ジョエル・パヤンプス

ジョエル・パヤンプス
*Joel Payamps*
ミルウォーキー・ブルワーズ #31
基本情報
国籍	ドミニカ共和国
出身地	サンティアゴ州サンティアゴ・デ・ロス・カバリェロス
生年月日	1994年4月7日（30歳）
身長; 体重	6' 2" ＝約188 cm; 225 lb ＝約102.1 kg
選手情報
投球・打席	右投右打
ポジション	投手
プロ入り	2011年アマチュアFA
初出場	2019年8月21日
経歴（括弧内はプロチーム在籍年度）
	アリゾナ・ダイヤモンドバックス (2019 - 2020); トロント・ブルージェイズ (2021); カンザスシティ・ロイヤルズ (2021 - 2022); オークランド・アスレチックス (2022); ミルウォーキー・ブルワーズ (2023 - );
国際大会
代表チーム	ドミニカ共和国
プレミア12	2015年
	この表について

ジョエル・エリアス・パヤンプス（Joel Elias Payamps, 1994年 4月7日 - ）は、ドミニカ共和国サンティアゴ州サンティアゴ・デ・ロス・カバリェロス出身のプロ野球選手（投手）。右投右打。MLBのミルウォーキー・ブルワーズ所属。

経歴[編集]

プロ入りとロッキーズ傘下時代[編集]

2011年5月にアマチュア・フリーエージェントでコロラド・ロッキーズと契約してプロ入り。契約後、傘下のルーキー級ドミニカン・サマーリーグ・ロッキーズでプロデビュー。10試合に先発登板して1勝3敗、防御率3.29、38奪三振を記録した。

2012年はルーキー級ドミニカン・サマーリーグ・ロッキーズでプレーし、12試合に先発登板して1勝2敗、防御率3.02、38奪三振を記録した。

2013年はアメリカ本土へ渡ってからパイオニアリーグのルーキー級グランドジャンクション・ロッキーズでプレーし、15試合に先発登板して4勝7敗、防御率6.06、63奪三振を記録した。

2014年はA-級トリシティ・ダストデビルズ（英語版）でプレーし、7試合（先発6試合）に登板して0勝2敗、防御率6.10、22奪三振を記録した。

2015年5月6日に自由契約となった^[1]。この年の残りシーズンはどの球団にも所属しなかった。オフの11月には第1回WBSCプレミア12にドミニカ共和国代表に選出された。

ダイヤモンドバックス時代[編集]

2015年11月30日にアリゾナ・ダイヤモンドバックスとマイナー契約を結んだ^[1]。

2016年は傘下のA級ケーンカウンティ・クーガーズとA+級バイセイリア・ローハイドでプレーし、2球団合計で28試合（先発19試合）に登板して10勝8敗、防御率3.81、128奪三振を記録した。

2017年はA+級バイセイリア、AA級ジャクソン・ジェネラルズ、AAA級リノ・エーシズでプレーし、3球団合計で27試合に先発登板して11勝7敗、防御率4.30、96奪三振を記録した。

2018年はAA級ジャクソンとAAA級リノでプレーし、2球団合計で31試合（先発15試合）に登板して9勝8敗、防御率3.87、122奪三振を記録した。オフの11月20日にはルール・ファイブ・ドラフトでの流出を防ぐために40人枠入りした^[2]。

2019年、マイナーではAA級ジャクソンとAAA級リノでプレーした。8月17日にメジャー初昇格を果たし^[3]、21日のロッキーズ戦でメジャーデビュー^[4]。この年はメジャーで2試合に登板して防御率4.50、3奪三振を記録した。

2020年も前年と同じく2試合の登板だった。オフの11月20日にDFAとなった^[5]。

ブルージェイズ時代[編集]

2020年11月25日にウェイバー公示を経てボストン・レッドソックスへ移籍した^[6]が、2021年2月3日にDFAとなった^[7]。その後、2月10日にトロント・ブルージェイズ、22日に再びレッドソックス、3月6日に再びブルージェイズへといずれもウェイバー公示を経て目まぐるしく移籍を繰り返した^[8]^{[注 1]}。シーズンでは開幕から22試合に登板して防御率2.70と好投していたが、7月16日にDFAとなった^[9]。

