ジャラーリー暦

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ジャラーリー暦(ジャラーリーれき、: Jalali calendar, ペルシア語: گاهشماری جلالی‎)は、太陽暦の一種で、現在のイラン暦の元となったである。グレゴリオ暦より正確な暦として知られる。

概要[編集]

ジャラーリー暦は、1074年セルジューク朝の第3代スルタンであったマリク・シャーウマル・ハイヤームら8人の天文学者に暦の作成を命じ、1079年に制定されたが、セルジューク朝の衰退とともにヒジュラ暦にとって代わられた。その後、1925年パフラヴィー朝が成立すると、イランの公式の暦として再び採用された。ジャラーリー暦の名は、マリク・シャーの称号「ジャラール・ウッ・ダウラ(国家の栄光)」に由来する。

暦の方式[編集]

ウマル・ハイヤームらは、一年の長さを 365.24219858156 日と計算し、これを元に暦を制定した。グレゴリオ暦が一年の長さを365.2425日としているのに比べて非常に精度が高く、誤差は5000年ごとに1日とされている。(グレゴリオ暦は3300年に1日)。

閏年[編集]

ジャラーリー暦では、33年で8回の閏年が来るようになっている。(現在のイラン暦では、128年に31回。)具体的には、7回の閏年は4年に一度、8回目の閏年は5年に一度、となっている。このため、変則的な閏年が頻繁にやってくることになり、グレゴリオ暦に比べて正確ではあるものの、実用性にはやや欠けるところがあり、あまり普及しなかった一因といわれている。