シャザム!〜神々の怒り〜
| シャザム!〜神々の怒り〜 | |
|---|---|
| Shazam! Fury of the Gods | |
| 監督 | デヴィッド・F・サンドバーグ |
| 脚本 |
ヘンリー・ゲイデン クリス・モーガン |
| 原作 | DCコミックス |
| 製作 | ピーター・サフラン |
| 出演者 |
ザッカリー・リーヴァイ アッシャー・エンジェル ジャック・ディラン・グレイザー ジャイモン・フンスー レイチェル・ゼグラー ヘレン・ミレン ルーシー・リュー |
| 撮影 | ギュラ・パドス |
| 製作会社 |
ニュー・ライン・シネマ DCスタジオ ザ・サフラン・カンパニー |
| 配給 | ワーナー・ブラザース・ピクチャーズ |
| 公開 |
  2023年3月17日 |
| 上映時間 | 130分 |
| 製作国 |
アメリカ合衆国 |
| 言語 | 英語 |
| 前作 |
DCEU ブラックアダム（2022年） シャザム! シャザム!（2019年） |
| 次作 |
DCEU ザ・フラッシュ（2023年） |
『シャザム!〜神々の怒り〜』（シャザム かみがみのいかり、Shazam! Fury of the Gods）は、DCコミックスのキャラクター「シャザム」を主人公としたアメリカのスーパーヒーロー映画。
ニュー・ライン・シネマ、DCフィルムズ、サフラン・カンパニー、マッド・ゴースト・プロダクションズが製作し、ワーナー・ブラザース・ピクチャーズが配給する。『シャザム!』（2019年）の続編であり、「DCエクステンデッド・ユニバース」（DCEU）の第12作目になる。
ヘンリー・ゲイデンとクリス・モーガンの脚本からデヴィッド・F・サンドバーグが監督を務め、ザッカリー・リーヴァイ、アッシャー・エンジェル、ジャック・ディラン・グレイザー、ジャイモン・フンスー、レイチェル・ゼグラー、ヘレン・ミレン、ルーシー・リューらが出演する。
『シャザム!』の続編は、同作が2019年4月に公開された直後に開発を開始し、ゲイデンが脚本家として復帰した。サンドバーグとリーヴァイも同年12月までに復帰することが決まっていた。2020年8月にはタイトルとその他の復帰キャストが確定し、2021年初頭にはゼグラー、ミレン、リューがアトラスの娘たちにキャスティングされた。撮影は同年5月にジョージア州アトランタで開始された。
アメリカでは2022年12月21日に公開予定だったが、延期され、2023年3月17日に日米同時公開となった[1]。
ストーリー
魔術師シャザムから神々の力を授けられたビリー・バットソンと義兄弟達は、その力を使って事件を解決し、フィラデルフィアの平和を守っていた。ある日、魔力を取り戻したアトラスの娘達が魔術師シャザムに奪われた神々の力を取り戻そうと地球へと来襲してくる。
登場人物・キャスト
- シャザム
- 演 - ザッカリー・リーヴァイ、日本語吹替 - 宮野真守[2][3][注 1]
- 魔術師シャザムの称号を持つ者であり、「ソロモンの知恵、ヘラクレスの強さ、アトラスのスタミナ、ゼウスの全能、アキレスの勇気、そしてマーキュリーのスピード」を持っているスーパーヒーロー[4]。前作にて義兄弟達にシャザムの力を分け与えてドクター・シヴァナを倒した。本作では、その力を義兄弟達と使いフィラデルフィアの平和を守っているが、義兄弟達を束縛し過ぎてしまったことで浮いた存在となってしまった。しかもその影響で、人命を守っても無駄な破壊をしてしまったことで「フィラデルフィアの恥」と呼ばれてしまう。
- フレデリック・“フレディ”・フリーマン
- 演 - ジャック・ディラン・グレイザー、日本語吹替 - 阪口大助[5][3]
- ビリーの養兄弟で親友。足が不自由であり、スーパーヒーローの大ファン[6]。
- 魔術師シャザム
- 演 - ジャイモン・フンスー、日本語吹替 - 杉田智和[5][3]
- ビリーを勇者に指名した後に、シャザムの力を与えた古代の魔術師[7]。太古の時代には、テス・アダムの息子のフルートを勇者に選定し、古代エジプトの神々の力を与えた。ビリーを勇者に選定したあとに灰となり消滅したと思われたが、へスペラ達によって神々の神殿に幽閉されていた。
- アン（アンテア）
- 演 - レイチェル・ゼグラー、日本語吹替 - 鬼頭明里[5][3]
- アトラスの娘[8][9]。あらゆる軸を操る力を持つ。
- ヘスペラ
- 演 - ヘレン・ミレン、日本語吹替 - 戸田恵子[5][3]
- アトラスの娘[10]。元素を操る力を持つ。
- カリプソ
- 演 - ルーシー・リュー、日本語吹替 - 朴璐美[5][3]