ロイヤルズ時代[編集]

2021年7月21日に金銭とのトレードで、カンザスシティ・ロイヤルズへ移籍した^[10]。この年、ロイヤルズでは15試合の登板ながら、メジャーでは初となる先発を務めた。

2022年8月18日にDFAになった^[11]。

アスレチックス時代[編集]

2022年8月20日にウェイバー公示を経てオークランド・アスレチックスに移籍した^[12]。

ブルワーズ時代[編集]

2022年12月12日にアスレチックス、アトランタ・ブレーブス、ミルウォーキー・ブルワーズによる3チーム間のトレードで、ウィリアム・コントレラス・ジャスティン・イェーガー(いずれも前ブレーブス所属)とともに、ブルワーズへ移籍した^[13]。

2023年は、シーズン開幕前の第5回WBCに補欠選手として選出された。

投球スタイル[編集]

フォーシームとスライダーを主体としており、フォーシームは平均93mph（約149.7km/h）、最速96mph（約154.5km/h）を計測する^[14]。

詳細情報[編集]

年度別投手成績[編集]

年度	球団	登板	先発	勝利	敗戦	セ丨ブ	ホ丨ルド	勝率	打者	投球回	被安打	被本塁打	与四球	敬遠	与死球	奪三振	暴投	ボ丨ク	失点	自責点	防御率	W H I P
2019	ARI	2	0	0	0	0	0	----	17	4.0	4	0	3	0	0	3	0	0	2	2	4.50	1.75
2020	ARI	2	0	0	0	0	0	----	13	3.0	2	0	3	0	0	2	0	0	2	1	3.00	1.67
2021	TOR	22	0	0	2	0	0	.000	119	30.0	21	3	11	2	1	22	0	0	10	9	2.70	1.07
2021	KC	15	1	1	1	0	0	.500	86	20.1	23	3	3	0	0	16	1	0	12	10	4.43	1.28
'21計		37	1	1	3	0	0	.250	205	50.1	44	6	14	2	1	38	1	0	22	19	3.40	1.15
2022		29	0	2	3	0	0	.400	188	42.2	46	5	16	2	2	33	2	0	19	15	3.16	1.45
2022	OAK	12	0	1	3	0	3	.250	53	13.0	14	2	0	0	0	8	1	0	5	5	3.46	1.08
'22計	OAK	41	0	3	6	0	3	.333	241	55.2	60	7	16	2	2	41	3	0	24	20	3.23	1.37
2023	MIL	69	0	7	5	3	27	.583	287	70.2	57	8	17	1	5	77	2	2	24	20	2.55	1.05
MLB：5年		151	1	11	14	30	3	.440	763	183.2	67	21	53	5	8	161	6	2	74	62	3.04	1.20

2023年度シーズン終了時

年度別守備成績[編集]

年度	球団	投手（P）
年度	球団	試合	刺殺	補殺	失策	併殺	守備率
2019	ARI	2	0	0	0	0	----
2020	ARI	2	0	0	0	0	----
2021	TOR	22	0	1	0	0	1.000
2021	KC	15	0	4	0	0	1.000
'21計		37	0	5	0	0	1.000
2022		29	5	5	1	0	.909
2022	OAK	12	1	2	0	0	1.000
'22計	OAK	41	6	7	1	0	.929
2023	MIL	69	2	7	0	0	1.000
MLB		151	8	19	1	0	.964

2023年度シーズン終了時

背番号[編集]

36（2019年）
35（2020年）
54（2021年 - 同年7月15日）
38（2021年8月19日 - 2022年）
30（2022年8月20日 - 同年終了）
31（2023年 - ）

代表歴[編集]

2015 WBSCプレミア12 ドミニカ共和国代表

脚注[編集]

