シック (バンド)

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2012年

シックChic)は、1977年にデビューしたアメリカ合衆国R&Bファンクディスコバンドである。中心メンバーはギターのナイル・ロジャースとベースのバーナード・エドワーズ英語版。英語でのバンド名の発音はIPA: /ˈʃiːk/ であり、「シーク」に近い。 1970年代後半のディスコ・ブームを牽引したアーティストのひとつである。 代表曲は、"Le Freak"(日本語曲名:「おしゃれフリーク」)と"Good Times"(日本語曲名:「グッド・タイムス」)。共に全米No.1ヒットしている。バーナード・エドワーズは、ジェームス・ジェマーソンらと並ぶ名ベーシストとして知られている。

キャリア[編集]

ナイルとバーナードは、もともとはジャズ畑のミュージシャンだった。ニューヨークでビッグ・アップル・バンド(ウォルター・マーフイーのバンドとは異なる)を結成。その後、シックを結成し77年に「ダンス・ダンス・ダンス」でデビュー。デビュー曲が大ヒットとなった。ディスコブームの終焉と同時にバンドとしての活動は停滞していったが、ナイル・ロジャースとバーナード・エドワーズはプロデューサーとして活躍し、シスター・スレッジ[1]ダイアナ・ロスマドンナデヴィッド・ボウイなどのアーティストをプロデュースし、曲をヒットさせた。

ラップとの関係[編集]

1979年には、ラップの最も初期のレコードが発表された。それがファットバックの「キング・ティムIII」と、シュガーヒル・ギャングの「ラッパーズ・ディライト」である。シュガーヒル・ギャングの曲は、シックのグッド・タイムズをそのまま盗用し、演奏し直したものだった。シックとの間で訴訟となり、現在はナイルとバーナードの名前もクレジットされている。この曲はラップの誕生と夜明けを告げる、エポックメイキングな曲となった。

バーナードらの死去[編集]

1996年日本武道館公演の翌日に、バーナード・エドワーズが急死した。 ドラムス担当のトニー・トンプソン英語版はその後パワー・ステーションなどで活動したが、1992年の活動再開には参加せず、その後、2003年に死去。

バーナード、トニーが死去したため、現在はナイルが唯一のオリジナルメンバーである。

ディスコグラフィ[編集]

  • Chic (1977)
  • C'est Chic (1978)
  • Risque (1979)
  • Real People (1980)
  • Chic Chic (1981)
  • Take It Off (1981)
  • Tongue in Chic (1982)
  • Believer (1984)
  • Chic-Ism (1992)
  • Live at the Budokan (1999)

プロデュース作品[編集]

  • ウイ・アー・ファミリー - シスター・スレッジ(1979)
  • ラブ・サムバディ・トゥデイ - シスター・スレッジ(1980)
  • スペイサー - シーラ& B.デボーション
  • ダイアナ - ダイアナ・ロス (1980)
  • クークー - デビー・ハリー

ナイルによるプロデュース[編集]

  • レッツ・ダンス - デヴィッド・ボウイ(1983)
  • ライク・ア・ヴァージン - マドンナ(1984)
  • ゲット・ラッキー - ダフト・パンク

関連項目[編集]

脚注[編集]

出典/書籍[編集]

「ナイル・ロジャーズ&バーナード・エドワーズ Chic、友情という名のメロディー」(ソウルサーチン R&Bの心を求めて Vol.4 [電子書籍版] ) 吉岡正晴 (著)

外部リンク[編集]