ装備する。

また、ディーラーオプションの純正アクセサリーにてスズキでは3車種目となる200mmワイドDINサイズのカーナビゲーションに対応したオーディオ交換ガーニッシュ(200mmワイド用)が用意されており、装着することで200mmワイドDINサイズカーナビゲーション(スズキ純正品・市販品問わず)の装着が可能となる。

年表[編集]

 
アルトターボRSコンセプト[注釈 20]
(写真は大阪オートメッセ2015出展時の仕様)
  • 2014年(平成26年)
    • 12月12日 - スズキのアルト公式ブランドサイト内にティーザーサイトを設置。ティザーサイトの中で、発売日がアナウンスされた[10]
    • 12月22日 - 公式にフルモデルチェンジし、同日より販売開始。
  • 2015年(平成27年)
    • 1月9日 - この日から3日間開催された「東京オートサロン2015 with NAPAC」に「ターボRSコンセプト」を参考出品[11]
    • 3月11日 - 「ターボRS」を公式発表し、同日より販売開始[12]
    • 4月1日 - 仕様変更。乗用モデルは新たに設けられた「平成32年度燃費基準」を全車で達成。特に、「F」の2WD・5AGS車及び「L」・「S」・「X」は「平成32年度燃費基準+20%」、「F」の2WD・5MT車と4WD・5AGS車は「平成32年度燃費基準+10%」をそれぞれ達成した。商用モデルの「VP」は2WD・5AGS車が燃費基準の区分変更に対応し、「平成27年度燃費基準+25%」を達成した。
    • 9月29日 - 2015年度グッドデザイン賞を受賞したことを発表(スズキの四輪車では3代目アルトラパン、6代目エブリイ/3代目エブリイワゴンSX4 S-CROSS4代目ソリオ/2代目ソリオバンディットと同時に受賞した)[13]
    • 10月28日 - 「東京モーターショー2015」に追加公開される参考出品車として、8代目ベースの「アルトワークス」を出展する事を発表[14]
    • 11月10日 - 2016年次RJCカー・オブ・ザ・イヤーを3代目アルトラパンと共に受賞[15][16]
    • 12月1日 - 「ワークス」のディザーサイトが開設され、発売日がアナウンスされる。
    • 12月7日 - 2015-2016日本カー・オブ・ザ・イヤー「スモールモビリティ部門賞」を3代目アルトラパンと共に受賞[17]
    • 12月24日 - 「ワークス」を公式発表し、同日より販売開始[18]
  • 2016年(平成28年)
    • 3月2日 - イードが運営する携帯端末向け燃費管理サービス「e燃費」が、この1年間にユーザーから投稿された給油量や走行距離から算出した燃費データを基に、実用燃費とカタログ燃費達成率のランキングを作成し、優れた数値を記録した車種及びメーカーを表彰する「e燃費アワード 2015-2016」において、CVT車が24.3km/Lを記録し、軽自動車部門で1位を獲得するとともに、総合部門でも1位を獲得してハイブリッド車を上回る実燃費の高さが証明され、先代の派生車種である「アルトエコ」を含めて総合3連覇を達成した[19]
    • 12月13日 - 前日の12月12日にラパンを除くアルトのみでの国内累計販売台数がスズキ車で初めてとなる500万台達成を記念し、「L」・「S」専用の特別設定色3色を追加することを発表した(12月20日販売開始)[20]
  • 2017年(平成29年)
    • 4月1日 - 仕様変更。「L」・「S」・「X」において燃費基準の区分変更に対応し、2WD車は「平成32年度燃費基準+50%」、4WD車は「平成32年度燃費基準+30%」をそれぞれ達成した。
    • 4月3日 - 「e燃費アワード 2016-2017」において、CVT車が23.5km/Lを記録し、軽自動車部門で2年連続となる1位を獲得した[21]
    • 5月1日 - 仕様変更。「X」・「ターボRS」・「ワークス」専用のオプションカラーにおいて、「パールホワイト」と入れ替えで6代目ワゴンR/4代目ワゴンRスティングレーなどに設定されている「ピュアホワイトパール」に入れ替え[注釈 21](「X」に設定の「パールホワイト ミディアムグレー2トーンバックドア」も同様に「ピュアホワイトパール ミディアムグレー2トーンバックドア」に入れ替え)。併せて、「L」・「S」に設定されていた特別設定色3色の販売を終了した。

注釈[編集]

