ジェイ・ブルース

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ジェイ・ブルース
Jay Bruce
ニューヨーク・メッツ #19
Jay Bruce on August 2, 2016 (cropped).jpg
2016年8月2日
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 テキサス州ボーモント
生年月日 (1987-04-03) 1987年4月3日(31歳)
身長
体重
6' 3" =約190.5 cm
215 lb =約97.5 kg
選手情報
投球・打席 左投左打
ポジション 右翼手
プロ入り 2005年 MLBドラフト1巡目
初出場 2008年5月28日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

ジェイ・アレン・ブルースJay Allen Bruce, 1987年4月3日 - )は、アメリカ合衆国テキサス州ボーモント出身のプロ野球選手外野手)。左投左打。MLBニューヨーク・メッツ所属。

愛称はブルーース[1]

経歴[編集]

プロ入りとレッズ時代[編集]

2005年MLBドラフト1巡目(全体12位)でシンシナティ・レッズから指名され、プロ入り。同年、ルーキー級2球団で54試合に出場。2006年はA級デイトン・ドラゴンズで117試合に出場し、ミッドウエストリーグのオールスターに選出され、最優秀選手に選出された[2]2007年はA+級サラソタ・レッズ英語版で開幕を迎え、AAA級ルイビル・バッツまで昇格を果たし、フューチャーズゲームにも選出され[3]、シーズン終了後にはベースボール・アメリカ・マイナーリーグ年間最優秀選手賞など多くのメディアからマイナーリーグ最優秀選手に選出された[4]

2008年はメジャーのスプリングトレーニングに参加したが[4]年俸調停資格には3年が必要だが、"スーパー2"と呼ばれる一部選手には2年で発生する場合があり、ブルースがスーパー2に該当しないように開幕をAAA級ルイビルで迎えることになった[5]。4月は打率.316を記録したが前評判が高くやや期待はずれに終わるも[4]、5月に入ると調子を上げ、昇格直前までに打率.364を記録し、5月27日ピッツバーグ・パイレーツ戦でメジャーデビューを果たした。

デビューからの11試合で打率.463、OPS1.325を記録[6]。「あいつはアウトになることがあるのか?」とアトランタ・ブレーブスボビー・コックス監督を驚かせた[5]6月25日以降打率は3割を下回るも[6]アダム・ダンケン・グリフィー・ジュニアの移籍に伴い、打線の中軸を任されるようになった[7]。昇格以降3試合に欠場しただけで、108試合に出場し、新人選手としてリーグ3位の21本塁打を記録した[8]

2009年は、前年より少ない101試合にしか出場せず、打率も.223という低い数字だった。一方で、出場機会を減らしながら、前年よりも1本多い22本塁打を放った。

2010年は初めて規定打席に到達した。打撃面では打率.281・25本塁打・70打点・5盗塁と、いずれの部門でも自己ベストの数字を記録。本塁打に関しては、3年連続で20本以上となった。一方、守備面ではゴールドグラブ賞の候補にも名が挙がった[9]

2011年、打率こそ.281→.256まで低下したが、本塁打は自身初の30本超えとなった。出場試合数、打数、得点、二塁打、打点、盗塁、盗塁死、四球、死球、三振など多くの部門で自己最高の数値を記録した。

2012年、本塁打が2年連続で30本を超えた。また、本塁打と打点で前年に2上積みし、自己ベストを更新した。

2013年、自己最多の160試合に出場。30本塁打ちょうど(リーグ3位)で3年連続の30本塁打以上を記録したほか、自身初の100打点(109打点、リーグ2位)を突破した。その他の打撃部門では得点、安打、二塁打などの部門で自己最高ないし最高タイの数字を記録した。一方、これまでは160すら超えなかった三振だが、リーグ最多三振のパイレーツのペドロ・アルバレスに1差の185三振だった。

2014年、正右翼手として137試合に出場して5年連続で規定打席に到達したが、打撃不振に陥り、打率.217、18本塁打に留まった。走塁面では80%の成功率で自己ベストの12盗塁を決めた。

2015年は2年ぶりに157試合に出場し、打率.226、35二塁打、26本塁打を記録。通算200二塁打と200本塁打を達成した。

2016年オールスターのメンバーに選出された。シーズン途中までに97試合に出場し、打率.265・25本塁打・80打点という成績を残していた。

メッツ時代[編集]

2016年8月1日マックス・ウテル英語版ディルソン・ヘレーラとのトレードで、ニューヨーク・メッツへ移籍した[10]。メッツ加入後は一転して不振を極め、50試合で打率.219・8本塁打・19打点・OPS0.685という数字に留まった。それでもレッズ時代の好調が利いて、トータルでは147試合で打率.250・33本塁打・99打点を記録し、いずれも3シーズンぶりに30発と90打点をクリアした。

インディアンス時代[編集]

2017年8月9日ライダー・ライアンとのトレードで、クリーブランド・インディアンスへ移籍した[11]。オフの11月2日FAとなった[12]

メッツ復帰[編集]

2018年1月16日に3年総額3900万ドルの契約でメッツに復帰した[13]

詳細情報[編集]

年度別打撃成績[編集]

















