^ ^a ^b MLB公式プロフィール参照。2021年5月9日閲覧。
^ Nick Piecoro (2018年11月20日). “Diamondbacks’ moves protect against another Rule 5 loss” (英語). AZ Central.com. 2021年5月9日閲覧。
^ “Diamondbacks' Joel Payamps: Summoned to majors” (英語). CBS Sports (2019年8月17日). 2021年5月9日閲覧。
^ “Colorado Rockies at Arizona Diamondbacks Box Score, August 21, 2019” (英語). Baseball-Reference.com. 2021年5月9日閲覧。
^ Connor Byrne (2020年11月20日). “Diamondbacks Designate Junior Guerra” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年5月9日閲覧。
^ Steve Adams (2020年11月25日). “Red Sox Claim Joel Payamps, Designate Robert Stock” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年5月9日閲覧。
^ Steve Hewitt (2021年2月3日). “Red Sox announce signing of veteran starter Garrett Richards” (英語). Boston Herald. 2021年5月9日閲覧。
^ TC Zencka (2021年3月6日). “Pitching Notes: Payamps, Mata, Osuna” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年5月9日閲覧。
^ Anthony Franco (2021年7月16日). “Blue Jays Designate Joel Payamps For Assignment” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年7月17日閲覧。
^ “Royals Acquire Joel Payamps” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年7月22日閲覧。
^ “Royals Designate Joel Payamps For Assignment” (英語). MLB Trade Rumors. 2022年8月21日閲覧。
^ McDonald, Darragh (2022年8月20日). “Athletics Claim Joel Payamps” 2022年8月20日閲覧。
^ “Press release: Braves acquire Sean Murphy”. www.mlb.com. 2022年12月13日閲覧。
^ Tom Dakers (2021年3月28日). “Better know your Blue Jays 40-man: Joel Payamps” (英語). SB Nation. 2021年5月9日閲覧。

注釈[編集]

^ ちなみに、1回目のブルージェイズに移籍した際にDFAとなったのは、山口俊である。

外部リンク[編集]

選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
Joel Payamps stats MiLB.com （英語）
Joel Payamps (@joelpayamps) - Instagram

この項目は、野球選手に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています（PJ野球選手/P野球）。

[MLBstats-1] MLB公式プロフィール参照。2021年5月9日閲覧。

[2] Nick Piecoro (2018年11月20日). “Diamondbacks’ moves protect against another Rule 5 loss” (英語). AZ Central.com. 2021年5月9日閲覧。

[3] “Diamondbacks' Joel Payamps: Summoned to majors” (英語). CBS Sports (2019年8月17日). 2021年5月9日閲覧。

[4] “Colorado Rockies at Arizona Diamondbacks Box Score, August 21, 2019” (英語). Baseball-Reference.com. 2021年5月9日閲覧。

[5] Connor Byrne (2020年11月20日). “Diamondbacks Designate Junior Guerra” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年5月9日閲覧。

[6] Steve Adams (2020年11月25日). “Red Sox Claim Joel Payamps, Designate Robert Stock” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年5月9日閲覧。

[7] Steve Hewitt (2021年2月3日). “Red Sox announce signing of veteran starter Garrett Richards” (英語). Boston Herald. 2021年5月9日閲覧。

[8] TC Zencka (2021年3月6日). “Pitching Notes: Payamps, Mata, Osuna” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年5月9日閲覧。

[10] Anthony Franco (2021年7月16日). “Blue Jays Designate Joel Payamps For Assignment” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年7月17日閲覧。

[11] “Royals Acquire Joel Payamps” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年7月22日閲覧。

[12] “Royals Designate Joel Payamps For Assignment” (英語). MLB Trade Rumors. 2022年8月21日閲覧。

[13] McDonald, Darragh (2022年8月20日). “Athletics Claim Joel Payamps” 2022年8月20日閲覧。

[14] “Press release: Braves acquire Sean Murphy”. www.mlb.com. 2022年12月13日閲覧。

[15] Tom Dakers (2021年3月28日). “Better know your Blue Jays 40-man: Joel Payamps” (英語). SB Nation. 2021年5月9日閲覧。

[9] ちなみに、1回目のブルージェイズに移籍した際にDFAとなったのは、山口俊である。

[1]

[2]

[3]

[4]

[5]

[6]

[7]

[8]

[注 1]

[9]

