ジョージ・ホイニンゲン=ヒューン
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George Hoyningen-Huene ジョージ・ホイニンゲン=ヒューン | |
|---|---|
| 生誕 |
1900年9月4日 |
| 死没 |
1968年9月12日 |
| 国籍 |
|
| 職業 | 写真家 |
ジョージ・ホイニンゲン=ヒューン(英: George Hoyningen-Huene、露: Жорж Хойнинген-Хьюэн、1900年9月4日 - 1968年9月12日ロサンゼルス没)は、ロシア出身の写真家。サンクトペテルブルク生まれのバルト・ドイツ系ロシア人で、ドイツ風にゲオルク・ホイニンゲン=ヒューネ(Georg (von) Hoyningen-Huene)とも表記され、ロシア名も Георгий Гойнинген-Гюне(ゲオルギイ・ゴイニンゲン=ギューネ)の表記がある。主にフランスとアメリカで活動した。1920年代から1930年代にかけての最も重要なファッション写真家の一人。
ヒューンはヴォーグやハーパース・バザーなどの雑誌に、シャネルやバレンシアガなどのファッション写真を掲載した[1]。 ホルスト・P・ホルストとマーティン・ムンカッチの中間点に位置するようなファッション写真家である。伝統的な美と新しい感性(屋外での撮影や複数のモデルの同時使用)がその作品の中で融合し、調和しているといえる [2]。屋外でのファッション写真の撮影は、彼の作品が最も早い一例である。
例えば、屋外で男女が座った姿勢で(しかも男は写真家本人)、2人とも向こう側を向いて後頭部を見せているという作品(IZODの水着の写真。1930年のアメリカ版『ヴォーグ』に掲載)は、最近でも広告でそっくりのイメージが流用されるほどに有名である。本人が写っている、しかもモデルの顔が見えない、という当時としては極めて斬新な作品である[3](ただし、本人ではなく、写っているのはホルストであるとする説もある)。
写真
[編集]- ファッション:ヴォーグとハーパーズバザーのチーフフォトグラファーとして、シャネル、バレンシアガ、ランバンなどのブランドを撮影[4] した。
- ポートレート:ホイニンゲン・ヒューネは有名人、芸術家、俳優、女優の写真を撮影[4]した。
- ヌード:ギリシャの彫刻や建築物にインスピレーションを得てヌードを撮影[4]した。
- 旅行:ファッション写真の仕事の一環として頻繁に旅行し、ギリシャや北アフリカへの旅を記録[4]した。
関連項目
[編集]脚注
[編集]- ^ George Hoyningen Huene Estate Archives ヒューン・エステイト・アーカイブズ 2023年7月31日閲覧
- ^ “The big picture: George Hoyningen-Huene’s mysterious Divers”. The Guardian (2024年3月17日). 2025年2月21日閲覧。
- ^ [1]
- ^ a b c d “George Hoyningen Huene Estate Archives”. 2025年2月21日閲覧。
外部リンク
[編集]作品図版 *ヒューン・フォトズ *ヒューン1、 *ヒューン2、 *ヒューン3
- George Hoyningen-Huene Photographs, Houghton Library, Harvard University
- George Hoyningen-Huene : Fotografo (Spanish language)
- Exhibition Shadow and Light at Staley-Wise Gallery
- George Hoyningen-Huene - aenigma
- Location of the Navesti manor in Governorate of Livonia
- George Hoyningen-Huene Estate Archives
- ジョージ・ホイニンゲン=ヒューンの著作およびジョージ・ホイニンゲン=ヒューンを主題とする文献 - ドイツ国立図書館の蔵書目録(ドイツ語)より。