- アトラスの娘[11]。 カオスを引き起こせる力を持つ。自分達神々に歯向かい、力を奪った魔術師と人間達を人一倍恨んでいる。
- メアリー・ブロムフィールド
- 演 - グレイス・キャロライン・カリー、日本語吹替 - 平野綾[5][3]
- ビリーの成熟した学業熱心な姉[12][13]。
- ローザ・バスケス
- 演 - マルタ・ミランズ、日本語吹替 - 三石琴乃[3]
- ビリーとその兄弟の養母[15]。
- ビクター・バスケス
- 演 - クーパー・アンドリュース、日本語吹替 - 楠大典[3]
- ビリーとその兄弟の養父[16]。
製作
企画
2019年4月に『シャザム!』の公開が成功したことで、ヘンリー・ゲイデンが続編の脚本を担当するために復帰することが明らかになった。また、監督のデヴィッド・F・サンドバーグとプロデューサーのピーター・サフランも復帰することが期待された[17]。同月下旬には、第1作でメアリー・ブロムフィールドが変身した大人のスーパーヒーローの姿を演じたミシェル・ボースが、同役のために5本の映画契約を結んだと述べ、少なくとも1本の続編で復帰することが予想された[18]。ザッカリー・リーヴァイは6月に、続編でシャザム役として主演に復帰することを確認し、2020年半ばの撮影開始予定に向けて脚本の執筆が始まったことを明らかにした[19]。サンドバーグと第1作のスタッフの多くが2019年12月に復帰することが確認され、ニュー・ライン・シネマとワーナー・ブラザース・ピクチャーズは2022年4月1日に続編の公開を予定していた[4]。しかし、この予定は2020年4月にCOVID-19のパンデミックの影響により2022年11月4日へと延期されたことが明らかになった[20]。2020年6月、マルタ・ミランスが1作目の養母ローザ・バスケス役を再演することを認め、撮影がパンデミックのために遅れたことを明らかにした[15]。
プリプロダクション
本作のタイトルが、『Shazam！Fury of Gods』であることが明らかになり、2020年8月に開催されたバーチャルイベント「DCファンドーム」のイベント中に、『Fury of the Gods』でティーンエイジャーのビリー・バットソン役のアッシャー・エンジェルと彼が大人へと変身したスーパーヒーローであるリーヴァイ、フレデリック・"フレディ"・フリーマン役のジャック・ディラン・グレイザーと彼が変身した姿であるアダム・ブロディ、ダーラ・ダドリー役のファイス・ハーマンと彼女が大人へと変身した姿であるミーガン・グッド、メアリー・ブロムフィールド役のグレイス・フルトンとその大人版であるボース、ユージン・チョイ役のイアン・チェンとその大人版のロス・バトラー、ペドロ・ペーニャ役のジョバン・アルマンとその大人版のD.J. コトローナが再び同役として戻ってくることが決定した[6][12]。翌月、リーヴァイは2021年頭に撮影が開始されると述べた[12]。
映画の公開は10月に再び延期され、2023年6月2日になった[21]。その翌月、マーク・ストロングは、続編でDr. サデウス・シヴァナとして復帰するかどうかの連絡を待っていると述べた[22]。2021年1月、グッドは同年5月に撮影が開始されると述べ[23]、その翌月にはレイチェル・ゼグラーが非公開の「重要な役」にキャスティングされた。ジェフ・ジョーンズは、彼の会社であるマッド・ゴースト・プロダクションズを通じて、サフランが彼の会社であるザ・サフラン・カンパニーとともに、本作を製作することが明らかになった[8]。3月には、ヘレン・ミレンがアトラスの娘であるヘスペラ役に起用され、ゼグラーはヘスペラの妹を演じることが明らかになった[9][10]。翌月、ルーシー・リューがアトラスのもう一人の娘、カリプソ役でキャスティングされた[11]。5月には、ストロングは続編に出演しないことを明言し[24]、クーパー・アンドリュースは1作目の養父ビクター・バスケス役を再演することが決定した[16]。
撮影
2021年5月26日[23][25]、ジョージア州アトランタで主要撮影が開始され[26]、ギュラ・パドスが撮影監督を務めた[27]。本作の製作は、COVID-19パンデミックの影響で、当初の2020年半ばの開始から遅れた[19][20]。2021年6月、サンドバーグ監督は、フルトンのヘアメイクをスーパーヒーロー版用に調整することで、ボースに代わってフルトンが本作で大人のスーパーヒーローの姿のメアリーも演じていることを明らかにした[13]。その1ヵ月後、セット写真からジャイモン・フンスーが魔術師シャザム役を再び演じることが明らかになった[7]。
