ジャケツイバラ

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ジャケツイバラ
Caesalpinia decapetala var. japonica 蛇結茨 ジャケツイバラ 白髪岳山麓(篠山市) DSCF1066.JPG
ジャケツイバラ(篠山市白髪岳山麓)
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
階級なし : コア真正双子葉類 core eudicots
階級なし : バラ類 rosids
階級なし : マメ類 fabids
: マメ目 Fabales
: マメ科 Fabaceae
亜科 : ジャケツイバラ亜科 Caesalpinioideae
: ジャケツイバラ属
Caesalpinia
: ジャケツイバラ(広義)
C. decapetala
変種 : ジャケツイバラ
C. decapetala (Roth) Alston var. japonica (Siebold[1] et Zucc.) H.Ohashi[2]
和名
ジャケツイバラ

ジャケツイバラ(蛇結茨、学名Caesalpinia decapetala var. japonica)は、マメ科ジャケツイバラ亜科[3]つる性落葉低木植物

特徴[編集]

高さ1-2 mになるつる植物で、茎と葉軸の裏面に鋭く丈夫な逆刺をもつ。若い茎には柔らかい毛を生じるが、後に無毛となり、は次第に強く発達する。

葉は二回偶数羽状複葉で、全体の長さが20-40 cmにもなる。3-9対の羽片にはそれぞれに5-10対の小葉を並べる。小葉は長さ1-2 cmの楕円形で、鮮やかな緑。表面には細かな毛があり、裏面は白っぽくなる。

5-6月にかけて長さ約30 cmにもなる花序の上に屹立するために遠くからでもよく目立つ。は黄緑色で5片からなる。花そのものは径25-30 mm、鮮やかな黄色、。5枚の花弁は大きく開くがわずかに左右対称、上1枚は小さく赤い筋が入る。雄しべは赤く、花糸の中央より下に白い毛が密生する。通常、雌しべは10本の雄しべに包囲され、外からは見えにくい。

分布と生育環境[編集]

ユーラシア大陸東部の暖温帯に分布し、日本では宮城県以南の本州四国九州南西諸島に分布する。

沿岸部から高原の崩壊した跡、伐採跡、川岸、林縁などの日当たりの良い場所に自生する。開花期にはハチなど多くの昆虫が集まる。

名前の由来など[編集]

漢字表記では「蛇結茨」であり、がもつれ合うさまからヘビ同士が絡み合っているように見えることから命名された。

学名の属名はイタリア法王クレメンス8世の侍医もつとめた医者、哲学者、植物学者であり『植物分類体系』(1583)を著したアンドレア・チェザルピーノの名に因んでいる(ラテン語のつづりでは Caesalpinus)。種小名のdecapetalaは、10の花弁をもつという意味だが、実際は5つしかない。

なお、学名については北村・村田 (1979)Caesalpinia decapetalaを取っており、Ylist([1])も広義としてこの和名にこの学名を当てている。北村らは日本産が古くに中国から移入されたものに由来する可能性を示唆している。

近縁種[編集]

ジャケツイバラ属は世界の熱帯に120種以上があり、日本ではこの種のみが普通である。他にナンテンカズラが九州以南の南西諸島に分布するが、これは常緑であり、照葉につやがあって大きいことからたやすく区別できる。南西諸島には、このほかにシロツブなどが分布する。

種の保全状況評価[編集]

日本では以下の都道府県で、レッドリストの指定を受けている[4]

脚注[編集]

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  1. ^ フィリップ・フランツ・フォン・シーボルト (1796-1866) or Karl Theodor Ernst von Siebold (1804-1885) physiologist and zoologist
  2. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “ジャケツイバラ”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2013年5月28日閲覧。
  3. ^ クロンキスト体系ではジャケツイバラ科とする。
  4. ^ 日本のレッドデータ検索システム「ジャケツイバラ」”. (エンビジョン環境保全事務局). 2013年5月29日閲覧。 - 「都道府県指定状況を一覧表で表示」をクリックすると、出典元の各都道府県のレッドデータブックのカテゴリー名が一覧表示される。
  5. ^ 宮城県の希少な野生動植物-宮城県レッドリスト2013年版-植物(維管束) (PDF)”. 宮城県. pp. 3 (2013年4月19日). 2013年5月29日閲覧。
  6. ^ レッドデータブックにいがた (PDF)”. 新潟県. pp. 329 (2001年). 2013年5月29日閲覧。
  7. ^ 千葉県レッドデータブック-植物・菌類編(2009年改訂版) (PDF)”. 千葉県. pp. 319 (2009年). 2013年5月29日閲覧。

参考文献[編集]

  • 広島大学理学部附属宮島自然植物実験所・比婆科学教育振興会(編) 『広島県植物誌』、1997年
  • 北村四郎村田源 『原色日本植物図鑑』木本編 1、保育社1979年、358-359頁。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]