ジャネール・モネイ

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ジャネール・モネイ
(Janelle Monáe)
Janelle Monáe 2016.jpg
2016年撮影
基本情報
出生名 ジャネール・モネイ・ロビンソン
(Janelle Monáe Robinson)
生誕 (1985-12-01) 1985年12月1日(31歳)
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国カンザス州カンザスシティ
学歴 American Musical and Dramatic Academy
ジャンル ソウル
R&B
ファンク
ポップ
職業 歌手
作曲家
音楽プロデューサー
女優
モデル
担当楽器 ヴォーカル
ギター
活動期間 2003年-
レーベル バッド・ボーイ・レコード
アトランティック・レコード
エピック・レコード
ワンダーランド・レコード
共同作業者 プリンス
ソランジュ
エスペランサ・スポルディング
ファン
ブルーノ・マーズ
公式サイト jmonae.com

ジャネール・モネイ(Janelle Monáe) 本名ジャネル・モネイ・ロビンソン(1985年12月1日 - )は、アメリカ合衆国の歌手、作曲家、音楽プロデューサー、女優、モデルである。デビュー作から一貫してシンディーというオルターエゴに基づくコンセプトアルバムを発表して高い評価を受けるとともに、女優としても活動している。

前半生[編集]

モネイはカンザス州 カンザス・シティでビルの管理人をする母親と、トラックドライバーの父親の間に生まれた。[1] 小さいころから歌手、パフォーマーになることを夢見ていたという。[2] 最初期の音楽的な影響として、『オズの魔法使い』の主人公ドロシー・ゲイルを挙げている。

成長してからは、演劇を学ぶためにニューヨーク・シティに移住し、American Musical and Dramatic Academyに通う。

2001年にジョージア州 アトランタに移住。そこでモネイはアウトキャストビッグ・ボーイと出会う。また、このころに志を同じくする若いアーティスト仲間と共にワンダーランド・アーツ・ソサイエティー(Wondaland Arts Society)を設立。 2003年には彼女にとっての最初のコンパクト盤となる『The Audition』を発表。商業的には成功しなかったが(全部で400枚しかプレスされなかったという)、後年に彼女のアルバムで現れるメトロポリスというアイディアの原型が既に現れていた。

モネイはアウトキャストの2006年のアルバム『Idlewild』に収録された『Call the Law』と『In Your Dreams』に参加。 同年、ビッグ・ボーイが友人であるショーン・コムズにモネイを紹介。当時コムズは彼女の事を知らなかったが、ホームページを訪れて彼女の楽曲や映像を確認して気に入った[3]コムズは、自身の主催するバッド・ボーイ・レコードとの契約をオファーし、モネイはこれにサインした。

活動歴[編集]

2007–11: デビューとアルバム『The ArchAndroid』[編集]

オースティン・ミュージック・ホール 2009年

2007年、モネイは彼女にとって最初のソロアルバム『Metropolis』を発表。 このアルバムは彼女のネットサイトとmp3のダウンロードサイトでの販売という形式であった。 2008年には、同作を『Metropolis: The Chase Suite (Special Edition)』と改題するとともに、新たに二曲を追加収録した。 このアルバムは高く評価され、収録されシングルカットもされた『Many Moons』が第51回グラミー賞の Best Urban/Alternative Performance 部門にノミネートされた。[4] 2009年にはグウェン・ステファニーらによるノー・ダウトのオープニングアクトとして夏のツアーに同行。[5]

モネイの発表したシングル『Open Happiness』がアメリカン・アイドルの2009年最終シーズンにおいて取り上げられた。[6]