製作終了
2022年11月1日、『シャザム!』シリーズの監督であるデヴィット・F・サンドバーグが自身のTwitterで、ポストプロダクションが終了したことを発表した[28]。
マーケティング
サンドバーグは、2020年8月に開催されたDC FanDomeのイベント中のバーチャルパネルで続編を宣伝し、映画のタイトルと復帰するキャストを発表した[6]。2021年6月、1週間の撮影を終えたサンドバーグは、本作の新しいコスチュームを着たリーヴァイをフィーチャーしたショートクリップを公開した。これは、その週にコスチュームのセット写真がいくつかリークされた後のことであった[29]。さらなるコスチュームのリークに先んじて、サンドバーグは月末に、本作の新しいスーパーヒーローのコスチュームを着たリーヴァイ、ブロディ、グッド、フルトン、バトラー、コトローナの画像を公開した[30]。
公開
本作品は、2023年6月2日に全米でワーナー・ブラザース・ピクチャーズから公開される予定となっている[21]。当初は2022年4月1日に公開が予定されていたが[4]、COVID-19パンデミックの影響で2022年11月4日に延期され[20]、その後2023年6月の公開へと延期された[21]。
脚注
注釈
出典
- ^ Posted 2022年9月9日7:00, by野津圭一郎 Updated 2022年9月9日10:06 (2022年9月8日). “『シャザム！～神々の怒り～』の日本公開日が2023年3月17日に決定 延期を経て日米同時公開へ”. IGN Japan. 2022年9月12日閲覧。
- ^ “宮野真守『シャザム！』日本版声優に決定「家でめちゃくちゃ練習しました」”. シネマトゥデイ. (2023年2月9日) 2023年2月9日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r “シャザム！～神々の怒り～ －日本語吹き替え版”. ふきカエル大作戦!! (2023年3月17日). 2023年3月18日閲覧。
- ^ a b c “'Shazam!' Sequel Lands April 2022 Release”. The Hollywood Reporter (2019年12月12日). 2020年6月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年3月21日閲覧。
- ^ a b c d e f g h “戸田恵子＆朴路美＆鬼頭明里が最強の三姉妹役『シャザム！』続編、日本版声優に決定”. シネマトゥデイ. (2023年2月14日) 2023年2月14日閲覧。
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- ^ Sandberg, David F. [@ponysmasher] (2021年5月26日). "[In response to "Who is your DoP on Shazam 2?"] Gyula Pados" (ツイート). 2021年5月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。Twitterより2021年6月4日閲覧。
- ^ “『シャザム！～神々の怒り～』がついに完成、監督が報告 ─ 2023年3月公開へ”. THE RIVER (2022年11月1日). 2022年11月1日閲覧。
- ^ Kim, Matt T.M. (2021年6月3日). “Shazam 2 Reveals Costume Change in New Teaser”. IGN. 2021年6月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年6月4日閲覧。
- ^ Sandberg, David F. [@ponysmasher] (2021年6月21日). "Don't know how long we can keep the new suits from leaking so here's a pic I took the other day" (ツイート). 2021年6月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。Twitterより2021年6月21日閲覧。
外部リンク
- 公式ウェブサイト（英語）
- シャザム!〜神々の怒り〜 - IMDb（英語）
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