シーウルフ (ミサイル)

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シー・ウルフ
Sea Wolf Missile - Port Adelaide Museum.JPG
種類 個艦防空ミサイル
原開発国 イギリスの旗 イギリス
運用史
配備期間 1979年 - 現在
配備先 イギリスの旗 イギリス
マレーシアの旗 マレーシア
ブラジルの旗 ブラジル
チリの旗 チリ
関連戦争・紛争 フォークランド紛争
湾岸戦争
開発史
製造業者 BAe, MBDA
派生型 GWS-25(原型)

GWS-26(垂直発射型) GWS-27(改良型; 未成)

諸元
重量 82 kg (GWS-25)

140kg (GWS-26)[1]

全長 1.9 m (GWS-25)

3.0m (GWS-26)[1]

翼幅 0.45 m
弾体直径 0.30 m

弾頭 14 kg 破片効果
信管 近接信管あるいは直撃

エンジン ブラックキャップ固体ロケット・モーター
有効射程 1-6.5 km (GWS-25)[2]

1-10 km (GWS-26)[2]

最大射高 3000 m
速度 Mach 3
誘導方式 指令照準線一致方式(CLOS)[1]
操舵方式 操縦翼面

シーウルフ(GWS25/26 Sea Wolf)は、ブリティッシュ・エアクラフト・コーポレーション(現在は、MBDA)が開発したイギリス海軍第2世代個艦防空ミサイル

概要[編集]

初期型(GWS25)は6連装の箱型ランチャーに装填され、目標に向け発射されるが、後期型(GWS26)はVLSに装填され、垂直発射が可能になり、即応性が向上した。

初期型はリアンダー級フリゲートの一部に改装により搭載され、22型フリゲートに新造時より搭載された。後期型は23型フリゲート及びマレーシアに輸出されたレキウ級フリゲートに搭載されている。後期型はブースターが付けられたのでミサイルの全長が長くなっている。

22型フリゲートの2隻(「ブリリアント」、「ブロードソード」)に搭載された初期型のシーウルフ艦対空ミサイルは、フォークランド紛争で激しいアルゼンチンの航空攻撃を受けたイギリス艦隊の防空に活躍した。1982年5月12日には「ブリリアント」が8発を使用し、A-4攻撃機2機を撃墜、1機を墜落に追い込んだ。しかし、5月25日には、42型駆逐艦コヴェントリー」の防衛に当たった「ブロードソード」は、2回目の攻撃に対して行った回避運動の影響でシーウルフが発射できず、「コヴェントリー」は撃沈された。

既存のシーウルフは、ブロック2仕様に改善されており、艦艇に搭載する誘導装置も、赤外線カメラや追尾用のソフトウェアなどが更新された。この他に打ち放し式のGWS-27と軽量型の開発も行われたが、いずれもキャンセルされている。

23型フリゲート「サザランド」搭載の垂直発射型シーウルフシステム(甲板上の箱型構造物中)


脚注・参考文献[編集]

  1. ^ a b c 海人社 『艦載兵器ハンドブック-世界の艦船 別冊』 1996年6月、69項、ISBN 4-905551-56-0
  2. ^ a b Sea Wolf”. Royal Navy. 2007年12月6日閲覧。

外部リンク[編集]