ジェイ・エム・エス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
株式会社ジェイ・エム・エス
JMS CO., LTD.

広島本社
種類 株式会社
市場情報
略称 JMS
本社所在地 日本の旗 日本
730-8652
広島県広島市中区加古町12-17
設立 1965年6月12日
業種 精密機器
法人番号 5240001004384 ウィキデータを編集
事業内容 医療機器、医薬品の製造・販売及び輸出並びに輸入
代表者 奥窪宏章(代表取締役社長)
資本金 74億1101万円
(2022年3月期)
売上高

連結:581億69百万円

単体:426億96百万円
(2022年3月期)
純資産 370億93百万円
(2022年3月期)
総資産 719億円71百万円
(2022年3月期)
従業員数 単体1,629人、グループ総数5,359人
(2022年3月31日現在)
決算期 3月31日
主要株主 株式会社カネカ 10.12%
(2022年3月31日現在)
関係する人物 谷光大
外部リンク www.jms.cc
テンプレートを表示

株式会社ジェイ・エム・エス(英:JMS CO.,LTD.)は、広島県広島市に本社を置き、輸液輸血透析用の使い捨て医療器具などを開発・製造・販売する企業。

概要[編集]

AVF針(透析用針)で世界的なシェアを持つ。「かけがえのない生命のために」を創業理念に掲げる。医療の安全、医療の効率化、医療を必要とする方のクオリティ・オブ・ライフ向上をキーワードに、製品の開発・製造・販売を行う。

2023年10月20日に東京証券取引所スタンダード市場へ市場変更を実施したが、東証株価指数における段階的ウェイト低減銘柄に指定されていないため、東証株価指数構成銘柄は維持される。

沿革[編集]

以前の歴史については広島血液銀行を参照

  • 1965年6月 - 医療機器の製造・販売を目的とし、広島県佐伯郡大野町下更地1990番地(現 広島県廿日市市大野1990番地)に株式会社日本メディカル・サプライ設立(資本金2,500万円)。本社工場(大野工場)竣工。広島市内の開業医である土谷太郎が創業[1]
  • 1972年11月 - 広島県三次市に三次工場竣工
  • 1978年9月 - 島根県出雲市に出雲工場竣工
  • 1979年6月 - シンガポール共和国に100%子会社ジャパン・メディカル・サプライ(シンガポール)プライベート・リミテッド(現社名ジェイ・エム・エス・シンガポール PTE. LTD.)設立
  • 1981年12月 - 広島証券取引所に上場
  • 1982年12月 - 大証2部に上場
  • 1987年6月 - 広島県山県郡千代田町(現 広島県山県郡北広島町)に千代田工場竣工
    • 11月 - 大証1部に指定替え
  • 1988年7月 - 中華人民共和国に100%子会社医用材料(ジェイ・エム・エス大連)有限公司設立(1997年1月に大連ジェイ・エム・エス医療器具有限公司に吸収合併)
  • 1989年3月 - 東証1部に上場
  • 1993年8月 - 米国に100%子会社ジェイ・エム・エス・ノース・アメリカ・コーポレーション設立
    • 12月 - ドイツ連邦共和国のバイオニック・グループ3社を100%子会社として買収後、バイオニック・メディツィンテクニックGmbHとして統合
  • 1994年4月 - 現社名「株式会社JMS(登記上は株式会社ジェイ・エム・エス、英文ではJMS CO., LTD.)」に商号変更
    • 7月 - ジェイ・エム・エス・シンガポール PTE. LTD.の100%子会社としてプライベート・リミテッド・ジャパン・メディカル・サプライ・バタム(現社名PT. ジェイ・エム・エス・バタム)をインドネシア共和国に設立
  • 1995年7月 - ブラジル連邦共和国に合弁会社ジェイ・エム・エス・ドゥ・ブラジルLTDA.(90%を出資、最終出資比率100%)設立
  • 2000年4月 - 東京本社を設置し、広島本社と二本社体制に移行
  • 2003年12月 - 島根県出雲市に株式会社ジェイ・オー・ファーマ(33.5%を出資)設立
  • 2005年12月 - 大証1部上場廃止
  • 2014年5月 - フィリピン共和国に100%子会社ジェイ・エム・エス・ヘルスケア・フィリピン,INC.設立
  • 2018年4月 - タイ王国に合弁会社ジェイ・エム・エス・ヘルスケア(タイランド)Co., Ltd. (49%を出資)設立
  • 2018年9月 - 大野工場の生産を終了
  • 2019年2月 - 経済産業省健康経営優良法人2019 ~ホワイト500~」に認定
  • 2020年7月 - 日本赤十字社より「銀色有功章」を受章
  • 2020年9月 - 日本赤十字社「赤十字サポーター」に認定
  • 2021年1月 - ゲティンゲ社と人工心肺関連製品の相互製品供給契約を締結
  • 2022年3月 - 人工心肺製品が「出雲ブランド商品」に認定
  • 2022年4月 - 東京証券取引所プライム市場へ移行
  • 2023年10月 - 東京証券取引所スタンダード市場へ市場変更[2]

主な取扱製品[編集]

輸液・栄養領域[編集]

透析領域[編集]

外科治療領域[編集]

血液・細胞領域[編集]

  • 血液バッグ
  • 血液成分分離バッグ
  • 再生医療関連製品   ほか

拠点[編集]

(本社)

(工場)

(連結子会社)

  • ジェイ・エム・エス・シンガポールPTE. LTD. (シンガポール)
  • 大連JMS医療器具有限公司(中国 遼寧省大連市
  • 株式会社韓国メディカル・サプライ(韓国 ソウル特別市
  • PT.ジェイ・エム・エス・バタム(インドネシア)
  • ジェイ・エム・エス・ヘルスケア・フィリピン,INC.(フィリピン バタンガス州)
  • ジェイ・エム・エス・ノースアメリカ・コーポレーション(アメリカ カリフォルニア州)
  • バイオニック・メディツィンテクニックGmbH(ドイツ ヘッセン州
  • ジェイ・エム・エス・ヘルスケア・タイランド Co.,Ltd.(タイ サムットプラカーン県)
  • ジェイ・エム・エス・サービス株式会社 (広島県広島市安佐南区)

(持分法適用関連会社)

  • 株式会社ジェイ・オー・ファーマ (島根県出雲市

その他、全国に支店・営業所を持つ。

脚注 [編集]

外部リンク[編集]