ジョルジョ・キエッリーニ
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![]() イタリア代表でのキエッリーニ (2015年) | ||||||||||||||||||||
名前 | ||||||||||||||||||||
愛称 | キエッロ | |||||||||||||||||||
ラテン文字 | Giorgio CHIELLINI | |||||||||||||||||||
基本情報 | ||||||||||||||||||||
国籍 |
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生年月日 | 1984年8月14日(36歳) | |||||||||||||||||||
出身地 | ピサ | |||||||||||||||||||
身長 | 187cm | |||||||||||||||||||
体重 | 78kg | |||||||||||||||||||
選手情報 | ||||||||||||||||||||
在籍チーム |
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ポジション | DF (CB, LSB) | |||||||||||||||||||
背番号 | 3 | |||||||||||||||||||
利き足 | 左足 | |||||||||||||||||||
ユース | ||||||||||||||||||||
1999-2000 |
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クラブ1 | ||||||||||||||||||||
年 | クラブ | 出場 | (得点) | |||||||||||||||||
2000-2002 |
![]() | 8 | (0) | |||||||||||||||||
2002-2005 |
![]() | 0 | (0) | |||||||||||||||||
2002-2004 |
→![]() | 47 | (4) | |||||||||||||||||
2004-2005 |
→![]() | 37 | (3) | |||||||||||||||||
2005- |
![]() | 385 | (26) | |||||||||||||||||
代表歴2 | ||||||||||||||||||||
2000 |
![]() | 8 | (0) | |||||||||||||||||
2000-2001 |
![]() | 12 | (2) | |||||||||||||||||
2001 |
![]() | 1 | (0) | |||||||||||||||||
2002 |
![]() | 6 | (1) | |||||||||||||||||
2001-2003 |
![]() | 18 | (1) | |||||||||||||||||
2003-2007 |
![]() | 26 | (6) | |||||||||||||||||
2004 |
![]() | 2 | (0) | |||||||||||||||||
2004- |
![]() | 104 | (8) | |||||||||||||||||
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1. 国内リーグ戦に限る。2020年8月22日現在。 2. 2020年9月10日現在。 ■テンプレート(■ノート ■解説)■サッカー選手pj |
ジョルジョ・キエッリーニ(Giorgio Chiellini, 1984年8月14日 - )は、イタリア・ピサ出身のサッカー選手。セリエA・ユヴェントスFC所属。イタリア代表。ポジションはディフェンダー。
クラブ経歴[編集]
12歳の時に、地元のクラブチームのASリヴォルノ・カルチョの下部組織に入団すると、サイドバックとして頭角を現す。チームのセリエA昇格に貢献した後、ユヴェントスFCに引き抜かれる[1]。しかし、ACFフィオレンティーナへレンタル移籍。左サイドバックのレギュラーとして起用され、37試合に出場する。
2005-06シーズンよりユヴェントスに復帰し、シーズン開幕直後に右サイドバックのレギュラーだったジョナサン・ゼビナが首脳陣と問題を起こしたため、ザンブロッタが右サイドに回る形で、キエッリーニが左サイドのレギュラーに定着する。ザンブロッタがFCバルセロナに移籍した2006-07シーズンには本来の左サイドバックだけでなく、怪我人が多発したセンターバックのポジションでも起用され、及第点のプレーを見せる。2007-08シーズン開幕前にはセンターバックとしての能力が開花したが、怪我で度々欠場をしたり[2]、コンテ監督時代にも度々サイドバックでプレーする事もあった。また2011-12シーズンは、リーグ戦無敗優勝に貢献した[3]。
2012-13シーズンのキエーヴォ戦にてセリエA250試合出場を達成[4]。2013年度のUEFAチーム・オブ・ザ・イヤーではイタリア人として唯一候補に選ばれたが[5]、選出はされなかった。
