スクール・セクシュアル・ハラスメント

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スクール・セクシュアル・ハラスメントとは、学校の教育現場におけるセクシュアル・ハラスメントのことである。省略してスクールセクハラともいう。教師と教え子の場合が社会的には有名であるが、教師同士、生徒・児童同士の場合も含まれる。

日本の状況[編集]

池谷孝司は「わいせつ教師」という言葉に比べると「スクールセクハラ」という言葉は、個人の責任より学校教育の組織の責任を強調する側面があると指摘する[1]

かつては教師と教え子の場合は想定自体嫌がられていた側面があったが、2001年に文部科学省がわいせつ教師は懲戒免職とする方針を打ち出した[2]

池谷孝司は、こういった問題を大声で糾弾しにくい背景には、実は教師と教え子が結婚に至る事例も多いという事情があると語る教育委員会の職員がいたことを述べた上で、卒業後ならばともかく在学中では成績評価の面で不公正になってしまうと指摘している[3]

池谷孝司がインタビューした教え子と関係を持ったことがある元教師によれば、そもそも対等な関係にないということを認識していなかったとし、もっと教師と教え子が対等な関係にないということを教師に教えるべきだと主張している[4]

この問題について対応する組織として、大阪府にはスクール・セクシュアル・ハラスメント防止全国ネットワーク(SSHP)というNPO法人がある。

関連項目[編集]

出典[編集]

  1. ^ 池谷孝司 『スクールセクハラ なぜ教師のわいせつ犯罪は繰り返されるのか』(幻冬舎、2014年) 251ページ ISBN 978-4344026513
  2. ^ 池谷孝司 『スクールセクハラ なぜ教師のわいせつ犯罪は繰り返されるのか』(幻冬舎、2014年) 5・6ページ ISBN 978-4344026513
  3. ^ 池谷孝司 『スクールセクハラ なぜ教師のわいせつ犯罪は繰り返されるのか』(幻冬舎、2014年) 90ページ ISBN 978-4344026513
  4. ^ 池谷孝司 『スクールセクハラ なぜ教師のわいせつ犯罪は繰り返されるのか』(幻冬舎、2014年) 125・126ページ ISBN 978-4344026513