ジョーン・キューザック

受賞
ニューヨーク映画批評家協会賞
	助演女優賞; 1997年『イン&アウト』
放送映画批評家協会賞
	助演女優賞; 1997年『イン&アウト』
エミー賞
	ゲスト女優賞; 2015年『シェイムレス俺たちに恥はない』
その他の賞
	アニー賞; 女性声優賞; 2000年『トイ・ストーリー2』

ジョーン・キューザック; Joan Cusack
	2010年撮影
本名	Joan Mary Cusack
生年月日	1962年10月11日（61歳）
出生地	アメリカ合衆国ニューヨーク州ニューヨーク
ジャンル	女優
活動期間	1980年-
配偶者	Richard Burke (1993年-)
著名な家族	ディック・キューザック（父）; アン・キューザック（姉）; ジョン・キューザック（弟）; スージー・キューザック（妹）; ビル・キューザック（弟）
主な作品
	映画; 『ワーキング・ガール』; 『イン&アウト』; 『アダムス・ファミリー2』; 『9か月』; 『トイ・ストーリー』シリーズ; 『スクール・オブ・ロック』テレビドラマ; 『シェイムレス俺たちに恥はない』
受賞
ニューヨーク映画批評家協会賞
	助演女優賞; 1997年『イン&アウト』
放送映画批評家協会賞
	助演女優賞; 1997年『イン&アウト』
エミー賞
	ゲスト女優賞; 2015年『シェイムレス俺たちに恥はない』
その他の賞
	アニー賞; 女性声優賞; 2000年『トイ・ストーリー2』
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ジョーン・キューザック（Joan Cusack, 本名: Joan Mary Cusack, 1962年 10月11日 - ）は、アメリカ合衆国の女優。

経歴[編集]

ニューヨーク州ニューヨークで生まれ、イリノイ州エバンストンで育つ^[1]。俳優のジョン・キューザックは弟で、父ディック、姉アン、妹スージー、末弟ビルも俳優である。

ウィスコンシン大学で学び、在学中から喜劇劇団に携わる。1980年に映画デビューを果たし、1984年にはボニー・ハントらとともにシカゴで即興劇のグループを結成した^[2]。1985年から1986年までの1年間はNBCのコメディ番組『サタデー・ナイト・ライブ』にレギュラーキャストとして出演し、ブルック・シールズ、ジェーン・フォンダ、エリザベス2世の物真似などを披露した。

以来、コメディエンヌとして数々の映像作品に出演し、『ワーキング・ガール』（1988年）と『イン&アウト』（1997年）ではアカデミー助演女優賞にノミネートされた。2011年から2015年まで出演したショウタイムのテレビドラマ『シェイムレス俺たちに恥はない』ではプライムタイム・エミー賞に5年連続でノミネートされ、最終年の2015年にコメディ部門ゲスト女優賞を受賞している。

声優としても複数のアニメ作品に参加しており、ディズニー・ピクサー製作の『トイ・ストーリー』シリーズではジェシーの吹替えを担当している。

私生活[編集]

弟のジョンとは『すてきな片想い』（1984年）から『エージェント・オブ・ウォー』（2008年）に至るまで、10作品で共演している。

弁護士である夫との間に2人の息子がいる。キューザックが初めての息子を身籠っているのに気付いたのは、映画『Mr. Wrong』（1996年）の撮影初日のことだった。家族はイリノイ州シカゴに居住しているが、ミシガン州バーリン群スリーオークスにも住宅を保有している。

主な出演作品[編集]

映画[編集]