2010年5月18日にアルバム『The ArchAndroid』を発表。この作品では前作から続く4幕構成の内で2幕3幕に至る。 アルバムのヴィジュアルは映画『メトロポリス』を連想させるものである。 アルバムは好意的に受け止められ、メタクリティックによると、28の音楽批評媒体から、平均で100点満点中91点という極めて高い評価を受けた[7] この作品でモネイは、米国作曲家作詞家出版者協会によるヴァンガード・アワードのリズム&ブルース部門を受賞。[8] 続く、2011年の第53回グラミー賞において、最優秀コンテンポラリーR&Bアルバム賞に、また、本作収録の楽曲『Tightrope』が最優秀アーバン・オルタナティブパフォーマンス賞にそれぞれノミネートした。この年のグラミー賞ではブルーノ・マーズB.o.Bらと共にパフォーマンスで出演し、モネイは自身のアルバムから"Cold War"をパフォーマンスした。[9]

2012–14: 『The Electric Lady』 とその他の活動[編集]

2012年5月、ファンの楽曲"We Are Young"ゲスト参加する。この曲はヒットしビルボードチャートにおいて全米1位を獲得。 2012年、モネイはいくつかのミュージック・フェスティバルに出演した。ノース・シー・ジャズ・フェスティバル、モントルー・ジャズ・フェスティバル、そしてトロント・ジャズ・フェスティバルでは新曲を2曲披露。この2曲は後に"Electric Lady"と"Dorothy Dandridge Eyes"として後のアルバムに収録、発表された。[10][11] 2013年9月にアルバム『The Electric Lady』をリリース。ビルボードチャートにおいて、全米最高5位を記録。前作に続いて、批評家筋からは好意的な評価を受け、メタクリティックによると、37の媒体から平均82点を獲得した[12]。 本作にはゲストとしてプリンスソランジュエスペランサ・スポルディングらが参加した。 最初のシングルはエリカ・バドゥとの楽曲"Q.U.E.E.N."が選ばれ、サウンクラウドを皮切りにiTunes Storeなどでも配信が開始された。[13]

2012年の8月には、人気コスメブランド「Covergirl」の広告塔に選ばれた[14]
[15]

2013年には、iTunesフェスティバルではChicのナイル・ロジャースと[16]、グローバル・シチズン・フェスティバルではスティービー・ワンダーと共演した。 また、テレビ番組サタデー・ナイト・ライブにも出演した(2013年10月26日放送分)。[17]

Way Out West festival, Sweden 2014

2014年4月には、パティ・ラベルアリアナ・グランデアレサ・フランクリンジル・スコットらと共にPBSによりホワイトハウスで行われたWomen of Soulというイベントに出演した。モネイは"Goldfinger"、"Tightrope"を披露し、フィナーレの"Proud Mary"にも参加した。[18]

2014年末、セルジオ・メンデスのアルバムMagic収録曲"Visions of You"に参加。[19]

2015–:ワンダーランド・レコードの設立と女優業[編集]

2015年の2月、モネイ[20]エピック・レコード [21]および社長であるL.A.リード[22]の共同宣言で、モネイの独立レーベルであるワンダーランド・アーツ・ソサイエティを共同のベンチャー業態としてワンダーランド・レコードと改め、その下で新たにアーティストをプロモートするとした。[23]

2015年3月、シングル"Yoga"を発表。[24]

2016年10月、映画『ムーンライト』に役者として参加。これがモネイにとって初めての映画での女優業となった。 [25][26]本作は結果としてゴールデン・グローブ賞およびアカデミー賞において作品賞等を受賞した。 また同じころ、もう一つの映画作品『ドリーム』にも役者として参加。[27]

スタイル[編集]

モネイはキャリア―の初期には常に黒のタキシードを身につけることによってパフォーマーとしての自分自身のイメージ像を世間に構築した。モネイ自身の説明するところでは「私は、入浴するときも、泳ぐ時も、そして出来れば埋葬されるときもタキシードのままでいたい。なぜならこれが私にとってのユニフォームだから。(中略)自分をキャンバスに見立てたときに、あまりに多くの色を使ったら混乱してしまう。」とその理由を説明している(Honey Magazineのインタビューより)。"[28] また、モネイはロールモデルとしてグレース・ジョーンズジョセフィン・ベーカーを挙げ、そこに18世紀の古典的な黒と白のパターンを組み合わせることで自分のスタイルが作られているとも説明している。[29] もうひとつ彼女が明らかにしたところでは、キャリアの初期にメイドとして雇われていた時の経験にも影響を受ている可能性があるという("Black Girls Rock!",2012)。[30]

