シュプレヒコール

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シュプレヒコールとは、

  1. 集会など多数の人が集まっている場にて、その参加者らが集団で声を揃えて同じフレーズを大声で何度も繰り返し唱和すること。旗やプラカード、横断幕をともなって行われることが多い。昨今では省略化されて、コールとも言われる集団示威(デモ)運動の一つ。屋内で主催陣営側が集会参加者に呼び掛けてやる場合のは問題ないが、路上でやる時にはデモ活動として警察署長から許可が必要である[1][2][3][4][5][6][7]
  2. 舞台で、一団がひとつの台詞を合唱する形式で進行する形式の演劇。シュプレヒコール劇のこと。

ドイツ語Sprechchor英語: speaking choir からsprechen(スピーキング、話すなどを意味する独語)・choir(コーラス又は合唱団を意味する英語)に由来しており、「ドイツ語から日本語への借用」の一つである。シュプレヒコールは「集団で同じ言葉を繰り返す」のが特徴であり、「~やめろ」、「~しろ」、「~せよ」などの命令形のフレーズが多くを占めている[8][9][10][11]。 

秋葉原選挙演説妨害事件[編集]

東京都議選選挙戦最終日に安倍晋三総理大臣が自民党候補支援のために秋葉原演説しに来ることが事前告知されていた。東京都千代田区の秋葉原駅前で自民党の候補者が選挙演説を開始すると、事前に選挙カーの目の前を陣取っていた安倍総理の退陣を求めるグループが大声で「安倍、やめろ!」コールを始め、警察官と揉み合いになり、周囲は騒然とした。首相が到着する直前には「安倍やめろ!」と書かれた大きな横断幕、その周囲に安倍批判を書いたプラカードを掲げた旧レイシストをしばき隊集団関係者[12][13]が作製したとされた。演説する選挙カーの真ん前を陣取る集団にしばき隊の元リーダーの野間易通氏などまで途中から加わり、旧SEALDsなど市民団体などは自民党候補による演説開始から、安倍総理が登壇した以降も演説を遮るコールをし続けた。シュプレヒコールに加わっていた男性曰く、「安倍が受けたのは相手の話を一旦は聞いて行われる「野次」ではなく、「辞めろ」「帰れ」だけで、「われわれ」のうちの誰も、安倍の話を聞く気などなく「命令」をしていただけ。」と述べている。選挙カーの壇上にいた自民党の中村彩候補者曰く自身の演説の開始から選挙カーのまえに固まった集団からコールが始まり、選挙演説のために来ていた人達の中でその5%ほどの選挙カーの前に固まって演説を大声のコールで遮っていた集団から離れている聴衆にさえ演説内容が聞こえずらくなっていたことから、他の演説内容を聞きにきた多数の聴衆に配慮して欲しかったと述べている[14][15][16]。作家の百田尚樹‏は「演説を報道したテレビと一部の新聞の報道は、単に偏向報道という話などではなく、もはや犯罪のレベルに達している!正義の精神はどこにもない!」と事件に関わる報道を批判した[17]

選挙運動[編集]

選挙では選挙人、候補者、選挙運動者又は当選人に対して交通や集会を妨げて威力業務妨害レベルで行うと、演説など選挙の自由を妨害したとして公職選挙法第225条(選挙の自由妨害罪)で「4年以下の懲役若しくは禁錮又は100万円以下の罰金に処する」と定められている[18]

関連作品[編集]

音楽[編集]

脚注[編集]

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関連項目[編集]