ジャスティン・トルドー

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カナダの旗 カナダの政治家
ジャスティン・トルドー
Justin Trudeau
Justin Trudeau APEC 2015.jpg
2015年11月、APEC首脳会議にて撮影
生年月日 1971年12月25日(44歳)
出生地 カナダの旗 カナダ オンタリオ州オタワ
出身校 マギル大学
ブリティッシュ・コロンビア大学
前職 教師
所属政党 自由党
配偶者 ソフィー・グレゴワ英語版
子女 Xavier
Ella-Grace Margaret
Hadrien
親族 ピエール・トルドー(父 第20代・22代首相)
サイン Signature Justin Trudeau.jpg
公式サイト Meet Justin Trudeau

在任期間 2015年11月4日 -
カナダ総督 デイヴィッド・ロイド・ジョンストン

選挙区 パピノー
在任期間 2008年10月14日 -

内閣 ジャスティン・トルドー内閣
在任期間 2015年11月4日 -

その他の職歴
自由党党首
2013年4月14日 - )
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ジャスティン・トルドーJustin Pierre James Trudeau1971年12月25日 - )は、カナダの政治家。ピエール・トルドーカナダ首相とその妻マーガレット (Margaret Trudeauの長男。2008年10月、ケベック州パピノー選挙区 (Papineau (electoral district)から、カナダ自由党の候補者として当選した。2013年に党首に就任し、2015年現在、自由党の党首を務める。ジャスティンは英語読みであり、フランス語読みではジュスタンと発音する。

2015年のカナダ連邦総選挙カナダ自由党が圧倒的な勝利を収め、第29代カナダ首相に就任した[1]

経歴[編集]

少年期[編集]

オンタリオ州オタワ出身。誕生日は、弟のアレクサンドル・トルドーと同じ12月25日。1977年、ジャスティン6歳のときに、両親のピエールとマーガレットが離婚。1984年、ピエールがカナダ首相を辞任する。

初代カナダ首相ジョン・マクドナルドの末娘マーガレット・マクドナルドに次ぎ、カナダ首相在任中に生まれた史上二番目の人物。

子供のプライバシーを守ると言う、父ピエールの方針により、モントリオールの親類宅で育った。

マギル大学(モントリオール)で英文学ブリティッシュコロンビア大学教育学学位を取得。その後、ブリティッシュコロンビア州で教鞭をとる。マギル大学大学院で、地理学を専攻。

知られる存在に[編集]

自ら主催した集会で、ダルフール危機対策を呼びかけるジャスティン・トルドー 2006年9月17日

2000年、ピエール・トルドーの国葬の際に、28歳になったジャスティンは人々の記憶に残る追悼スピーチを行った[2]

1998年に、弟のミシェルが、スキー旅行中に雪崩で死亡したことをきっかけに、冬季の安全に関わる社会運動を行うようになる。2003年には、カナダ放送協会のラジオで毎年行われる、パネリスト5人が各選書を推薦し、その中から最優秀選書を決めるカナダ・リーズ (Canada Readsで、ジャスティンが推薦したのは、ニューファンドランド州を、1949年にカナダ連合に加入まで持っていった同州の政治家ジョーイ・スモールウッド (Joey Smallwoodの実話を元に描いた歴史小説The Colony of Unrequited Dreams(ウェイン・ジョンストン (Wayne Johnston著、1998年)だった。

2005年5月28日、モデルで、テレビタレントのソフィー・グレゴワ (Sophie Grégoireと結婚した。

カナダメディアのパーソナリティーとして活動する元カナダ首相の子供数人のうちの一人で、他にはベン・マルルーニー (Ben Mulroneyキャサリン・クラーク (Catherine Clark、ジャスティンの弟アレクサンドル・トルドーがいる。父親のピエールとブライアン・マルルーニーは、長年の政敵だったが、息子同士には交流があるらしく、ジャスティンの結婚式にベン・マルルーニーは出席している。

ダルフール難民トラギ・ムスタファの隣に座るトルドー (左)

2006年9月17日、ダルフール危機対策へのカナダの参加を求めるため、トロントのラムスデンパークで行われた集会を主催した。

2006年10月25日、CTVの、カナダAM (Canada AMで、国家としての認識されることを求めるケベック人たちをどう思うかと問われ、「ナショナリズムは思考範囲の小ささから出来るもの」と答えた[3]。この発言は、ケベック州国家として認めさせようとする、同じ自由党のマイケル・イグナティエフの姿勢を批判したものと受け取られた。