2014年1月5日のローマ戦にてセリエA300試合出場を達成[6]。2014-15シーズンにはコッパ・イタリア決勝ではSSラツィオを相手に先制点を記録し優勝に貢献[7]。UEFAチャンピオンズリーグでもクラブの決勝進出に貢献したが、決勝は怪我の為欠場し、チームはバルセロナに敗れた[8]。
2016年5月14日のサンプドリア戦でユヴェントスでの400試合出場を果たし、その試合ではゴールを決めた[9][10]。2016年10月サンプドリア戦では2ゴールを決め勝利に貢献[11]。2016-17シーズンのチャンピオンズリーグ準々決勝・バルセロナ戦では、バルセロナの攻撃陣を1stレグ、2ndレグともに無得点に抑えるだけではなく、1stレグではユヴェントスの3点目となるヘディングでのゴールを決め、チャンピオンズリーグベスト4入りに貢献した[12]。
2018-19シーズンより、退団したジャンルイジ・ブッフォンの後を継いで、キャプテンに就任することが決定した。チャンピオンズリーグのベスト16、アトレティコ・マドリード戦で通算500試合出場が達成された[13]。
2019-20シーズン、2019年8月30日のトレーニング中に大けがを負い、シーズン全休の見通しとなった[14]。しかし、24節のブレッシア戦で後半78分から出場し復帰を果たし、25節のSPALでは先発出場した[15]。怪我の影響で優勝が決定したサンプドリア戦まで、リーグ戦4試合のみの出場ながら、チームで唯一セリエA9連覇を果たした選手となった[16]。
代表経歴[編集]
2004年11月17日にメッシーナで行われたフィンランド戦で代表デビュー。2007年11月21日のEURO2008予選・フェロー諸島戦で代表初ゴールを記録。
EURO2008初戦のオランダ戦で0-3の惨敗したのを受けて、第2戦のルーマニア戦以降センターバックとして先発フル出場、3試合を1失点に抑え、負傷したファビオ・カンナヴァーロ(カンナヴァーロは大会前の練習中のキエッリーニとの接触プレーで負傷した)の穴を補う活躍を見せた。特に準々決勝のスペイン戦では、好調だったダビド・ビジャとフェルナンド・トーレスの2トップを完全にシャットアウトしたが、チームはPK戦の末敗退した。
2010 FIFAワールドカップではグループリーグ最終戦のスロバキア戦では自身のマークミスでローベルト・ヴィッテクに2点目を許す失態を犯し、チームもグループリーグ敗退という結果に終わった。
EURO2012ではグループリーグ全3試合にスタメン出場したが、怪我の影響で準々決勝のイングランド戦を欠場。しかし準決勝のドイツ戦では復帰し、決勝進出に貢献したが、決勝のスペイン戦では前半途中で負傷交代を強いられ[17]、チームは守備の要を失ったこともあり、0-4と敗れ、準優勝に終わった。
2014 FIFAワールドカップのグループリーグ第3戦・ウルグアイ戦においてウルグアイ代表のルイス・スアレスに噛み付かれたと審判に訴えたが、審判がスアレスに退場処分を下さなかったことを批判した[18]。
EURO2016、ラウンド16のスペイン戦では先制点を決め勝利に貢献した[19]。2018年11月17日のUEFAネーションズリーグ、ポルトガル戦で代表100試合出場を達成した[20]。
人物[編集]
- イタリアの名門大学トリノ大学を2010年に卒業している[21]。
- ゴールパフォーマンスとして、ゴリラのドラミングの真似を披露することで知られ、自身をイメージしたゴリラのキャラクターが存在する。
- 子供の頃はバスケットボール選手になることが夢だったが、身長が低くて諦めた。憧れのバスケット選手にコービー・ブライアントの名前を挙げている[22]。
- 2010~2017年において最も優れたセンターバックの一人とされている[23][24][25][26]。
- 2020年5月に出版した自伝で、マリオ・バロテッリ、フェリペ・メロ、アルトゥーロ・ビダルらを名指しで批判するなど、毒舌な一面も見せる[27][28][29][30][31][32][33][34][35][36][37][38][39]。ただし、ビダルに関しては「彼がチャンピオンであることに疑いはない。弱さは人間の一部で、重要なのはチームにどのような結果をもたらすかだ。」と自伝の中でフォローはしている。
タイトル[編集]
クラブ[編集]
- ASリヴォルノ・カルチョ
- セリエ C1 2001-02
- ユヴェントスFC
- セリエ A 2011-12, 2012-13, 2013-14, 2014-15, 2015-16, 2016-2017, 2017-2018, 2018-2019, 2019-2020
- セリエ B 2006-07
- コッパ・イタリア 2014-15, 2015-16, 2016-17, 2017-18
- スーペルコッパ・イタリアーナ 2012, 2013, 2015, 2018, 2020
代表[編集]
個人[編集]
- UEFA U-21欧州選手権 ドリームチーム UEFA: 1回
- 2007
- オスカル・デル・カルチョ(Oscar del Calcio) : 3回
- UEFAチャンピオンズリーグベストチーム:1回 (2014-15[40])
- セリエAベストイレブン:3回 (2012-13, 2014-15, 2015-16)
