ジブチルエーテル
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| 物質名 | |
|---|---|
dibutyl ether | |
別名 butyl ether | |
| 識別情報 | |
3D model (JSmol) |
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| ChemSpider | |
| ECHA InfoCard | 100.005.069 |
PubChem CID |
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| UNII | |
CompTox Dashboard (EPA) |
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| 性質 | |
| C8H18O | |
| モル質量 | 130.231 g·mol−1 |
| 外観 | 無色の液体[1] |
| 匂い | フルーティな[1] |
| 密度 | 0.77 g/cm3 (20 °C)[1] |
| 融点 | −95 °C (−139 °F; 178 K)[1] |
| 沸点 | 141 °C (286 °F; 414 K)[1] |
| 0.3 g/L[1] | |
| 屈折率 (nD) | 1.3992 |
| 粘度 | 0.741 cP (15 °C) |
| 構造 | |
| 1.18 D | |
| 危険性 | |
| 引火点 | 25 °C (77 °F; 298 K) |
| 175 °C (347 °F; 448 K)[1] | |
| 致死量または濃度 (LD, LC) | |
半数致死量 LD50 |
7400 mg/kg (経口, ラット)[1] |
ジブチルエーテル (dibutyl ether) は分子式C8H18Oで表されるエーテル類に属す化合物である。特有のエーテル臭を持つ無色の揮発性液体で、引火性が高い。消防法に定める第4類危険物 第2石油類に該当する[2]。
液体のジブチルエーテルは水よりも軽いが、その蒸気は空気よりも重い。水に不溶であるが、アセトンやジクロロプロパンなど、多くの有機溶媒に溶ける。この性質により、さまざまな化学反応やプロセスにおいて溶剤として使われている。
また、過酸化物が形成する危険性があるため、熱、光、空気から保護する必要がある。
合成法
[編集]ジブチルエーテルは硫酸を触媒とした1-ブタノールの脱水によって得られる。過剰の濃硫酸に1-ブタノールを加え、140 °Cから150 °Cに加熱すると、以下の反応が進行する。
- 2C4H10O + H2SO4 → C8H18O + H2O
この方法では、アルキル硫酸塩の形成(特に温度が低い場合)や、アルケンの生成(特に温度が高い場合)などの二次反応の影響を受ける。
また、工業規模では、アルミナ上で1-ブタノールの蒸気を300 °Cで脱水することによっても得られる。
反応性
[編集]エーテル結合は酸化剤、弱い還元剤、塩基に対して非常に安定である。しかし、濃酸(HIやHBrなど)の存在下では開裂を起こし、第1級ハロゲン化ブチルと1-ブタノールを生成する。さらに反応を進めると、第2級ハロゲン化ブチルも生成しうる。
酸素の存在下でジブチルエーテルを放置すると徐々に酸化されて、爆発性のペルオキシドやヒドロペルオキシドが生成する。