公開年	邦題原題	役名	備考
1980	マイ・ボディガード My Bodyguard	シェリー
1983	恋のスクランブル Class	ジュリア
1984	すてきな片想い Sixteen Candles	少女
1984	グランドビューU.S.A. Grandview U.S.A.	メアリー
1987	恋はオールナイトで The Allnighter	ジーナ
1987	ブロードキャスト・ニュース Broadcast News	ブレア・リットン
1988	イングリッシュマンinニューヨーク Stars and Bars	アイリーン
	愛されちゃって、マフィア Married to the Mob	ローズ
	ワーキング・ガール Working Girl	シンシア
1989	セイ・エニシング Say Anything...	コンスタンス
1989	メン・ドント・リーブ Men Don't Leave	ジョディ
1990	マイ・ブルー・ヘブン My Blue Heaven	ハンナ・スタッブス
1992	靴をなくした天使 Hero	イヴリン
1992	トイズ Toys	アルセイシア
1993	アダムス・ファミリー2 Addams Family Values	デビー
1994	コリーナ、コリーナ Corrina, Corrina	ジョーンジー
1995	9か月 Nine Months	ゲイル
1996	あなたに逢いたくて Two Much	グロリア
	ミスター・クレイジー Mr. Wrong	インガ
	スマイル・ライク・ユアーズ/緊急!子づくり宣言 A Smile Like Yours	ナンシー
1997	ポイント・ブランク Grosse Pointe Blank	マーセラ
1997	イン&アウト In&Out	エミリー・モンゴメリー	第63回ニューヨーク映画批評家協会賞助演女優賞受賞
1999	隣人は静かに笑う Arlington Road	シェリル・ラング
	クレイドル・ウィル・ロック Cradle Will Rock	ヘイゼル・ホフマン
	プリティ・ブライド Runaway Bride	ペギー・フレミング
	トイ・ストーリー2 Toy Story 2	ジェシー	声の出演第28回アニー賞長編アニメーション部門女性声優賞受賞
2000	ハイ・フィデリティ High Fidelity	リズ
2000	あなたのために Where the Heart Is	ルース・メイヤーズ
2002	マペットのメリー・クリスマス It's a Very Merry Muppet Christmas Movie	レイチェル・ビターマン
2003	スクール・オブ・ロック The School of Rock	ロザリー・マリンズ
2004	プリティ・ヘレン Raising Helen	ジェニー・ポートマン
2004	ラスト・ショット The Last Shot	ファニー・ナッシュ
2005	アイス・プリンセス Ice Princess	ジョーン・カーライル
2005	チキン・リトル Chicken Little	アビー・マラード	声の出演
2006	セックス・アンド・マネー Friends with Money	フラニー
2008	エージェント・オブ・ウォー War, Inc.	マーシャ・ディロン
2008	キット・キトリッジアメリカン・ガール・ミステリー Kit Kittredge: An American Girl	ルシンダ・ボンド
2009	お買いもの中毒な私! Confessions of a Shopaholic	ジェーン・ブルームウッド
2009	私の中のあなた My Sister's Keeper	デ・サルヴォ判事
2010	トイ・ストーリー3 Toy Story 3	ジェシー	声の出演
2011	少年マイロの火星冒険記3D Mars Needs Moms	マイロのママ	声の出演、モーションキャプチャ
2012	ウォールフラワー The Perks of Being a Wallflower	バートン医師
2015	人生はローリングストーン The End of the Tour	パティ
2015	フリークス・シティ Freaks of Nature	ペグ・パーカー
2016	俺たちポップスター Popstar: Never Stop Never Stopping	ティリー
2017	クレイジー・バカンスツイてない女たちの南国旅行 Snatched	バーブ
2017	ユニコーン・ストア Unicorn Store	グラディス
2018	インスタント・ファミリー〜本当の家族見つけました〜 Instant Family	ミセス・ハワード
2019	トイ・ストーリー4 Toy Story 4	ジェシー	声の出演
	クリスマスに降る雪は Let It Snow	アルミホイルおばさん
	クロース Klaus	ミセス・クラム	アニメ映画、声の出演

テレビシリーズ[編集]

放映年	邦題原題	役名	備考
1985-1986	サタデー・ナイト・ライブ Saturday Night Live		計18話出演
2010	LAW & ORDER:性犯罪特捜班 Law & Order: Special Victims Unit	パメラ・バートン	第12シーズン第1話「偏愛」
2011-2015	シェイムレス俺たちに恥はない Shameless	シーラ・ジャクソン	計44話出演第67回エミー賞コメディ部門ゲスト女優賞受賞
2013	The Office The Office	エリンの実母	第9シーズン第23話「Finale」
2017	レモニー・スニケットの世にも不幸なできごと A Series of Unfortunate Events	ストラウス判事	計2話出演