私生活[編集]

モネイは彼女のセクシャリティーに関する如何なる噂にも声明を示したことはない。
2011年の"London Evening Standard"誌による彼女へのインタビューでは「私が付き合う相手はアンドロイドだけ」という、彼女の作品における彼女のアルターエゴに基づく回答を示したのみである。[31]

2013年、モネイは自分が「男性であっても、女性であっても惹きつけられる存在でありたい」と宣言した。 また、LGBTQコミュニティーを自分は支持することも表明した。[32]

ディスコグラフィ[編集]

スタジオ・アルバム[編集]

  • The Audition  (2003年)
  • The ArchAndroid (2010年) - 全米17位[33]
  • The Electric Lady (2013年) - 全米5位[34]

EP[編集]

  • Metropolis: Suite I (The Chase) (2007年) - 全米115位[35]

ツアー[編集]

ヘッドライン[編集]

  • Metropolis Tour (2008)
  • The ArchAndroid Tour (2010)
  • The Doo-Wops & Hooligans Tour|Hooligans in Wondaland (with ブルーノ・マーズ) (2011)
  • Campus Consciousness Tour (with fun.) (2011)
  • Summer Soul Festival (with エイミー・ワインハウス and メイヤー・ホウソーン) (2011)
  • The Electric Lady Tour (2013)
  • The Golden Electric Tour (with キンブラ) (2014)

サポーティング・アクト[編集]

出演作品[編集]

映画[編集]

公開年 タイトル 役名 その他
2014 Rio 2 Dr. Monae 声の参加, サウンドトラック
2016 ムーンライト
Moonlight
テレサ
ドリーム
Hidden Figures
メアリー・ジャクソン

テレビ番組[編集]

放送年 タイトル 役名 その他
2009 Stargate Universe 本人役 自身の楽曲"Many Moons"を披露
2010 Dancing with the Stars 本人役 自身の楽曲 "Tightrope"を披露
2013 American Dad! Stan Smith(in transformation) 声の出演
サタデー・ナイト・ライブ 本人役 エドワード・ノートンと共演

脚注[編集]

