ジュ ブリーレ 鹿児島

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ジュ ブリーレ 鹿児島
原語表記 ジュ ブリーレ 鹿児島
呼称 ジュ ブリーレ
クラブカラー  
創設年 1992年
所属リーグ 鹿児島県女子サッカーリーグ
ホームタウン 鹿児島県鹿児島市
運営法人 特定非営利活動法人アサヒナアソシエーション
監督 田中賢一
公式サイト 公式サイト
テンプレート(ノート)サッカークラブPJ

ジュ ブリーレ 鹿児島(ジュ ブリーレかごしま, Je Vrille Kagoshima)は、鹿児島県鹿児島市を本拠地とする女子サッカークラブチーム。2008年鹿児島鴨池フットボールクラブアサヒナ(かごしまかもいけフットボールクラブアサヒナ)として日本女子サッカーリーグ2009年から2013年まで正式加盟した。

概要・歴史[編集]

1992年、鹿児島県で初の女子サッカークラブチーム「FC ASAHINA(FC.アサヒナ)」として創部。

2003年3月、少年サッカークラブチーム「鴨池フットボール」と合併し、「鹿児島鴨池フットボールクラブアサヒナ」となった。

九州女子サッカーリーグには1997年の第1回大会から出場。しばらく下位に低迷したが2005年に2位になり、翌2006年に初優勝を果たした。同年の第28回全日本女子サッカー選手権大会の出場も決定となり日本女子サッカーリーグへの加盟申請条件を達成したため、同年10月にリーグ加盟申請をしたが、資金不足などを理由に見送られた。

2007年にも優勝し第29回全日本女子サッカー選手権大会に連続して出場を決定したため、再度のリーグ加入申請した結果、同年12月9日に、日本女子サッカーリーグ2部へ2008年に準加盟チームとして参加することが決定した。

2008年10月14日、日本女子サッカーリーグ臨時評議会にて正式に2009年日本女子サッカーリーグの入会が認められた。

2009年、一般公募162通より選ばれた「ジュ ブリーレ鹿児島(Je Vrille[1] Kagoshima)」に改称し、県民チームとして新たにスタート。新球団名は、フランス語で「光る」「輝く」という意味の自動詞 brillerフランス語発音: [brije] ブリエ)を用いた「私は輝く」という意味の文章 "Je brille" (フランス語発音: [ʒə brij] ジュブリーュ)と、英語で「勝利」を意味する "Victory" (英語発音: [ˈviktəri] ヴィクタリ)を組み合わせた造語であり、「鹿児島の希望の光として、いつまでも輝きながら勝利を」という願いが込められている。

2010年のリーグ改編によりチャレンジリーグ(2部)からなでしこリーグ(1部)への昇格権利を得ることが可能な「なでしこリーグ準加盟」資格を得る。

2013年、主力選手の移籍などで苦戦が続き成績は低迷。リーグ戦では1勝1分20敗の成績で16チーム中15位となり、2013チャレンジリーグ入替戦に参加。11月17日に行われたアンジュヴィオレ広島中国女子サッカーリーグ)との入替戦で0-3で敗れ、チャレンジリーグからの降格が決定、規定によりなでしこリーグ準加盟資格も抹消されることになった。代表兼監督の出口はリーグ降格の責任をとって引責辞任した[2]

2014年、コーチの山口純が監督に昇格、大半の選手が残留し九州リーグに再加入し再スタートとなった。リーグ2位の成績をもって2014チャレンジリーグ参入チーム決定戦に出場。第1週は、つくばFCに0-3、ノルディーア北海道に0-1の成績により自動昇格の権利は逃したが第2週は益城ルネサンス熊本FCに0-2、ディオッサ出雲F.C.に3-0の成績により2014チャレンジリーグ入替戦に出場し2014チャレンジリーグ15位のバニーズ京都と対戦。ホーム0-2、アウェー0-2で破れ九州リーグへの残留が決まった。

2015年、九州リーグの開幕前に社会人選手の多くが退団。中学生・高校生が中心の新チームで臨んだ今季は、1勝もあげることができず、0勝9敗(2引き分け)で12チーム中の最下位に終わった。シーズン終了後に山口監督が辞任した。現在はコーチの中野寛士朗が監督代行をしている。

2019年度より九州リーグから降格して県リーグで活動している[3]

下部組織[編集]

鴨池FCアサヒナジュ ネーム(中学生以上の女子)、鴨池FCアサヒナU-12(男女)、鴨池FCアサヒナU-6(男女)の3つの下部組織を設けて若年層の指導に力を入れている。また、2010年4月より鹿児島城西高校女子サッカー部とも提携協力している。地域内の夏祭りやイベントなどの運営協力や女性アスリートを対象とした講習会を開くなど、地域密着の活動を展開している。

クラブ成績[編集]

日本女子サッカーリーグ / 九州女子リーグ[編集]

年度 チーム名 リーグ チーム数 試合 勝点 順位
(20) 2008 鹿児島鴨池
フットボールクラブアサヒナ
なでしこDiv.2 9 16 10 3 1 12 8位
(21) 2009 ジュ ブリーレ 鹿児島 8 21 17 5 2 14 7位
(22) 2010 チャレンジWEST 6 15 16 5 1 9 5位
(23) 2011 6 15 21 6 3 6 3位
(24) 2012 チャレンジ 12 22 18 5 3 14 9位
(25) 2013 16 22 4 1 1 20 15位
(17) 2014 九州 13 12 30 10 0 2 2位
(18) 2015 12 11 2 0 2 9 12位
(19) 2016 九州2部 8 7 10 3 1 3 4位
(20) 2017 8 14 18 5 3 6 5位
  • 勝ち点は「勝ち3、引き分け1、負け0」
  • チーム数は所属リーグのみ。
  • 2008年シーズンは準加盟参加。

ユニフォーム[編集]

ユニフォームの色
カラー シャツ パンツ ストッキング
FP(1st)
FP(2nd)
GK(1st)
GK(2nd)
FP 1st
FP 2nd
GK 1st
GK 2nd

クラブカラー[編集]

  •   赤 (なでしこリーグ準加盟時に黒から変更)

ユニフォームスポンサー[編集]

掲出箇所 スポンサー名 表記 備考
鹿児島パールライス 鹿児島
パールライス
背中 鹿児島王将 鹿児島 餃子の王将
指宿竹元病院 指宿竹元病院
パンツ 森伊蔵酒造 森伊蔵

チーム名変遷[編集]

  • 1992年 - 2002年 FC ASAHINA (FC.アサヒナ)
  • 2002年 - 2008年 鹿児島鴨池フットボールクラブアサヒナ
  • 2009年 - 現 在 ジュ ブリーレ 鹿児島

歴代監督[編集]

(日本女子サッカーリーグ参入以降)

  • 2008年 - 2013年 出口泉
  • 2014年 - 2015年 山口純

脚注[編集]

  1. ^ vrille(フランス語発音: [vrij] ヴリーュ)は、フランス語で「」「ドリル」、または、「巻きひげ」という意味。
  2. ^ 女子サッカー ジュブリーレ監督に山口氏 出口氏が引責辞任”. 2013年11月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年9月30日閲覧。
  3. ^ 九州女子サッカーリーグチャレンジ大会の試合結果”. アサヒナアソシエーション (2020年1月6日). 2020年6月2日閲覧。

外部リンク[編集]