シュテファン・ロッホナー

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ロッホナー『薔薇垣の聖母』(1450年頃)

シュテファン・ロッホナーStefan Lochner, 1400年 メーアスブルク - 1451年ケルン)は、ゴシック後期のドイツ画家

ロッホナーの作風は、ゴシックの鮮やかな色彩を伴う流れるような線と、フランドル派の影響を受けた写実描写ならびにディテールへの繊細なこだわりを融合させたものである。

ロッホナーは主にケルンで活動したが、代表作は町のパトロンたちのために制作した3枚折りのアルターピース(祭壇飾り)だろう(完成は1440年で、ケルン大聖堂にある)。そこには、幼子イエスを崇める町の人々が描かれている。ロッホナーの作風を典型的に表しているものといえば『薔薇垣の聖母』(1450年頃。ケルン、ヴァルラーフ・リヒャルツ博物館所蔵)で、満開の薔薇が咲くあずまやで休んでいる聖母子と、ロッホナー特有の子供の姿をした天使たちが描かれている。