ショッピングタウンピア

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ショッピングタウンピア
SHOPPING TOWN PIA
ShoppingTownPia Logo.JPG
店舗概要
所在地 910-8531
福井県福井市二の宮2丁目8番地
開業日 1977年11月23日
閉業日 2003年5月12日
施設管理者 協同組合フクイショッピングプラザ
イオン株式会社
敷地面積 32,000m²
商業施設面積 15,700m²
中核店舗 ジャスコピア店
営業時間 専門店街/10:00 - 20:00
ジャスコ/10:00 - 23:00
ミスタードーナツ/10:00 - 22:00
JUSCO logo w (3rd).svg
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ショッピングタウンピア福井県福井市二の宮に所在していたショッピングセンター

地元の専門店による地元商業組合法人の協同組合フクイショッピングプラザと、ジャスコ株式会社イオン株式会社(現:イオンリテール株式会社=イオンの純粋持株会社移行による)が共同で運営を行っていた。

なお、長野県下伊那郡阿智村に所在する同名の商業施設であるショッピングタウンピアとは、資本と人材共に無関係である。

概要[編集]

1977年11月23日開店。同年2月設立のいとはんジャスコ[2]による第1号店舗として開店[3]した、専門店による組合と核テナントが同居した日本初のショッピングセンターである。3階建ての建物に約42,000平方メートルの敷地面積を持ち、約60店舗が入居[4]。ジャスコは店舗北側の住関(生活用品)を取り扱うエリアを担当し、食品はユース運営の「ピアフードマート」が店舗南東側に入居する形となっていた。

このように特殊な形態を取った理由としては、当時隆盛を極めていたダイエーの県内進出を阻む動きとも関係していたが[4]、結果的にダイエーの直営店舗が県下に開業することは無かった。なお、この運営方法は「福井方式」と呼ばれるなど全国的にも注目を浴び、現在多数ある商業施設の中(特に福井県内における)にもこの方式に沿った形態のものが多い[5]

周辺に大型店舗が少なかった関係で商圏は石川県などの広域にまで及び、ピーク時の1992年には売上高が150億円を記録したが[4]1990年代後半以降は近隣のみでもヤスサキ(パワーシティワイプラザ福井店、1997年開店)やフェアモール福井(アピタ福井大和田店、2000年開店)が相次いで開店。次第に来店者数が減少していったことから、リニューアルオープンを執り行うという名目で2003年5月12日に一旦閉店する。

しかし、2003年7月28日に運営するフクイショッピングプラザが福井地方裁判所へ自己破産を申請した[6]ことによって、リニューアルの予定は全面的に白紙となった。なお、閉店前後にはイオン(当時)との土地売却交渉を行っていると報じられていたものの、交渉が難航していた上、実際にはフクイショッピングプラザ独自での改装は閉店前の段階で断念しており、今後の先行きは不透明だった[5]。また、建設費の返済に充てる目的で入居する組合員から徴収した“建設協力金”の返還訴訟も行われている[5]

その後は県内の12の商業者による「北部商業開発事業協同組合」が設立され、イオンと共同での再建を目指すも、実現されることはなかった。

閉店後[編集]

解体時の様子

一時期、東側駐車場京福バスの駐車場として利用されたことがあった。その他、施設の西側にマンションが建設され、2008年4月には東側駐車場の一部に自動車販売店「Honda Cars福井南二の宮店」がオープンした。

2004年12月22日には、土地全体の約6割(旧・フクイショッピングプラザ所有分)を「コパ(現:エルパ)」を運営するフクイモールが12億3600万円で落札・所有したが[7]、建物の解体について先行きが未定だったことで、2007年4月には運営していたイオンとフクイショッピングプラザに対し、建物の解体と土地の明け渡しを求める訴えを起こす。2008年12月24日に、福井地方裁判所は(イオンの純粋持株会社化に伴う事業移管先の)イオンリテールの責任(一部フクイモールと協同組合福井ショッピングモールが負担)による建物の解体を前提とした和解勧告を出し、2009年4月24日に和解が成立した。

フクイモールは建物解体後の跡地に中規模のショッピングセンター「二の宮マーケットプレイス(仮称)」の開店を検討していたが[8]、上記の明け渡しの問題から計画は頓挫し、2010年6月10日には同社所有分の土地を県内の不動産会社へ売却。同日にドラッグストアチェーン・ゲンキーが土地の賃貸借契約締結を発表し、2011年5月26日に店舗をオープンさせた。

沿革[編集]

南東側(正面入口)吹き抜けの様子(2001年)
  • 1976年2月23日 - 協同組合フクイショッピングプラザ設立。
  • 1977年11月23日 - ショッピングタウンピア開業。
  • 2000年5月1日 - ジャスコピア店の閉店時間を20:00から23:00に繰り下げ。
  • 2003年
    • 5月12日 - ショッピングタウンピア閉店。
    • 7月28日 - フクイショッピングプラザが自己破産を申請。
  • 2005年5月11日 - 建物西側部分のみが解体される。
  • 2008年6月 - 建物上部にあった「ピア」の看板(巨大広告塔)のみが撤去される。
  • 2009年4月24日 - 残った建物を解体することで和解成立。
    • 6月10日 - 旧・フクイショッピングプラザ所有分の土地を県内不動産会社へ売却。
    • 10月30日 - 建物解体完了。

提供番組[編集]

脚注[編集]

[脚注の使い方]
  1. ^ ジャスコ(株)『ジャスコ三十年史』(2000.12) p.123”. 2020年6月8日閲覧。
  2. ^ 金沢市が地盤の衣料品店・いとはんとジャスコの合弁企業。1978年5月に「北陸ジャスコ」へ商号変更し、2000年2月にジャスコと合併した[1]
  3. ^ ジャスコ(株)『ジャスコ三十年史』(2000.12) p.51”. 2020年6月8日閲覧。
  4. ^ a b c 福井県民が愛したピアなぜ閉店した 福井方式生んだショッピングセンター」『福井新聞ONLINE』、2019年4月15日。2019年4月16日閲覧。
  5. ^ a b c 福井県民が愛したピアなぜ閉店した 福井方式生んだショッピングセンター」『福井新聞ONLINE』、2019年4月15日。2019年4月16日閲覧。
  6. ^ 「ピア協組が自己破産申請 負債39億円、土地売却が難航」 福井新聞、2003年7月29日。
  7. ^ 福井新聞オンライン (2014年12月22日). “ピア跡地、組合分の売却先決まる 【2004年12月22日】”. 福井新聞社. http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/10years_ago/60306.html 2014年12月28日閲覧。 
  8. ^ 破たんしたピア(福井市)の跡地の入札でフクイモール(福井市)が破産組合分の土地を12億3,600万円で取得。近隣住民を対象にした商業施設「二の宮マーケットプレイス(仮称)」を再開、2006年6月ごろの開業を目指す日本経済新聞2004年12月23日

外部リンク[編集]