スカイレールサービス広島短距離交通瀬野線

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広島短距離交通瀬野線
みどり口駅を発車するスカイレール
みどり口駅を発車するスカイレール
基本情報
通称 スカイレールみどり坂線
日本の旗 日本
種類 懸垂式モノレールスカイレール
起点 みどり口駅
終点 みどり中央駅
駅数 3駅
開業 1998年8月28日
所有者 スカイレールサービス
運営者 スカイレールサービス
使用車両 スカイレールサービスを参照
路線諸元
路線距離 1.3 km
線路数 複線
電化方式 直流440 V
最大勾配 263 (14 ° 44 )
高低差 160 m
テンプレートを表示
停車場・施設・接続路線
JR西山陽本線瀬野駅
0.0 みどり口駅
uSTR
uBHF
0.7 みどり中街駅
uSTR
uKBHFe
1.3 みどり中央駅

広島短距離交通瀬野線(ひろしまたんきょりこうつうせのせん)は、広島県広島市安芸区瀬野町に建設された住宅団地スカイレールタウンみどり坂」への交通手段として開通した短距離交通システム「スカイレール」(ロープウェイモノレールを組み合わせたような新交通システム)による路線。スカイレールみどり坂線の愛称があるほか、一般的にスカイレールサービススカイレールと呼ばれる。運営は、スカイレールサービス株式会社が行っている。

路線データ[編集]

  • 路線距離(営業キロ):1.3km
  • 方式:懸垂式(ロープ駆動懸垂式)
  • 駅数:3駅(起終点駅を含む)
  • 複線区間:全線
  • 電化区間:全線(直流440V)
  • 高低差:160m

概要[編集]

団地に向かうスカイレール
スカイレール車両

スカイレールとは、神戸製鋼所三菱重工業などが共同開発した懸垂式モノレールロープウェイを組み合わせたような交通システムで、懸垂式のモノレール車両を、駅間ではワイヤロープで、駅構内ではリニアモーターで駆動して運転する[1]。平均時速は約15km/h[2]

27%(=270、約15度)の急勾配を登坂する能力があるため[3]山陽本線瀬野駅北側の丘陵地に開発された住宅団地への交通機関として採用された。総工費は約62億円(従来のモノレールや新交通システムと比べて1/3ほど)[2]

従来のロープウェイやゴンドラリフトは風に弱いため、都市内公共交通には不向きであるが[4]、スカイレールは車体の支持・案内を桁構造と車輪で行っているため風にも強く、従来の急勾配線区向けの交通システムの弱点を克服している[4]。ほぼ全線が道路沿いに造られており、懸垂式モノレールとして軌道法による特許を受けている。実際の最急勾配は263‰となっており、これはケーブルカー以外の鉄軌道では日本一の急勾配である。

運行形態[編集]

みどり口 - みどり中央間の所要時間は5分。

6時40分から22時まで便が設定され、日中の10時台から16時台は15分間隔で運行。通勤通学時間帯は最短7分間隔で運行されている。みどり口駅は瀬野駅に直結。2010年度までは平日早朝には瀬野駅横の広島市立瀬野小学校へ通学する小学生のために小学生専用車両が運行されていたが、2011年4月に団地内に広島市立みどり坂小学校が開校したため廃止された。この小学生専用車両には、通学する小学生の安全確保から、専用便には小学生以外の乗車はできず、逆に専用便が運行されている時間帯の一般便には小学生を乗車させないようにしており、小学生と一般客を完全に分離していた。

なお、システムとしては最短75秒の運転間隔で運行できる性能を持っている。

歴史[編集]

  • 1998年(平成10年)8月28日 みどり口 - みどり中央間が開業。

駅一覧[編集]

全駅とも広島県広島市安芸区に所在。

みどり口駅 - みどり中街駅 - みどり中央駅

接続路線[編集]

運賃[編集]

スカイレールサービス自動券売機(みどり中街駅 2015年8月22日)

運賃は距離に関わらず均一制。開業当初の大人運賃は150円だった[2]。2014年4月1日からの運賃は以下の通り。

普通乗車券 回数乗車券
大人 160円 1,540円
小児 80円 800円
定期券
通勤 通学
1ヶ月 5,890円 4,530円
3ヶ月 16,790円 12,910円
6ヶ月 31,810円 24,470円

すべての駅に自動券売機自動改札機が設置されており、定期券には日本全国で初めて非接触型ICカードが採用された。

2013年1月14日の改札システム刷新により、非接触型ICカードによる定期券に加えて、回数乗車券もICカード化された。さらに、普通乗車券は、磁気券からQRコード読み取り式に変更された。従来は、乗車駅での改札時に定期券以外の磁気乗車券は自動改札機に回収され、旅客は無札の状態で乗車していたため、降車駅での集札は行われていなかった。

スカイレールの最終便出発後には、瀬野駅からのジャンボタクシーが22時25分から翌日0時30分まで6便運行されている。運賃は大人320円、子供160円だが、スカイレール定期券所有者は大人160円、子供80円で乗車できるなど、スカイレールの代替交通機関としての役割を担っている。

事故[編集]

開業前の1997年(平成9年)8月に工事用ゴンドラが暴走、駅舎に激突し作業員2名が死亡・7名が重軽傷を負う事故が発生している。

脚注[編集]

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  1. ^ 製品紹介 短距離交通システム ―ロープ駆動式懸垂方交通システム“スカイレール”― (PDF)”. 三菱重工業. 2014年8月23日閲覧。
  2. ^ a b c 新交通システム「スカイレール」運行開始国土交通省運輸白書「平成10年度 運輸経済年次報告」第2部 第5章 第1節 コラム)
  3. ^ 新交通システム 製品・事業紹介 スカイレール”. 神戸製鋼所. 2014年8月23日閲覧。
  4. ^ a b 日本鉄道技術協会 『20年後の鉄道システム』 日本鉄道技術協会、2008年、142頁。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]