ジャガー・マークV

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ジャガー・マークVJaguar MarkV )はイギリスの自動車メーカージャガー1948年[1][2]から1950年まで生産していたセダンである。

概要[編集]

第二次世界大戦が終わってSSカーズジャガーと改名し、戦前からのジャガー・マークIVのうちSS2½サルーンとSS3½サルーンのブランドをSSジャガーからジャガーに変更しただけで販売しつつ、終戦直後からエンジン/シャシ/ボディの全てを新設計するセダンの設計を進めていたが、3年を経過してもボディができ上がらず、やむなくシャシのみを新設計とし従前の改良型ボディと従前と同一エンジンを積んで、1948年10月戦後最初のロンドンモーターショーに戦後初の新型車としてマークVを出品した[2]。このためウィリアム・ライオンズはこのモデルを過渡的なモデルとして考えていたとされている[2]

エンジンは従前と同一ながら自製になった[2]。これは従前エンジン供給を受けていたスタンダード・モーター・カンパニーが新型車のバンガードに4気筒エンジンを搭載する旨を決定したことで不要になった6気筒用の工作機械をジャガーが譲り受け製造が可能になった[2]。直列6気筒OHV[2][1]、ボアφ73.0mm×ストローク106.0mmで2,663cc、圧縮比7.3、102hp/4,600rpmである[1]

ボディは4ドアサルーンと2ドア/4ドアドロップヘッドクーペが存在した[2]。ホイールベースは3,050mm[2][1]、全長4,760mm[2][1]、全幅1,770mm[2][1]、全高1,590mm[2][1]で、3½サルーンよりさらに拡大されている[2]。デザインは戦前からそれほど進歩していないがヘッドライトがフェンダーに埋め込まれ、ルーフが曲線的になっている[2]

トランスミッションは4MT[1]

ホイールは従前の18inから16inへ変更された[2]

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f g h 『ワールド・カー・ガイド12ジャガー』pp.165-185「プロダクション・モデルのスペック」。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n 『ワールド・カー・ガイド12ジャガー』pp.47-70「ジャガー・カーズの誕生」。

参考文献[編集]

  • 『ワールド・カー・ガイド12ジャガー』ネコ・パブリッシング ISBN 4-87366-105-6