ジェームズ・エニス

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ジェームズ・エニス
James Ennis
2019年のエニス
BCサマラ  No.1
ポジション SF
基本情報
愛称 Ennis the Menace
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
生年月日 (1990-07-01) 1990年7月1日（33歳）
出身地 カリフォルニア州の旗 カリフォルニア州ベンチュラ
身長 198cm (6 ft 6 in)
体重 98kg (216 lb)
ウィングスパン 211cm  (6 ft 11 in)[1]
キャリア情報
高校 ベンチュラ高等学校（英語版）
大学
NBAドラフト 2013年 / 2巡目 / 全体50位[1]
プロ選手期間 2013年–現在
経歴
2013–2014パース・ワイルドキャッツ
2014パイレーツ・デ・クエブラディージャス
2014–2015マイアミ・ヒート
2015–2016メンフィス・グリズリーズ
2015–2016→アイオワ・エナジー
2016アイオワ・エナジー
2016ニューオーリンズ・ペリカンズ
2016–2018メンフィス・グリズリーズ
2018デトロイト・ピストンズ
2018–2019ヒューストン・ロケッツ
2019–2020フィラデルフィア・76ers
2020–2021オーランド・マジック
2021*ブルックリン・ネッツ
2021–2022*ロサンゼルス・クリッパーズ
2022*デンバー・ナゲッツ
2022ハポエル・ハイファ
2022-BCサマラ
※10日間契約での在籍
受賞歴
  • NBLチャンピオン (2014)
  • オールNBLファーストチーム (2014)
  • AP栄誉言及オールアメリカン (2013)
  • Big West年間最優秀選手 (2013)
  • オールBig Westファーストチーム (2013)
  • 2× オールWSCファーストチーム (2010, 2011)
Stats ウィキデータを編集 Basketball-Reference.com
Stats ウィキデータを編集 NBA.com 選手情報 NBA.Rakuten

ジェームズ・アルフレッド・エニス3世（James Alfred Ennis III, 1990年7月1日 - ）は、アメリカ合衆国・カリフォルニア州ベンチュラ出身のプロバスケットボール選手。ポジションはスモールフォワード。

経歴[編集]

学生時代[編集]

大学時代は転校を繰り返し、2011年に転校したロングビーチ州立大学で頭角を表す。最終学年の2012-13シーズンはBWCの最優秀選手に選出されるなど、飛躍のシーズンとなった。

パース・ワイルドキャッツ[編集]

エニスは2013年のNBAドラフトでアトランタ・ホークスから全体50位で指名された後、交渉権がマイアミ・ヒートに移動[2]。しかし、2013-14シーズンはNBAではプレーせず、2013年8月にオーストラリアのパース・ワイルドキャッツと契約[3]。ワイルドキャッツを2013-14シーズンのリーグ優勝に導いた[4]。

パイレーツ・デ・クエブラディージャス[編集]

2013-14シーズン終了後、エニスはプエルトリコに移り、バロンセスト・スペリア・ナシオナルのパイレーツ・デ・クエブラディージャスと契約した[5]。

マイアミ・ヒート[編集]

2014年7月、正式にマイアミ・ヒートと2年契約を締結[6]。10月29日のワシントン・ウィザーズ戦でNBAデビュー。ルーキーシーズンは62試合の出場で平均5得点を記録した[7]。

メンフィス・グリズリーズ/アイオワ・エナジー[編集]

2015年11月10日、マリオ・チャルマーズと共にメンフィス・グリズリーズに移籍[8]。しかし、グリズリーズでは負傷者が続出していたにもかかわらずDリーグに送られるなど、10試合の出場に終わり、2016年3月2日に解雇[9]。

ニューオーリンズ・ペリカンズ[編集]

その後、2016年3月30日にニューオーリンズ・ペリカンズと10日間契約を締結。9試合の出場で平均16得点の好成績を残した。4月9日、ペリカンズはエニスとシーズン終了までの契約を交わした[10]。

グリズリーズ復帰[編集]