2006年の自由党党首選挙の際、ジェラルド・ケネディ (Gerard Kennedyを応援した。

2006年カナダ自由党党首選挙 (Liberal Party of Canada leadership convention, 2006で、ジェラルド・ケネディを支持[4]ケネディは第二回の投票で、前環境大臣ステファン・ディオン (Stéphane Dionに敗れた。

政界進出[編集]

2008年のトルドー
2013年のトルドー

2006年自由党党首選挙以降、政界進出が噂され始め[5]当初、モントリオールのウトレモン選挙区 (Outremont (electoral district)が、自由党の強力な地盤であり、同時に交通大臣のジャン・ラピエール (Jean Lapierreが辞任し政治評論家になることから、出馬する選挙区として有力視されたが、2007年2月22日に、同じモントリオールのパピノー選挙区での自由党党予備選出馬を表明した[6][7]

パピノー選挙区での自由党党予備選は2007年4月29日に行われ、トルドーは690票で、次点のメアリー・デロスの350票、バシリオ・ジョルダーノの220票を押さえ、圧勝した(候補に選ばれるには634票が必要だった)[8]。予備選勝利により、トルドーは、2008年10月に行われた2008年のカナダ連邦選挙で、ブロック・ケベコワの現職議員ビビアン・バルボと争い、当選した。パピノー選挙区では、50年以上自由党議員が選出されてきたが、2006年にブロック・ケベコワ(ケベック連合)に初めて議席を奪われていた。

自由党党首、そして首相へ[編集]

2013年4月、自由党の党首選に立候補したジャスティンは大差で当選した。当時自由党は党勢が低迷しており、2011年の総選挙では下院第三党にまで後退し、マイケル・イグナティエフ党首が落選するような状態であった。元首相の息子でありルックスも良いジャスティンは、自由党の党勢回復の切り札的存在として大きな期待を集めて党首に選出された[9]

党首として迎えた最初の下院総選挙である2015年10月の総選挙では、下院解散当初は野党第一党の新民主党が保守党・自由党の支持率を上回っていた[10]が、10月になると自由党が支持を伸ばし[11]、結局自由党が184議席を獲得して圧勝した。ジャスティンは支持者を前に「今夜歴史を作ったのは私ではなく、皆さんだ」と演説した[12]。ジャスティンは党首選出時の党員の期待に応え、約10年ぶりの政権奪回に成功したのである。

2015年11月4日、ジャスティンは第29代首相に就任した。新内閣の組閣に際しては首相を除く閣僚の男女の人数を同数とした[13]

選挙結果[編集]

2011年カナダ総選挙(英語)
政党 候補者 得票数  % ±%
     自由党 ジャスティン・トルドー 16,429 38.41% -3.06
     NDP Marcos Radhames Tejada 12,102 28.29% +19.55
     ブロック・ケベコワ ビビアン・バルボ 11,091 25.93% -12.76
     保守党 Shama Chopra 2,021 4.73% -2.90
     緑の党英語版 Danny Polifroni 806 1.88% -0.96
     Marxist-Leninist Peter Macrisopoulos 228 0.53%
     N/A (共産主義連盟 (en) Joseph Young 95 0.22%
有効投票数 42,772 100.00
無効票総数 558
投票総数 43,330
2008年カナダ総選挙(英語)
政党 候補者 得票数  % ±%
     自由党 ジャスティン・トルドー 17,747 41.50% +3
     ブロック・ケベコワ ビビアン・バルボ 16,517 38.63% -2.1
     NDP Costa Zafiropoulos 3,744 8.76% +1
     保守党 Mustaque Sarker 3,264 7.63% -0.7
     緑の党英語版 Ingrid Hein 1,218 2.85% -0.8
     無所属(英語) Mahmood Raza Baig 271 0.63% Ø
投票数 42,761
無効票総数
投票率  %

人物[編集]

ボクシングを趣味としており、首相就任前には左肩にタトゥーを入れ、鍛えた肉体を誇示するポーズをとった写真が話題になったこともある[14]

政策[編集]

TPP[編集]

カナダ首相となったトルドーの机の上には8000ページを超える書類が置かれていた。TPPの協定内容が書かれた書類である[15]。トルドーの選挙公約にはTPPのメリット・デメリットについて議会で議論させることも含まれている。

バラック・オバマはTPPを米国大統領在任期間の功績にしたい。2015年11月にフィリピンで開かれたAPECにおいてオバマは、TPPは労働者と環境を保護するための協定だと述べた。だがトルドーはTPPに関して注意深く、批准までにTPPを調査する必要があると述べた[16]