[10]

[11]

[12]

[13]

[14]

表話編歴ミルウォーキー・ブルワーズロースター
投手	26 アーロン・アシュビー 77 ブラッドリー・ブレイロック（英語版） 50 J.B.ブカウスカス（故障者リスト） 32 テイラー・クラーク（故障者リスト） -- ブラディミール・グティエレス 37 DL・ホール 52 ブライアン・ハドソン（英語版） 56 ジャンソン・ジャンク 35 ジェイコブ・ジュニス（故障者リスト） 47 ジャレッド・ケイニグ -- コービン・マーティン 29 トレバー・メギル（故障者リスト） 20 ウェイド・マイリー 55 ホビー・ミルナー 31 ジョエル・パヤンプス 59 エルビス・ペゲーロ 51 フレディ・ペラルタ 48 コリン・レイ 41 ジョー・ロス 45 アブナー・ウリーベ（英語版） 49 チアゴ・ビエイラ 38 デビン・ウィリアムズ（故障者リスト） 46 ブライス・ウィルソン 58 ブランドン・ウッドラフ（故障者リスト）
捕手	24 ウィリアム・コントレラス 99 ゲイリー・サンチェス 76 ジェファーソン・クエロ
内野手	27 ウィリー・アダメス 9 ジェイク・バウアーズ 64 ビニー・カプラ（英語版） 15 オリバー・ダン 12 リース・ホスキンス 6 オーウェン・ミラー 14 アンドリュー・モナステリオ（英語版） 3 ジョーイ・オルティス 2 ブライス・トゥラング
外野手	11 ジャクソン・チョーリオ 10 サル・フレリック 5 ギャレット・ミッチェル（故障者リスト） 16 ブレイク・パーキンス 74 クリス・ローラー（英語版） 28 ジョーイ・ウィーマー 22 クリスチャン・イエリッチ
監督・コーチ	21 パット・マーフィー（監督） 23 リッキー・ウィークス・ジュニア（助監督） 70 コナー・ドーソン（英語版）（打撃コーチ） 43 オジー・ティモンズ（打撃コーチ） 84 クリス・フック（英語版）（投手コーチ） 33 クインティン・ベリー（一塁コーチ） 40 ジェイソン・レーン（三塁コーチ） 61 ジム・ヘンダーソン（ブルペンコーチ） 60 ウォーカー・マッキンベン（投手兼捕手兼戦略コーチ） 65 ネスター・コレドール（コーチ） 62 アダム・ワイゼンバーガー（ブルペン捕手） 95 ダニエル・デモンデザート（ブルペン捕手）
公式サイト（英語）より　40人ロースター　監督・コーチ一覧　2024年4月14日更新

表話編歴野球ドミニカ共和国代表 - 2015 WBSCプレミア12
監督	ミゲル・テハダ
コーチ	アルベルト・カスティーヨウェリントン・セペダケルビス・チェコ・フリートカルロス・フェブレスフェリックス・ファーミン・ジュニアグスタボ・ジェナスホセ・メヒアエルビス・ミニエルラファエル・ローク
投手	32 ダニエル・カブレラ 10 ダニーロ・デヘスス・アラウホ 17 ルイス・デラクルーズ 42 フリオ・デポーラ 29 ミゲル・ファーミン 45 ビクター・マテオ 39 フアン・モリーヨ 37 ジョエル・パヤンプス 47 ルイス・ペレス 49 ブライアン・ロドリゲス 48 フランシスコ・ロンドン 51 オナシス・シレット 30 ディオーニ・ソリアーノ
捕手	43 マリオ・メルセデス 21 ミゲル・オリーボ
内野手	24 ウィルソン・ベテミー 44 ロビンソン・ディアス 19 アンダーソン・フェリス 7 ペドロ・フェリス 23 ジョナサン・ガルベス 6 オマー・ルナ 11 ロニー・ロドリゲス 2 イェイクソン・ルイーズ
外野手	28 イェイコック・カルデロン 15 テオスカー・ヘルナンデス 35 アイェンディ・ペレス 33 ウィルキン・ラミレス 1 アノーリー・タバレス