2016年7月13日、ヒート時代に教えを受けていたデビッド・フィッツデールがヘッドコーチに就任したグリズリーズと2年600万ドルの契約を結んだ[11]。2016-17シーズンは、先発を予定していたチャンドラー・パーソンズが、シーズン通して負傷に苦しんだこともあり、64試合に起用され28試合に先発出場した。

デトロイト・ピストンズ[編集]

2018年2月8日、ブライス・ジョンソン（英語版）、将来のドラフト2順目指名権とのトレードでデトロイト・ピストンズに移籍した[12][13]。

ヒューストン・ロケッツ[編集]

2018年7月13日にヒューストン・ロケッツと2年340万ドルの契約を結んだ[14][15] (2年目はプレーヤーオプション[16])。

フィラデルフィア・76ers[編集]

2019年2月7日に2021年のドラフト2巡目指名権とのトレードで、フィラデルフィア・76ersへ移籍した。7月12日に76ersと2年410万ドルで再契約した[17] (2年目はプレーヤーオプション[18])。

オーランド・マジック[編集]

2020年2月6日に2020年のドラフト2巡目指名権とのトレードでオーランド・マジックへ移籍した[19][20]。

ブルックリン・ネッツ[編集]

2021-22シーズンは開幕から無所属のまま過ごしていたが、2021年12月18日に新型コロナウイルス安全衛生プロトコルの影響で欠場者が続出していたブルックリン・ネッツと10日間契約を結んだ[21]。2試合に出場したが、2度目の10日間契約は提示されなかった。

ロサンゼルス・クリッパーズ[編集]

2021年12月29日にロサンゼルス・クリッパーズと10日間契約を結んだ[22]。

デンバー・ナゲッツ[編集]

2022年1月10日にデンバー・ナゲッツと10日間契約を結んだ[23]。

ヨーロッパでのキャリア[編集]

2022年3月7日、イスラエル・バスケットボールプレミアリーグに所属するハポエル・ハイファBCとの契約が発表された[24]。

国内リーグ戦では6試合に出場し、1試合平均27.8分の出場で、14.2得点、5.8リバウンド、3.8ターンオーバー、1.5アシスト、1.2スティール、プレーオフでは3試合に出場し、1試合平均23.0分の出場で、14.7得点、3.0リバウンド、3.3ターンオーバー、1.3スティールという成績を残した[25]。

2022年8月22日、2022-2023シーズンからVTBユナイテッドリーグに参戦するBCサマラとの契約が発表された[26]。

NBA個人成績[編集]

略称説明
  GP 出場試合数   GS  先発出場試合数  MPG  平均出場時間
 FG%  フィールドゴール成功率  3P%  スリーポイント成功率  FT%  フリースロー成功率
 RPG  平均リバウンド数  APG  平均アシスト数  SPG  平均スティール数
 BPG  平均ブロック数  PPG  平均得点  太字  キャリアハイ

レギュラーシーズン[編集]

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2014–15 MIA 62 3 17.0 .409 .326 .840 2.8 .8 .4 .3 5.0
2015–16 3 0 2.3 .000 .000 .000 .0 .3 .0 .0 .0
2015–16 MEM 10 0 4.0 .308 .250 .600 .7 .2 .4 .2 1.6
2015–16 NOP 9 5 31.3 .500 .480 .792 3.9 2.0 1.3 .3 15.9
2016–17 MEM 64 28 23.5 .455 .372 .782 4.0 1.0 .7 .3 6.7
2017–18 45 14 23.4 .486 .357 .877 3.5 1.1 .7 .3 6.9
2017–18 DET 27 8 20.4 .457 .304 .767 2.5 .8 .6 .2 7.5
2018–19 HOU 40 25 23.7 .493 .367 .724 2.9 .7 1.0 .4 7.4
2018–19 PHI 18 2 15.6 .410 .306 .696 3.6 .8 .2 .4 5.3
2019–20 49 0 15.8 .442 .349 .787 3.1 .8 .5 .3 5.8
2019–20 ORL 20 18 24.5 .451 .286 .838 4.8 1.1 .6 .4 8.5
2020–21 41 37 24.0 .473 .433 .805 4.0 1.5 .8 .2 8.4
2021–22 BKN 2 0 7.0 .286 .500 - 2.5 .0 .5 .5 8.5
LAC 2 0 14.0 .636 .500 .1000 2.5 .0 .5 .5 10.0
DEN 3 0 4.7 .333 .000 .000 .7 1.0 .0 .0 1.3
通算 395 140 20.3 .457 .360 .797 3.3 .9 .6 .3 6.7