トルドー内閣は自由貿易を支持しながらも、ハーパー政権によって合意に至った事項すべてを了承するわけではない。TPPには極めて議論の残る項目も含まれている。「カナダ国民はこの協定がどの産業にどのような影響を与えるかを知るべきであり、我々は十分な公開討論を開くであろう」とトルドーは語る[15]。 カナダの財界はTPPを推進している。

パートナーとしての公務員[編集]

トルドーは、公務員をパートナーだと考えている。トルドーは 「カナダ人が大事と思うような公的サービスをつくるため、また公的サービスに従事する人々の誇りの源泉をつくるため、カナダ政府が公的サービスを重視しなくてはならない。まずは公務員の労働権利を尊重する必要性や、効率的で独立したプロのサービスをカナダ人に提供できる能力が公務員にあるのだと信じる必要性(の認識)から始めようではないか」と述べた[17]

難民[編集]

2015年11月のパリ同時多発テロ事件では約130人の死者が出た[18]。その実行犯にはシリアからの難民に紛れて欧州に入り込んだ者も含まれていた。選挙期間中トルドーはシリアからの難民を受け入れるとしていたが、難民に紛れてテロリストも入国するおそれがありカナダ国民の約半数は性急な受け入れには反対している。シリアからの難民のうちカナダが許可するのは家族、独身女性そして子供であり、安全上のリスクとみなされる独身男性は排除される見通しとなった。およそ12億カナダドル費やしてヨルダンレバノンなどでキャンプ中の難民をカナダに入国させる[18]

家族[編集]

妻ソフィーと一緒にトロント国際映画祭にて。2008年。

脚注・出典[編集]

  1. ^ [1]
  2. ^ カナダ放送協会(CBC)「: ジャスティン・トルドーの追悼の言葉」 2000年10月3日
  3. ^ グローブ・アンド・メール (Globe and Mailトルドー、ケベックのナショナリズムを「古い考え」と発言 Trudeau says Quebec nationalism an ‘old idea'」 2006年10月26日
  4. ^ CTV「候補者ら、トルドー"皇太子"と会話 Delegates chat with Trudeau crown prince」 2006年11月29日
  5. ^ CTV「ジャスティン・トルドー国会を意識:レポート Justin Trudeau eyeing federal politics: report
  6. ^ カナダ放送協会(フランス語)「src.ca French article about Trudeau in the Papineau riding」2007年2月22日
  7. ^ カナダ放送協会「ジャスティン・トルドー、パピノーで出馬 Justin Trudeau will run in Papineau」2007年2月22日
  8. ^ トルドー、モントリオールでの予備選に勝利 Trudeau wins Montreal riding
  9. ^ 消滅の危機、頼みはイケメン党首/カナダ自由党(朝日新聞グローブ 2013年5月5日 2015年11月21日閲覧)
  10. ^ カナダ、新民主党の支持率が与党保守党を上回る 10月に総選挙ロイター 2015年6月8日 2015年11月21日閲覧)
  11. ^ カナダ総選挙、新民主党の支持後退 保守対自由の一騎打ちにロイター 2015年10月1日 2015年11月21日閲覧)
  12. ^ カナダ総選挙 野党・自由党が圧勝、10年ぶり政権交代へ(CNN 2015年10月20日 2015年11月21日閲覧)
  13. ^ カナダでトルドー新首相が就任、新内閣の半数は女性(AFP 2015年11月5日 2015年11月21日閲覧)
  14. ^ カナダのイケメン新首相、筋骨隆々の写真がネットで話題に(ロイター 2015年10月22日 2015年11月21日閲覧)
  15. ^ a b Trudeau shouldn’t be rushed into signing Pacific trade deal: EditorialEditorial, Toronto Star, Opinion, 23 Nov 2015
  16. ^ Asia-Pacific Leaders See Trade as Solution to Economic, Security TroublesT. Moss, The Wall Street Journal, World, 19 Nov 2015
  17. ^ Canada presses pause on austerity after Justin Trudeau’s election winT. Dean, The Guardian, Society, 3 Nov 2015
  18. ^ a b Canada to 'turn away single male Syrian refugees'The Daily Telegraph, 24 Nov 2015

関連事項[編集]

外部リンク[編集]

党職
先代:
ボブ・レイ英語版
カナダ自由党党首
第18代:2013年 -
次代:
(現職)