勲章[編集]
- カヴァリエーレ(cavaliere): 2004年9月27日
脚注[編集]
- ^ “Reports and Financial Statements at 30 June 2004”. Juventus FC (2004年10月26日). 2012年11月28日閲覧。[リンク切れ]
- ^ “Juve, è ansia per il Fulham: mancano portiere e difesa” (イタリア語). Tuttosport. (2010年3月15日)
- ^ “Juve Campione d'Italia, 2–0 al Cagliari. Milan ko” (イタリア語). tuttosport.com. Tuttosport (2012年5月6日). 2015年7月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年4月15日閲覧。
- ^ “Chiellini a quota 250” (イタリア語). juvenewsradio.it (2012年9月23日). 2015年4月15日閲覧。
- ^ “UEFA announce the candidates for the 2013 Team of the Year”. 2013年12月16日閲覧。
- ^ “Chiellini, 300 da Protagonista!” (イタリア語). juventus.com (2014年1月6日). 2015年4月15日閲覧。
- ^ “Juve infinita, vince la 10ª Coppa Italia: Matri piega la Lazio ai supplementari” [An infinite Juve wins its 10th Coppa Italia: Matri sinks Lazio in extra-time] (イタリア語). La Gazzetta dello Sport (2015年5月20日). 2015年5月21日閲覧。
- ^ “Juventus v Barcelona”. BBC Sport (2015年6月4日). 2015年6月5日閲覧。
- ^ “Juve celebrate in the sign of Five”. Football Italia (2016年5月14日). 2016年5月14日閲覧。
- ^ “Juventus 5 Sampdoria 0: Dybala double wraps up season in style”. FourFourTwo (2016年5月14日). 2016年5月14日閲覧。
- ^ “Juventus 4 - 1 Sampdoria”. Football Italia (2016年10月26日). 2016年10月26日閲覧。
- ^ “Anche la Juve sa fare il circo Dybala domatore del Barça la semifinale è a un passo”. la Repubblica. (12 aprile 2017) 2017年4月28日閲覧。
- ^ “Ronaldo hat-trick inspires Juve Remuntada”. Football Italia (2019年3月12日). 2019年5月5日閲覧。
- ^ “Serious knee injury for Chiellini”. Football Italia (2019年8月30日). 2019年12月5日閲覧。
- ^ C・ロナウド、リーグ記録タイの11試合連続得点。ユベントスがCL前に順当勝ち- フットボールチャンネル 2020年2月23日
- ^ “9連覇のユベントス、経験者はキエッリーニたった1人”. web.ultra-soccer.jp (2020年7月27日). 2020年7月27日閲覧。
- ^ “ユーロ2012決勝 スペインvsイタリア” 2020年6月27日閲覧。
- ^ ウルグアイ代表のスアレスにかみつき疑惑=FIFAが調査、出場停止も 時事ドットコム
- ^ “Dominant Italy brush aside champions”. Union of European Football Associations. (2016年6月27日) 2016年6月27日閲覧。
- ^ “Giorgio Chiellini earns 100th cap for Italy”. www.goal.com (2018年11月18日). 2020年9月11日閲覧。
- ^ “ジョルジョ・キエッリーニ”. PUMA Athletes. 2014年8月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年2月21日閲覧。
- ^ “憧れはコービー…キエッリーニ「子供の頃はバスケをやりたかった」”. サッカーキング (2014年11月16日). 2015年5月5日閲覧。
- ^ “#FC100: Gerard Pique is the best centre-back in football”. ESPN (2016年11月14日). 2017年1月31日閲覧。