脚注[編集]

^ “Interview with Joan Cusack by Allan Johnson”. 2009年1月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年11月15日閲覧。
^ Bonnie Hunt - The Second City

外部リンク[編集]

ジョーン・キューザック - allcinema
Joan Cusack - IMDb（英語）
Joan Cusack - インターネット・ブロードウェイ・データベース（英語）
Joan Cusack - Internet Off-Broadway Database

[1] “Interview with Joan Cusack by Allan Johnson”. 2009年1月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年11月15日閲覧。

[2] Bonnie Hunt - The Second City

[1]

[2]

表話編歴クリティクス・チョイス・ムービー・アワード助演女優賞
1995 - 2000年	ミラ・ソルヴィノ（1995）ジョアン・アレン（1996）ジョーン・キューザック（1997）ジョアン・アレン / キャシー・ベイツ（1998）アンジェリーナ・ジョリー（1999）フランシス・マクドーマンド（2000）
2001 - 2020年	ジェニファー・コネリー（2001）キャサリン・ゼタ＝ジョーンズ（2002）レネー・ゼルウィガー（2003）ヴァージニア・マドセン（2004）エイミー・アダムス / ミシェル・ウィリアムズ（2005）ジェニファー・ハドソン（2006）エイミー・ライアン（2007）ケイト・ウィンスレット（2008）モニーク（2009）メリッサ・レオ（2010）オクタヴィア・スペンサー（2011）アン・ハサウェイ（2012）ルピタ・ニョンゴ（2013）パトリシア・アークエット（2014）アリシア・ヴィキャンデル（2015）ヴィオラ・デイヴィス（2016）アリソン・ジャネイ（2017）レジーナ・キング（2018）ローラ・ダーン（2019）マリア・バカローヴァ（2020）
2021 - 2040年	アリアナ・デボーズ（2021）アンジェラ・バセット（2022）ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ (2023)

表話編歴ニューヨーク映画批評家協会賞助演女優賞
1969–1980	ダイアン・キャノン（1969）カレン・ブラック（1970）エレン・バースティン（1971）ジーニー・バーリン（1972）ヴァレンティナ・コルテーゼ（1973）ヴァレリー・ペリン（1974）リリー・トムリン（1975）タリア・シャイア（1976）シシー・スペイセク（1977）モーリン・ステイプルトン（1978）メリル・ストリープ（1979）メアリー・スティーンバージェン（1980）
1981–2000	モナ・ウォッシュボーン（1981）ジェシカ・ラング（1982）リンダ・ハント（1983）クリスティーン・ラーティ（1984）アンジェリカ・ヒューストン（1985）ダイアン・ウィースト（1986）ヴァネッサ・レッドグレイヴ（1987）ダイアン・ヴェノーラ（1988）レナ・オリン（1989）ジェニファー・ジェイソン・リー（1990）ジュディ・デイヴィス（1991）ミランダ・リチャードソン（1992）コン・リー（1993）ダイアン・ウィースト（1994）ミラ・ソルヴィノ（1995）コートニー・ラヴ（1996）ジョーン・キューザック（1997）リサ・クドロー（1998）キャサリン・キーナー（1999）マーシャ・ゲイ・ハーデン（2000）
2001–2020	ヘレン・ミレン（2001）パトリシア・クラークソン（2002）ショーレ・アグダシュルー（2003）ヴァージニア・マドセン（2004）マリア・ベロ（2005）ジェニファー・ハドソン（2006）エイミー・ライアン（2007）ペネロペ・クルス（2008）モニーク（2009）メリッサ・レオ（2010）ジェシカ・チャステイン（2011）サリー・フィールド（2012）ジェニファー・ローレンス（2013）パトリシア・アークエット（2014）クリステン・スチュワート（2015）ミシェル・ウィリアムズ（2016）ティファニー・ハディッシュ（英語版）（2017）レジーナ・キング（2018）ローラ・ダーン（2019）マリア・バカローヴァ（2020）
2021–現在	キャスリン・ハンター (2021) キキ・パーマー (2022) ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ (2023)

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