  1. ^ Janelle Monae's roots in one of Kansas City's most historic — and troubled — neighborhoods”. Pitch. 2015年4月21日閲覧。
  2. ^ Who is Janelle Monae?. Randb.about.com (December 1, 1985). Retrieved February 23, 2011.
  3. ^ Interview With Daniel 'Skid' Mitchell”. HitQuarters (2010年10月25日). 2010年11月10日閲覧。
  4. ^ Janelle Monáe Interview – 51st Grammy Awards Blog post”. Grammy.com. 2010年7月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年10月5日閲覧。
  5. ^ Janelle Monáe opening for of Montreal and No Doubt (dates)”. Brooklynvegan.com (2009年4月10日). 2010年5月16日閲覧。
  6. ^ "Open Happiness" Featured on the Season Finale of American Idol! van Janelle Monae op Myspace”. Myspace. 2009年2月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年8月17日閲覧。
  7. ^ “The ArchAndroid Reviews - Metacritic”. http://www.metacritic.com/music/the-archandroid 2014年1月14日閲覧。 
  8. ^ Janelle Monae | Monae To Receive Ascap Award”. Contactmusic.com (2010年6月8日). 2012年8月17日閲覧。
  9. ^ Melinda (2011年2月13日). “Janelle Monae, Bruno Mars & B.O.B. Grammy Awards 2011 Set”. Rnbmusicblog.com. 2012年9月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年8月17日閲覧。
  10. ^ “New Janelle Monae Music”. Oh No They Didn't!. (2012年6月26日). http://ohnotheydidnt.livejournal.com/69981730.html 
  11. ^ “Janelle Monae Featured in Vanity Fair”. Necole Bitchie. (2012年8月4日). http://necolebitchie.com/2012/08/04/janelle-monae-featured-in-vanity-fair/ 
  12. ^ “The Electric Lady Reviews - Metacritic”. http://www.metacritic.com/music/the-electric-lady/janelle-monae 2014年1月14日閲覧。 
  13. ^ Special Announcement – Janelle Monáe Latest News”. Jmonae.com. 2013年4月23日閲覧。
  14. ^ “美しさと強さで世界を変える女性、新たなカバーガールはこの人”. http://www.billboard-japan.com/d_news/detail/6579 2014年1月14日閲覧。 
  15. ^ “Janelle Monáe is the newest Cover Girl spokesmodel”. New York Daily News. (2012年8月15日). http://www.nydailynews.com/life-style/fashion/janelle-monae-newest-cover-girl-spokesmodel-article-1.1136728 
  16. ^ Chic & Nile Rodgers Delight at iTunes Festival”. MTV UK. 2013年9月16日閲覧。
  17. ^ 'SNL' Taps Edward Norton to Host, with Musical Guest Janelle Monae”. ScreenCrush. 2013年10月15日閲覧。
  18. ^ Video: Women of Soul”. 2014年4月8日閲覧。
  19. ^ Sergio Mendes keeps the ‘magic’ alive on his latest album”. Washington Post. 2015年4月21日閲覧。
  20. ^ Janelle Monáe, Cindi on Twitter”. Twitter. 2015年4月21日閲覧。
  21. ^ Epic Records on Twitter”. Twitter. 2015年4月21日閲覧。
  22. ^ LA Reid on Twitter”. Twitter. 2015年4月21日閲覧。
  23. ^ JANELLE MONÁE’S WONDALAND RECORDS AND EPIC RECORDS LAUNCH LANDMARK JOINT VENTURE PARTNERSHIP!” (2015年2月13日). 2015年4月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年2月14日閲覧。
  24. ^ Janelle Monáe Shares "Yoga" Featuring Jidenna” (2015年3月31日). 2015年4月20日閲覧。
  25. ^ Janelle Monáe Lands First Big Screen Role”. 2015年10月26日閲覧。
  26. ^ Songstress Janelle Monae stretches her dramatic muscles in 'Moonlight'”. 2016年10月27日閲覧。
  27. ^ Janelle Monáe & Taraji P. Henson To Star In Film About Black Women In NASA”. 2016年3月9日閲覧。
  28. ^ Janelle Monae covers Honey magazine and talks The ArchAndroid album”. Theprophetblog.net (2010年4月14日). 2012年8月17日閲覧。
  29. ^ Janelle Monae Dubbed ‘Girlie Grace Jones’ in GQ Newcomer Spread”. 2014年3月24日閲覧。
  30. ^ Janelle Monáe on Being a Former Maid and Why She Still Wears a Uniform”. ColorLines (2012年11月5日). 2013年12月14日閲覧。
  31. ^ Gardner, Jasmine (2011年7月4日). “RnB sensation Janelle Monáe is here because we need her”. London Evening Standard (London). http://www.standard.co.uk/lifestyle/rnb-sensation-janelle-mone-is-here-because-we-need-her-6418158.html 2013年6月9日閲覧。 
  32. ^ Dayfloat. “Janelle Monáe on Dating and Sexuality – Sway In The Morning Okayplayer”. Okayplayer. 2015年6月25日閲覧。
  33. ^ Janelle Monáe - Chart History”. 2014年1月14日閲覧。
  34. ^ Janelle Monáe - Chart History”. 2014年1月14日閲覧。
  35. ^ Janelle Monáe - Chart History”. 2014年1月14日閲覧。

外部リンク[編集]