プレーオフ[編集]

シーズン チーム GP GS MPG FG% 3P% FT% RPG APG SPG BPG PPG
2017 MEM 6 4 26.5 .421 .316 .857 4.2 1.2 .8 .3 8.3
2019 PHI 11 0 21.1 .484 .281 .632 3.8 1.1 .4 .3 7.5
2020 ORL 5 5 23.8 .343 .250 .778 5.8 1.2 1.0 .4 7.0
キャリア 22 9 23.2 .431 .284 .738 4.4 1.1 .6 .3 7.6

脚注[編集]

  1. ^ “James-Ennis” (英語). draftexpress.com (2013年). 2021年9月26日閲覧。
  2. ^ HEAT Acquires James Ennis in 2013 NBA Draft
  3. ^ Perth Wildcats sign NBA rookie James Ennis
  4. ^ James Ennis crowned Most Valuable Player
  5. ^ “James Ennis signs in Puerto Rico with Piratas de Quebradillas”. Sportando.com (2014年2月14日). 2014年2月14日閲覧。
  6. ^ HEAT Signs James Ennis
  7. ^ James Ennis 2014-15 Game Log
  8. ^ Grizzlies acquire Mario Chalmers and James Ennis from Heat
  9. ^ Grizzlies waive James Ennis
  10. ^ “Pelicans Sign James Ennis for the Remainder of the 2015-16 Season”. NBA.com (2016年4月9日). 2016年4月9日閲覧。
  11. ^ Grizzlies sign James Ennis to multi-year contract
  12. ^ “Detroit Pistons Acquire Forward James Ennis III”. NBA.com (2018年2月8日). 2018年2月8日閲覧。
  13. ^ “ピストンズがグリズリーズからジェームズ・エニス三世を獲得”. NBA.com (2018年2月9日). 2018年2月10日閲覧。
  14. ^ Feigen, Jonathan (2018年7月13日). “Rockets make James Ennis signing official”. Chron.com. 2018年7月13日閲覧。
  15. ^ Feigen, Jonathan (2018年7月13日). “James Ennis sees a good transition to Rockets”. HoustonChronicle.com. 2018年7月13日閲覧。
  16. ^ Feigen, Jonathan (2018年7月13日). “James Ennis agrees to 2-year deal with Rockets”. Chron.com. 2019年7月2日閲覧。
  17. ^ “Team Re-Signs Ennis III”. NBA.com (2019年7月12日). 2019年7月12日閲覧。
  18. ^ Maloney, Jack (2019年7月10日). “Sixers' James Ennis III explains why he re-signed with Philadelphia: 'We are going to walk to the Finals in the East'”. cbssports.com. 2019年7月12日閲覧。
  19. ^ Denton, John (2020年2月6日). “Clifford, New Teammates Excited to Welcome James Ennis to Magic”. NBA.com. 2020年2月6日閲覧。
  20. ^ Cohen, Josh (2020年2月6日). “A Look at James Ennis' Main Strengths”. NBA.com. 2020年2月7日閲覧。
  21. ^ “Brooklyn Nets Sign James Ennis III and Shaquille Harrison to 10-Day Contracts”. www.nba.com. 2021年12月18日閲覧。
  22. ^ “Clipper sign James Ennis | HoopsHype” (英語). 2021年12月30日閲覧。
  23. ^ “Denver Nuggets Sign James Ennis III to 10-Day Contract”. NBA.com (2022年1月10日). 2022年1月10日閲覧。
  24. ^ “James Ennis Agrees To Sign With Hapoel Haifa Of Israel”. RealGM. 2022年3月7日閲覧。
  25. ^ “JAMES ENNIS GAME BY GAME 2021-2022 SEASON”. Proballers. 2022年5月19日閲覧。
  26. ^ “James Ennis is in Samara!”. vtb-league.com. 2022年8月22日閲覧。

外部リンク[編集]

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