O
P
S
2008 CIN 108 452 413 63 105 17 1 21 187 52 4 6 0 2 33 1 4 110 8 .254 .314 .453 .767
2009 101 387 345 47 77 15 2 22 162 58 3 3 1 1 38 2 2 75 5 .223 .303 .470 .773
2010 148 573 509 80 143 23 5 25 251 70 5 4 0 5 58 5 1 136 12 .281 .353 .493 .846
2011 157 664 585 84 150 27 2 32 277 97 8 7 1 2 71 14 5 158 8 .256 .341 .474 .814
2012 155 633 560 89 141 35 5 34 288 99 9 3 0 7 62 11 4 155 5 .252 .327 .514 .841
2013 160 697 626 89 164 43 1 30 299 109 7 3 0 5 63 13 2 185 9 .262 .329 .478 .807
2014 137 545 493 71 107 21 1 18 184 66 12 3 1 5 44 5 2 149 8 .217 .281 .373 .654
2015 157 649 580 72 131 35 4 26 252 87 9 5 0 9 58 8 2 145 10 .226 .294 .434 .729
2016 97 402 370 60 98 22 6 25 207 80 4 2 0 3 27 3 2 83 11 .265 .316 .559 .875
NYM 50 187 169 14 37 5 0 8 66 19 0 0 0 0 17 4 1 43 3 .219 .294 .391 .685
'16計 147 589 539 74 135 27 6 33 273 99 4 2 0 3 44 7 3 126 14 .250 .309 .506 .815
2017 103 448 406 61 104 20 0 29 211 75 0 1 1 0 39 0 1 102 9 .256 .321 .520 .841
CLE 43 169 149 21 37 9 2 7 71 26 1 0 0 1 18 0 1 37 2 .219 .294 .391 .685
'17計 146 617 555 82 141 29 2 36 282 101 1 1 0 3 57 0 2 139 11 .254 .324 .508 .832
2018 NYM 94 361 319 31 71 18 1 9 118 37 2 3 0 1 41 4 0 75 3 .223 .310 .370 .680
MLB:11年 1510 6167 5524 782 1365 290 30 286 2573 875 64 40 3 43 569 70 27 1453 93 .247 .318 .466 .784
  • 2018年度シーズン終了時

年度別守備成績[編集]



中堅(CF) 左翼(LF) 右翼(F) 一塁(1B)
















































2008 CIN 35 77 3 2 1 .976 11 3 0 0 0 1.000 78 143 5 9 3 .943 -
2009 - - 98 200 11 2 2 .991 -
2010 - - 146 343 7 3 1 .992 -
2011 - - 155 306 10 4 1 .988 -
2012 - - 154 297 8 6 1 .981 -
2013 - - 160 330 13 3 3 .991 -
2014 - - 131 231 8 5 2 .980 3 14 0 2 0 .875
2015 - - 150 300 11 3 0 .990 -
2016 1 0 0 0 0 .--- - 95 186 9 5 3 .975 -
NYM - - 43 79 1 1 0 .988 -
'16計 1 0 0 0 0 .--- - 138 265 10 6 3 .979 -
2017 - - 92 195 3 2 0 .990 11 76 6 2 7 .976
CLE - - 41 56 2 2 0 .967 1 1 0 0 0 1.000
'17計 - - 133 251 5 4 0 .985 12 77 6 2 7 .976
MLB 36 77 3 2 1 .976 11 3 0 0 0 1.000 1343 2666 88 45 16 .984 15 91 6 5 7 .960
  • 2017年度シーズン終了時

表彰[編集]

記録[編集]

MiLB
MLB

背番号[編集]

  • 32(2008年 - 2016年途中、2017年8月10日 - 同年終了)
  • 19(2016年途中 - 2017年8月8日、2018年 - )

脚注[編集]

  1. ^ Explaining Indians Players Weekend names MLB.com (英語) (2017年8月26日) 2017年9月15日閲覧
  2. ^ Bruce delivers for MWL Eastern All-Stars Dragon wins 'Star of Stars' after being disappointed in Derby” (英語). Minorleaguebaseball.com. 2008年10月31日閲覧。
  3. ^ Futures Game History All-Time Roster (1999-2007)” (英語). MLB.com. 2008年10月31日閲覧。
  4. ^ a b c 谷口輝世子「第2回ファイブ・ライジングスターズ ジェイ・ブルース独占インタビュー」『スラッガー』2008年7月号、日本スポーツ企画出版社、2008年、雑誌15509-7、72 - 73頁
  5. ^ a b 出野哲也「レッズの進むべき道を探る 迷走の先にあるものは」『スラッガー』2008年8月号、日本スポーツ企画出版社、2008年、雑誌15509-8、39 - 42頁
  6. ^ a b Jay Bruce 2008 Batting Gamelogs” (英語). Baseball-Reference.com. 2008年10月31日閲覧。
  7. ^ 出野哲也「第5回ファイブ・ライジングスターズ 超豊作だった2005年のドラフトを振り返る」『スラッガー』2008年10月号、日本スポーツ企画出版社、2008年、雑誌15509-10、72 - 73頁
  8. ^ MLB Player Batting Stats: 2008” (英語). ESPN.com. 2008年10月31日閲覧。
  9. ^ 友成那智、村上雅則 『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2011』 廣済堂出版2011年、頁。ISBN 978-4-331-51518-1[要ページ番号]
  10. ^ Mets acquire Jay Bruce for Herrera and Wotell”. SportsNet New York (2016年8月1日). 2016年8月8日閲覧。
  11. ^ Anthony DiComo (2016年8月9日). “Mets trade Bruce to Tribe for Minors RHP Ryan” (英語). MLB.com. 2017年8月11日閲覧。
  12. ^ Key free agents for all 30 MLB teams MLB.com (英語) (2017年11月5日) 2017年12月30日閲覧
  13. ^ Chad Thornburg (2018年1月17日). “Bruce, Mets finalize 3-year, $39M contract” (英語). MLB.com. 2018年1月19日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]