- ^ “The 11 best defenders in the world”. FourFourTwo (2015年12月18日). 2017年1月31日閲覧。
- ^ “Barzagli, Bonucci and Chiellini - the latest Italy wall looking to deny Germany”. FourFourTwo (2016年7月1日). 2017年1月31日閲覧。
- ^ “Chiellini: the key to defence of Italy's crown”. The Independent (2010年6月5日). 2017年2月2日閲覧。
- ^ “メロとバロテッリがキエッリーニに反撃!「男じゃない。俺には面と向かって言う勇気がある」”. goal.com.jp (2020年5月10日). 2020年5月27日閲覧。
- ^ ““腐ったリンゴ”と言われたフェリペ・メロがキエッリーニに反論「いつだって臆病者だった」”. 超ワールドサッカー (2020年5月10日). 2020年5月27日閲覧。
- ^ “狂犬メロ、キエッリーニのクズ発言に応戦!「プロじゃねぇ」”. Qoly.jp (2020年5月10日). 2020年5月27日閲覧。
- ^ “メロが再びキエッリーニに噛みつく「頭突きのことをまだ根に持っている」”. goal.com.jp (2020年5月14日). 2020年5月27日閲覧。
- ^ “俺は最悪野郎じゃねえ…と反論のフェリペ・メロ、「ディエゴ・ロペスは殴った”. Qoly.jp (2020年5月15日). 2020年5月27日閲覧。
- ^ “お前が大嫌い!犬猿の仲のサッカー選手たち。エブラとスアレスは仲直り?”. Football Tribe (2020年5月12日). 2020年5月27日閲覧。
- ^ “インテル元会長もキエッリーニの発言に反応「バロテッリのような好青年が気の毒」”. サッカーキング (2020年5月11日). 2020年5月27日閲覧。
- ^ “バロテッリらを痛烈批判のキエッリーニにユーヴェOBが不快感「憎しみは憎しみを生む」”. goal.com.jp (2020年5月11日). 2020年5月27日閲覧。
- ^ “キエッリーニがバロテッリと和解…伊TVで直接謝罪「すべて僕の責任」”. goal.com.jp (2020年5月13日). 2020年5月27日閲覧。
- ^ “キエッリーニが元同僚ビダルの“酒癖”を明かす「年に数回トレーニングに姿を見せなかった」”. サッカーキング (2020年5月16日). 2020年5月27日閲覧。
- ^ “キエッリーニが自伝でビダルの弱点指摘「浴びるように飲んでしまう」”. SPORT.es.jp (2020年5月16日). 2020年5月27日閲覧。
- ^ “キエッリーニからの“飲んべえ”指摘に何思う?…ビダルが反応”. 超ワールドサッカー (2020年5月23日). 2020年5月27日閲覧。
- ^ “ビダル、“アルコールが弱点”というキエッリーニの言葉に反論”. goal.com.jp (2020年5月23日). 2020年5月27日閲覧。
- ^ “UEFA Champions League squad of the season”. UEFA.com. Union of European Football Associations (2015年6月9日). 2015年6月9日閲覧。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- Giorgio Chiellini - Sito Ufficiale - Introduzione - 公式サイト
- Giorgio Chiellini (@chiellini) - Twitter
- Giorgio Chiellini - Facebook
- Giorgio Chiellini - YouTubeチャンネル
- ジョルジョ・キエッリーニ – FIFA主催大会成績
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- サッカーイタリア代表選手
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- 2014 FIFAワールドカップ出場選手
- FIFAコンフェデレーションズカップ2009出場選手
- FIFAコンフェデレーションズカップ2013出場選手
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- UEFA EURO 2012出場選手
- UEFA EURO 2016出場選手
- オリンピックサッカーイタリア代表選手
- 2004年アテネオリンピックサッカー出場選手
- サッカーのオリンピックメダリスト
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- イタリア共和国功労勲章受章者
- ピサ出身の人物
- 1984年生
- 存命人物