シャイニング・ウィズダム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
シャイニング・シリーズ > シャイニング・ウィズダム
シャイニング・ウィズダム
ジャンル アクションRPG
対応機種 セガサターン
開発元 ソニック
発売元 セガ(後のセガゲームス
人数 1人
メディア CD-ROM
発売日 1995年8月11日
テンプレートを表示

シャイニング・ウィズダム』は、ソニックが開発し、1995年8月11日にセガ(後のセガゲームス)から発売されたセガサターンアクションRPG。CGレンダリングのキャラクターを用いて滑らかな戦闘アニメーションを実現した。

キャラクターデザイン梶山弘

ストーリー[編集]

主人公のマルスは、かつてオデガン王国を邪悪なドラゴンから救った英雄の子である。晴れて王国の兵士となったマルスだが、ダークエルフの陰謀に巻き込まれていく。

連打システム[編集]

主たるシステムは一般的なアクションRPGと同じであるが、本作の特徴といえる『連打システム』が採用されている。これはBボタンを連打することによって、移動速度を高めたり、魔法力を上げたりするもので、本作の攻略の鍵となる(一定以上の移動速度がないと飛び越せない谷がある、等)。画面上のシフトゲージでそのレベルが確認できる。

連打でゲージを溜めた後は、Bボタンを押しっぱなしにすることでそのレベルを維持することが出来る。連打を弱めれば徐々にゲージは下がっていき、敵の攻撃を受けるとチャージは強制解除される。

  • レベル1(1速)
    • ボタン連打をする前の状態。
  • レベル2(2速)
    • 移動速度が少し上がる。魔法装備時は、それを発生させるための準備段階になる。
  • レベル3(3速)
    • 移動速度がさらに上がり、敵に体当たりすることで小ダメージを与えることが出来るようになる。魔法を装備していると主人公の周囲に結界が発生する。
  • レベル4(4速)
    • さらに移動速度が上がり、体当たりによるダメージも上昇する。魔法が発動し、Cボタンで魔法攻撃が出来るようになる。
  • レベル5(5速)
    • 特定のアイテムを装備するとレベル5のチャージが可能となる。体当たりの威力は最も大きくなり、魔法の効果に装備したアイテムの特性が付与される。

主な登場人物[編集]

マルス
主人公。英雄ジャイルズの息子。父の死後、祖父母に育てられ「加速の術」を身につける。オデガン城に兵士として仕えることになるが…。
サテラ王女
気品と美しさを持つオデガンの王女。ダークエルフに狙われる。
パゾート
ダークエルフの首魁。魔力、戦闘力ともに群を抜き強く、四天王を従える。

ミニゲーム[編集]

あるアイテムを手に入れると「どいてなUSO」というレースゲームを模したミニゲームがプレイできる。その名のとおりSEGAのレースゲームデイトナUSAのパロディである。

評価[編集]

評価
レビュー結果
媒体 結果
Electronic Gaming Monthly 5.5/10[1]
Maximum 4/5stars[2]
Sega Saturn Magazine 88%[3]

Electronic Gaming Monthly(EGM)の4人のレビュアーは、この作品に10点満点中5.5点を与え、劣悪で時代遅れのグラフィック、オリジナリティのなさ、一本道のストーリーについて言及している[1]GameProのScary Larryは、この作品に対して「まるで10年前のRPGのようだ」と語り、退屈なストーリー、かわいらしすぎる敵キャラクター、そして不必要に難しい連打システムについて言及している[4]

Maximum、EGMとGameProのレビュアーはともに、この作品の時代遅れなグラフィックとサウンドは、メガドライブ用に作られたものを移植したことによるものではないかと推測している。しかし、奥深いアクションRPGであるとも感じたという[2]Sega Saturn MagazineのRad Automaticは、この作品を「テンポが速く、好奇心をそそる」ストーリーと、はい/いいえの選択肢でプロットを制御できる(この言及は誤りである。選択肢によってプロットが変わることはない。)ことを称賛し、この作品は「エース」であると締めくくっている[3]

付記[編集]

パッケージには取扱説明書とは別添で注意書が同封されているが、サターン本体の電源を入れた状態でゲームディスクを挿入して起動させないとオープニングムービーが正常に再生されない不具合がある。

その他[編集]

  • 本作より同社スタッフにアメリカ人プログラマーが加わり、同社のCG、3D技術等に多大な貢献をしている。
  • スーパー32Xでの発売も検討された。

シリーズ外の関連作品[編集]

ビヨンド ザ ビヨンド 〜遥かなるカナーンへ〜
当時関連会社だったキャメロットが制作。ボタン連打を用いた戦闘システムや、芋虫タイプの敵キャラクターのギミックなど似通った点がある。

脚注[編集]

  1. ^ a b “Review Crew: Shining Wisdom”. Electronic Gaming Monthly (Ziff Davis) (84): 24. (July 1996). 
  2. ^ a b “Maximum Reviews: Shining Wisdom”. Maximum: The Video Game Magazine (Emap International Limited) (5): 150. (April 1996). 
  3. ^ a b Automatic, Rad (April 1996). “Review: Shining Wisdom”. Sega Saturn Magazine (Emap International Limited) (6): 80–81. 
  4. ^ “Shining Wisdom”. GamePro (IDG) (94): 96. (July 1996).