システム運用

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システム運用(システムうんよう)はサービスの継続的な提供を目的にシステムを維持管理することである。

概要[編集]

情報化社会においては社会におけるさまざまなサービスが電子化され、コンピュータ上で動作するプログラムによって提供される。この場合、サービスを提供しているコンピュータそのもの、コンピュータを設置している場所、あるいはネットワークを利用したサービスの提供である場合、その回線を含め、いずれかの場所においてサービスの提供が不可能となる事象(障害)が発生すると、甚大な被害が出る。

そのような事象の発生を防止することやサービスを提供する為に必要となる日々の作業、または発生した事象に迅速に対応する事をシステム運用と呼称する。前者のシステム運用を保守運用、後者のシステム運用を障害対応と呼ぶ。

保守運用[編集]

保守運用ではサービスが提供不可となる事象を避けるためのリスク回避を前提として、業務がなされる。例えばコンピュータに故障が発生していないか、不正使用された形跡がないか、障害の兆候があらわれていないか、などといった事を定期的に確認・監査する稼動評価、メーカーが提供する障害対策パッチ情報などを確認してシステムへ適用する定例保守作業、日々蓄積される業務データなどを有事の際に復旧させる事ができるようバックアップの取得、保管を行うバックアップ作業などが保守運用にあたる。

カスタマーサービスではシステムの利用者(クライアント、カスタマー)からの質問・不満等に対する対応をおこなう。

障害対応[編集]

障害が発生した際にいち早くそれを検知する為の仕組みを組み込んで日々確認作業を行う監視運用、障害箇所を調査・特定しサービス復旧に向けて作業を行う障害対策などが障害対応にあたる。

  • 監視: 正常性・異常性を計測
  • 通知: 状態を対象者へ伝達
  • 復旧: 異常状態から正常状態への遷移
    • 自動修復: auto healingとも。事前に組み込まれたプログラムによる自動的な復旧(c.f. k8s auto healing)
  • 縮退運転/fallback: 正常状態へ復旧できない場合に移行される、意図的に機能を限定された半正常状態での運用

その他[編集]

サービス提供会社によってはこれらの作業をシステム運用を専門に行う会社へ業務委託(アウトソーシング)する場合もある。

関連項目[編集]