シルビナイト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ロシア・ペルミ地方産シルビナイト
ペルミ産シルビナイトの拡大図

シルビナイト(Sylvinite)は、シルバイト塩化カリウム)と岩塩塩化ナトリウム)からなる堆積岩である[1][2]。シルビナイトは、北米やロシア、英国においてカリウム塩の原料として最も重要なものである[2][3]カナダの鉱床のほとんどでは、塩化カリウムを約31%、塩化ナトリウムを約66%、残部に不溶性の粘土や硬石膏、鉱区によってはカーナライトを含むシルビナイトが採掘される。シルビナイト鉱床は、ベラルーシ、ブラジル、フランス、ドイツ、カザフスタン、スロバキア、スペインにも存在する[4]

参考文献[編集]

  1. ^ Wardlaw, Norman C. (1968). “Carnallite-Sylvite Relationships in the Middle Devonian Prairie Evaporite Formation, Saskatchewan”. Geological Society of America Bulletin 79 (10): 1273–1294. Bibcode1968GSAB...79.1273W. doi:10.1130/0016-7606(1968)79[1273:CRITMD]2.0.CO;2. 
  2. ^ a b Weiss N.L., SME Mineral Processing Handbook 1985, Page 22-2
  3. ^ Potash”. Mineral Planning Factsheet. British Geological Survey (2011年). 2017年2月8日閲覧。
  4. ^ Sylvinite”. mindat.org (2016年12月29日). 2017年2月8日閲覧。