シャリュモー
シャリュモー(仏: chalumeau)は、後期バロックから初期古典派の時代に用いられたシングルリードの木管楽器で、近代のクラリネットの前身となった民族楽器である。8個の指穴(7つは表側、1つは裏側)を有する円筒形の管と、1枚の葦製のリードが付く広いマウスピースを持つ[1]。クラリネットと同じくシャリュモーのオーバーブローは12度である。
クラリネットの音域の区分で最低音域は、シャリュモーにちなんでシャリュモー音域と呼ばれる。

Klenig製作のシャリュモー(ストックホルム、1700年代初め) ※リードが付いていない状態
脚注[編集]
- ^ Birsak, K. (1994). The Clarinet: A Cultural History. Buchloe: Druck und Verlag Obermayer GmbH.