ジャズメン

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ジャズメンは、1993年9月にSANKYOが発売した、センター役物の中にサックス奏者と回転するレコード盤が配置されているパチンコ機のシリーズ名。

『ジャズメンⅠ』と『ジャズメンⅡ』の2機種がある。

概要[編集]

貯留型の羽根モノタイプ。羽根がサックスの形をしており、役物内の右回りに高速回転するレコード盤を通ってVゾーンに入賞すれば大当たりとなる。このVゾーンはレコード盤の後ろに配置されており、Vゾーン手前の橋から奥へ玉が転がりこむとV入賞となる。大当たり中のBGMはジャズである。[1][2]シリーズ機で異なる点は貯留解除のタイミングと賞球数で、それ以外はほとんど同じである。[3]

役物内のレコード盤には切れ目があり、この切れ目部分の両側から2本の棒が突き出ている。レコード盤の切れ目の奥にVゾーンが配置されている仕様のため、切れ目が真下のタイミング以外ではVゾーンに玉を運ぶことができない。レコード盤の切れ目が真下にある瞬間が唯一V入賞することが可能なタイミングとなる。[2]

スペック[編集]

  • ジャズメンⅠ
    • 賞球数 7&13
    • 大当たり最高継続 15R
    • 最大貯留 2個(6カウント)
  • ジャズメンⅡ
    • 賞球数 ALL10
    • 大当たり最高継続 15R
    • 最大貯留 2個(4カウント)

演出[編集]

大当たり中は役物内のサックスが下降し最大2個の玉を貯留する。通常時同様に大当たり中も回転しているレコード盤は、ハズレ4カウント後にVゾーンを真下に向けた状態で停止する。[3]『Ⅰ』は6カウントか羽根開閉18回後に貯留が解除される。『Ⅱ』は4カウント後に貯留が解除されるのでタイミングが『Ⅰ』と異なる。[4]サックス内に貯留されれば、ほぼ確実にV入賞するので、継続率は高めである。

サウンドトラック[編集]

  • 『パチンコ・ミュージック・フロム SANKYO FEVER WARS』 キングレコード、1998年8月21日。KICA-1217。
    • BGMが収録されている。

脚注[編集]

参考文献[編集]

  • 成澤浩一編著『白夜ムック44 パチンコ必勝大図鑑 1000』白夜書房、1999年5月15日。ISBN 978-4-89367-596-5 
  • 福井理編著『GW MOOK 305 パチンコ必勝ガイドCLASSIC クラシック Vol.2』ガイドワークス、2016年12月25日。ISBN 978-4-86535-455-3 
  • 平子保雄編著『プロが教える秘密のパチンコ術 NO.48』KKベストセラーズ、1993年12月25日。 共通雑誌コード T1007831120425。
  • 末井昭編著『パチンコ必勝ガイド 1993 12•4号』白夜書房、1993年12月4日。 共通雑誌コード T1026661120399。

外部リンク[編集]