ジョージ・ゴードン (第3代アバディーン伯爵)
第3代アバディーン伯爵ジョージ・ゴードン（英語: George Gordon, 3rd Earl of Aberdeen、1722年6月19日 – 1801年8月13日）は、スコットランド貴族。1745年までハッドー卿の儀礼称号を使用した。
生涯[編集]
第2代アバディーン伯爵ウィリアム・ゴードンと2人目の妻スーザン・マレー（Susan Murray、1699年 – 1725年、初代アソル公爵ジョン・マレーの娘）の息子として1722年6月19日に生まれ、翌日に洗礼を受けた[1]。1745年3月30日に父が死去すると、アバディーン伯爵の爵位を継承[1]、1746年7月11日に父の遺産継承者として認定された[2]。
1747年から1761年までと1774年から1790年までスコットランド貴族代表議員を務めた[1]。議員として、小ピットの摂政法案（1789年）に反対票を投じた[1]。
1801年8月13日にエロン・ハウスで死去、長男ジョージに先立たれたため孫ジョージが爵位を継承した[1][2]。
家族[編集]
1759年、キャサリン・エリザベス・ハンソン（Catherine Elizabeth Hanson、1733年ごろ – 1817年3月15日没、オズワルド・ハンソンの娘）と結婚[1]、2男4女をもうけた[2]。アバディーン伯爵がキャサリン・エリザベスを誘惑した後、彼女にピストルで結婚を強要されたという逸話がある[3]。
- キャサリン（1784年9月30日没） - 生涯未婚[2]
- アン - 1787年7月5日、エドワード・プレイス（Edward Place）と結婚、子供あり[2]
- スーザン（1795年7月26日没） - 生涯未婚[2]
- メアリー（1852年8月没） - 1789年3月12日、トマス・ホートン（Thomas Horton、1829年12月22日没）と結婚、子供あり[2]
- ジョージ（1764年1月28日 – 1791年10月2日） - 第4代アバディーン伯爵ジョージ・ハミルトン＝ゴードンの父
- ウィリアム（1765年頃 – 1845年3月19日） - ラッディング・パーク・ハウスの建設で知られる
また、少なくとも3人の愛人との間で4人の庶子を儲けた[4]。
- ジョン - ケアンバルグ城で生まれた。母はロンドンの家政婦フォレスト夫人（Mrs. Forest）
- チャールズ - ウィスコンブ・パークで生まれた。母は不明
- アレクサンダー（1781年 – 1873年） - エロン城で生まれた。母はサセックス出身のペネロープ・デリング（Penelope Dering）。陸軍軍人
- 女子 - エロン城で生まれた。母はペネロープ・デリング
出典[編集]
- ^ a b c d e f Cokayne, George Edward; Gibbs, Vicary, eds. (1910). Complete peerage of England, Scotland, Ireland, Great Britain and the United Kingdom, extant, extinct or dormant (Ab-Adam to Basing) (英語). Vol. 1 (2nd ed.). London: The St. Catherine Press, Ltd. p. 15.
- ^ a b c d e f g Paul, James Balfour, Sir, ed. (1904). The Scots Peerage (英語). Vol. I. Edinburgh: David Douglas. pp. 93–94.
- ^ John Doran "Haddo: The House with Outstretched Arms Archived 15 February 2010 at the Wayback Machine., Leopard magazine, July 2002
- ^ "Mrs Forest, the former housekeeper of his London home, was brought to the newly acquired Cairnbulg Castle, near Fraserburgh, to deliver him a son called John; an illegitimate daughter was accommodated in the London house; yet another, unknown woman was housed at Wiscombe Park, in Devon, where she gave the Earl a son, Charles; his castle at Ellon housed ‘a lady of charm called Penelope Dering’, a friend of one of his legitimate daughters, who gave him a daughter and a son." 出典: John Doran "Haddo: The House with Outstretched Arms Archived 15 February 2010 at the Wayback Machine., Leopard magazine, July 2002
| スコットランドの爵位 | ||
|---|---|---|
| 先代 ウィリアム・ゴードン |
アバディーン伯爵 1745年 – 1801年 |
次代 ジョージ・ハミルトン＝ゴードン |