  1. ^ ターボエンジン車の設定は2000年12月のマイナーチェンジに伴う「エポターボ」、「ワークス」の廃止以来約14年3ヶ月ぶり
  2. ^ 「F」・「ワークス」・バン「VP」の5MT車はフロアシフトを採用しており、インパネシフトの位置にはインパネセンターポケットが装備される
  3. ^ 予防安全性能アセスメントにおける先進安全車「ASV」を獲得している
  4. ^ 本オプション適応時、4輪ABSだけでなく、ESPとヒルホールドコントロールも装備される
  5. ^ ディーラーオプションの純正アクセサリーにも「めがねガーニッシュ」の名称で用意されており、「ワークス」専用色の「スチールシルバーメタリック」や「L」・「S」専用の特別設定色3色を除くボディカラー同色の8種類とメッキ2種類(「ターボRS」・「ワークス」に設定のクロームメッキと2015年12月に追加したブラックメッキ)の全10種類をラインナップする。「ターボRS」と「ワークス」はブラックメッキのみ装着可能だが、それ以外のグレードはボディカラーと異なるカラーやメッキの「めがねガーニッシュ」を装着可能である
  6. ^ カラードドアミラー、バンパーロアガーニッシュ、ルーフエンドスポイラーはピュアレッド塗装。ボディサイドデカールは通常赤色だが、ピュアレッド設定時は黒色となる
  7. ^ ブルーイッシュブラックパール3、シルキーシルバーメタリック、アーバンブラウンパールメタリック、スペリアホワイト
  8. ^ a b 2017年5月より6代目ワゴンR/4代目ワゴンRスティングレーなどで設定されている「ピュアホワイトパール」に変更
  9. ^ 当初は8代目アルト専用色だったが、2017年2月のフルモデルチェンジでワゴンRやワゴンRスティングレーにも設定されるようになる
  10. ^ 当初は8代目アルト専用色だったが、2015年5月のマイナーチェンジでスペーシアに、同年6月のフルモデルチェンジでアルトラパンに、同年12月の一部改良でハスラーに順次設定されるようになる
  11. ^ 後期型スペーシアにも設定されている
  12. ^ ピュアレッド、ブルーイッシュブラックパール3、パールホワイト(2017年5月以降はピュアホワイトパール)、シルキーシルバーメタリック
  13. ^ グレードや仕様により異なり、「X」は通常シルバーだが、ミディアムグレー2トーンバックドア設定時はガンメタリックに変更。「ターボRS」は切削加工&ブラック塗装、「ワークス」はブラック塗装となる
  14. ^ ただし、運転席オートアップや挟み込み防止機構はなし
  15. ^ 同時に、フロントパワーウインドーに運転席オートアップと挟み込み防止機構を追加
  16. ^ 搭載車の証として、バックドアにエネチャージエンブレムが装着される
  17. ^ 「L」はディーラーオプションの純正アクセサリーにて装備可能
  18. ^ これにより、全面UVカット機能付ガラスとなる
  19. ^ 「S」・「X」はメーカーオプションにより可能
  20. ^ デカール類(カーボン調フード・リアフェンダー)はディーラーオプションの純正アクセサリーに設定されている
  21. ^ スペーシアハスラーラパンも同様に変更されている

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f 『新型アルトのすべて』 開発ストーリー (pp.13-15)
  2. ^ 【スズキ アルト 新型発売】鈴木会長「原点に戻って実用重視」 Response.
  3. ^ スズキ株式会社 国内生産拠点 湖西工場
  4. ^ a b c d e 『新型アルトのすべて』 メカニズム詳密解説 (pp.46-55)
  5. ^ ダンロップ エナセーブEC300、新型アルト に採用 Response.
  6. ^ 【スズキ アルト 新型発表】ブリヂストンの低燃費タイヤ「エコピアEP150」を標準装着 Response.
  7. ^ “【スズキ アルト 新型発表】初代アルトの真似ではなく「リスペクト」…デザイン”. Response.. (2015年1月16日). http://response.jp/article/2015/01/06/240996.html 2015年2月1日閲覧。 
  8. ^ a b c 『新型アルトのすべて』 デザインインタビュー (pp.32-39)
  9. ^ 新型アルトのデザインをどう読むか 日経ビジネスオンライン
  10. ^ スズキ、新型軽自動車「アルト」を12月22日に発売”. Car Watch (2014年12月12日). 2014年12月12日閲覧。
  11. ^ “東京オートサロン2015への出品概要” (プレスリリース), スズキ株式会社, (2014年12月25日), http://www.suzuki.co.jp/release/d/2014/1225/index.html 2015年1月12日閲覧。 
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  14. ^ “第44回東京モーターショー2015の出品内容~四輪車・二輪車の参考出品車8車種を追加公開~” (プレスリリース), スズキ株式会社, (2015年10月28日), http://www.suzuki.co.jp/release/d/2015/1028/index.html 2015年10月28日閲覧。 
  15. ^ RJC「今年の車」にアルト スズキが2年連続”. 朝日新聞 (2015年11月10日). 2015年11月11日閲覧。
  16. ^ “スズキ「アルト/アルト ラパン」が2016年次 RJC カー オブ ザ イヤーを受賞” (プレスリリース), スズキ株式会社, (2015年11月11日), http://www.suzuki.co.jp/release/d/2015/1111/index.html 2015年11月11日閲覧。 
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  21. ^ 【e燃費アワード2016-2017】新型 プリウス、実燃費日本一に返り咲き…24.3km/リットル”. e燃費 (2017年4月3日). 2017年4月8日閲覧。

参考文献[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]