スコール (飲料)

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スコール(愛のスコール)
種類 炭酸飲料
販売元 南日本酪農協同
発祥国 日本の旗 日本
販売開始 1972年
乳白色

スコール(Skal)は、宮崎県都城市に本拠を置く南日本酪農協同1972年から販売しているヨーグルト風味の炭酸飲料

概要[編集]

スコールの模様
Southern Cross(南十字星)

スコールとはデンマーク語で「乾杯」という意味で、キャッチコピーは「愛のスコール」。

脱脂乳をベースにした発酵乳を独自製法で発酵炭酸水を加えた炭酸飲料。

1971年、南日本酪農協同社長(当時)の木之下利夫が趣味の磯釣りへと出掛けた際、昼食に持参していた牛乳と炭酸飲料をうっかりクーラーボックスの中にこぼしてしまった。しかし社長はその光景に何らかの閃きを感じ新たな飲料の製作へと乗り出す。そして研究を重ねた結果誕生したのが乳性炭酸飲料「スコール」である。

ロゴの背面に描かれている模様は南十字星を表現している。さらに基調カラーのグリーンに合わせ幸運を呼ぶ四つ葉のクローバーのイメージも重ねられている。また、シンボルキャラクターの白鳥は南十字星と対になる、はくちょう座(北十字星)から連想されたものである。

キャッチフレーズは発売の際に社内で考案された。炭酸を加えることで老幼問わず多くの人達に牛乳を飲んでほしいという「乳業メーカーの願い=愛」を込めて、さらに甘酸っぱい口当たりが「初恋=愛」を連想させることから「愛のスコール」と決定した。

歴史[編集]

  • 1972年 「乳性炭酸飲料」という新しいジャンルの飲料として発売。ただし、容器には「SINCE 1971」と記載されている。乳酸飲料の炭酸化では1973年発売のカルピスソーダに先行した。
  • 1973年 関西地区でセブンアップ飲料(関西)(現・チェリオコーポレーション)が、神奈川県・静岡県・山梨県では富士コカ・コーラボトリング(現・コカ・コーライーストジャパン)の子会社である(株)さわやかが取り扱いを始め、九州外にも進出を果たす。
  • 1975年 中京地区で発売。
  • 1976年 スコール発売5周年。
  • 1970年代後半 麒麟麦酒の清涼飲料販売部門であったキリンレモンサービス(現キリンビバレッジ)がフランチャイズとなり東京地区で発売。
  • 1981年 スコール発売10周年。
  • 1984年 アメリカでスコール発売。
  • 1986年 スコール発売15周年。
  • 1991年 スコール発売20周年。
  • 1996年 発売25周年を記念して、全国で「スコールプレミアムキャンペーン」を実施。
  • 2001年 スコール発売30周年記念キャンペーン実施。
  • 2006年 スコール発売35周年記念キャンペーン実施。
  • 2011年 スコール発売40周年。
  • 2014年 コーポレートロゴの改定に伴い、500mlペットボトルの製品右上にブランドロゴ「Dairy」が表記される。
  • 2015年 南日本酪農協同の許諾により、日本コカ・コーラ版のスコールを発売(当初は340ml缶のみ、2016年より265mlPETと500mlPETも発売。同社製造品はパッケージ正面左下に1本あたりのカロリーを表示している)。

商品[編集]

備考[編集]

  • スコール開発以前、南日本酪農協同では慢性化した余乳処理の行き詰まりに頭を悩ませていたが、スコールの販売が大好評を博した事で問題が大きく解消された。
  • かつてフランチャイズだった縁で、キリンのカップベンダーに「KIRIN」のロゴが入ったスコールウォーターが入っていた。また、関西地区のキリン自販機限定で販売された製品も存在した。
  • 神奈川県内および奈良県内のコカ・コーラ自販機に入っていることがある。
  • ベンダーオペレータの複数社混在自動販売機のラインナップに入っていることがしばしば見られる。
  • 地元宮崎では、サイダーやお茶を協同販売している「サンA」ブランドで知られている宮崎県農協果汁の自販機に入っている。
  • 100円の自動販売機にも売られている。
  • 「ラムネ風味」や500ml缶などは、実質チェリオのルートのみでの取り扱いとなっている。
  • ヤクルトから発売された炭酸飲料のスカール(SUKAR)とは別の商品である。
  • 扇雀飴本舗が「スコールキャンデー」を出している。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]